震災・くらし情報 植物「ひまわり」を植えると放射線源の除去になるんか
ひまわり(植物)の種をまいてひまわりの花を咲かせると、そのひまわりに放射能が吸着して、その土壌の放射能除去になるということで「ひまわりの種を送る運動」をやっている方もいるようです。
どう考えても、ほんとうにひまわりが放射能除去につながるかどうかは、実験してデータを出さないとわからないと思います。
どういうデータかというと、ひまわりの放射能値のデータと、放射能汚染された土壌の事前と事後(ひまわり栽培後)のデータです。
そういうデータがあるまでは、是非の意見は保留しておきます。
ただし、生物が放射能汚染を濃縮するのはよく知られていることで、ひまわり自体に放射能が濃縮することはありえますが、それで土壌全体の放射能が除去されるかどうかは,ボクは疑問ですね。
そのためには土壌全体を除去するためにどれくらい緊密に植えないといけないのか?
土壌の地下どれくらいまで汚染されていて、ひまわりは実際、地下どれ位まで除去できるのか?
そういうことを確認しないで、運動をするのは、どうでしょうか。
それより土壌全体を取り替えるための資金募金のほうがいいのでは?
しかも50年前に,焼津で水揚げされた太平洋の放射能汚染マグロを、浜松の魚市場で中田島海岸へ埋めた頃と違って、放射能ひまわりを捨てる場所は限られると思います。
いや、たぶん捨てられる場所はないし、多分、放射性物質の不法投棄で犯罪になると思います。だから放射能ひまわりは、栽培した人が自分で持ち続けるしかないのでは?
それにほんとうに放射能を濃縮するすばらしい性能があうるなら、浜松付近の薄い放射能値でも、栽培したひまわりは放射能汚染で高濃度になったりしませんか?
で、タイトルの「なるんか」、現在の中間結論は「たぶん、ならんでしょ」