雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

遠州の遺跡・寺社・地名 120の2 東区半田1丁目の「六所神社」の2

2013年11月02日 22時57分21秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社・地名 120の2 東区半田1丁目の「六所神社」の2

 半田山の六所神社の階段を上ると、なんと「朝日宮」と書かれています。神社自体が、つまり祭られている神さま自身が、朝日の方向を向いているのですから、「朝日宮」という表現は当然ですが。

 私たちが神社へ行って神さまを拝んでいる方向は、当然、神社の中の「本殿」で私たちの方を向いているはずの神さまとは、逆方向です。

 神社の本殿の中の神様は、当然、こちらを向いて座っている「はず」という想定だと思います。

 (なお念のために書きますが、ボクは「自然信仰」「宇宙信仰」、自然・宇宙・生命・人類への、シュバイツアーさん的な、あるいはレイチェル・カーソンさん的な「畏敬の念」は持っていますが、「宗教者」ではないので、本当に、神社の本殿の中にリアル神さまが座っているとは思っていませんので、念のため。神様リアル実在説の信心深い宗教者の皆様には、罰当たりな無宗教者で申し訳ありません。神さまは、もちろん「実在」しましたし、「実在」していますが、それは人々の「心の中に実在した」と思います。ただし「記紀神話」の神々のそれぞれは、もっと歴史的な分析が必要です。)

 もっと直接的には、日本人は(日本人以外の外人はどうなのかな?)毎年、元旦だけ「日の出」を見に行くときのように、太陽の出る方向を向いて、太陽を拝みます。

 でも、いつのころからか、直接、自然現象の「お日様」を拝むのではなく、そこにワンクッション・媒介項を入れて、「神さま」を拝むようになりました。

 そういう話も書いていこうと思います。まだまだ、いっぱい「解明」したい神さま、神社、神話などいっぱいあります。

 まだ広い浜松市内も行った事のない神社・古墳・遺跡がいっぱいありますが、浜松市内の遺跡・神社・古墳を解明するためにも、視野を浜松市内に限らず広くして、静岡県内や愛知県へも遠出をしていきたいと思います。

 


遠州の遺跡・寺社・地名 120 東区半田1丁目の「六所神社」

2013年11月02日 22時52分27秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社・地名 120 東区半田1丁目の「六所神社」
 
 飛竜バイパスを「有玉北町」信号(東に「ガスト」がある)で西へ曲がって西進、「半田町」信号(南西にセブン・イレブン)を越して、左に浜松医大の丘にかかるあたりで染地川を「宮前橋」で渡ったら、すぐ川沿いの道に左折。すぐ右に見える階段が「六所神社」です。

 神社は階段を上った上で、周りは濃い緑の森です。神社は測定すると、明らかに真東、つまり春分の日と秋分の日、太陽の日の出の方向を向いています。

 説明板はないので、家に帰ってから手元の『浜松神社名鑑』(1982年)を見ました。

 「創立年暦並に沿革は不詳なるも、鬱蒼とした樹木に被われた半田町朝日山の中腹、表参道五十段の石段を登った所に東面して鎮座し、氏子を眼下一望のもとに見霽かす位置に在り。往昔この地を覇田の郷と称し、式内朝日波多可神社は当社であると伝へられている」とあります。

 前項目「内野神明宮」との関係は、別項目で書きます。