雨宮智彦古代史メモリー 29 20200516 「日本古代史3 さくら・さつき・さなえ・・・の「さ」とは 20100327
10年前に書いたころから、この「さ」の神論では、ボクはほとんど進歩していないようです。
もっと民俗学を勉強しなさいとダメですね。
「日本古代史3 さくら・さつき・さなえ・・・の「さ」とは
2010年03月27日 19時03分49秒 | 古代史を考える
今日は3月27日(土)で、桜(さくら)がもう7分咲きで、浜松は昨夜から「お花見」モードです。
今夜は土曜夜なので、浜松城公園とかは、みんな盛り上がっているんでしょうね。
なぜ日本人は「花見」をするのか?
なぜ桜が咲いたから、飲み会をするのか?
ガイジン(外国人)には不可解だそうです。
当の日本人も、その理由は知らないかもしれませんね。
「なんでって?だって親の時代から毎年そうしているんだから」
民俗学のほぼ定説では(「定説」は必ず、その「定説」に反対の学者もいますからね、)お花見は、ほんとうは、農業での今年の豊作を祈る「予祝(よしょく)」行事ということのようです。
つまり、今年の田や畑の豊作を願って、みんなでお酒を飲み、団結を誓う、村の行事です。
雨宮も、そう思います。
日本人の神さま信仰では、稲の豊作の神様は、毎年秋に、山に帰っていって、春に里に戻ってきます。
その神様を迎える行事が春のまつり「お花見」です。
秋に神様を山に送る行事が「秋祭り」です。
で、問題は、なぜ「さくら」の花なのかです。
民俗学の説では、「さくら」という言葉は「さ」+「くら」で、「さ」は神様のこと、「くら」は、その神様が降りてくる「倉」を意味します。
「さ」はいろんなバリエーションがあります。
五月 さつき 神様が降りてきて稲が育つ月
早苗 さなえ 神様が宿った稲の苗
早乙女 さおとめ 稲を田植えするときの聖なる女性たち
(ですから、早い年齢の、若い乙女とかという意味はほんらいないと思います。
何歳だろうと、早乙女です。
東京大空襲を追求している方は早乙女勝元さんです。)
五月雨 さみだれ 5月の雨のことです
どうでしょうか?
これは雨宮説です。
みなさん、無条件に、信じないでくださいね。
自分で具体的に調べて、自分の目と頭で判断して、肯定するなり,否定するなりしてください。」