24 黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+1(吉住)

コロナ予防接種0回、インフルも0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。

掃除機の掃除

2015年07月05日 | 日記
送信from Y.Yoshizmi:家の掃除機を見ただけで、我が家にダイソンの高級掃除機は不要だと分かるし、絡みついた長い髪の毛を見ただけで(洗面所やお風呂場やトイレの床を見るまでもなく)髪の毛は不要だと、分かる。

台所の流しや、食器棚を眺めただけで、我が家に高級住宅が不要であることは、歴然としている。ビフォーアフターで、あれほど様変わりする住居は、多少改善の参考にはなるけれど、様変わりした住居の10年後の暮らしぶりをみれば、それが改善前の住居に近づいていくことは、断言できる。

高級住宅や分譲マンションの完璧な内装の中では、当然、高級掃除機ダイソンが役立つだろうし、エアコンも空気清浄機も羽毛布団もお掃除ロボットも、そして、高級な美意識に基づいて、骨身を惜しまず片づけや清掃を心がける高級な人間が住みつくか、専用の人間を雇用して、美空間を維持するだけの所得を必要とする。

今は、色んな便利な清掃具があるからそれらを駆使するにしても、手間ひまを惜しまず働かなくてはいけないだろうなあ。

私は、ごめんこうむりたい。タバコの灰を落としたり、珈琲をこぼしたり、ついついテレビの前で食べるおやつをこぼしたりするし、窓を開け放して、流れる空気がいいし、雨音が好きだし、衣服を脱いだり着たり、片付けているつもりの身の回りに、どれほど沢山の小物が溢れているか、計り知れないのだ。

種々雑多な中で、最大のゴミの発生源が自分なのだから、耐えられないね、きっと。綺麗なホテルに泊まるのはいいけれど、住めないだろう。

むろん、清潔は大事だしいいことだよ。汚れは気になるし、清潔に心がけている。洗ったTシャツやパンツに着替えれば気持ちいい。しかし、ブランドスーツで昼寝を楽しめない。それだけの、気概は年とともに消えていくね。

そんなもんだよね、人の住まいって、さ。段々、骨壷ひとつに近いづいていくって?


世界遺産

2015年07月05日 | ニュース
By Yahoo:[ 19c,25c,50% 72p67k ] 曇り、蒸し暑い

日曜日って言われてもなあ。夕方6時からのNHK=BSの「花燃ゆ」しか、予定はない。(決して、信じないように!
他人の前に、真実を暴露するほど私は愚かではない。朝からフン刻みのスケジュールこなして、いるのだ。ぼんやり、窓の外の景色を眺め、珈琲を飲みながらタバコをふかしているような暇な老人では、なあい、のである!)

世界遺産? ユネスコによるジュネーブでの世界遺産指定をめぐって、やきもきする地元の動向に、韓国が強制労働の歴史を絡ませて横槍をいれたとか和解に動いたとかの味付けが加わって、ますます、ニュースの注目度が上がっている。

盛岡の製紙工場の跡が注目を集めて、大勢の観光客が押し寄せるニュースを見て、地元自治体の役人が、地域おこしの観光の目玉にするのに、「世界遺産指定」という「お墨付き」欲しさに目の色を変えているのだ。

いかにも役人らしい発想ではないか? 私は、長崎のグラバー亭も何度か見ているし、近年、軍艦島をおとづれる機会もあった。軍艦島は驚くような「廃墟」だ。見ただけで心が癒される風光明媚な観光地というわけではない。

歴史的な背景を知って、初めて「へえー、なるほど」とうなずくような、歴史跡、「ツワモノどもが夢の跡」という戦国時代の城跡に似ている。そういう意味で「観光地」なのだろうが、お墨付きなど期待せずに、地元でしっかり、ひそかに整備して、口コミで世間の注目を集める、息の長い観光地に育てる必要がある。

お墨付きを頂ければ、整備する予算が付けやすい、などという根性では、整備が整ったときには閑古鳥がなく、ということになりかねない。所詮は「廃墟」であり、歴史の「残骸」なのだ。観光客が二度も三度もやってくる場所ではない。観光の目玉、などと浅はかな知恵を働かせると、地元住民の目玉が飛び出るほど、経費倒れにおわりかねない。