のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

作曲家の気持ち

2007-11-16 | 日記
 今週は、金曜日の今日も、ネバダバレエでダンスの練習がありました。仕上げた振付けを手直しして、完成させました。作曲家のリチャードは、それをビデオに撮りました。残りの半分を作曲して下さいます。
 そして、前半を曲に合わせる作業をしました。どの動きにどの音を合わせたのか、リチャードの説明を受けながら動きました。音にはまり感じることができると、内から出てくるものも変わります。振付家のゲイルも喜んでいました。


 先日起きた、ズーマニティでの事故は、相当大きなものであったようです。今日の私の身体はめずらしく疲れていました。気を付けて過ごしたいと思います。
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保険

2007-11-15 | KA
 保険の話があるということで集まりました。
 まずは今までの保険と別に入る保険の説明。日本でも宣伝を見たことがある会社です。
 手際よく、調子の良い説明に「これは入った方がいい。」と思わせられましたが、頂いた資料をもう一度見て、考えることにします。
 また、今までの保険も、いろいろと変わることがあるようでした。多くは支払い額が上がるという変更。
 そこでアーティストの一人が「再契約の時にその話をせず、サインをさせておいて、今になって給料は上がらないのに、保険の支払い額だけを上げるというのはおかしいのではないか。」と発言しました。
 私は聴くことに精一杯で、そんなことは考えもしませんでした。確かに、再契約の説明には、給料だけでなく保険のことも記してあった気がします。
 保険の支払い額や、病院へ行った時々に支払わなくてはならない額が上がれば、収支を考えた時に、予期していた年間の収入とは違ってくることになります。
 今日もまた、私はキョロキョロしながら一時間を過ごすことになりました。
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お忍びで 

2007-11-14 | KA
 三連休明けの身体も、朝のダンスのお陰で調子良く動きました。振付けはようやく完成。あとは半分の曲の完成を待っています。
 ミーティングでは、先週の土曜日にロベール・ルパージュさんが、お忍びでいらしていたと報告がありました。彼はよくそうされます。
 ご自身でチケットを購入し、観客の一人として席に着いて、ディレクター、ロベール・ルパージュの作品、『KA』をご覧になるのです。
 今回はお忙しかったのでしょうか、いつものようにその後お会いすることはできませんでしたが、ショーをご覧になった感想を送って下さいました。
 私達のディレクターはこのような方で、本当に幸せだといつも思います。
 そういえば先週、演技をしている時に「ここはロベールさんに、こうしなさいと教えて頂いたな。」と思いながら舞台に立っていた時があったことを思い出しました。それが、ご覧頂いていた日だったらおもしろいな、と考えながら、彼の顔を思い浮べました。
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ありがとう ニューヨークの人々

2007-11-13 | 旅日記
 雨。友人の家から傘をさして、歩いて朝食を食べに行きました。
 「こういうお店、嬉しいね。」
 かしこまってはいませんが、しゃれた小さなお店。
 「こういうお店、ラスベガスにないよね。」
 フランスのカフェのようなメニューなので、私はクレープを頼みました。紅茶がカップではなく、ボールで出てきて、フランスでホームスティした時のことを思い出しました。

 ゆっくりと時を過ごし、そして友人には最後の最後までお世話になりました。

 ここからタクシーでJFK空港へ。着いた日より紅葉した真っ赤な木々を眺めていると、アナトリが小さく手を振っていました。

 「きっとまた来るね。」

 “街”で過ごした3日間、友達のお陰で楽しく充実した旅となりました。
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MOMA

2007-11-12 | 旅日記
 昨日は、飛行機で2時間半ずつしか寝ていなかったことと、セバスチャンのベットが広くて寝心地が良かったので、ぐっすりと眠れました。朝、散歩に行こうと言っていたアナトリも、ゆっくりと寝ていて、みなで朝の遅い休日を迎えました。

 朝食を歩いて5分もしないベーグル屋さんでとりました。アナトリはしきりに、
「こういうところ、ラスベガスにはないよね。安くておいしいお店。なんでもラスベガスは仰々しくてさ。」
 と、このなんでもないといえばなんでもないお店で、食事をすることを本当に喜んでいました。

 セバスチャンとお友達とはここで一旦別れ、私達は地下鉄に乗って『MOMA』に行きました。ここは、私が以前から一度行ってみたいと思っていた美術館です。
 館内はたくさんの人。でも、5分と並ばずに入場券は買えました。バックパックとジャケットを預けて入場。
 ひとつ階を上がると、6階まで吹抜けになった大きな空間に、天までとどくかのような木製のはしごが展示してありました。いきなり興味深い作品です。
 建物も素敵だと思ったら、谷口吉生氏の建築だとか。
 各階に、いろいろな表情の作品があります。ゆっくりと美術館で時間を費やせる贅沢。私は、ここには現代美術だけあるのかと思っていたら、ピカソやゴッホ、モネなどの近代美術もあって、間近に美術家の作品を見ることができました。

 気が付くと、もう外は暗く、今日泊まる家の友人に連絡をすると、ここまで来てくれました。友人の案内で街を歩き、時には屋台で焼栗を買って食べ歩きながら、ニューヨークの夜を楽しみました。ロックフェラーセンターにはもうクリスマスツリーが届いていました。その下にはスケートリンクがオープンしていて、楽しそうにすべる子供や大人の姿が見られました。

 友人の家は再び現代美術館へ来たのかと思うようなモダンな内装で、素敵でした。
 私は他の友人と食事をしてから遅く到着しましたが、その間、彼女はアナトリと付き合って下さいました。
 「手作りの日本食までご馳走になったよ。」
 と、彼は大喜び。有難いことです。

 セバスチャンは風邪を引いてしまい、夜は会えないことになりました。電話でお別れ。残念です。その分、彼女の家でゆっくりさせて頂きました。

 出張がお互い多く、一緒にいる時間が少ないというご夫婦。旦那様が明日から出張という貴重な前日の夜をお邪魔してしまいましたが、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
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午前1時、ニューヨークへ

2007-11-11 | 旅日記
ショーが終り、空港に直行し、午前1時のフライトに乗り、ミネアポリス経由でニューヨークへ行きました。

ニューヨークはとても寒いです。

マンハッタンへ行くシャトルの運転手さんがおもしろく、『Door to door』と書いてあるのに、「ここは通行止だから、1ブロック歩いて欲しい」とか、「ここは一方通行。ぼくは反対方向に行きたいから、降りて1ブロック歩いて欲しい」とか、挙句の果てに、白髪のお客さんに、「あなたはお年寄りだから歩かせたくないのだけれど…。」とまで言ってしまい、お客さんを怒らせてしまいました。もちろん私達も「1ブロックだから…。」と降ろされて、目的地まで歩くと3ブロック以上ありました。

ニューヨークについて初めての“出来事”に「いろいろな人がいて“普通”を感じるね。」と笑いました。

アナトリはタップのクラスを受けに、私は友達と彼のご両親とお食事をご一緒させて頂きました。

おいしい北京ダックを頂いた後、『wintnk』まで時間があり、私は着いたばかりで右も左も分からず、ご家族と行動を共にさせて頂きました。

洒落た食料品のお店は、人がごった返していて、体を斜めにしながら先に進むようでした。お母様は食材に詳しく、いろいろと教えて頂きました。

街には、会社員、学生、家族連れ、観光客…、いろいろな人が、いろいろなスピードで動いています。こういう所、久しぶりです。こういう中にいるというだけで嬉しくなります。

お父様はショーの始まる時間を常に気にして下さって、間に合うように3人で送ってくださいました。

感性豊かで、楽しいお母様は母を思い出させ、静かに、一歩外から全体を見渡しているお父様は、父を思い出します。そしてご両親を敬い行動する友人。

私は、久しぶりで家族で集まったという、貴重な団欒の時間をお邪魔してしまいましたが、3人にとても親切にして頂き、心温まる素敵なひとときを共に過ごさせて頂きました。

 アナトリは走って劇場へ向って来て、ギリギリでショーの開始に間に合いました。友人のお陰でセンターの良い席。

 そして、セバスチャンは泥棒役ですぐ登場。相変わらず、小さな身体をすばしっこく動かしてエネルギッシュでした。
 彼のオリジナルのアクト、ビックボールの演技もとても楽しく、彼は生き生きしていました。

 終って彼を待つと、変わらない姿のセバスチャンが、ショーで降らせた雪を投げつけながら登場しました。楽しく嬉しい再会。

 バックステージを案内してもらいました。外灯は機械で動いているのかと思っていたら、人が動かしていると。なるほど16名もの操り人形師が働いているわけです。
 あとから聞いたのですが、この方々は裏で、ものすごい勢いで動いて走りまわっているのですが、実際、操られるものが動くのは、その10分の1位にしか感じられないそうです。
 舞台の上にあがらせてもらい、客席をながめていると、4000人以上の観客席数があると教えてくれました。KAの倍以上の客席数があるとは思えないのは、立端の違いでしょうか。この客席数で毎日満員とはすごいことです。

 セバスチャンと一度別れて、私達は夕食をとってから、エンパイア・スティト・ビルディングからの夜景を見に行きました。寒さはさらにこたえましたが、360度に広がる夜景は見事でした。アナトリがどうしても見たいという自由の女神像はとても小さく、望遠鏡を使ってもう一度確認しました。

 そして、セバスチャンから電話。サルサダンスパーティはなくなり、彼の住まいに行くことになりました。

 展望台を降りる途中、行きに撮った写真が出来上がっていました。二人とも全く買う気はありませんでしたが、興味本位で見てみると、大笑い。お互いおかしな顔をしていました。そんなわけで購入…。

 セバスチャンの住まいへは、地下鉄で行ってみることにしました。アナトリとモントリオールで地下鉄に乗って映画を観に行ったことがあります。彼とその話をしながら懐しみました。

 彼の住まいはホテルです。そして中へ入ると広いこと。2つのベットルームに、リビングルーム、台所とダイニングルームまであります。角部屋で広々としたリビングルームからダイニングルームにかけてはガラス張りになっています。バルコニーも透明です。
 「映画に出て来そうな部屋だね。」
 「そうでしょ。向こう側のビルの部屋も覗けて、正にそんな感じ。ショーの期間も短いし、ニューヨークでこんなところに住むことができて、ラッキーだと思うよ。」

 ショーを終え、ひと息ついたアーティスト達が、彼の部屋に集まって来て、しばらくみなで笑いました。

 本当は違う友人の家に泊まらせて頂く予定でしたが、あまりにも遅くなってしまい、ここに泊まることになりました。
 セバスチャンは手馴れた様子でソファベットをひとつ用意してくれました。
 「これでいいかな。」
 「う、うーん…。」
 あまり良くないけど、あのベットは大きいから、縦長ではなくて、横長に使えばいいかな、などと考えながら寝る支度をしていました。
 するとセバスチャンが真面目な顔をして来て、
 「ノリコ、もし君がそうしたいのなら、ぼくのベットに寝たらいい。ぼくは仲間がみなこのホテルに住んでいるのだから、寝るところはどこにでもあるから。日本人はこういう風にはしないんだったね。」
 セバスチャン…。アナトリもすぐに、
 「そうしてもらおうよ。」
 と言ってくれました。

 長い1日の終り、ゆっくりと寝ることができました。



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ランキング

2007-11-10 | 日記
ニューヨークへ行く準備や、その他のことが忙しく、バタバタしていました。

『wintnk』のチケットは、劇場へ徒歩で行くことができるところに住んでいる友人が、今朝並んで取ってきてくれました。お陰で第一目的は達成できます。

忙しい中、ふと気付いて、ブログのアクセスランキングを見てみました。普段はランキングに入ることもないのに、TV放映の翌日、11月5日は891694ブログ中、245位。驚きました。

ニューヨークのことを考えるのは、5時半までと決め、あとは普段通りにショーを。無事にショーを終え、空港へ向いました。
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ステーシィ・シンガー

2007-11-09 | KA
今日はたくさんの方が訪問して下さいました。総勢22名です。

その中でも一番久しぶりだったのが、カナダのバトントワラー、ステーシィです。

観に来るというメールを頂いた時から楽しみでした。短い文章の中にもワクワクさせるものがありました。

私は2回目のショーに来るのかと思っていたら、1回目のショーで、心の準備がなくビックリ。ダンスのコンベンションに参加をするという子供達を連れて来てくれました。

彼女は私が世界大会で見ていた印象とは違って、パッと明るく、そして聡明な感じでした。あのようなメールが届くのもわかります。今はニューヨークに住んでいるというので、ダンスをしているのかと思ったら、科学者だとか。

そして、彼女は素晴らしいトワラーで、あれほど難しいことを、大会では次々としていたのに、「最後のバックキャッチは本番でやるのに危険過ぎる。」と、手をブルブルと震わせながら言うのには笑いました。

大会の時はあまり話をしたことはありませんでしたが、10年以上も経った今日、こうして笑って再会できるのは、本当に素敵なことだと思いました。


今日は森のシーン、デュエットの初日でした。ショーの後、成功を祝い、カクテルパーティをしました。
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心の中とは裏腹に

2007-11-08 | KA
本番直前、舞台袖で動いていると、双子の男の子役の代役のパンが「キスするけどOK?」と言いました。

また直前に…。

一年と少し前、中国を出たことのない若者が、初めてここに来た時、手も握れなかったその人が、誰かから強いられたわけでもないのに、自分からそう言うようになるなんて…。私より変化は速い。

その発言は『唇に』ということだとは、彼が言わずともわかりました。彼の発言前の落ち着きがない行動の理由も分かりました。

私に頭は一瞬にしていろいろなことを考え、心の中とは裏腹に、直ぐ「OK」と答えていました。
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高い!

2007-11-07 | Weblog
コンタクトレンズがなくなりそうなので、眼科へ行きました。
 視力はあまり変わっていないということでしたが、処方箋を見ると度数は『-6.75』と、一段階強くなっていました。
 そして1箱65ドル!日本で買った時は、20ドルぐらいだった気がします。メガネだけではなく、コンタクトレンズもこちらでは高いです。


 「サインをしてください。」とメモを付けて置いてあったプログラムを開けると、紙質が違います。新しくなったようです。そして光沢のない紙。これで同じ価格でしたら、申し訳ないです。
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