四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

国宝の五重塔

2006-10-25 05:32:51 | 生かされて今日
 秋の深まる山形県羽黒山は修験の霊山で、雨にぬれるうっそうとした杉の巨木の中に五重塔が違和感なく見えてきました。深山の異界が出現した感じがしました。室町時代の再建と言う国宝です。
こんな雪がちの山奥に建てた力は、まさに古人達の信仰の深さ、尊さを感じさせます。日本人に生まれたことを誇りに思いました。合掌して地球の平和を祈りました。般若心経を唱えつつ塔をめぐる女性の一団もおられました。
芭蕉翁と曽良も参拝されたことでしょう。約2500段を登ると羽黒山山頂です。そば屋の看板おばあちゃんが言うには片道約一時間かかるそうです。下山のお客さんに聞くと上り20分、くだり15分だったって。健脚だぁ。
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