今日の朝刊に「弔うチンパンジー」という記事が載っていた。
アフリカのギニア・ボッソウ村周辺に暮らすチンパンジーの群れの話。
京都大霊長類研究所の松沢哲郎教授らが34年前からこの群れの調査をしている。
この間に、この群れで3匹の子猿が死んだ。
この子猿をなくした母猿たちは、いずれも死骸を手放さずミイラになるまで持ち続けた。
子供の体が動かない事は認識しているのに、子供の死骸にたかるハエを追い払ったり、毛づくろいをしたり、死骸がミイラになった後も巧みに背負い運んでいたそうだ。群れの他のメンバーも、死骸の悪臭を嫌がる事もなく、平静にうけいれていたという。
これまで、子供の死骸を運ぶ霊長類の例はまれにあるが、この群れでは子猿が死んだ3例すべてで観察された。
松沢教授は「幼い子をなくした母親の振る舞いとしてボッソウの群れ固有の文化的な行動と言える。」と話している。
チンパンジーの母親は「子猿の死」をどう受け止めているんだろう。
人間だって、遺体を荼毘にふすまでは「ひょっとしたら生き返ってくるのでは」という気持ちを捨てきれない。火葬されて骨になった姿を見て、ようやくあきらめる。
いつまでも自分の腕の中にあるなら...
アフリカのギニア・ボッソウ村周辺に暮らすチンパンジーの群れの話。
京都大霊長類研究所の松沢哲郎教授らが34年前からこの群れの調査をしている。
この間に、この群れで3匹の子猿が死んだ。
この子猿をなくした母猿たちは、いずれも死骸を手放さずミイラになるまで持ち続けた。
子供の体が動かない事は認識しているのに、子供の死骸にたかるハエを追い払ったり、毛づくろいをしたり、死骸がミイラになった後も巧みに背負い運んでいたそうだ。群れの他のメンバーも、死骸の悪臭を嫌がる事もなく、平静にうけいれていたという。
これまで、子供の死骸を運ぶ霊長類の例はまれにあるが、この群れでは子猿が死んだ3例すべてで観察された。
松沢教授は「幼い子をなくした母親の振る舞いとしてボッソウの群れ固有の文化的な行動と言える。」と話している。
チンパンジーの母親は「子猿の死」をどう受け止めているんだろう。
人間だって、遺体を荼毘にふすまでは「ひょっとしたら生き返ってくるのでは」という気持ちを捨てきれない。火葬されて骨になった姿を見て、ようやくあきらめる。
いつまでも自分の腕の中にあるなら...
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