前回、なんだか失敗したような感じで終わったフロントデフですが再度挑戦していきます。
失敗した内容ですが、軽量化として強度考えながら穴を開けたのですが、思った以上に全然軽くならなかった事です。
穴あけ加工による軽量化は期待できないので、違う方向性から考えていきます。
手段としては、デフケースの中に詰めている「粘土」を違う素材に置き換えて、「確実なデフロック」と「メンテナンスフリー」を目指します。
今回は充填する材料に「ホットボンド」を使っていきます。
デフロックに粘土を使った場合はケース内に隙間無く粘土を詰め込む必要があります。
デフが動いた時に隙間があると、そこに粘土が逃げてしまい効果が無くなってしまいます。
その点、ホットボンドを使った場合はケース内のギヤ部分だけに充填するだけで、確実にデフロックができます。
ケースとリングギヤの部分に軽量化も兼ねて、必要な穴を開けていきます。
クロスシャフトと小さいベベルギヤをケースに入れたら、隙間にホットボンドを流し込みます。
ホットボンドが固まる前に大きいベベルギヤを入れて、ギヤが浮かない様に調整していきます。
次になるべく素早くリングギヤを取り付けます。
後から調整するので、この時点ではなるべく均等にネジを取り付けていきます。
最後にケース横に開けた穴からもホットボンドを少量流し込みます。
ベアリングとデフジョイントを取り付けて
フロントデフの完成です。
(・∀・)
デキマシタ。
完成したデフを手で動かしてみると確実にデフロックされているのですが、わずかに弾力があります。
この弾力は素材のホットボンドのせいだと思うのですが、これなら必要以上の衝撃を逃がしてくれるかもしれませんね。
気になる重さは「26グラム」で、あまり変わりがありませんね。
あとはシャーシに搭載する時に、リングギヤ部のネジの締め具合を調整します。
今回はデフの充填素材にホットボンド使ったのですが、粘土よりも簡単で確実にデフロックが出来ました。
軽量化と充填個所として穴を開けたのですが、簡単に作るなら必要無かったかもしれません。
しばらくはこのノーマルデフでTT-02を走らせていきます。
(*´∀`)
コレデヨウスヲミマス。