四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

子規庵から子規のお墓へ(その1)

2012-10-15 17:20:43 | 生かされて今日

 秋ぐもりの一日、(財)子規庵保存会ボランティアガイドの皆様の導きを得て「正岡子規葬送の道」をめぐりました。ときおり秋時雨が来ましたが幸いに濡れることはなく楽しい一日をエンジョイいたしました。

手弁当でのガイド、詳しい地図や資料の数々の提供には感謝するばかりでした。ウオーキング参加者には四国松山から来た青年、小学校の若い先生やベテランの幼稚園の先生など24名。子規庵の小庭には秋の花が露に濡れて、軒には黄色い花に大きな緑色のヘチマがぶら下がっています。

絶筆3句の碑 「をとゝひのへちまの水も取らざりき   糸瓜咲いて痰のつまりし佛かな   痰一斗糸瓜の水も間にあはず」

わずかに34歳11ヶ月の生涯でした。江戸時代の月並「連句・俳諧・発句」から蕪村の写生句をモデルとして、俳句という名前に変えました。ベースボール好きで、日本語「野球」の命名者でもあります。

横浜から句友とJR鶯谷で下車、子規庵に朝9時半集合です。何故かわかりませんが子規庵の周辺はホテルが密集して気はずかしい感じです。ガイドの奥村さんが子規葬送の文献2点を読んで頂き、ルートの解説がありました。

さらに江戸名所絵図、明治時代の地図と現在の地図とに朱のマーカーで歩く道を手書きしてあるのです。大変な事前の作業に頭が下がりました。途中で寄った旧古河庭園では、別のボランテァ2人が案内してくれました。自分だけの楽しみやお金を稼ぐことよりも他に尽くす奉仕者に敬意を払いたいと存じます。


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