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ビーズ千砂の里帰りワイン会 @モナリザ恵比寿

2011年12月01日 | vinvinvinovino
アカデミー・デュヴァンの副校長であられる奥山久美子先生主催の、ブルゴーニュ、サヴィニー・レ・ボーヌのシモンビーズに嫁いだ千砂ちゃんを囲んでのワイン会が、昨晩恵比寿のモナリザで開催されました


モナリザは、ずっとずっと来たかったのだけれど、ご縁がなかったので、今回はとても楽しみに参りました


千砂ちゃんと今回一緒に参加したMちゃんと私は、94年から95年にかけて、奥山先生のクラスでワインを勉強しました
その後、千砂ちゃんが97年にブルゴーニュに渡るまで、奥山先生の『アヴェック・プレジール』の授業でも、ずっと一緒で…。

ついこの前のように思い出されますが、あれから16年も経ったんだ!と月日の流れの速さをしみじみ感じます


さて、会ですが…。

まずは千砂ちゃんから、2011年の状況のお話。

今年は『生産者泣かせ』の年だったという事。

という事は『生産者ヴィンテージ』なのですね。

春がとても暖かく、なんと5月半ばにすでに芽吹き、そのまま暖かさが続くかと思いきや、6,7月は冷夏。且つ、雨が多かったそうです。

葡萄が実を付けてから雨が降ってしまうと、色々な病気が発生してしまいますから、特にビオディナミの生産者は苦労したようです。

ボジョレーヌーボーを色々試飲させて頂いた時、かなり生産者によってイメージが違うな~と思ったのは、これなんだ…と思いました。いつもよりパワー不足なんじゃないか?な生産者もあり、又、いつも通りのパフォーマンスを見せてくれる生産者もあったり。。。

ちなみに、ビーズは『ビーズディナミ』臨機応変な栽培をしてますから、その点は大丈夫

収穫は8月30日から。昨年に比べると一か月早いですね!

通常は白から収穫が始まりますが、今年は赤からスタートしたそうです。
なぜなら、ピノノワールはとても繊細な葡萄。痛みに弱いので、先に収穫したという事。
ちなみに2007年も赤を先に収穫したらしい。。。

ただ、ここがビーズにはバッカスが付いてるのね~!と思う所なのですが、1週間前から晴天となり、腐敗した物がパラパラと落ちたとか…。
収穫期間は、又暑い日が戻ってきていて、半そででみなさん収穫していた…とブルゴーニュに行った友人から聞いていました。
昨年はとっても寒くて、収穫者の皆さんには辛い収穫だったから、良かった良かった

という事で、今年のオスピス・ド・ボーヌでは、昨年が収量がとても少なかったという事もあり、赤は下落、白は昨年並みだったとの事でした。


さてさて、ワイン達。



今回は、千砂ちゃんセレクトのビーズとご縁の深いお仲間たちのワインでした。

まずは…
2008 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Combettes
Domaine Etienne Sauzet

千砂ちゃんは、偉大なる年よりも2008年のような年がブルゴーニュらしくて好きとの事。

ソゼさんのワインは、私も大ファンなのだけれど、果実味の美しさが素晴らしい!樽のかけ方も好きなんです(惚れ惚れ)レ・コンベットはピュリニーでもムルソー寄りとの事なので、力強さもあり、又、フレッシュ感、酸味とのバランスがとても良く、華やかで素晴らしいワインでした


2002 Chablis 1er Cru Montee de Tonnerrre
Domaine Francois Raveneau

普通ならば、シャブリが先にくるのですが、ヴィンテージの関係、そしてやはりラヴノーさんのシャブリですからね。ボディの力強さは圧巻ですから、こちらが後にくるのは頷けます。

ジャン・マリーさんはシャブリの帝王!彼の造るシャブリは、シャブリという土地の素晴らしさ、奥深さを改めて実感させてくれますね

ミネラルの凝縮感が素晴らしく、旨みがあとから湧き出てくる素晴らしいワインでした





2006 Nuits-St-Georges 1er Cru  Clos de la Marechales
Domaine-Jack-Frederic Mugnier

ミュニエさんは、シャンボール・ミュジニーの方ですが、「ルミエかミュニエか?」と人気を二分する素晴らしい造り手さんです。

私は、ミュニエさんの人見知りなのかな?と思いきや、優しく包み込んでくれるような味わい。そしてその香りや味わいが、じわじわ、ぐいぐいと増してくる繊細でありながら奥行のある造りが大好きです

造り手のみなさんにお逢いする度に思いますが、ワインの印象と造り手さんは、絶対に似ているんですよね


2003 Clos de Vougeot Grand Cru
Domaine Jean Grivot

こちらはヴォーヌ・ロマネの造り手さんですが、千砂ちゃんのご主人のパトリックの妹さんの嫁ぎ先。初めて私はビーズに遊びに行った98年。
グリボーさんの自転車をお借りして、畑を走って回った事が懐かしく思いされます
若かったのう~。

2003年は太陽のヴィンテージ。ボーヌでも、クーラーが売れまくった年だったとか…。
太陽を浴びて、すくすく育った葡萄たち。
でも、長熟では無いだろう…とい言われていますが、このワインは違います。
まだまだ濃い濃い紫の入ったルビー色。
「ローヌみたいだ」と言われていた2003年のワインという事ですが、ここにきて、酸が出てきたとおっしゃる通り、深く濃い果実味の中にキレイに酸が出て来ています。
このワインの飲み頃はいつになるのでしょう?
時間が経てば経つほど、ピノノワールの繊細且つ複雑な香りも出てきたので、これからが楽しみです!

って、もう飲めないかもしれないけど





2008 Chapelle Chambertin Grand Cru
Domaine Trapet

ビオディナミに転向してらっしゃるトラペさんですが、ビオディナミを行う造り手さんにもがっちりタイプと自然体タイプがあるとの事。トラペさんは後者だそうです。

いや~。03のクロ・ド・ヴージョの後だったせいか、ブルゴーニュらしさが際立って感じられました
千砂ちゃん曰く『上昇感のあるワイン』
いや~、さすがは千砂ちゃんですね!まさにその通り!

透明感のある外観。そして、香りも味わいも聖いイメージ。鰹節とは違うのですが、名人が採る出汁を味わったようなそんな旨みがたまりませんでした。
酸味もの伸びやかで、ほっぺが喜ぶ喜ぶ

トラペさんにはお逢いした事が無いのですが、勝手に今からお逢いした時のイメージを想像してほくそ笑むわたしです


1999 Latricieres-Chambertin Grand Cru
Domaine Simon Bize

ビーズが造る唯一のコート・ド・ニュイのワインです。
1995年から造っているビーズの歴史的には比較的新しい畑ですが、シャンベルタンらしいパワー溢れるワインでした。

1999年は素晴らしい年の一つなのですが、千砂ちゃん曰く「良い年とは『濃い』のではない。『大地が持つエネルギー力が感じられる』」のだそうです。
これまた…。さすがです

12年目ですが、程よい熟成感が感じられるものの、まだまだ大地のエネルギーがグラスに詰まっている!複雑な味わいにクラクラしてしまいました。

そして何よりも「う~~ん、パトリックらしいワインだ」と

いつもパトリックのワインを飲むたび「何がパトリックらしいんだろうか?」と思うのですが、やはり『自然体なワイン』っていうのでしょうか?ふと気が付いたら、いつも傍で優しく包み込んでくれるようなホッとするワインなのかな?

って、まったくソムリエ的コメントじゃないですね



さてさて。お料理です。

 

ブータンノワール。日本人の味覚に合う、かなり優しいブータンノワールでした。



 

アミューズぶーしゅ・は、秋刀魚を秋茄子で巻いたもの。ウイキョウのソースで頂きました。





松茸と天使のエビのラビオリ シャンピニョンソース
上の緑っぽいものは、エストラゴンの泡です。

今年、初松茸!感動~





卵の殻に閉じ込めたトリュフのフランのパイ包み焼き
カワイイですよね
残念だったのは、トリュフがあまり香らなかった事。上のエストラゴンにしても、ういきょうにしてもあまり香りが感じられず…私、調子悪いのかしら?
やっぱり、ワインに気持ちが行ってしまったのでしょ




宮崎県産舌平目と蟹のファルシィ 赤ワインソース
こちらは、赤ワインソースがとても甘い感じで、バルサミコなのかなぁ?という感じを受けました。又、八角を使ってらっしゃるのかな?と思わせる、中華的味わいが印象的でした。




フォアグラを詰めた豚足のロースト ソース・ペリゴール
周りはニョッキです。
う~~ん。濃厚な味わい。こちらもソースがしっかり。クロ・ド・ヴージョに合う感じでしたが、ちょっと他のワインには濃かったかな?




こちらのパンは、ビゴに特注なさってるとか。モナリザと入ってました。





フロマージュの取り合わせ




デザートの盛り合わせ。
フルーツのスープ仕立てもあったのですが、写真撮り忘れ。全部撮ったためしがありません

忘れてしまった理由がコレ。デザートの盛り合わせの中のイチゴサンタさんが、それぞれ顔が違って、なぜかその方のイメージに似ていたので、大うけで、写メを撮りまくっているうちに忘れたのですね。子供です



う~~ん。ボケてますね。
やはり、新しい携帯は画像が悪い。前のが良かったなぁ~~。(涙)

一番人相が悪い…というか、ヤンキーが私ので(笑)「なんでヤンキーやねん」と言ってたら、お隣に座っていたNお兄様が可愛いのと取り換えてくださいました←来年は大人になろう


河野シェフのアートを感じさせてくださるお食事、幸せでした!





千砂ちゃん、奥山先生と河野シェフ。
素敵なスリーショットです


そして、今宵のワイン達勢ぞろい





幸せな夜でした。

千砂ちゃん、奥山先生、本当にありがとうございました!


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