ペンディングにしておいた「変な店」の写真を撮りましたので〈つづき〉を書きます。
〈つづき〉というからには、その店がいかに「変」なのかを書かなければならないのですが、それは端折らないとならない事情が出て参りました。
いきなり端折ってもいけないので、手短に説明しておきますと、店主は趣味でギターをやっとります。サンタナとピンク・フロイドのフリークです。自作のCDまでつくっていて、そのCDを聴かせてもらった限り、ギターはかなり上手い。
そういう関係かどうか、客の一人にモモという十九歳の女の子がいます。近くのパブだかスナックで働きながら歌の勉強をしているそうです。そうです、というのはワタクシはまだ彼女の歌声を聴いたことがありませんので……。
その子が女の子だけのバンドを組みたいというのです。もちろんヴォーカルはモモ。
ギターを弾く女の子というのはそれなりにいるそうです。リードギター、リズムギター、ベースギターと最低三人必要です。集めるのはそうそう簡単ではありませんが、至難の業ではないようです。
問題はギターとはまったく異質なドラムスです。これを探すのがむずかしい。
街を歩いていると、ギターを担いでいる女の子はたまに見かけることがありますが、ドラムスはまずいない。もっともワタクシがドンガンドンガンやっていた四十年以上昔は、太鼓3、シンバル2、カウベル1とセットは極めてシンプルでした。バスドラムを運ぶのはやや荷が勝ち過ぎることもありましたが、両肩と背中を使えば、運べないわけでもなかった。
しかし、いまのセットはそれぞれ倍以上の数になっているのですから、とても人力では運べない。ドラマーらしい女の子を街で見かけないのは当然であります。
思い返すと、何年前か憶えがありませんが、トートバッグにドラムスティックを入れて歩いていた女の子を見かけたことがありました。しかし、どこだったか記憶がないし、いまさら探せっこない。
そこで、ようやく〈つづき〉を端折って、本題です。
女性ドラマー募集! 年齢は二十歳前後。キーボードやギターも募集。
松戸近辺でお心当たりのご当人、もしくは知っているという方があれば、コメントを投稿してください。
これで効き目がありますかな。
ようやく店の写真を撮ることができました。
店名が掲げられ、暖簾が出ている右の方ではなく、その左-シャッターが下ろされ、赤い車(店主の車だそうです)が前に停まっている店です。
店名は寫楽といいます。
〈つづき〉の本題が蛇足みたいになりますが、平日の開店は午前零時。モモのように、近辺の店で働くおねいさんたちが仕事を終えてから寛ぐ店なので、カタギには無縁の店であります。
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