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2025黄釈子 Blog 「My Days」by 吉住幸則

元石川銀行出資被害者原告団長の「進化」する老人、どん底人生、日々の戯言。

村の実態

2019年04月12日 | 日記
昨日午前中に母親の遺体が家に戻ると、その夜は「村通夜」と称して、村人が三々五々、家族で訪れ仏間の遺体に焼香するのが習わしだが、我が家を含めた11戸の集落で、やってきた家族は、5家族だけ。親父の時もそうだった。

通夜にも現れない「村八分」同様の、独り帰省の退職男(福井大学、阪大、家族神戸在住)は論外で、目の前の新規所帯の若夫婦は、その兄夫婦の親が、その村の習慣を教わっていないので、知らない。それを教える立場の母親は、認知症で頭があの世とこの世をさまよって、幸せにデーサービスに通っている。

そうして、50歳過ぎの独身男が、すっかり病弱になった母親と二人暮らしが1戸。元気なら来るだろうと思える二世帯住宅を敷地内に構える夫婦は、親父の時も今回も顔を見せない。何か、因縁が残っているのかもしれない。

状況分析は、5家族だけという結果。消滅集落というのは、習慣が消え、家が消えていくことで、我が家も含めて、近い将来は半数が消えていく。

北朝鮮の爆弾が落ちようと落ちまいと、変わりはないのだ。

お線香の香り

2019年04月12日 | 気象
2019年4月12日(金):By Yahoo [ 4c/14c/10% 67K ] 晴れ

穏やかな朝になった。昨夜、寝袋に掛け布団を二枚重ねて寝込んだせいで、汗をびっしょり書いて、夜中と明け方に2度下着を着替えた。そのおかげで、どうやら身体から完全に「熱気」が抜けたのか、身体中の節々の痛みなどが抜けた気がする。今朝は、お天気同様、気分爽快。膝の痛みまで消えている。

朝一番に父方の親戚から電話が入った。新聞を見たという。今日は母親の通夜。明日は葬式。お悔やみ欄に掲載されているのは、葬儀社が手配するのだ。福井新聞、日刊福井、提携先の読売や朝日など大手紙の地方欄にも載る。平和な時代というか、平和な記事と広告しか載せる気のない新聞各社は、毎日溢れるほどの大量な世界の残酷な実態は無視して発行部数の現象という墓穴を掘っている。喪主老人の知ったことではないが.........。

どんな人でも、人は一生に一度、新聞に名前が載る。お悔やみ欄。その意味では、今、我が家で静かに眠る母親は、読売新聞の俳句の投稿で、何年にもわたり、秀逸や佳作で何度も掲載されていた。句集を自費出版できるほどの量がある。

さあ、今夜の通夜と明日の葬式の段取りに、また忙しくなる。10時にはお寺に「戒名」をもらいに行くし、11時には業者と打ち合わせ。細かな人数合わせの食事や供物、引出物の注文や名前のチェック。