『亡き母を想う…お彼岸の入り』

Ｋ恵さんが３年前の１０月のランチ＆映画の時に
＝わたしの母が亡くなって２～３ヶ月の時に
Ｋ恵さんが
「母が亡くなってお年寄りに優しくなった
（１０年以上前にお母様が亡くなってるそうです）
荷物を持ってる人を見ると大丈夫かなとか
ドアを開けてあげようとか、思った…けど
（この私がよ、って謙虚謙遜して言ってたけど）
３年経ったら、戻ったわよ＝哀しみは３年で癒える」
そんなことを言ってた

当時のわたしは「３年経ったって悲しいよ、絶対！」
哀しみが薄れるなんてことは無いよ、と思ってた
そう思ってたけどＫ恵さんの言うことって
結構正しくって＝自身の経験からだから
「そうだと良いなー」とも思った
だって悲しくって悲しくって
あんなに嫌いで（若い頃、兄ばかり可愛がるので）
死んでも良いとすら思ってたのに死んでしまって
もう、話したくっても話せない
こんな悲しい気持ちが一生続くなんてヤダよー
何で死んじゃったんだよー
何度も何度も悔いた、もっと話しておけば良かったと

そして、先日
３年ちょっと経ってＫ恵さんと会った時に
わたしが
「Ｋ恵さんが言ってたこと・・・解った
３年経ったら、母が死んで３年経ったんだけど
あの『お年寄りに優しい期間』終わったみたい」
と言った

３年間・・・３年って言うのは
何をやるにしても必要な期間なんですね
仕事も３年頑張った
母が亡くなって３年
毎日毎日泣いて泣いて
涙が枯れちゃうんじゃないか？ってほど泣いた
人間ってこんなに泣けるのかってほど泣いた
大声で泣いたり、嗚咽したり、泣いたねー泣いた
ARちゃん、三女の前では明るく振る舞ったけど
それでも自然に涙が溢れて来た

母に言い忘れたことは無いか？
母が言いたかったことは何か？
小さい頃～～～全ての時代を走馬灯のように
何回も何回も何周も何周も
ああすれば良かった、こうすれば良かった
後悔することと遣り切ったって思えることと
何回も何回も行ったり来たりを繰り返した

母とわたしの人生は本当に波乱万丈
わたしの５０何年でも長いのに
母の８３年たるやどんだけ長かったことか
７歳の時に父親を亡くし
（母が起こしに行ったら死んでたそうです）
お洒落でいつも流行の最先端の服装をしてて
本当に美人で頭も良くって・・・
なのに母曰く「パパに（わたしの父）ナンパされた」
ダンスホールでナンパされ⇒結婚する
新潟の出身で日暮里、西新井、で大工をやっていて
大工を継ぐ人と結婚しないといけないのに
父はチンピラみたいな人で何もやってない
長男なのに山口県から飛び出して
色の入っていない意気地なし弱虫の刺青があって
海に行ってもいつもタオルを肩に掛けていたっけ
顔には日本刀の傷があって怖かったけど
わたしには滅茶苦茶優しい父親で
４２歳で高血圧で倒れてから⇒寝たり起きたり
可哀相な人生だったな
母と父は仲が良くも悪くもなく
（若い頃は大喧嘩をしたそうだけど）
母の姉たち長女二女共に子供が無く
夫婦養子になって祖父祖母、伯父伯母、父母、兄
わたしの８人家族で育った
母はわたしが小学校低学年の頃～ずっとずっと
癌になるまで７４歳くらいまで働き通しだった
前にも書いたけど
お金が無い⇒わたしが働く⇒大黒柱でした
甘やかして育てたので典型的なマザコンで怠け者で
母に迷惑ばかり掛けていた兄
その兄と最後はずっと一緒に暮らして
都営住宅に住むと言う希望も叶えて
悔いはない、心残りは無い、そう思いたい
三女が成人式までは生きていて欲しかったけどね
「maiちゃんが二十歳まで生きられるかねー」
頑張ってたけど叶わなかったね・・・

スポーツクラブやお義母さんのお友達や近所の老人
色々なお母さんを見ていて
わたしはわたしの母が一番好きだ
どの子もそうだと思うけど自分の母が一番だ

３年前のようにボロボロに泣くことは無いけど
母を想うと涙が溢れてくる

自分の母が一番
そう思うと三姉妹もそう思ってくれてると良いな
そう思われる母でいたいな
お彼岸の入り、母が見守ってくれていると信じて
この先の人生も歩もう、頑張ろう

合掌