住んでいるマンションの桜です。
30年以上も前から途絶えることなく、毎年、咲いています。
枝も短く、細い木でしたが、今では、手をいっぱいに広げ、通る人を包み込んでくれます。
あと数日すると、見事な桜吹雪が見られます。
子供の手を引いて、毎日、この木の下に出かけました。
子供が一人増え、二人増え、そして三人に。
それも、この木たちは見ていました。
一番上の娘が、嫁ぐことになりました。先日、入籍しました。
もう、うちの戸籍には、娘がいなくなりました。息子が一人です。
あかねの同級生も、5月に結婚します。
「早いな~」と思ったけれど、もう22歳なんですね。
どうも、二十歳くらいから、あの子の成長についていけません。
もう、その年のあかねを想像することができなくなりました。「14歳のあかね」は、いつまでたっても14歳なんですね。
お姉ちゃんが、あかねが、息子が、ひとひらの桜を追いかけて、走り回る姿が、いま、そこにいる女の子に重なります。。
この桜たちは、何人の子供の成長を見守ってきたんだろう。
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