すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。
current topics(239): 北朝鮮のミサイル
情報筋から寄せられたお話をお伝えします。
北朝鮮は「ミサイル発射目的は在日駐留米軍に向けたもの」と発表したようです。
しかし本当は、マレーシアでの正男暗殺事件の事後処理のまずさや、
米韓軍事演習、北朝鮮制裁の強化などに対するいら立ちから発射したものです。
発表内容は後付けの理由です。
後付けとは言え、この理由を押し通して次の展開に進むことも考えられますので、十分な注意が必要です。
北朝鮮はミサイルの製造資金にも余裕が無く、精いっぱいの示威行為だったようですが、
国際情勢の変化次第では軍事行為を最優先にする可能性があります。
第一の矛先は中国です。
一連の幹部の粛清の理由は、すべて中国との関係において何らかの利益を得ていたか、
国家転覆を図る疑いのある者への処分です。正男暗殺もその流れの中にあります。
彼らを手助けしている中国政府を許すわけにはいかないようです。
そのためミサイルの射程距離内には当然北京が入っています。
また、マレーシア大使をはじめ暗殺に関わった工作員たちへの処分が間もなく始まるようです。
マレーシアとの国交の断絶や北朝鮮の国際的評価を落としたことの責任が主な理由です。
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current topics(238): 緊急:豊洲の地下水調査問題
豊洲の「地下水モニタリング調査」をめぐり、第9回目の調査を担当した業者が
都の職員の指示により、過去8回までとは違う手順で調査していたと明らかにしました。
この問題について、情報筋より緊急の情報が入りました。
都の担当職員が独断で、過去とは違う手順で行うよう指示を出したようです。
都の職員の多くは、その時々の都知事の思惑や意向に沿う形で、
文書を作成したり、報告書の作成をするようです。
豊洲移転に慎重な姿勢を示している小池都知事に取り入るつもりで、事実と違う数値にしたようです。
小池都知事は全く関与していませんが、せっかくの調査内容が捏造であったことで、さらに混乱に拍車をかけることになりそうです。
都の職員がその時々の都合に合わせ数値を変化させていることが常態化しているようです。
調査自体の信頼性、真実性を脅かす大事件となり、彼らの作るデータは一切信頼するに値しません。
これまでも、都の職員が怠慢だったり、つまらないことをするために、様々な混乱が生じ、
本来の都政を阻害し、東京の発展を妨げる要因となっています。
その意味では、石原氏の「東京都は伏魔殿だ」との発言も一理あると思います。
都の職員は、自己保身のために、都民を裏切る嘘や隠蔽を繰り返してはなりません。
また、都職員の恣意的な判断で東京都の発展を阻害することは官僚としての重大な規律違反になります。
都の役人、職員は、
小池都知事の掲げる東京大改革の一つには「職員自身の意識改革」が含まれていることをいま一度噛みしめ、
緊張感を持って仕事をしていただきたいと考えます。
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current topics(237): 石原慎太郎氏の記者会見
本日の日本記者クラブで会見した石原氏について、情報筋より次の見解が寄せられました。
石原氏は今日の会見のための資料などを、都知事時代の秘書のような立場の人に準備させたようです。
石原氏の言いなりに動いただけなので、石原氏にとって都合の良いところだけを用意しました。
また、石原氏は少し脳障害が生じているようなので、
色々なことを本当に忘れたり、質問の意味もわからないようです。
仮に百条委員会に出席してもこのままでは全くラチがあかない可能性が高いと思います。
石原氏の記憶や、思考の範囲が狭くなっているので、質問と答えは堂々巡りになりそうです。
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コラム(206):
小池新党「都民ファーストの会」安定過半数戦略
民主党事務局長の経歴を持つ政治評論家の伊藤惇夫氏は、テレビ番組で「都民ファーストの会が同じ選挙区に複数の候補者を立てた場合、票割りができないため全員を当選させることは出来ない」と否定的な見解を示しています。
伊藤惇夫氏の発言は、民主党に追い風が吹いた前々回の都議選の際、定員8名の大田区で民主党が12万票を獲得したにもかかわらず、候補者4人のうち2人しか当選できなかった経験があるからです。
伊藤惇夫氏は旧来の政治手法を当然としているのでそうした発想になるのです。
中選挙区での立候補者数
都議選を選挙区ごとに分析すると、定数127議席のうち、都民ファーストの会は、現時点で63議席を獲得することができます。
定数1人区については全員当選、定数2の選挙区は1名の当選者、定数3の選挙区は豊島区で2名の当選を見込む以外は1名の当選者、定数4、5の選挙区は2名の当選者、定数6の選挙区は3名の当選者、定数8の選挙区は4名の当選者が見込まれ、総数が63議席になります。
さらに、定数3で2議席獲得可能選挙区が2か所、定数5で3議席獲得可能選挙区が3か所あり、全員が当選すると5議席増で安定過半数となります。
算定数値は、都知事選における小池氏の得票数に、筆者の選挙経験則データを加え、定数別のボーダーライン算定基準から導き出しました。ちなみに、千代田区長選の票分析をすると、石川雅己氏に区長実績があったとはいえ、得票数、得票率ともに都知事選での小池氏の票を上回っています。
この開票結果は、都知事選後の小池旋風の規模がさらに大きくなっていることを物語っています。
複数人立候補の戦い方
複数人が立候補する選挙区では、投票の割り振りをすることで、票の偏りを防ぐことが出来ます。
すでに都民ファーストの会で検討されているはずですが、方法論の一つを示してみたいと思います。
都民ファーストの会は新人が多数立候補するため、地域内に名前が浸透していません。そのため、有権者を後援会に入れるなどの方法ではなく、あらかじめ有権者に都民ファーストの会の会員として登録してもらう方式が有効です。
つまり、都民ファーストの会に入会した賛同者の住居分布を地図上で突き合わせ、A候補は○○町~△△町、B候補は□□町~◎◎町と候補者のテリトリーを決めます。
その上で入会者に、「あなたの地区の候補者は誰々です」と通知することで重なりがなくなり、票の偏りを防ぐことができます。
候補者と賛同者を結びつける事で、地盤のない新人候補者が新しい地盤を形成することが可能になります。
また、入会者は自ら集票活動の推進役になる可能性が高いので、友人知人への呼びかけが格段に広がることが予想されます。
各候補者は、指定された区域で効率的な選挙活動が出来るため、選挙費用も低く抑えることが出来、とりわけ新人候補にとっては最適な選挙方法となります。
選挙では、2人区で33%、3人区で25%、4人区で20%、5人区で16.7%、6人区で14.3%、8人区で11.1%の獲得票が当選ラインです。
都民ファーストの会の仲間作りをするという発想で臨むことで、小池都知事から発せられる強い風に乗って当選者が続出することが予想されます。
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コラム(205):百条委員会 委員の事前査定
都議会に百条委員会(豊洲市場移転問題に関する調査特別委員会)に23名の都議が委員に選任されましたが、彼らがどこまで問題の真相究明の力があるか、その本気度を政党別に事前査定してみます。
東京都議会自由民主党(11名)
百条委員会設置に最後まで反対した自民党都議団は、最初から真相を究明するつもりはありません。豊洲利権に関与した都議19名は全員自民党議員です。(current topics(197):豊洲利権に関わった人びと、ご参照)。しかも、委員長の桜井浩之氏をはじめ、利権に絡んだ議員の4名が委員になっています。自分で自分の罪状を暴くはずはなく、本気度はゼロです。
また、百条委員会の設置を執行部に求めた有志の会の代表が、内田茂氏の盟友の野村有信氏であり、当然のことながら事前に打ち合わせを済ませています。
さらに、内田氏は夏の都議選に不出馬表明をしましたが、都連での実権を手放す意思はありません。したがって、自己保身と自民党都議団の自己保存のため、石原慎太郎氏をスケープゴートに仕立て、自分たちに批判の矛先が向かわないよう仕組んだだけのことです。
全国中継される都議会で、豊洲の闇に強く迫ることのできない自民党議員の姿は、国民に大きな失望感を与えることになると思います。
都議会公明党(4名)
百条委員会は党の威信をかけて鋭く問題の本質に迫ると思われます。4名の議員の中で、理事の上野和彦氏は、従来から都議会自民党との関係が深いので糾明力はありませんが、他の公明党議員の追及に期待が持てそうです。
東京改革議員団(3名)
2会派に分かれていた民進党の議員団が合流して、東京改革議員団と名称を変更しました。小池都知事の都政改革寄りであることを印象付けようとしていますが、民進党議員はもともと、政策に関わる研究や学習を怠っているので、まともに追及する能力はありません。
日本共産党東京都議会議員団(3名)
従来から一貫して豊洲移転を問題視していた共産党は他の政党に比べ、調査資料や数値データなどを豊富に持っています。石原氏に対する訴訟弁護士団との連携で、新たな事実が暴露される可能性も高く、真相究明の起爆剤になると思われます。
都民ファーストの会 東京都議団(1名)
幹事長の音喜多駿氏の質問スタンスは、政党としての自己主張やパフォーマンスとは違い、都民の立場で筋の通った正当性の高い質問になりそうです。
百条委員会は都議選の最大の焦点
上記の表は、百条委員会のメンンバー表ですが、本気で事実を究明する意思のある都議に○印を付しました。本気度のある政党は、公明、共産、都民ファースト、生活者ネットワークの計8名で、23名の委員中の1/3です。
豊洲移転の経過と責任の所在、利権に関与した人物を徹底的に究明し、闇に隠された真実を明らかにしていくには必ずしも万全の態勢とは言えません。
2月27日のcurrent topics(236)で、豊洲移転のキーマンである石原、浜渦両氏が出席しない可能性について言及しました。たとえ彼らが来なくても、都の職員や東京ガスの関係者から重大な証言を引き出せる可能性があるので、粛々と行われなければなりません。
闇を徹底的に洗い出し、膿を出し切ることが百条委員会の真の目的です。
自民党都議団は何人かの評論家などの口を借りて、「百条委員会を都議選の争点にするな」と言っています。しかし、今回の百条委員会のテーマこそが、国民が一番知りたい部分であり、一番解決してほしい部分でもあります。したがって、来る都議選の最大の争点になることは明白なのです。
都民の立場に立って安心安全を優先させようとするのか、既得権益を守ろうとする立場に立つのか、その一挙手一投足が注視されていることを忘れてはなりません。
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