雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

遠州の遺跡・寺社・地名 125 浜松・ツツミドオリ銅鐸出土地「碑」(南区安松町)

2013年11月22日 22時23分32秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社・地名 125 浜松・ツツミドオリ銅鐸出土地「碑」(南区安松町)

 浜松の沖積平野部での「銅鐸出土地」です。「ツツミドオリ銅鐸は、建っている石碑によると、慶応4年(1868年)7月に天竜川が決潰し、その水が芳川に流入、洪水になりました。

 この時、「地表より3メートル余の地底に丸石のごときものありて小口を現せり」、安松町の住民、横井菊次郎と柿澤兵衛が発掘し銅鐸「2個重なりて出ず」と書かれてます。

 「2個重なりて出ず」という表現は「入れ子」になっていたという意味でしょうか。

 1個は現在、東京国立博物館にありますが、もう1個は現在、行方知れずです。残っている「1号鐸」は高さ64.5cm、三遠式、突線紐3式です。

 行方不明の銅鐸は大きく、90cmくらいと書いてあります。(藤森栄一『銅鐸』学生社、1964年、p262の表)

 浜松市博物館『浜松市の銅鐸』2007年、に写真と解説があります(p29、33~34)ので参照してください。

 浜松市の沖積平野部では、このツツミドオリ銅鐸以外に、和田町木船で同じ三遠式・突線紐3式の銅鐸が同じように2個出土しています。

 1つの村に銅鐸は1時期に1個ではなく、2個がペアで存在していたのでしょうか?いったい祭りで銅鐸をどう使ったのでしょうか?

  (続く)」


雨宮家の物 15 則子さんが買って来た階段を照らす灯り

2013年11月22日 08時30分54秒 | 雨宮家の物

雨宮家の物 15 則子さんが買って来た階段を照らす灯り

 暗い階段で何か物につまづいてころんだようで、則子さんは、階段の2カ所に、人間を感知して明るくなる灯りを設置しました。

 2013年11月20日(水)設置。

 温度感知?動きで感知?よくわかりません。

 


雨宮日記 11月21日(木) 冷えこんで馬込川にカモ類が増えてきた

2013年11月22日 08時11分55秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 11月21日(木) 冷えこんで馬込川にカモ類が増えてきた

 三浦橋付近のカモ類が急に増えました。則子さんが「小さな、ずっと水に潜ってる鳥がいた」と言うので「かいつぶり、またはにおどり」と言ったら、「あ、それ、俳句にするから」と言ってました。

 午前中、図書館に行き、『スターリン 上』、『はにわ人は語る』、『蘇我氏の実像と葛城氏』、『古代の地方官ガ』、安良城盛昭さんの『日本封建社会成立史論 下』『天皇制と地主制 上』を借りる。

 馬込川にカメラを持って行ったらカモ類が100匹以上はいました。

 午後は学習。

 M家のYさんが来て、自分で育てた野菜をいただきました。いつも、ありがとうございます。

  


古代史を考える 住吉神社の神さまは誰?住吉神社はどこ?

2013年11月22日 07時20分58秒 | 古代史を考える

古代史を考える 住吉神社の神さまは誰?住吉神社はどこ?

 「遠州の遺跡・寺社・地名 124 南区金折町の住吉神社 2013年11月19日 21時54分56秒 | 遠州古代史 」の続きです。

 まず住吉神社の神さまは、『古事記』でイザナギが妻のイザナギと別れて「ツクシのヒムカの橘のオドのアハキ原」でみそぎをして生んだ中に、「其の底筒男命、中筒男命、上筒男命三柱の神は、墨江(すみのえ)の三前(みまえ)の大神なり」とあります。

 そして同じ『古事記』の「仲哀天皇記」でおきながたらし姫命が朝鮮半島へ渡り「墨江大神の荒御魂を以ち、国守る神と為て祭り鎮め還り渡りたまふ」とあります。

 『日本書紀』にも同じ神話があり、こちらは「住吉大神」です。

 この「底筒男命、中筒男命、上筒男命三柱の神」は、航海の神ですから、当然、航海の目印になるような神です。しかも、太陽神のような単神ではなく、「3柱」です。

 そのような現象や天体があるのでしょうか?それがあるのです。天体ファンなら、いや日本人ならだいたい知っている「オリオン座」の真ん中が3つ並んだ「3つ星」なのです。

 しかもオリオン座の「3つ星」は、天体座標で天の赤道付近にありますから、ほぼ真東から出て真西に沈みます。夜の航海の目当てとして、これほど確かな東西を指し示す天体は他にありません。

 大阪の住吉神社へは行ったことがないので、大和(だいわ)岩雄さんの『神々の考古学』によると「わが国でも、三つ星に重ねた神殿があるからである。その神殿は、大阪の住吉大社の筒男三神をまつる、縦に並んだ3つの神殿である」(p72)、「縦に神殿が並ぶのは日本中の神社で住吉大社のみである。」(p74)。

 「底筒男命、中筒男命、上筒男命三柱の神」はオリオン座の3つ星で間違いないと思います。

 そこで「『古事記』の「墨江大神」はどこにいたか、ですが、『古事記』のみそぎの記事が「ツクシの」と特定している以上、この「住吉大神」は九州で生まれた九州の神であるとするしかありません。その後、九州勢力が東へ勢力を伸ばすのに従って、住吉神社も大阪の難波に新拠点を置いたとするのが妥当な説だと思います。

 その九州の住吉神社は、安本美典さんの『日本神話120の謎』(勉誠出版、2005年)によると宮崎県と福岡県の2つあります。どちらが元なのかは、今のところわかりません。