赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

政権打倒のために詐欺師を担ぎ出した人びと コラム(211)

2017-03-25 22:50:52 | 政治見解



コラム(211):政権打倒のために詐欺師を担ぎ出した人びと


野党四党、メディア、評論家が「籠池氏は堂々と証言した。安倍昭恵さんも証人喚問されるべきだ」と発言しています。不思議なことに彼らは全く同じ言い方をしています。誰かが司令塔になって全体に号令をかけているからです。


民主党政権誕生前夜の情報操作に酷似

籠池氏の証人喚問報道は疑問だらけです。テレビメディアはNHKを含め、前後の本当の脈絡を無視し、籠池氏や野党にとって都合のいい部分を切り取って報道しています。また、朝日新聞などは籠池発言の矛盾点や誤った証言部分は掲載していません。これは讀賣新聞とサンケイ新聞を除くすべてのメディアに共通しています。反体制の代表格である朝日新聞は、「籠池氏は率直に語っていると感じた」「政権は窮地」といった表現で、詐欺師の言い分が正しいかのような印象操作をしています。

この状態は2009年の民主党政権誕生直前のマスコミ報道に酷似しています。当時のメディアは、自民党のマイナス部分をことさら強調し、それを糾すことが出来るのは民主党だけと喧伝していました。また、時の総理大臣の麻生太郎氏に対し「庶民感覚が無い」等と個人攻撃をし、政権交代を煽ってきました。

メディアの言論操作が当時と極めて似ていることが分かります。


黒幕の正体

民主党政権を実現させたのは小沢一郎氏です。2009年、鳩山由紀夫氏が民主党代表に就任した際、同氏の要請を受けて選挙担当の代表代行に就任し、同年9月の総選挙で民主党を圧勝させました。

小沢氏は、自民党幹事長時代から裏面工作を駆使して配下の国会議員やメディアを操ってきました。小沢氏は自民党を離党後、自民党を破壊することに心血を注ぎ、1993年には非自民連立政権成立の黒幕として暗躍していました。

最近の小沢氏は「オリーブの木」構想で、複数の政党が統一の首相候補を掲げて選挙を戦うために、野党共闘を築くことの重要性を力説、共産党と民進党の連携を画策していました。

今回の一連の籠池騒動を政権打倒の最大のチャンスと捉えた小沢氏は、指令塔として野党4党に指示を出し続けています。

しかも、メディアや評論家対策も怠りなく、360名もの共産党員が存在するNHK、共産党と双子の兄弟の朝日新聞社を中核部隊として世論操作を行っています。


かつても今も、小沢氏の側近と言われた人たちが次々と離れて行きました。

野党は目先の欲望のために、小沢氏と行動を共にしてはなりません。


韓国を真似た政権打倒計画

小沢氏の戦術は、はっきり言って韓国流政権潰しの模倣です。悪人を見つけては縛り首にする韓国の国民と同じことを日本で試みようとしています。

つまり、韓国で朴大統領を弾劾したように、昭恵夫人を吊るし上げの舞台に立たせようとしています。

野党の一部では早くも「安倍総理退陣」「昭恵夫人逮捕」を掲げ、議事堂前デモを計画しているほどで、メディアもそれを期待しているのです。


本当は女性蔑視の野党と左翼メディア

「総理大臣夫人は勝手な言動を慎むべきだ」と言っている野党の議員やマスコミ関係者がいます。

しかし、夫が総理大臣だからと言ってその妻の個人の自由を封じこめることは、日頃彼らが忌み嫌っている「封建主義思想」そのもと言えます。

現代社会では女性が自由に意見を述べ、自由に行動することが肯定されてしかるべき時代です。

こともあろうに野党とメディアは、日本国憲法の精神である人権や自由の概念を大きく外れ、社会の流れに大きく逆行した発言をしているのです。護憲を標榜しながら、実際には憲法を遵守しようとしない野党の体質は矛盾撞着に陥っているとしか言いようがありません。

これでは野党議員が全国の女性有権者を敵に回すことは必然です。また、女性の新聞離れが加速する原因にもなります。

彼らが、「言論の自由」や「報道の自由」という言葉を、自分たちの都合だけで使っていることを国民は知っているのです。



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