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映画『パピヨン』、ここに描かれている生きることへの強い思い、自由への渇望!

2019年11月12日 22時00分42秒 | Weblog

 私の中で、最高評価をしている映画がある。それは、スティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマン主演の生きることへの強い思い、自由への渇望を囚人という位置から描いた『パピヨン』という映画である。
 これまで多くの映画作品を観てきたが、これほど自分自身が衝撃を受けた映画はなかった。映像美やヒューマンドラマとしての完成度の高い映画作品は色々あったが、ここまで人間の生き様や自由への思いを映像の中から、凄まじく衝撃を与える作品はなかった。今後は分からないが、数百本の映画を見てきた現在、私の中で、この『パピヨン』以上に衝撃や強い思いを受けた作品はなかったということなのである。
 人間は、人それぞれ感性があるので、なんでの作品がと思う人もいるかも知れない。でも、私自身にとって、この映画作品は、至高の作品であり、他の物に代替できない貴重な映画作品なのである。

 『パピヨン』(Papillon)は、1973年のアメリカ合衆国の伝記犯罪映画。フランクリン・J・シャフナー監督。 胸に蝶の刺青をしていることで「パピヨン」と呼ばれた男が、1931年に無実を叫びながら終身刑となったものの、脱獄に成功し、後にベネズエラ市民権を取得したというアンリ・シャリエールの同名自伝小説を映画化したもの。当時の公開コピーによると、小説は世界1,000万部のベストセラーを記録。製作のロベール・ドルフマンと製作総指揮のテッド・リッチモンドは、『レッド・サン』で、大スターの顔合わせを実現して話題となっており、つづいて本作でもマックイーンとホフマンの2大スター共演を実現させた。ジェリー・ゴールドスミスの音楽は、1973年度のアカデミー作曲賞にノミネートされ、しばしば映画音楽の名曲の一つとしてコンサートなどで取り上げられてきた。

 ケチな金庫破りで捕まった男。その男は胸に蝶の刺青を入れていることから「パピヨン(蝶)」とあだ名されていた。パピヨンは仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に終身刑の判決を受けてしまう。この刑を受けた人間は、祖国フランスを追放される上に南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働が科せられるのだった。パピヨンは脱獄を決意。しかし、それには看守を買収した上、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。そこでパピヨンは同じ服役囚のドガという男に目を付ける。ドガは国債偽造で逮捕された男で、今もその腕が噂される偽札作りの天才だった。当初パピヨンはドガと取引することで逃亡費用を稼ごうとするが、やがて二人は奇妙な絆で結ばれてゆく。

パピヨン Papillon 1973