いいお天気で、暑くもなく寒くもなし。虫は飛んでいても、害虫の蚊はいない。ちょうどいい日に、村のスギ木立ちに覆われた墓地で、小さな墓の「御性根抜き」のお経を、住職にあげてもらった。
これで、いつでも壊して廃棄処分できる。祖父、若くして死んだ祖父の先妻は父親の実母、そして祖母、三人に今度は、我が両親が加わるのだから、新しくするには、ちょうどいいタイミング。
古い墓地には、かつて、ここで死体を燃やした場所が残っているのを説明したら、若い住職が驚いていた。彼は、この村の菩提寺の住職だが、初めて、この墓地にやってきたのだ。立派な墓を残しながらも、すでに、新しい墓地に墓を移した村人も2件、あると聞いている。逃げ出したい気持ちもわからないわけではないが、わたしゃ、逃げない。
これで、いつでも壊して廃棄処分できる。祖父、若くして死んだ祖父の先妻は父親の実母、そして祖母、三人に今度は、我が両親が加わるのだから、新しくするには、ちょうどいいタイミング。
古い墓地には、かつて、ここで死体を燃やした場所が残っているのを説明したら、若い住職が驚いていた。彼は、この村の菩提寺の住職だが、初めて、この墓地にやってきたのだ。立派な墓を残しながらも、すでに、新しい墓地に墓を移した村人も2件、あると聞いている。逃げ出したい気持ちもわからないわけではないが、わたしゃ、逃げない。
