雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

原発と放射能の本 東京新聞原発事故取材班『レベル7』幻冬舎、2012年3月11日第1刷

2012年05月16日 05時36分01秒 | 原発を考える1
原発と放射能の本 東京新聞原発事故取材班『レベル7』幻冬舎、2012年3月11日第1刷、365ページ、定価1600円+消費税

 最近の原発報道では、テレビはほとんどなくなりかけていて、新聞では『中日新聞』=『東京新聞』がいちばん良くて(とくに1ページの上段・半ページを使った「特報」記事)、2番目が共産党の『しんぶん赤旗』でしょうか。3はなくて、4番目に『静岡新聞』、5,6はなくて7番目に『朝日新聞』というところでしょうか。

 この本は、東京新聞取材班ですから、連載中の『中日新聞』で一部は読みましたが、こういう形で単行本になると、系統的に、他の材料と比較して読めて、いいです。

 内容的には、今年3月に出た本の中では、いちばん良いかもしれません。目次は、以下の通り。

 第一部 福島原発の1週間
 第二部 汚染水との闘い
 第三部 想定外への分岐点
 第四部 「国策」推進の陰で
 第五部 安全神話の源流
 第六部 X年の廃炉
 主な経過
 
 帯の殺し文句はこうです「すべての危機は警告され、握り潰された」。
 そうなんですよね。

 津浪も予測されていた。
 地震による原子炉の破壊も警告されていた。
 予測や警告は、届いていたのに、無視されたのです。

 

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