四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

自分が変われば世界が変わる

2016-12-02 05:53:28 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『佼成会では「まず人さま」と言います。なんでもない簡単なことのようですが、自己中心の今日の社会では、なかなか実行できないことです。

「おれが」「おれが」と、みんなが主張し合うこのせちがらい世の中で、「まず人さま」などと譲っていたら自分ばかりが損をしてしまうとか、自分のことで精いっぱいなのに人さまどころではない、と考えるのがふつうで、「他人よりもまず自分」と考える人のほうが多いのです。

ところが、その考え方がじつは自分を不幸にするのです。

「自分が、自分が」という心は、自分の心をだんだん細らせていって、いつも不満が絶えません。自分のことはさておいて「まず人さま」と考えられるようになると、心が豊かになって、おのずと心が満ち足りてくるのです。そういう心になると、不思議に人さまが自分の応援をしてくれるようになります。

「豊かな心、明るい社会」という教団スローガンも、心の豊かさを社会全体に広めたいという願いにほかなりません。「人さまのため」という心こそ菩提心であり、それが菩薩行(ぼさつぎょう)の基本姿勢なのです。』

 

庭野日敬著『開祖随感』より

 

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