この9月に5連休となるのは、5月のゴールデンウィークに匹敵するくらいに凄い休みの重なりなのです。このように、5連休にできるのは、次は11年後になるとか・・・。やはり、この上半期末の月にこれだけの祝日が取れるのは最高なのである。
そんな状況なので、私的にはどこかに出かけたい、しかも宿泊で・・・、という衝動にかられたのでした。これには、息子夫婦、娘夫婦も賛同したのですが、娘夫婦は、この連休中にも2日の休みを取るのに困難な状況になってしまって、結局は息子夫婦と4人で出かける事になりました。この時期は、いろんな場所がピックアップできるのであるが、前々から息子が行きたいと言っていた「吹割の滝」に行くことに決定。この滝は、「日本のナイヤガラ」と言われている滝のようなのですが、この言葉を聞いた瞬間に、まさか「日本のがっかり」(札幌の時計台等)になっていないのだろうか?と疑問が浮上。世界の名所等に例えられる場所に素晴らしかったことがないということも、また真実なのであります。あまり期待をせずに、この「吹割の滝」に「行くことに決定。この計画は1ヶ月前に決定したので、急遽、宿泊場所も選定することになったのですが、この時期はとてもじゃないけど、宿泊場所の確保は困難な時期だったのです。この連休には、多くの人が早くから旅行の計画をしているので、こんな時間のない時期に宿泊場所の確保は至難の業となるのです。でも、やっとのこと片品温泉の中に、4人が泊まれる食事付き・温泉宿が確保できたのでした。群馬といえば、伊香保や水上温泉、老神温泉等温泉街が多いのであるが、この時期ならではのことで、温泉宿はほぼ満席。1部屋を確保するのにも、四苦八苦の状況なのに、4人宿泊の場所など取れるはずはないのであったのです。やっとのこと、じゃらん経由で宿泊場所を確保し、ほっと一息なのであった。
先ずは、娘夫婦も共に大規模ショッピングセンターに行って遊んで食事をした後、旅行に行く私たち4人で、「吹割の滝」を目指して関越自動車道をすっとばしたのです。もう午後のこと、相当な勢いで車を進めないと、群馬の「吹割の滝」には着かいない状況なのでした。しかし、この時期はどの高速道路も大渋滞必死。私たちは、関越道に乗るも、川越以降東松山の先まで大渋滞に巻き込まれてしまったのでした。遠隔地への移動は、早朝出発という鉄則からすると、とんでもないセオリー違反になった報いなのでした。この渋滞からすると、当日の時間に「吹割の滝」見学は困難な状況。急遽予定を変更し、17時到着の温泉宿への到着を最優先することにしたのでした。渋滞を抜けると、至ってすんなりと走行が可能となりました。プリウスαは快適に進み、どうやら17時前には旅館に着く目処が立ったのでした。
関越の沼田インターを下車し、ロマンティック街道を北上。この道、名前のとおり、綺麗な街路樹やロードサイドの店が中々のもの。あの軽井沢に似たような雰囲気の中をひたすら北上したのでした。沿道にはりんご狩り等農園の表示があり、立ち寄りたい衝動にかられましたが、先に進むことを決意。どんどん山中に入っていくのですが、やがて、太陽も沈み始め多少暗くなってきた時間帯に、旅館に到着。この日は、18部屋あるこの旅館も満室状況。私たちの到着が一番最後のようでした。この山の中、暗くなれば街灯もあまりない中、旅館を探すだけでも至難のわざとなるところでしたので、ある程度の明るさの中到着できて良かったと、全員が安堵。息子と交互に運転してきた愛車もしばしの休息となったのです。
17時前に到着したことで、夕食は18時からと旅館の主の説明を受け、まだ、1時間程度あるので、源泉かけ流しの温泉風呂に直行。あまり大きくない温泉風呂でしたが、実に気持ちよかったのです。温泉は日本人にとっては、必需品。この温泉に入るだけで、心も体もリフレッシュできるのである。火山も多く、地震も多い日本であるが、この温泉も多いから日本人は耐えていけるのであろうと思うのです。
温泉を出ると、待ちに待った夕食。ここの夕食は、評価の高いものだったので大いに期待していました。鹿の刺身、鯉の洗いの酢味噌和え、野菜と牛タンの蒸し鍋、ゼンマイ等のおひたし、地元で採れた野菜の天ぷら、ひじきの煮物等に味噌汁、新鮮な炊き上げご飯。どれも実に美味しく頂いた。その前に、みんなでビールで乾杯したのは当然のこと。地元の地酒まで頼んで、実に心地よい気分になったのでした。息子夫婦との旅行は初めてだったので、実に面白おかしく道中を過ごせたのもよかったでした。
次の日、「吹割の滝」に出発。この滝は、随分な景勝地で、凄い人と車でした。駐車場も満車、多くの人がやってくる滝だったのです。この滝の横を遊歩道が通っているのですが、転落防止の柵が無い状況。ちょっと誤って滝に転落したら、命の保証は無いだろうと感じたのです。アナウンスでも転落事故があったので、注意を促していました。この滝は、実に素晴らしい、自然が造った景観なのです。大きな水量の中、突然にナイヤガラのような滝が出現。感動することしきり。晴れた天気だったので、空の青、山肌のオレンジと灰色、水の緑のコントラストが実に美しかった。がっかりどころではではなく、感動の滝でした。駐車場近くの店で、ヤマメの塩焼きも食べ、堪能して次に出発。
次は、日光を目指したのです。「竜頭の滝」、日本一の「華厳の滝」を堪能。近隣の店で、日光名物の「湯葉」料理にも舌鼓。やはり、湯葉は最高においしい日本の食材であることを実感しました。
帰りは、東北道で帰り、「羽生SA」に立ち寄り、鬼平犯科帳の江戸の街並みを見て、磯辺餅、名物アンパンを食べながら、帰途につきました。しかし、ここでも大渋滞に遭遇したのは、言うまでもありません。
でも、楽しい滝三昧の旅でした。
「遠山の金さん」の主題歌をご堪能あれ!!
「大江戸捜査網」も併せてご堪能ください!!
ついでに「暴れん坊将軍」のテーマも!!