ときどき、「長文の音読が難しい」という相談を受けます。難しいのは、当然です。難しい文章でも読めるようにするための学習だからです。
ここで大人が大きく勘違いをしてしまうのが、数回ですらすら読めるようになるのが普通の学習だと思ってしまう点です。学校では、確かにそのようなスモールステップの取り組みをしています。最初は、大きい文字でひらがなだけの勉強です。それから、少しずつやさしい漢字が入り、文章が少しずつ長くなります。そのように、一歩ずつ抵抗なく段階的に進歩させていくのが現在の勉強です。それは、もちろんそれでいいのです。スモールステップで毎日少しずつ長い期間ををかけて気長にやっていくのが
学校だからです。
ところが、長文音読に取り組む場合、1日当たり10分程度です。このような短い時間で、子供が最初から楽にすらすら読めるようなものを毎日読んでいても力はつきません。最初は、つっかえつっかえで1日で数行読むのがやっとということもあります。そのときは無理をせずに数行でやめて毎日続けていればいいのです。1日の音読時間の目安は10分程度で、学習の期間は3ヶ月です。3ヶ月で10~20編の長文を毎日数行ずつでも読んでいれば、3ヶ月の終わりごろには、驚くほど楽に読めるようになっています。
そのときに、いちばん大事なのは、親の笑顔です。子供がつっかえつっかえ読んでいるのを聞いて、横でにこにこしていられる親はまずいません(笑)。それぐらい、子供がたどたどしい読み方をするのを聞くのは、親にとっていらいらすることなのです。そこを、忍耐強く、毎日「よく、読めたねえ」と褒めてあげるのが親の学習です。低学年の長文音読は、子供の学習である前に、親の忍耐力の学習なのです。
ここで大人が大きく勘違いをしてしまうのが、数回ですらすら読めるようになるのが普通の学習だと思ってしまう点です。学校では、確かにそのようなスモールステップの取り組みをしています。最初は、大きい文字でひらがなだけの勉強です。それから、少しずつやさしい漢字が入り、文章が少しずつ長くなります。そのように、一歩ずつ抵抗なく段階的に進歩させていくのが現在の勉強です。それは、もちろんそれでいいのです。スモールステップで毎日少しずつ長い期間ををかけて気長にやっていくのが
学校だからです。
ところが、長文音読に取り組む場合、1日当たり10分程度です。このような短い時間で、子供が最初から楽にすらすら読めるようなものを毎日読んでいても力はつきません。最初は、つっかえつっかえで1日で数行読むのがやっとということもあります。そのときは無理をせずに数行でやめて毎日続けていればいいのです。1日の音読時間の目安は10分程度で、学習の期間は3ヶ月です。3ヶ月で10~20編の長文を毎日数行ずつでも読んでいれば、3ヶ月の終わりごろには、驚くほど楽に読めるようになっています。
そのときに、いちばん大事なのは、親の笑顔です。子供がつっかえつっかえ読んでいるのを聞いて、横でにこにこしていられる親はまずいません(笑)。それぐらい、子供がたどたどしい読み方をするのを聞くのは、親にとっていらいらすることなのです。そこを、忍耐強く、毎日「よく、読めたねえ」と褒めてあげるのが親の学習です。低学年の長文音読は、子供の学習である前に、親の忍耐力の学習なのです。