雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 6月15日(金) 13才の男の子と話したいよ

2012年06月16日 05時58分37秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 6月15日(金) 13才の男の子と話したいよ

 わが家と遠鉄電車曳馬駅のあいだにある10階建てのマンションから、キミは飛び降りました。たぶん、自死なんでしょうか。

 キミは、曳馬中学校で午後「いのち」の特別授業を受けました。どんな授業だったの?

 そのあとキミは、先生に「数学の宿題を持ってきなさい」と言われて、学校から家に帰り、体操服のままで、家にカバンを置いて、屋上に上り…

 ☆

 学校が悪いのでもないし、家庭が悪いのでもないと思います。学校も、家庭も、社会も、何かにがんじがらめにされて、身動きが取れなくて、自由な選択もないのでしょう。

 13才のキミに「学校は行っても良いし、行かなくてもいいよ」「学校へ行かない生き方もあるんだよ」「人生は自由なんだよ」「キミの中の魂の判断で決めていいんだよ」と、誰かが教えてあげられたら…と思います。

 いろいろな自殺対策プログラムを読むと、どうも「自殺は悪です」「生きなければいけない」みたいな押しつけが感じられて、雨宮家で作ってきた「自分で決めよう」「自分たちで決めよう」「生きたいか死にたいか、自分で決めよう」というのと、かなり違います。

 ウソっぽい「マニュアル」教育は逆効果ではないでしょうか。

 でも、キミを救えなかったぼくたち浜松市民は、どうすればいいのかな?

 やはり、率直にいろいろな人と、いろいろな話をしたいと思います。

 13才で「不登校」になったけど、今はふつうに働いている次女のIさんとも、あのころのことを聞きたいです。

 原水爆禁止運動が核兵器の被害者であるヒバクシャから話を聞くことが原点であるように、原発反対運動が福島の人々の声を聞くことが原点であるように、生徒のいのちを守る運動もやはり、生徒の生の声を聞くことから始められないかな、と思います。

 

 

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1 コメント

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2000年卒業生 (くるとん)
2012-06-17 07:31:46
自分が曳中在学時にも1.2つ上の先輩が同じマンションかは定かではないですが
転落死してます。同級生による性的暴行が原因でした。
曳中は少し変わった雰囲気の学校でした。
自分は2年の途中から卒業まで授業に出ず相談室で遊び呆けるような生活でしたが。
学校と言う小さな世界に縛られてしまう環境
それが彼らの全てになってしまう。
世の中なんてそんな狭くも自分に興味もないモノ
そんな些細なことに気づける環境づくりしてほしいものです。
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