雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 2019年3月29日(金) 県議選・市議選が始まりました

2019年03月29日 22時22分28秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2019年3月29日(金) 県議選・市議選が始まりました

 静岡県議選・浜松市議選が始まりました。浜松はさらに浜松市長選と「区の7から3へ大統合」問題での住民投票があり、4回かな投票します。

 テレビニュースは改元について、うるさくやっています。今回は安倍首相みずから記者会見をするのだそうです。

 マスコミの予報では、だいぶ「安・・」というのがありますね。もしそうなたら、これぞ「便乗商法」だけど。そこまで安倍さんが、いけずうずうしいとは思わないんですが。

 ボクが首相だったら「李下に冠を正せ」と官邸内で主張しますが。

 「安・・」と「平成」のかかわりについては、4月1日の午後に決まってから書きます。

 


新・本と映像の森 249 カレル・チャペック著、栗栖継訳『山椒魚戦争』岩波文庫。1978年

2019年03月29日 15時11分11秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 249 カレル・チャペック著、栗栖継訳『山椒魚戦争』岩波文庫。1978年

 2018年第16刷、訳者初訳1970年早川書房、488ページ、定価本体1140円。

 原著1936年。著者は1938年に亡くなったチェコの文学者でSF『R・U・R』で世界最初に「ロボット」の言葉を人造人間に使った人。

 物語は「スマトラからすこし西に当たる赤道のちょうどまうえのところ」に「タナ・マサという小島」がある。

 そのタナ・マサの「魔の入江」に「海の魔物」がいると現地人は恐れて近づかない。しかし真珠に目がくらんだオランダ人船長がそこに潜入すると・・・・・・。

 そこに棲んでいたのは、2本足のおとなしい山椒魚に似た両生類で知能があり、労働もできる。

 人間たちは山椒魚を全世界に移植して労働させ始める。山椒魚たちは人類の文明を学んで、おどろくべき早さで文明への階段をかけのぼっていく・・・・・・。

 そして・・・戦争が・・・。

 チャペックさんは言う。

 「私がこの作品で描いたのは、ユートピアではなく、現代なのです。それは未来の事態についての憶測ではなく、現代の世界、いまわれわれが生きている世界を、鏡に映し出したものなのです。」(p11「作者の言葉」)

 そういう話は、手塚治虫さんが『鳥人体系』で書いているし、似たような生物では、マンガ家ゆうきまさみさんが『機動警察パトレイバー』の第何巻かで東京湾を舞台に黒いトカゲを描いている。

 まだまだ、いろいろあると思う。