西瓜糖第二回公演『鉄瓶』（ネタバレ）

＠下北沢駅前劇場


西瓜糖さんは、文学座の山像かおりさん、松本祐子さん、奥山美代子さんの主催する演劇ユニット。

作　　　秋之桜子
演出　　松本祐子

キャスト　
神楽井進　　佐々木勝彦
神楽井清　　加納幸和
神楽井勇　　寺十悟
神楽井雪絵　奥山美代子

日浦マコ　　山像かおり
荻野辰夫　　郷志郎
永妻一男　　山口森広

安島トシ　　村中玲子
ヨネ　　　　増田眞澄
村田巡査　　齋藤信吾


勿論、大好きな花組芝居の加納幸和座長がご出演という事で拝見してきたのですが…


いやはや、素晴らしい舞台で！物語の完成度が素晴らしいし、その内容は濃くて重いのだけれど、そういったお芝居の終演後にありがちな圧し掛かる嫌な想いが残らない。

どうしてかな？戦争について考えるし（昨今、色々と問題となっている様々の事を深く含む）参議院選挙に向けて、日々、ちゃんと考えなくちゃ…な気持ちにリンクしていた事もあるのかも。

人間の弱さが痛くて悲しくてしょうがないのだけれど、そこにいる人間達が理解できる、きっと心のどこかで許してしまう何かがあるのかな。人間って弱いものね。。。


加納さんがとてもとても日々充実なさってるご様子で（ブログ）、きっと良い舞台なのね♪と思いつつも、なんかあっという間に今日を迎えたのだけれど…。
本当に観に行って良かった～～～！加納幸和という役者さんにも惚れ直した
ノーブルで、優しくて、紳士で…でもどこか影があって…なお役。
たまりません！
秋之さん、松本さん、ありがとうございます（叫）））））

あ、そして、それはあの魅力的な雪絵さんがいらしてからこそなのかな？ありがとうございます！奥山さん


最初のシーン、二人が踊るのを微笑む姿…、笑ってはいるのだけれど、「あれ？」心が痛い…
という直感が当たっていた！というより、それを身体で表現なさっていた。。。加納さん、さすがです…

きっと彼女の事をずっとずっと好きだったのでしょね。。。

そして、その事が起きた時に彼は、弟の行動を見ていたのだろうけど、敢えて彼女には言わなかったんだよね。

えとせとらえとせとら。。。。

あああ。本当に素晴らしいお役でした～～


又、他の役者様たちもマーバラスで！

特に、奥山さんと山像さん…。
基礎が違うのね。。。っていう普段お芝居拝見していて感じないような感想が思わず出る。。

やっぱり文学座恐るべし！


などなど…。

美味しいお酒酌み交わしながら友人と語り合った、色々と。友人にも感謝

いつもありがとうね

ミュージカル『レ・ミゼラブル』

＠帝劇

久々の帝劇、久々の『レ・ミゼ』前回観たのはいつだったんだろう？

と思って調べてみたら、なんと最後に観たのが２００５年の３月でした

月日が経つのは、速すぎる

その時と被っていたキャストは、エポニーヌの笹本玲奈ちゃんのみ。

ですから、今回は新キャスト、且つ新演出でしたので、とても楽しみにしていました
演出　　　　　　　　　ローレンス・コナー、ジェームズ・パウエル
装置・映像　　　　　　マット・キンリー
照明デザイン　　　　　ポーリー・コンスタブル

ジャン・バルジャン　　福井晶一
ジャベール　　　　　　川口竜也
ファンテーヌ　　　　　里アンナ
エポニーヌ　　　　　　笹本玲奈
テナルディエ　　　　　萬谷法英
アンジョルラス　　　　上原理央
コゼット　　　　　　　磯貝レイナ
マリウス　　　　　　　田村良太
マダム・テナルディエ　谷口ゆうな
ガブローシュ　　　　　加藤清史郎







まず、劇場に入ると芸術的なセットに見惚れますね～～

東宝のホームページのイントロダクションにも書いてあるようにスクリーンに映し出されるリアルな画像（ヴィクトル・ユゴー自身が描いた絵画からインスパイアされた映像との事）が迫力です。

でも…。

う～～ん。人間って最初に観た物が最高～！っていう所があるじゃないですか

結構好きだった場面が変わってしまうと、なんか寂しいし「あれ以上の物はない！」って思っちゃうのですよね。特に私は人生を振り返って前に進めないタイプなので（笑）

もちろん！これはこれで良かったのですよ。

ただ、ガブローシュやらマリウスの最期の見せ場（特に今回は加藤清史郎君だっただけに、前演出で観たかった）と、『empty chairs at empty tables』の場面が…

あああああ。ちょっと残念だったかな。


キャストは、皆様とても良かったです！

以前は、お名前は有名でも…以下自粛な方もいらっしゃって、がっくりした事もありましたが（笑）ジャンバルジャンの福井さんは、品のある慈愛に満ちたジャンバルジャンでしたし、ジャベールの川口さんの歌声にはしびれました。憎々しい感じもジャベしてましたね！

特に感動したのが、アンジョルラス！

だいたい、私の『レ・ミゼ』の評価をする時に重要視するのが（偉そうですみません）アンジョルラスだったりもするのですが（リーダーに弱い）、上原理央さんは、芸大の声楽科を卒業なさっているだけあって、歌声は勿論、容姿にも恵まれてらっしゃる方で、ちょいと久々に追っかけ心が芽生えました

そうそう。テナルディエ夫人を演じた谷口ゆうなちゃん。実は、兎町十三番地05公演『メリーゴーランドフーガ』というお芝居を２００８年に拝見してます。私が追っかけしている花組芝居にその頃新人で入られた二瓶拓也君が元々在籍してたんでしたっけ？その公演に出られるという事で、大阪まで見に行ったのでした。
その時に「この子、めちゃくちゃ、歌うまいわ！」と思ったのですが、『レ・ミゼ』の配役観て「あれ？あの子ってあの子？」と想ったらそうだったのでした。

そして…。たっくんも本日観に来ていたらしい～！


ああ。でもやっぱり、良いですね。『レ。ミゼ』


又、１０年後とは言わず５年後くらいに観ようかな～


泣いた泣いた。心が洗われた

お天気の良い夕方は♪

危険危険

寄り道して帰りたくなるね。

ちょいと飲みかけな感じですけど



ご近所さんのクラフトビール屋さんに初めて足を踏み入れてしまいました。

す、す、素晴らしい！

全国のクラフトビールをタンクから飲ませてくれます。

今日トライしたのが、この写真の呉ビール 広島
アルト

職場でドイツのアルトビールの美味しさを語っていたので、「お！アルトがあると！」

程よいコクと爽やかさのバランスがアルトに惹かれる所ですかね～

もう一杯飲んだのが

ベアード 静岡
スルガインペリアルIPA

IPAは基本的に大好きなのですが、これは又素晴らしい！

私、きっと麦芽の香りが好きなのかなぁ

ビールだけササっと飲んで帰るつもりが、砂肝ラバーな私、『砂肝とズッキーニのフリット』に惹かれ、食べちゃいましたよん


夏は危険危険

Beautiful Sunday♪２

素敵な仲間とステキな時間！

今日のお酒達





★SAINT BRIS　Sauvignon　2009

シャブリのご近所さんのソーヴィニヨン♪ミネラルたっぷりで美味しかった。でも、ブラインドだったら、ソーヴィニヨンって思わないな～。

★Viste du CH. Plasance
Alix Grand Vin de Bordeaux 2001

先輩が、以前飲んだ時に気に入って、それから、探しに探したワイン。
うん。最近思うのですが、やっぱりボルドー美味しい！←最近気づいた？

★Summer Moon by Nabeshima
鍋島　佐賀県鹿島市浜町　冨久千代酒造有限会社
山田錦　100％

今日は、なななんと！スーパームーンの日！
だから、これを持って行きましたよ！
やっぱり、バーベキューのイカタコ、そして、ホタテには最高に合いました！

★宮崎　TSUNO(都農） WINE　Sparkling Wine Red
Cabernet Sauvignon&Mascat Berry A

伊勢丹の世界のワイン展で、「これはバーベキューで絶対飲みたいワイン！」と買っておいたワインです。大正解！

★Chianti Classico 2000
San GIusto a Rentennano
MARTINI Di CIGALA

キャンティは、永遠なのだ！

★Barbaresco 1989

R君ヴィンテージ。
うむぅ。彼が頑張って行きてきた道の奥深さを感じる一本！

★Barolo 1989
VIGNA LA DELIZIA
FONTANAFREDDA

同じく、ヴィンテージワイン。流石はフォンタナフレッダのバローロ。
まだまだ、これからの歩みが楽しみでもあるワイン！

★GOLD WATER 1989 in WAIHEKE ISLAND, New Zealand
Blend of Cabernet Sauvinon,Merlot&Cabernet Franc

ニュージーランドの89年なんていう貴重なワインを！カベルネ系のワインって、やっぱり根っこがしっかりしているから、お子様のヴィンテージワインには最適ですね！

Beautiful Sunday♪

今日は、これから友人宅でBBQ♪
始めて湘南モノレールの存在を知りました(^o^ゞ
わくわく

ダブル？トリプルお誕生会

仕事の後高田馬場へ

行ったのは『馬場バル』

私のワイン友達のお店でございます

そして、宇都宮からやはりワイン友達がやってくるというので、もう一人の友人と久々の大笑い会

その店主、宇都宮ガールは６月が誕生日

おめでと～～

いやはや、このメンバーは声が全員大きい（笑）

店主は私達を店の一番奥に閉じ込めました。（爆）正解

我ながら、うるさいの思ったもの！

しかし、楽しかった、笑って笑って、食べて飲んで！

…

実は、渋谷でアナザー誕生会が開催されていて、そこに行かなくちゃならなかったのに！

す、す、すみません…。かなり遅れちゃった


っていう事で、馬場バルで食べた物やら飲んだものやらです。

サイコーに美味しい！

近かったら、もっと通うのにな～～。



馬場バルには豚さん以外の肉はない。モスレムの方はいらっしゃれないね私は豚さん大好きだからハッピーハッピーつくねちゃんだって豚さんなのです。



レバーのなんかです。


　豚ロース。美味しかった～～！



ドメーヌ・ラファージュ・ノヴェラム・シャルドネです。
この時期に美味しい白を！と言ったら店主はこれを出してくれました。
コスパ良すぎるワインでしたよん。



スペインのモナストレルと、カベルネなどのワインです。スペインワインはエチケットがオシャレだし、コスパはもちろん、味わいのバランスが良い物が最近多くて、以前から好きでしたけど、更に惹かれるものがあります



ボルドー。「ボルドーってやっぱり美味しいねぇ」
とイタリアマニアな私達三人




「やっぱり、ピノが飲みたい」はい。。４本目。三人で

幸せすぎた夜でした。



あ。その後、渋谷ではなんと「ウーロン茶ください」

私も年を取ったよのう。。。。

一日遅れの父の日

昨晩は、一日遅れの父の日という事で、金沢まいもん寿司へ。

病み上がりの父が旅行したい！とまで元気になり先月金沢に旅行したのですが、二日目にお鮨を食べる予定が、さすがに二日目は疲れてしまいテイクアウトのお寿司で済ませてしまった…と話していたので、このお店をチョイス

平日、しかも月曜日夜なのに賑わってました


日頃は禁酒な父ですが、父の日くらいはね…とお酒も飲んで、ハッピーになってくれたかな？


来月甥っ子が一時帰国したら「連れてくる！」とじじばば張り切ってました

甥っ子は『雲丹』が食べたいんだって。「雲丹なんて食べたっけ？」と言ったら『あまちゃん』の影響だとか。恐るべし！『あまちゃん』効果

おおのの♪『みすゞちゃん』（ネタバレバレご注意ください）

＠下北沢小劇場　楽園

原案／太宰治　『女生徒』



脚本・演出／大野裕明（花組芝居）
振付/木原実優

出演

藤澤志帆 みすゞちゃん

木原実優（煌）少女

蔵本康文（俳優座）お父さん、会社員クラモト、ほかいっぱい

赤松直美 お姉ちゃん、会社員アカマツ、ほかいっぱい

山下禎啓（花組芝居） お母さん、お祖母ちゃん、会社員ヤマシタ、ほかいっぱい

美斉津恵友（花組芝居）　伸ちゃん、会社員ミサイヅ、ほかいっぱい
　

詳細はこちらおおのののホームページへ


おおのの、第何弾になるのかしら？チラシには書いてないけれど。。。

花組芝居加納さんの右腕とも言われる演出助手の大野さんのユニットおおのの♪
主に文豪シリーズと題して、文豪たちの名作を原案に彼独自の世界を作り上げて行く。

それは、彼の想像力、妄想力の素晴らしさから、おおのの♪ワールドができているのだけれど、大野さんがチラシに書いてらっしゃるように、彼はかなりの妄想男子なのだそうです。
そして、太宰の『女生徒』も妄想少女の一日（最近、予習を怠っていて反省反省。ぜひ読んでみよう）

公演前に「カワイイ」とご本人が仰ってたように、カワイイ世界が繰り広げられました。

若い女の子って本当に可愛いな
悩み事すらカワイイ。本人はそれどころじゃないけれど。

又、藤澤志帆さんが、その役にピッタリなんですよね！
あのあ透明感溢れる存在とその演技、いやはや、心くすぐられる女優さんです


そのみすゞちゃんを見守っているかのような少女、となっているけど妖精ですよね。木原実優ちゃんが演じられました。元々ダンスをなさってらっしゃる方なので、今回のチャーミングな振り付けは、おおのの♪に新風を吹き込みましたよね！
そして、彼女の無邪気なくったくのない笑顔は、妖精にピッタリだったなぁ。
まだ、十代、色々な経験を積んで、大きく大きく羽ばたいて頂きたいです


そして、今回、おおのの♪初登場でらしたもう一方の女優さん、赤松直美さん。おおのさん、本当にステキな女優さん達を毎度引っ張ってらっしゃいますが、今回も花丸！
表情豊かで、雰囲気のあるステキな女優さんでした！


男性陣は、花組芝居のモナリザこと山下さん、そして、おおのの♪は何度目かしらん？な美斉津さん、そして、前回に引き続き、俳優座の蔵本さん。

山下さん、いやね、反則でしょ。それは！！な鏡獅子やら、モナリザやら…（笑）
ただ、女生徒では無かったので、安心しました（そっち？）
お母さん、お祖母ちゃんはさすがです！見惚れるなぁ。。。

美斉津くん、キレの良い動き、そして、相変わらずの艶々のお声で、若さはちきれる「いいね」押しまくりたい爽やかさを振りまいてました。ジメジメしたこの時期に一家に一人は置いておきたいです


俳優座の蔵本さん、前回、惚れてしまったのですが、今回、又更に惚れましたよ！
あんなに良い人そうなのに、全身全霊で「イヤ！」って思っちゃう台詞を無邪気に発せられる貴方、素晴らしすぎます（笑）
俳優座では、まったく違うお姿でらっしゃるのでしょうね。観にいっちゃおう～っと


ああああ。恋って盲目なのね～～～。
私は、一発で醒めるわ。
金券ショップで…以下自粛～～。



あああ。毎度の事ながら、コンパクトでありながら、お腹一杯な楽しさと、今回は可愛らしさ、そして忘れないブラックさ。
流石は大野さんでしたね～！

次回作も楽しみです！

非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディング vol.16『いま、憲法のはなし』戦争を放棄する意思

＠全労済ホール／スペース・ゼロ

台本構成：石原 燃　演出：鵜山 仁　演出補：永井 愛


◎第１部　朗読劇（ピースリーディング）
【出演予定（50音順）】
市毛良枝／猪熊恒和／円城寺あや／大月ひろ美／岸田敏志／小林あや
小林大介／古村比呂／小山貴司／ゴリ（ガレッジセール）／七味まゆ味／首藤健祐
関根信一／田岡美也子／高橋長英／田中宏樹／田根楽子／辻 輝猛／土屋良太／西山水木
根岸季衣／野口俊丞／樋田慶子／益岡 徹／みやなおこ／山本宣／山谷典子

◎第二部　トーク

小熊英二（聞き手：永井 愛）


正直、このチラシを頂いた時に「これは苦手だ。行かないな」と思ったのですが…
本日、夜に違う芝居を観る予定もあったので、行ってみるか～～と劇場へ。

ま、もちろん、花組芝居の小林大介さんがご出演なさるという事が９９％の理由

憲法に関わってきた人々、そして憲法改正を目論む人々、エトセトラエトセトラ。

役者さん達は、それぞれの人間となり舞台に現れて読みますが、舞台としてなりたつようなドラマになっているので、とてもわかりやすかったです。

そうなんですよね。

憲法って素晴らしいなぁ。

一つ、一つの言葉の深さ、そして考え抜かれた緻密さを感じました。

そして…
もちろん、舞台なので、極論的になってるのかなぁって平和ボケな私は思いましたけど、本当に怖い。いけないよ。

憲法改正を許してはいけないなぁ。。

そんな気持ちを改めて自分の心に芽生えさせられたのは、本当に良かったと思います


そして！

何よりも２部！

小熊さんに、私は強烈に惹かれましたよ！

頭いいなぁって当たり前なんだけど、私は彼がいう事をすべて「そうだそうだ」と信じてしまいそうなくらいの説得力がありました。

彼は、飄々とした感じの方で、つかみどころがなさそうで、でも真摯で…実に魅力的な方。

本読んじゃおうかしら。
きっと、１年くらいかかりそうだけど

アスパララブ♪

昨晩、実家に帰ると義妹のご実家より北海道の旬のアスパラガスが届いてました！毎年感謝です(^O^)

早速、朝御飯頂こうと茹でているとマッピーがウロウロ。やっぱり旬な良い香りがするのかな？
おばあちゃんだから、特別に柔らかい穂先をお裾分け♪