1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

天仙液のこと

2007-10-13 09:43:16 | Weblog
1年くらい前、骨肉腫の患者さんのブログを読んで「天仙液」のことを知りました。
天仙液は、中国政府がガンに対する治療効果が高いと認定し、漢方生薬の抗ガン薬として初めて許認可された医薬品『複方天仙膠嚢(ふくほうてんせんこうのう)製品名「天仙丸」』)を、最新科学技術を駆使し、さらに効果を高め、液体化に改良するなど、日々の研究成果を加え、進化し続けてる抗ガン治療薬だそうです。
知人の奥様が中国の方でしたので、天仙液のことを聞いてみました。
お母様が中国で医者をなさっているので現在の中国医療にお詳しい様でした。
「上海で天仙液の治療をおこなっている病院があるので、こちらに来てはどうか」と勧めてくださいました。
その頃、娘はすでに治療をやめていたのですが「床ずれ」のため長時間飛行機に乗る事が出来ませんでした。そこで天仙液を送ってもらい飲ませることにしたのです。
病気の進行状況によって飲む量が変わります。
娘の場合、3時間おきに3本飲まなければいけません。自分が末期であることを知っていれば死に物狂いで飲むのでしょうが、治っていると信じている娘に苦い薬を飲ませるのは至難の技です。「あなたは抗がん剤が効かないんだから次に骨肉腫ができたらどうするの?また痛い手術をするのはいやでしょう?お母さんを安心させて」と説得して食後に1本飲ませるのがやっとでした。
それでも、病気の進行を少しでも遅らせる事が出来たらと祈る思いでした。
亡くなる数日前まで頑張って飲んでくれました。親孝行のつもりだったのでしょうね。

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