アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

昨日の練習

2011年02月10日 | Weblog
昨日の練習は久々のチャイコ4番。
久しぶりのせいか、なんだか皆で焦っていたような…
S屋敷先生はかなり安全なテンポを選んで振って下さっていたんだけども、1楽章の難しさは遅く振って頂いてもなお我々に襲いかかるのであった、、、なんつって;冷静に振りを見てないのですな;
ともかくカウントの感覚にずれがあってなかなか噛み合っていかない。
それに弦楽器は私だけではなく、まだまだ弾けてないので弾くことにいっぱいになってしまうからなあ。
インテンポで弾こうと闇雲に練習してもしょうがないので、まずはゆっくりしたテンポで確実に弾けるようにならないとお話にならないぞ>自分

それにしても指揮者の方って我慢強いなあ、、、と心中思いながら弾いていた;
崩壊しそうになる合奏をなんとかまとめていこうとするその粘り強さ。
そういえばS屋敷先生は北国出身だっただろうか(北国の方は粘り強いwってそういうことじゃないか)。
1回目の1楽章終わった時に心中をよぎった言葉が「このプログラムはなかったことに…;」
もしかして先回の富士見がトラウマに!?

いやいやまあそれは半分冗談としても(半分本気か)なかなか大変だぞ、ということで身にしみた練習でした。


先回紹介した本を読んだら、当時の演奏会状況というのがかなり悲惨なことも多いという…。
今現代日本の私らがアマチュアながら年に4回、多い時はそれ以上の演奏会を持てている。その有難さ。自分達で持ち出しもあるにしてもですよ。
さらに毎回どこの会場でも、多少聴き苦しいアマならではの乱れがあったとしてもじっと真面目に、野次を飛ばすでなく最後まで静かに聴いてくださった上に、なんとも暖かい拍手を下さる聴衆の皆様に恵まれてるという。いかに幸せな演奏経験を重ねているかということを非常に思ったのでした。
神童モーツァルトがステージパパに連れられてあちこちを演奏旅行…当時は道が非常に悪く馬車の乗り心地なんていいはずない。ぬかるみに轍を取られたり、道の悪さに体を揺られお尻も痛かっただろうな。夜間走らねばならない時など当時の闇は恐ろしい深さだっただろうし、ホントにどれだけしんどかっただろうなー。
行った先でも貴族の館などで召使並の待遇を受けて怒って館を飛び出した話などもあった。私らから見れば音楽史に残るスターがそんなひどい扱いを!!とちょっと驚いてしまうが、そういうことだってあっただろう。

まあいろいろ感じ入ることが多く。
今年はしかし私も少し性根を入れ替えた部分があるのです、実は!
あんまり変化がなくて他の人からはまったく分からないかもしれないけど!
…いろいろ出来ないことも多く、いやむしろ出来ることの方が少ない演奏者ではあるのですが、一方でさすがに年数や経験から少しは出来ることも増えつつあるわけです。
その少ないながらも出来ることは、ともかく練習の内から一個ずつきちんとやろうや、ということを今年は心がけておるのです。
弓の使い方、カウント、音程、どんなこともちょっと気をつければきちんと出来るのであれば気をつけようということ。特にカウントはうっかりとりそこなうというのがないようにしよう、とか;弓の使い方も、どういう音を出したいのかまずはきっちりイメージして使うということ。まずはイメージをきちんと持つというのも大事。

プロの人とアマの差は、テクニックの大きな差はもちろんのこと表現力や音楽の理解力ということなど挙げればきりがないけど、でもこの「出来ることを決して怠らない」「細かいところまで気を抜かない」この差も大きいのじゃないかな、という気が最近してきました。
プロの料理人の料理作る姿、その作業の一つ一つ手さばき一つ一つが非常に無駄がなくて美しいですけども、音楽もそれに似て、上手い人は無駄のない隙のない、無駄な力が入ることのない美しい動きで細かいところまで気を抜かないのですよねえ…。


たとえば、昨日の練習でも2楽章などは比較的ゆったりなので弾くのに必死になるということはない。それならば、出来るだけ音のイメージをよく考えて、ここは泣きの旋律なのだからもっとこういう音なのじゃないか、とか、ここは気を取り直してしっかり弾くとこだ!とか、練習の間から指揮者に言われて変えるのではなく自分でイメージしながらやれることはやっていこうではないか、ということ。
今までも多少はやってきたことだけども、今年はもっと意識的にもっときちんとやろう、と思っております。
音程も高音域がひどいのだけど、これももっと1の指の位置を意識してポジションを考えてやらねば、とか…ですねえ…まあ出来ないながらも意識するのとしないのでは違うだろうから。
ともかく出来ないながらも自分なりにやれることはきちっとやっていく、ということですね。
まあそれでどこまで今回のプログラムに近づいて行けるか、頑張ってみようと思います。

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