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花組芝居『HON-YOMI芝居 婦系図』2

2013年05月19日 | Lunch
@セーヌ・フルリ


原作/泉鏡花 

脚本・演出 加納幸和


原川浩明 語り
水下きよし 路面電車の乗客/車夫/茶店の婆さん/守宮/河野英臣
北沢洋 河野富子/坂田礼之進/髪結いお増
桂憲一 河野英吉/島山家のおさんどん鞠子/三女辰子
八代進一 干し店の亭主/路面電車の車掌/食堂車のボーイ/河野道子
大井靖彦 柏家綱次/酒井家出入りの車夫/理学士島山弘太郎/看護婦/五女絹子
松原綾央 早瀬内の女中お源/宮畑閑耕/馬丁貞造/四女操子
小林大介 酒井俊蔵/待合の女中
美斉津恵友 早瀬主税
堀越涼 掏り万太/新橋駅の駅員/島山夫人菅子
谷山知宏 酒井妙子
丸川敬之 め組の惣助/紺屋の女房
二瓶拓也 女房お蔦/酒井家の書生

加納幸和 柏家小芳/河野病院長河野理順/酒井夫人謹


終わってしまった

終わってしまったので、ネタバレの感想を。


私にとって、かなり思い入れの強い作品であった為、配役もガラリと変わるであろうし、且つ芝居でなく『HON-YOMI』という形となる為、その想い出がどう変わるのかが不安でもあり、でも又あの世界に触れられるという期待感で複雑な想いでした。


まずは、花組芝居の稽古場であるセーヌ・フルリに入り「なるほど。かなり動くのね」な舞台が出来上がっていました。
だって、舞台が広い!それをコの字に囲むように客席。
広報に椅子が並んでいて、そこで役者は待機(?)
前方や舞台の周りをくるくるとその場面の役者が動きつつ、読む。
それは、時に台本は読んでいるのではなく、『小道具?』と思わせる場面も

しかし、役者たちはお蔦ちゃん、妙子ちゃんと酒井先生のみ着物姿(酒井先生は最後、スーツに着替えられます)、あとは皆さまスーツ姿。

前回の台本を50ページ削除なさったそうですが、2時間30分の大作!(途中15分の休憩あり)

初見では、やはり懐かしい台詞に以前の舞台の役者を重ね合わせてしまい、単なるセンチメンタルジャーニーで終わってしまった感がありましたが、回を重ねる度(何回観たんだ)新生『婦系図』の世界に入り込んで行きました。

又、前述のように、花組芝居お得意の『素芝居』に近いこの舞台、人間の持つ『想像力』を全開させてくれるので、観客の頭の中に、それぞれの『婦系図』が描かれたのでしょうね。

(これは、千穐楽に八代さんとお話した時に「そうか~!」と思った事です。
私は、八代さんが『道子』さんになって登場する時、『素の八代進一』として席に座っていたのが、立ち上がって一歩踏み出した時に『道子』になる姿に、感動し、「衣裳を着けた所も拝見したかったです~~~!!!」とお伝えしたら、「却って、この型だったからこそ良かった点もあると思う。原川さんの語りで、あぁ。こういう衣裳なんだろうな~ってそれぞれ、自分が想う通りの舞台が頭の中でできてるからね~」と仰ったのです。その時は「さすが、ヤッシー様、冷静でそこが又ステキ」と惚れ惚れでしたが、その後、仲間と飲み会をした時に、「確かに、一人ひとりの中で、好き勝手に自分の『婦系図』を作ってウットリしてたのかもしれないね~」と話していました。)
八代さん。道子さんの気品やゆるがない真の強さと、奥深い愛情を持った道子さんは勿論、干し店の亭主、路面電車の車掌、食堂車のボーイとそれぞれに…素晴らしかったです!



私、花組芝居の素芝居が大好きなんですが、今回のHON-YOMI芝居は限りなく素芝居に近い所もあったので、自分の中で日々欠落していく『想像力』を呼び覚ましてくれるこういったお芝居は、心も精神も脳も活性化する気が致します


そして。

前回とはまったくダブらなかったキャスト。

最初は「受け入れられないかも」と心配していましたが、実際に拝見してみるとさすがに皆さま私の愛する花組芝居の役者の皆さまですからね

やはり、この芝居の主役、主税さんですね~。
もう花組芝居を辞めてしまわれた各務立基さんの当たり役です。その後を誰が!!!
そっか~~、なるほどな美斉津さん
正義感溢れる主税さん。お声の艶やかさにウットリでした~!
もっともっとドロドロな恋愛を経験して、もっともっと怪しく輝いて頂きたいです

お蔦ちゃん、二瓶くん可愛かった~おきゃん(死語か)で切ないお蔦ちゃん好演でしたね~


お妙ちゃん。私の中ではまさかの(失礼)谷さんでした。でも、可愛かった
素直で自由に育った愛される妙子ちゃんでした!


そんなカワイイお妙ちゃんを好きになったは良いけど、それが元で一家を滅亡に追い込んでしまうイヤミ君、英吉さんを演じたのも、私の中ではまさかの桂さん花組芝居の永遠のアイドルスターであられる桂さんが、イヤミ君とは!!!
あああああ。でも良かったですよ~~~~!ダメダメ君ぶり、最高でした


その元祖イヤミ君を演じられた洋さんは、今回そのイヤミ君のお母様を演じられました。
洋さんは、本当にマルチな方で…。今回もお母様だけでなく、アバタの礼之進さんもさすがでした~。洋さんは、どんなお芝居拝見しても「やっぱり洋さんってカメレオンだ」です


アバタさんのお財布を掏ろうとしたのが、掏り万太。
その掏り万太と菅子さんを演じられたのが、りょんりょん。
りょんりょん、主税さんを誘惑する美魔女、これって前回加納さんが演じられたお役ですからね。
でも、実はまっすぐでカワイイ女性をステキい演じてらっしゃったと共に、万太は気風が良い江戸っ子のスリ、これが、私はツボでした


万太を初演で演じられていたのが、大井さん。
大井さん、大きなお役はなさらなかったけど、大井さんもカメレオンさん。
どんなお役をなさっても、それぞれがアッパレ!ああああ。加納さん!大井さん主役の舞台をいつか作って欲しいなぁ。。。


この人がいなきゃ!な脇役のお一人、それが綾央さんでもある!
綾央さん、今回もステキだったなぁ。特にお源ちゃんは、たまらなかった!私が雇いたかった。うちに住み込みで♪


お源ちゃんと軽快なトークを繰り広げため組の惣助を演じたのは、丸ちゃん
ちょいと「酔っ払い過ぎじゃないの?」と突っ込みたくなるような酔っ払いぶりでしたが、魂込めて頑張ってるね!な感じが母は愛おしかったです。(母?


今回、びっくりしたキャストの一人が小林大介君の酒井先生でした。
初日にお話させて頂いた時「ちょっと若いけれど。40代50代になったら又演じたい」と仰ってましたが、何をおっしゃいますやら!いやはや、迫力ある酒井先生でした初日こそ、ドキドキ感がある(それは私の母としての感想かもしれないけど←いったい何人の母)酒井先生でしたが、二度目に拝見した時は、何かが落ちた感あり(偉そうですみません)本当にホレボレの酒井先生でした


その酒井先生を初演で演じられたのは、そう!水下さんですあああ。あんなにタキシードが似合う方って、日本人ってなかなかいないですよねそれまで、おばあちゃん、守宮を演じていた方とは思えないようなあのお姿です!河野英臣さん、かっこよかった!それにつきます!


初演の河野英臣さん、もっと憎々しかったのが原川さんですね
今回の舞台の鍵を握っていたのが、原川さんの語りだと思うのです。いやぁ、聞き惚れる味のあるあのナレーション。ホレボレでした


最後にこの舞台を創られた加納さん
朗読だし、きっとカットカットされちゃうのかしら?まとめるのお得意だし。と思っていたものの、やはりあの鏡花の世界をカットなんてできないですよね!朗読なのに、2時間45分、そして幕間あり!朗読なのに、動く!でも。ちゃんと朗読であり。
毎度想うのです。加納さんが鏡花の世界を創られた時に「鏡花が降りてきて、客席にいるだろうな」って
本当に素晴らしい世界をありがとうございます!
そして。小芳さん、切なかった~~~。キュン


花組芝居と出会わなければ、今頃私はどうしていたのかしら?

今回もそう思った。そんな素晴らしいHON-YOMI芝居。


感謝感謝











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『リア』

2013年05月18日 | theatre
@座・高円寺2

原作 ウィリアム・シェイクスピア 
翻訳 |小田島雄志(『リア王』より) 
構成・演出 佐藤信 
構成協力 生田萬 
出演 |渡辺美佐子、植本潤、田中壮太郎 


なんと!『屋根の上のヴァイオリン弾き』をアキレス腱を切ってしまって、途中降板してしまわれた植本さん!私はギリギリセーフで拝見できたものの、舞台ではまったくそのような事を感じない舞台だった…のが3月でしょ?

手術はなさったものの、まだ完全ではないのに、なんと三人舞台


だ、だ、大丈夫なのか!!


でも!!!

ごめんなさい

私は、渡辺美佐子さんに想いが行ってしまってましたよ

だって、御年、80歳!
父と同い年!


1時間半の舞台を共演者はいるとはいえ、演じ切るのですよ。しかもリア王を!!!


感動しました。。。

『大女優』って一言で言うけど、この方こを『大女優』なのよね。と納得!


『リア』の愚かさ、愛おしさ、悲しさ、切なさ、心に響きまくりました


そして、渡辺さんの脇をガチっと固める役者さん達の素晴らしい事!!!

道化の田中さん、美尻を出しながら(恥じらい)静かで、でも熱い演技に心を持っていかれました!

潤様。
いや。七変化。リアの娘たち。それぞれ憎々しく、そして愛らしく、清く正しく美しく(!?)
そして、男のミステリアスな魅力。

歌の美しさ。


いやはや。


途中、朗々とした台詞に、二日酔いだった私(又かい!)危なくスリーピー状態でしたが何度も目覚め(こらこら)舞台を満喫させて頂きました!


たまたま、しっかりものの、友人がチケット取ってくれてたのですが、取ってなかったら見逃した舞台。


良かった!拝見できて





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花組HON-YOMI芝居 『婦系図』

2013年05月12日 | flowers
@セーヌ・フルリ

あれから、12年目ですか。

世田谷パブリックで上演された『泉鏡花の婦系図』

初花組芝居が『泉鏡花の海神別荘』
これで「はまるかも!」

『かぶき座の怪人』で
「やばいかも!」

『泉鏡花の婦系図』では
「一生付いてくわ!」な私でした。

ですから、この作品に対する思いはもう深い深い。
掘って掘ってブラジルまで行っちゃうの~~~~。


ですから、リーディングと聴きながらも、その再演を楽しみにしてました。


そして!!!会場に入って、トイレに並んでいた時に、今日は日曜日。
日曜日の妙子ちゃんが入ってらっしゃるのを見て、その時から私はセンチメンタルジャーニー

そう。
『泉鏡花の婦系図』といえば、私の中では、主税さんよりも、お蔦ちゃんよりも、菅子さんよりも誰よりも…

妙子ちゃんなのです!

その妙子ちゃんを演じられた森川理文さんが、いらっしゃったのです!

ああああああ。もうその時から私の涙腺はヤバい

だからね。

今回、数枚チケット取ってて良かったです!

皆さま、新しいキャストの皆さま、それはそれはステキでしたが、やっぱり、鏡花さまの言葉を聴きながら、どうしても初演を思い起こしながらの観劇となってしまったのです。

うん。

幸せな一日でした。

思い起こせば、ボケっとしてて、初日のチケット取りそこね。。。

でも何故か仕事はお休みで…

そしたらば、友達が一緒に来るお友達がキャンセルになったからとチケットが舞い込み…

気合い入れてたのに、家を出るのが遅れて「あらら」って思ってたからこそ、入口で理文ちゃん発見でき。

「一列目、一席だけ空いてます、如何ですか?」と言われたら、愛する大介さんが目の前に座ってらっしゃって


花組芝居に対しては、持ってるのよね、私



ああああああああ。


理文さんとも、終演後の交流会でお話できたし(号泣)))))


明日も頑張って働くぞ~~~
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2013-05-06 00:22:03

2013年05月06日 | Lunch
甥っ子とSkype中のマッピー♪
柏餅が食べたいという甥っ子のリクエストに答え(?)柏乗っけてみました(*^ー^)ノ♪
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悪い子はいねが~~~

2013年05月03日 | Weblog
3月から勤めている酒屋の慰労会@『なまはげ』銀座八丁目

物凄く、珍しい美味しいお酒を沢山頂きました!




秋田のお酒、東北の米どころは、食用のお米からも美味しいお酒ができてますが、もちろん、酒米からも美味しいお酒が沢山!
私の少ない経験からすると、お米の甘さや旨みの凝縮感のあるお酒が多いな~~と想います


最初の40分くらいで8種類くらいの銘酒をテイスティング。

あっという間によっぱらいました


途中、『なまはげタイム』には、うちの社長がいじられ、皆爆笑~~!
そして、なまはげ様よりお酒も振舞われ~!




美味しく、楽しい会であった!

〆はこちらの薔薇のようなアイス!



さ、これからも売り上げアップ頑張りましょ
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久々に女の子なお茶タイム

2013年05月03日 | happy
大好きなNちゃんと日本橋でお茶。

Nちゃんが見つけてくれたステキな和風カフェのZEN茶’fe



頼んだのは、きなこあんみつ。(名前はちょっと違うと思われる)と抹茶のセット。

いやぁ、ガッカリだったのが、抹茶が紙コップだった事。
店の中で飲むのに、いかにもな紙コップ。
紙コップの味が折角の抹茶の味を半減。。。

安物でも良いから、瀬戸物で出せば良いのに、残念過ぎました
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