24 黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+1(吉住)

コロナ予防接種0回、インフルも0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。

悪夢を観戦

2019年10月20日 | 日記
実に腹立たしいけれど、ついつい、最後まで見てしまった。天下のNHKがスポンサーについているから、たっぷり放送してくれる男子ゴルフの日本オープン。優勝賞金4200万円。優勝副賞のトヨタやベンツの高級車はないが、国内最大級だ。

しかし、日本の男子ゴルフ界は、石川遼以降、一人のスターも出てこず、注目選手はいない。お通夜の席より静かに低迷している。それでも、ついつい、暇な老人の日曜日とあって、テレビ中継を見てしまった。ツアー優勝未経験の29歳の塩見が単独4アンダー、ダントツのリードで最終日、十三番まできていた。で、十四番でダボを叩いて、リードは2打。15番でドライバーはナイスショット。残り100ほどの第2打。落とした2打を取り返そうと、ピンをデッドに狙って、ちょい足らず。あれよあれよと、タラタラ転がり戻って、絶対入れてはいけない、手前バンカーに落ちた。

さあ、それから、まさに悪夢。我々ヘボゴルファーがドツボにハマる時と全く同じ。技量もないのに、スーパーショットで挽回を狙って、更なる墓穴を掘り続ける。まさに、あれ。バンカーショットでボールが上がらず、バンカー縁の深いラフに突き刺さり、それを乗せたのか、奥に打ち込んだのか、忘れたが、トリプルボギーを叩いて、2ホールで5打落とす。
16番を何とか、パーでしのいで、まだ、2位。17番のショートホールは、超ロング。ミラクルショットを狙って左ラフ。寄せるどころか、チョロ。チョロの次は、強くパンチを利かせて、打ちすぎ。

前のショットが弱かったから、次のショットに力を入れても、全く意味がないことは、我々ヘボが懲りずに1万回も経験しているヘボショット。それをやって、反対側にこぼして、4つで乗せて、2パット。またもや、トリプルを叩いて、優勝争いから、地獄まで落下した。清水の舞台ではない。ナイアガラ瀑布でも、華厳の滝でもない。高度1万メートルの飛行機から飛び降りたのと同じ。最終ホールもボギーで上がって、プロゴルフ人生の回復は、数年、いや一生不可能までも落ち込んだ試合を見てしまった。スーパースターの快進撃を見るどころか、一生を棒に振るような試合中継を、NHKは嬉々として放送し、棚ぼたで優勝を手にしたアメリカ国籍のチャンキムに、ジジイ会長が嬉しそうにNHK杯を渡して、握手していた。

悪夢は我が人生で十分なのだ。わざわざ、テレビ中継されてまで見るとは、腹立たしい限り。

腰抜けども

2019年10月20日 | 日記
イギリス初の女性首相だった「マーガレット・サッチャー」が、何度も閣僚や議員を評して、口にした言葉。歴史が長いと、特権階級や資産家の何代目かが議員や閣僚の地位につく。金があって、頭がよくて、血筋もいいのだから、国の行政の大事な仕事について、日々安定した給料と特権階級の生活を手に入れる。

同じことは、今の日本でもどんどん起きている。で、社会情勢や国家の財政が安定していれば、なんら問題はないが、そんなに世間は甘くないし、社会はどんどん変化するし、国家の中枢部分が、甘い現実認識と事なかれで、今日の平穏が永遠に続くように問題先送りする「決断」を継続するから、当然、右肩下がりの社会情勢になる。

行き着くとこまで行って、問題が大きくなると、どうしていいか分からずに右往左往。喧々諤々、議論に議論を重ねるばかりで、問題解決も新しい時代を切り開くこともできる訳がない。

「イギリス病」と、昔はよく言われた。今も、EU離脱問題で、全く同じことを繰り返しているイギリスは、まさに漫画のような「腰抜け」国家とも言える。原因は、社会の階層が新陳代謝しないからだ。アメリカや日本も同じ道を歩いている。広がり続ける所得格差の上に、次世代が育つから、当然、そのようになる。アイルランドのテロを抱え、移民問題を抱え、貧困とプライドと治安の不安を抱え、かつ、資源に乏しく、工業生産力もない。

イギリスを教訓にすれば、アメリカや日本では、億万長者の相続税を100%にして、全部国家のものにして社会還元する。そうすれば、2世も3世も自力で生きるしかないし、自力で億万長者になった人物も、我が息子や孫に残せないとなれば、生きている間にバンバン金を使うだろうし、欲にも限度があることを自覚するだろう。


不人気の快感

2019年10月20日 | 気象
2019年10月20日(日曜日):By Yahoo [ 14c/23c/10% 68K66F ] 晴れ

雲の切れ間から薄日のさす朝になった。お天気はどんどん回復傾向で、雨の心配もなく穏やかに晴れそうだ。昨夕の清八会は全員元気で出席。会の途中で息絶えた者もいなくて、今では世間から見たら首しめたろかいな、と思われないでもない不良老人どもだが、なあに、70年前では、玉のように可愛い赤ちゃんだったのだ。信じられないかもしれないが。

さあ、気温も高く、全く寒くない気持ちの良い朝だから、いつもの時間に散歩に出かけよう。老化は足腰からやってくる。日曜日だから、通り過ぎる車の数も少ない。小学生の野球チームが、まるで選抜高校野球チームのようなフル装備で集まってきている。幸せな時代だ。

ところで、棗は鳥や獣も食べない。私だけが、ボリボリと毎日大量に食べている。良いねえ、実にいい。

ようやく鉄骨が組み上がり始めた、福井銀行本店の建築現場(通りの向こう、福井市の中心街)