四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

初句会

2014-01-13 18:01:21 | 俳句

 新年が明けて最初の俳句会は初句会、皇居での短歌の会は歌会始(うたかいはじめ)と申します。和歌は貴族クラスの上品でみやびな短詩で、なにせ「古事記」にあるようにスサノウノミコトから始まり、天皇の命による歌集・勅撰集(古今和歌集など)が編まれるほど正当な伝統を誇っています。天皇皇后両陛下もなされます。

一方、俳諧は酒席でのおふざけ、下品な連句が母体で、明治以降は連句から俳句として独り立ちしました。下々の庶民歌なのです。初句会で選の多かった作品をどうぞ。


◯ぽかんといのち元朝の火にうずくまる  ちしろ

◯どの窓へ行く新年のしゃぼんだま   量子

◯ひとり出で天籟を聞くお正月     としみ

◯笑っていたような気のする初寝覚   律子

◯嵌まりたき年酒あやなす薦かぶり   駿(一点も頂けなかった、クスン。大伴旅人をイメージ。)


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