あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

2009年度民主党「女性議員ネットワーク会議」

2009-11-25 09:28:30 | Weblog
昨日は2009年度「女性議員ネットワーク会議」が
党本部で開かれました。
全国から、女性議員が集まって・・・の会議。

毎年、この会議でだけしか会えない、県議や市議の方、
(総選挙で国政デビューした方など、いらっしゃいますが)に
会えることも楽しみのひとつ。

この会議は女性議員の力を結集し、地方議会の政権交代を実現しよう、
党組織における男女共同参画を実現しよう、
地方分権の実現をめざし、国民の生活が第一の政策を実現しよう、という
3つのアクションを活動方針とするもの。

さて、党本部につくといきなりセキュリティーチェック!
いままで、こういったことはなかったのに。。。
友人議員は「与党になったから?(苦笑)」

小川敏夫参議院議員、小宮山洋子衆議院議員の
あいさつがあり、党としていままでの男女共同参画推進本部が
男女共同参画推進会議として強化されたことの報告。

研修会は「子供の権利と女性の権利」と題されて、
泉健太内閣府大臣政務官と、
千葉景子法務大臣からそれぞれ、子育て支援策、
子供と女性の権利の法制度整備について話がありました。

泉政務官から、子育て手当について
「所得制限はしない」
「6月支給に向けて、スケジュールを各自治体に早急に
 示す。事務費は100%国庫負担」という
ことがはっきりと示されました。
諸外国でも子育て手当に所得制限を設けている国はなく
低所得の方には他の面(社会保障等)で手当てしていくし、
施設整備も図っていく、ということも明言されました。
福島大臣の発言も、「所得制限を設けたほうが・・」とだけ
クロ-ズ・アップされていますが、
施設整備やそのほかの面での不安を背景に口にしただけであり、
「すべての子供に同じ権利がある」ということは
同意してらっしゃる・・ということです。

また、施設に入っているお子さんに対する支給要件も
法案には整備されている、とのこと。

児童手当がなくなるので、児童手当勘定を別の形で残す、という
ことも述べられてました。

「子供の権利」について、札幌市の
「札幌市子どもの最善の利益を実現するための権利条例」が
紹介されました。
紆余曲折、さまざまな壁を乗り越え、子どもの人権に造詣が深い
元弁護士である市長の理解と協力のもと制定できた条例です。
また、この条例は40人ほどの子どもが大人とともに
制定に携わったという点も見逃せません。

第10条「豊かに育つ権利」に子どもの意見が取り入れられて
いるのですが、

第10条 子どもは、様々な経験を通して豊かに育つことができます。そのためには、主に次に掲げる権利が保障されなければなりません。
(1) 学び、遊び、休息すること。
(2) 健康的な生活を送ること。
(3) 自分に関係することを、年齢や成長に応じて、適切な助言等の支援を
  受け、自分で決めること。
(4) 夢に向かってチャレンジし、失敗しても新たなチャレンジをすること。
(5) 様々な芸術、文化、スポーツに触れ親しむこと。
(6) 札幌の文化や雪国の暮らしを学び、自然と触れ合うこと。
(7) 地球環境の問題について学び、豊かな環境を保つために行動すること

1号の「休息すること」。
これは条文作成時に「だらだらすること?」
「子どもが休息??」と喧々諤々だったといいます。
でも、子どもだって「休息」したいのですよね。
ゆっくり心身を休ませたい!という子どもの素直な気持ちが
あらわれているように思います。

解説にも「休息する」ことの意義がキチンと説明されています。

条例さえつくればいい、というものではありませんが、
「子どもの権利」について考えされられました。

さて、小沢幹事長も会議に参加し、意見交換の場を
得ることもできました。