四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ちしろ先生に惚れて20年

2014-05-09 14:55:03 | 俳句

 横浜市金沢区は海あり山ありで鎌倉に近く、兼好法師ゆかりの称名寺・金沢文庫や江戸時代の観光地・金沢八景で有名でした。今は横浜市立大とラグビーと神学部もあるミッションの関東学院大、人工島シーパラダイスで名をはせています。横浜市の外れで隣は横須賀、逗子葉山、首都圏へ勤務する方たちのベッドタウンです。

 楷(かい)の木俳句の会は、仙人みたいで熱烈な女性フアンの多い鶴巻ちしろ氏の主宰で満20年を迎えました。ひょうひょうとして句会がわずか4人に縮小した頃も一度の休みもなく指導されたそうで敬服しました。真似をしない独自な感覚を引き出し個性を奔放に詠うことを勧められ、しかも俳句に対して謙虚な主宰です。得難き町のセンセイです。

朝から情緒ある数寄屋で240回目の句会をしてから宴席です。足の悪い句友は娘夫婦の車での送迎で参加されました。親子で有難いことです。

 

★燦燦とアルツハイマーあおみどろ   ちしろ

★母の手の赤い風船だれも居ない   量子

★返事する友は若布の暖簾から     千施子

★たんぽぽのぽぽーのひびき古時計  とし子

★道づれを厭ふてをりぬ芍薬苑    駿

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