田んぼ仕事も始まった。畑君の選挙カーが朝一番にやってきて、家の前に止まる。車の中の候補者と、二言三言喋る。今日で最後だから追い込みだ。夕方の最後の集会には顔でも出すとしよう。昨日、今日と「応援弁士」の予定は入っていたのだが、私の話は聴衆を惹きつける「面白い」話題であっても、票に結びつくかどうか、定かではない。
昔、栃木県や長崎で「講演」する機会があったが、あの頃は、ただ「夢中」で、少しも聴衆のことを考えていなかったし、全体が見えていなかった。今は、大いに違う。100人でも、200人でも大勢を相手に、好き勝手に喋らせてくれれば、面白おかしく聴衆を魅了する話題に事欠かない。そんな自信はあるのだが、「応援弁士」に応用するには、悪くはないが、ちょっと気が引ける。そこで「遠慮」した。
5人10人の応援弁士の弁に耳を傾けているが、ありきたりの「つまらない話」ばかり。しかし、それでいいのかもしれない。「政治」がつまらないのは、今に始まった事ではないし、つまり「平和」な証拠だ。どっからどう見ても、「きみまろ」の漫談の方が「面白い」のだから。