四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

日本の偉大な美術

2008-08-19 06:20:24 | 生かされて今日
 「対決 巨匠たちの日本美術」と役人離れしたタイトルの展示会が上野国立博物館で開催、最終日でした。誇大広告にあらずして迫力に跳んだもので、各種美術の最高峰を対比させてくれました。「運慶対快慶」、「狩野永徳ー長谷川等伯」、「円空ー木喰」、「歌麿ー写楽」などの好取り組みの連続です。
これだけの名品をよくぞ集めてくれたとお国の力に感心しました。博物館も独立財政になり親方ヒノマルから種々工夫をこらす様になりました。
 木喰上人の自身像は両のほっぺのもりあがりが光り、尊い人格を発散させていました。
俵屋宗達を模倣した尾形光琳の「風神雷神図」は初めて観ました。雪舟、与謝蕪村の絵も素晴らしい。伊藤若冲のにわとりは飛びかかつてくるようです。
 文明開化で西洋かぶれし、多数の名品が海外へ流失したのは情けない。この頃の文書がナンデモカンデモ横書きでこまったものだ。日本の伝統は「縦書き、縦じま」で、このブログも早く縦書きにしたいと思います。
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