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新年が明けて最初の俳句会は初句会、皇居での短歌の会は歌会始(うたかいはじめ)と申します。和歌は貴族クラスの上品でみやびな短詩で、なにせ「古事記」にあるようにスサノウノミコトから始まり、天皇の命による歌集・勅撰集(古今和歌集など)が編まれるほど正当な伝統を誇っています。天皇皇后両陛下もなされます。
一方、俳諧は酒席でのおふざけ、下品な連句が母体で、明治以降は連句から俳句として独り立ちしました。下々の庶民歌なのです。初句会で選の多かった作品をどうぞ。
◯ぽかんといのち元朝の火にうずくまる ちしろ
◯どの窓へ行く新年のしゃぼんだま 量子
◯ひとり出で天籟を聞くお正月 としみ
◯笑っていたような気のする初寝覚 律子
◯嵌まりたき年酒あやなす薦かぶり 駿(一点も頂けなかった、クスン。大伴旅人をイメージ。)
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