雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

遠州の遺跡・寺社・地名 86 東区市野町2321番地の熊野神社

2012年07月19日 05時57分44秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社・地名 86 東区市野町2321番地の熊野神社

 この熊野神社は、与信小と東名高速の中間、東西に走る姫街道の東の端、笠井街道にぶつかる手前にあって、姫街道の北側に面しています。つまり、神社は南向きです。

 2012年7月18日(水)の暑い日に則子さんと行きました。かなり広い境内で、子どもたちが何人も遊具で遊んでいます。神社と言うより公園的な部分がありますね。北東には「南公会堂」というのもあって、ちょうど中年男性が玄関から出てきて鍵を掛けて車ででかけるところでした。

 祭神は、伊ざなみ命(いざなみのみこと)さん、事解男命(ことさかおのみこと)さん、速玉男命(はやたまおのみこと)さんの3柱です。つまり、以前に紹介した西区高塚町の熊野神社は祭神は、伊佐奈岐命(いざなぎのみこと)さんなので、ちょっと違います。

 遠州の遺跡・寺社・地名 74 南区高塚の熊野神社(大きな椎の木があります)2012年05月18日 20時33分19秒 | 遠州古代史

 熊野神社は、浜松市内に他にもあるので、訪ねていきたいと思います。

 今日は、浜松市東区役所が編集発行した『浜松市東区 歴史と文化が香るまち』(カラー版、裏は「東区 史跡 ガイドマップ」)を見て訪ねました。5月に東区役所を平和行進実行委員会で訪ねて区長さんと懇談した時にいただいたものです。こういうのが、各区にあるといいですね。

 姫街道は、ここから東にもつながっているのか、よくわかりません。

 もしかしたら、この熊野神社が「姫街道」の出発点でしょうか?古代の道は「神社」=「聖地」と「神社」=「聖地」を結ぶ、というのは何の事実的根拠もない単なるファンタジーですが、可能性はあるでしょうか?

 いや、そうではなく、元々、道とは集落と集落を結ぶものだとすれば、この市野町のあたりにあった古代集落から出発しないと?どこでしょうか?神社があれば、近くに集落があるに決まってますよね。え?決まってる?

 神社と集落の関係について、研究した研究者はいるでしょうか?

 ぼくは、① 古代集落遺跡、② 古代首長墓地=古墳、③ 古代宗教跡地=神社、の3つの同等性と、3つが近くに分布する可能性を追求したいと思います。

 師匠は、谷川健一さん(テキストは『青銅の神の足跡』)です。遠州の遺跡・寺社3 山神社と蜆塚遺跡 2009年11月21日 16時42分10秒 | 遠州古代史 で紹介済みですが、本としてはきちんと「古代史の本」で紹介してませんね。別途、書きます。