パート2
で、世界中で金が余っているのに、借金漬けのギリシャでユーロ圏はもめている。ドイツの女性首相の与党の大物後援会長が「ギリシャがパ^ティで浮かれ騒ぐのは勝手だが、俺の金で騒ぐのは、もう許さん。」などと言っている。
ユーロ圏の覇者はドイツなのだ。ドイツが図抜けているから、どんどんお金が流れて集まっていく。すそ野のギリシャやスロベニアだったか、小国はドンドン貧困に喘ぐ。やがて、ポルトガルやスペインやイタリアなどの大国も、その吸われる、すそ野になっていく。
ギリシャを救済しようとしたら、金と同時に、当然、国として経済発展できるだけの産業や人間の能力や社会全体の生産性を上げるなどの、長期計画に基づく支援をしなきゃいけないし、国民もそれを受け入れて、働かなきゃいけない。4分の1が公務員と退職公務員といわれている国では、とてもじゃないが、そんな簡単に先進国の仲間入りは出来ない。
とすれば、統一通貨で、プロも小学生も同じルールで試合をしましょう、という仕組みに問題がある。二流国は二流国のまま、庶民は幸せに生きればいいのだ。
ドルの単独世界制覇に対抗するためのユーロには、根本的な問題がある。同じことは、アメリカの内部でも、貧富の格差が広がって、問題は山積みなんだから、政治体制の違う国に共通通貨という幻想は、もっと訳が悪い。
そして今、昨日まで財布に1万円札1枚しかなかったのに、コピー機で刷った1万円を追加して、2万円だ、認めろよ、とピストルを突きつけて、買い物をするアメリカというガンマンが暴れる。売る方だって、1万円より2万円のほうがありがたい。
大量のドルが出回れば、それに合わせて、他の国でも元や円やユーロも紙幣を刷る。金が余るから後進国に橋や道路や発電所を建設すれば、工事で潤った人々が車や携帯やテレビや冷蔵庫を買うから、東アジアにブリクスに南米や中米や中東にアフリカまで、どんどん近代化する。
中国などという二流国家さえ、世界一だと宣言したくて盗んだ技術だろうがなんだろうが、先進国のトップに立とうと突き進む。羽のない龍が空を目指すのだから、地上でのたうち回る尻尾は大変だ。
まあ、世界がどんな金で動いているかなんて、我々にゃどうでもいいけど、身の回りの1万円札の動きは、10年、20年前とは全く違うし、それがこれからもドンドン加速する。昔の「借金」という概念が、世界で通用するのは、身の回りの小さな貸し借りだけ。サラ金や街金さえ姿を消したのだ。
代わって、カードローン会社が小口融資を独占している。金が世界を変えるし、金が無きゃ一日だって生きられない。電気も冷蔵庫も健康保険も税金も、めちゃくちゃ金がかかる。
収入は減る一方なのに、出ていく方は増えていく。それが、一番人を絶望させるし、逆だと希望を抱く。で、一番の不幸は、たそがれ人生に対抗して、収入を増やそうとか、せめて生活レベルを維持しようとすること。出来る人は頑張ればいいが、無理は禁物だ。
川の流れに逆行できるのは、体力のある若い時。生活レベルは落ちるのだ。思い切って、ドンドン落として、風邪をひいても医者にかかれない時代がくるかもしれないと覚悟して、生きる工夫をすると、これまた幸せがやってくるから、人生とは捨てたもんじゃない。
で、世界中で金が余っているのに、借金漬けのギリシャでユーロ圏はもめている。ドイツの女性首相の与党の大物後援会長が「ギリシャがパ^ティで浮かれ騒ぐのは勝手だが、俺の金で騒ぐのは、もう許さん。」などと言っている。
ユーロ圏の覇者はドイツなのだ。ドイツが図抜けているから、どんどんお金が流れて集まっていく。すそ野のギリシャやスロベニアだったか、小国はドンドン貧困に喘ぐ。やがて、ポルトガルやスペインやイタリアなどの大国も、その吸われる、すそ野になっていく。
ギリシャを救済しようとしたら、金と同時に、当然、国として経済発展できるだけの産業や人間の能力や社会全体の生産性を上げるなどの、長期計画に基づく支援をしなきゃいけないし、国民もそれを受け入れて、働かなきゃいけない。4分の1が公務員と退職公務員といわれている国では、とてもじゃないが、そんな簡単に先進国の仲間入りは出来ない。
とすれば、統一通貨で、プロも小学生も同じルールで試合をしましょう、という仕組みに問題がある。二流国は二流国のまま、庶民は幸せに生きればいいのだ。
ドルの単独世界制覇に対抗するためのユーロには、根本的な問題がある。同じことは、アメリカの内部でも、貧富の格差が広がって、問題は山積みなんだから、政治体制の違う国に共通通貨という幻想は、もっと訳が悪い。
そして今、昨日まで財布に1万円札1枚しかなかったのに、コピー機で刷った1万円を追加して、2万円だ、認めろよ、とピストルを突きつけて、買い物をするアメリカというガンマンが暴れる。売る方だって、1万円より2万円のほうがありがたい。
大量のドルが出回れば、それに合わせて、他の国でも元や円やユーロも紙幣を刷る。金が余るから後進国に橋や道路や発電所を建設すれば、工事で潤った人々が車や携帯やテレビや冷蔵庫を買うから、東アジアにブリクスに南米や中米や中東にアフリカまで、どんどん近代化する。
中国などという二流国家さえ、世界一だと宣言したくて盗んだ技術だろうがなんだろうが、先進国のトップに立とうと突き進む。羽のない龍が空を目指すのだから、地上でのたうち回る尻尾は大変だ。
まあ、世界がどんな金で動いているかなんて、我々にゃどうでもいいけど、身の回りの1万円札の動きは、10年、20年前とは全く違うし、それがこれからもドンドン加速する。昔の「借金」という概念が、世界で通用するのは、身の回りの小さな貸し借りだけ。サラ金や街金さえ姿を消したのだ。
代わって、カードローン会社が小口融資を独占している。金が世界を変えるし、金が無きゃ一日だって生きられない。電気も冷蔵庫も健康保険も税金も、めちゃくちゃ金がかかる。
収入は減る一方なのに、出ていく方は増えていく。それが、一番人を絶望させるし、逆だと希望を抱く。で、一番の不幸は、たそがれ人生に対抗して、収入を増やそうとか、せめて生活レベルを維持しようとすること。出来る人は頑張ればいいが、無理は禁物だ。
川の流れに逆行できるのは、体力のある若い時。生活レベルは落ちるのだ。思い切って、ドンドン落として、風邪をひいても医者にかかれない時代がくるかもしれないと覚悟して、生きる工夫をすると、これまた幸せがやってくるから、人生とは捨てたもんじゃない。