高倉健が死にました。各TV局が追悼番組を企画しているようです。テレビ東京系列では「網走番外地」シリーズの幾つかの作品を放映します。当ブログは北海道の場末の映画館で3本立で70円(だったと思います)をワクワクしながら観たものです。今回は映画の主題歌「網走番外地」について書いてみます。幾つかの歌詞があり、また沢山の替え歌が巷では愛唱されているようです。
「網走番外地」
1 春に春に追われし花も散る 酒(きす)ひけ酒ひけ酒暮(きすぐ)れて どうせ俺らの行く先はその名も網走番外地
2 キラリキラリ光った流れ星 燃えるこの身は北の果て 姓は誰々 名は誰々 その名も網走番外地
3 遙か遙か彼方にゃオホーツク 紅い真っ紅なハマナスが海を見てます泣いてます その名も網走番外地
4 追われ追われこの身を故里で かばってくれた可愛いい娘(こ)かけてやりたや優言葉(やさ) 今の俺らじゃままならぬ
「網走番外地」
1 馬鹿を馬鹿を承知のこの稼業 赤い夕陽に背を向けて 無理に笑った渡り鳥 その名も網走番外地
2 キラリキラリ流れた一つ星 どうせどこかで消える奴 グレたおいらの身の果てを 泣いてくれるはあの娘(こ)だけ
3 流れ流れこの身をふるさとの うるむ灯におふくろが 消えて浮かんでまた消えた その名も網走番外地
4 呼んで呼んでみたとて最果ての 遠い海鳴り風の音 せめて真っ赤に燃えて咲く 花になりたやハマナスの

「練鑑ブルース」などと同様、アウトローの人達が好んで歌うこともあり、歌詞の中にはその筋の人が作ったと思われるものもあります。
人里人里離れた檻の中 この世に地獄があろうとは シャバのメスコには分かるまい その名も網走番外地
娑婆を娑婆を追われて網走へ はるばるやって来たけれど 新米新米馬鹿にされ 俺ラの出しゃばる隙が無い
ひとりひとりぽっちのはぐれどり 泣いて笑って又泣いた男命の行く先は その名も網走番外地

また、非常によく似た歌詞が歌い分けられていることもあります。
馬鹿を馬鹿を承知のこの稼業 赤い夕陽に背を向けて 無理に笑った渡り鳥 その名も網走番外地
馬鹿を馬鹿をを承知の殴り込み 斬った張ったのこの稼業 男命の行く先は その名も網走番外地
ひとりひとりぽっちのはぐれどり 泣いて笑って又泣いた 男命の行く先は その名も網走番外地
ひとりひとりぽっちのはぐれどり 祭囃子に背を向けて 男命の行く先は その名も網走番外地
網走番外地の替え歌は、集めだすとそれこそ切りが無いほどあるようです。
次回は、網走番外地の原曲や映画・網走番外地のことを書いてみます。(つづく)
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