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●「人治主義国家」「放置国家」アベ様王国ニッポンへの国際社会の眼差し…恥ずかしき「非文明的な国」

2017年12月06日 00時00分47秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



東京新聞の社説【対日人権勧告 聞きっぱなしにするな】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017112002000119.html)。

 《五年ぶりとなる国連人権理事会の対日審査で、特定秘密保護法をはじめとする日本の人権状況に関する勧告が相次いだ。政府は謙虚に受け止め、改善に努めるべきだ…本政府や、非政府組織(NGO)が提出した報告書を基に、今回、発言した国・地域は百六勧告数は二百十八だった…見過ごせないのは二〇一三年に成立した特定秘密保護法と、メディアとの関係だ》。

 2016年&2017年、2年連続「報道の自由度ランキング72位」のニッポン。

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
      「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
    「青木理さん、「権力と距離を置かなくちゃいけないなんていうのは、
     かつてはごく当たり前の作法としてメディア内で共有されていた」」

   『●2016年報道の自由度ランキング72位: 
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●2016年、17年の「報道の自由度ランキング」、
        2年連続72位なニッポン…「社会と政治も三流」
   『●アベ様や「政府のアシスト」に努める「メディアの欺瞞」と
                「メディアが三流ならば、政治も社会も三流」
   『●「美しい国」の詐称・報道者(本質・アベ様宣伝官)の実情: 
                        犯罪をもみ消してもらえる「仲」
   『●東京新聞社会部女性記者…「菅は周章狼狽。
       常に威圧的に…判で押したような答えでごまかすが、彼女は…」
   『●「そんな当たり前のこと」が通用しない
     最低の官房長官記者会見…「ここは質問に答える場所じゃない…」?
    「望月衣塑子さんの《「当たり前」は、メディアを覆う暗い闇のなかの、
     一筋の希望だ》…「一筋」しかないか細さ、2016年&2017年、
     2年連続「報道の自由度ランキング72位」のニッポン」

 《人権理事会の勧告は、国連の総意ではなく、あくまで各国の意見表明を取りまとめたものだ。政治的な思惑を反映した発言が含まれる、との意見もある》…とは言え、「人治主義国家」「放置国家」アベ様王国ニッポンへの国際社会の眼差し…それは、恥ずかしき「非文明的な国」(室井佑月さん)。
 トンデモの「ト」な自民党壊憲草案の云う「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項創設…。(城山三郎さん)《日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ》というのに…。ますます、恥ずかしき「非文明的な国」へまっしぐら。

 《二〇二〇年の東京五輪に向けて「人権大国・日本」を掲げている。このスローガンに恥じないためにも》…まずは、アベ様に大見得・啖呵「議員辞職」を実行してもらうことだ。

   『●原子力「推進」委員会であり、
      「規制」委でもなく、「寄生」委員会(2/2)
    《福島事故後に政府や関係諸機関がとった実際の対応は、
     人権保護の観点からも厳しい国際的批判にさらされている。
     2012年10月に日本で行った調査にもとづく「国連人権理事会
     からの特別報告」(以下「グローバー報告」)は、原発に関する情報が
     国民に共有されない制度の不備と、事故後の政策決定への住民参加の
     不足について警鐘を鳴らし、社会的弱者も積極的に参加できるシステムの
     整備を求めている》

   『●独裁国家・アベ様政権相手に「けんか」できる
      翁長雄志知事の叫び、「うしぇーてぃないびらんどー」
    《5月に那覇市であった県民大会では、約3万5千人(主催者発表)を
     前に「うしぇーてぃないびらんどー」と叫んだ。沖縄の言葉で
     「見くびるな」「なめるなよ」という意味を含む、けんか腰の言葉だ。
     9月にはスイスの国連人権理事会に出席し、「沖縄の人々は自己決定権、
     人権がないがしろにされている」と訴えた》

   『●アホらしき税収不足! 日本の「報道の自由度」72位で、
              「パナマ文書を調査しない国は…と日本くらい」
    《国連人権理事会から特別報告者に選ばれたカリフォルニア大
     アーバイン校教授のデビッド・ケイさんは、一度は去年の12月に
     予定された調査を、日本政府になんたらかんたら理由をつけられ
     先送りされた。しかし、世界で国連の調査を妨害していると日本批判が
     起こったため、今回は予定通りに調査できたみたいだ》

   『●記者排除: 「報道の自由、国民の知る権利の侵害を
          容認する閣議決定であり、強く抗議し、撤回を求める」
    《今年4月に来日した国連人権理事会・特別報告者のデービッド・ケイ氏は、
     日本のメディアの独立が深刻な脅威に直面し、報道が萎縮していると指摘した》

   『●「なぜ巨大な権力にあらがえるのか。人々は
       「世代の責任」を語る」「子を守る「風かたか」になる」
    「『前田朗Blog』の記事【国連人権理事会で沖縄の山城博治釈放要求発言】
     (http://maeda-akira.blogspot.jp/2017/03/blog-post_87.html)によると、
     《64人の日本の刑事法研究者が山城博治の即時釈放を求めている。
     山城(64歳)は沖縄でもっとも有名な平和活動家であり、軽微な犯罪で
     140日間も身柄拘束されている。昨年10月17日に平和への権利を
     求めて米軍基地反対行動したために逮捕された。弁護団は保釈を
     要求しているが却下された。家族との面会もできない。この身柄拘束は
     国際自由権規約に違反する。われわれは山城の釈放を求める》」

   『●世界に「恥」を発信: この現代において、さすがに
        「平成の治安維持法」を強行しようというデンデン王国だ
    《5月18日付で、国連の特別報告者であるジョセフ・ケナタッチ氏
     (マルタ大学教授)が、共謀罪法案について「プライバシーや表現の
     自由を不当に制約する恐れがある」と指摘する書簡を、直接、
     安倍首相宛てに送付したのである。ケナタッチ氏は、マルタ出身の
     IT法の専門家。一昨年より国連人権理事会によりプライバシー権に
     関する特別報告者に任命されている》

   『●「戦前の治安維持法」の亡霊…「共産党幹部の夫のために
              家事をしただけで処罰の対象に」という悍ましさ
    《「果たして先進国の姿なのか」。さすがに驚いたに違いない。
     国連人権理事会の特別報告者ジョセフ・ケナタッチ氏が、安倍首相あてに
     送った書簡で共謀罪法案の問題点をこう指摘していた…》

   『●「国連とは別の個人の資格」な訳のない
      国連特別報告者のアピールを無視?…沖縄でのプレ「治安維持法」
    「今回のアピールに関わるお一人は、以前も、《国連人権理事会
     特別報告者のデービッド・ケイ氏は、日本のメディアの独立が深刻な脅威に
     直面し、報道が萎縮していると指摘》しています」

   『●室井佑月さん「もう嫌だよ。この国の人間として、恥ずかしく思う。
                       …非文明的な国みたいじゃないの」!?
   『●「トンズラ総理」の広報機関やオトモダチ、取巻き連中…
           どの辺が「中間中立」的な立ち居振る舞いなのか?
    《こうした重大な人権侵害に対しては、国連の
     表現の自由に関する特別報告者であるデービッド・ケイ氏が
     「不均衡な重い罪を課している」と指摘する報告書を国連人権理事会
     提出。また、山城さんはジュネーブでおこなわれた国連人権理事会に出席し、
     「自供と抗議運動からの離脱を迫られた」「日本政府が人権侵害をやめ、
     軍事基地建設に反対する沖縄の人々の民意を尊重することを求める
     と訴えた。〈国内で被告人席に座らされた博治が、国連で逆に政府を
     告発する〉という事態となったのだ。このとき、国連スタッフたちは
     「山城議長は人権の擁護者である」「今後も見守っていく。安心してほしい」
     と述べたという》

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017112002000119.html

【社説】
対日人権勧告 聞きっぱなしにするな
2017年11月20日

 五年ぶりとなる国連人権理事会の対日審査で、特定秘密保護法をはじめとする日本の人権状況に関する勧告が相次いだ。政府は謙虚に受け止め、改善に努めるべきだ。

 国連人権理事会は、全ての国連加盟国を対象に人権に関連する問題について、数年おきに審査している。日本が対象国となったのは今回が三回目だ。

 日本政府や、非政府組織(NGO)が提出した報告書を基に、今回、発言した国・地域は百六勧告数は二百十八だった。

 日本弁護士連合会によると、女性や性的少数者(LGBT)、人種、民族的少数者などに対する差別の解消を求める勧告が六十以上、死刑制度の廃止に関連した勧告が三十以上あった。

 社会的弱者に対する日本政府の保護が、まだ十分でないと考える国が多いということだろう。

 また韓国と中国は、旧日本軍の従軍慰安婦問題を取り上げ、誠意ある謝罪と補償、公正な歴史教育の実施を求めた。

 見過ごせないのは二〇一三年に成立した特定秘密保護法と、メディアとの関係だ。ブラジルとベラルーシは、特定秘密保護法が、メディアの独立性に影響を与えているとして懸念を示した。

 米国は、政府による放送局の電波停止権限の根拠となる放送法四条に関連し、「メディアに対する規制の枠組みを懸念する」と発言、政府から独立した監視機関の設立を提言した。オーストリアもメディアの独立性の保証を求めた。

 言論と表現の自由に関してはデービッド・ケイ 国連特別報告者が六月に人権理事会で演説し、日本の報道が特定秘密保護法などで萎縮している可能性に言及して、法改正などを求めている。

 日本政府は「不正確で、不十分な内容」と反論したが、この問題に関心を持つ国は少なくない。

 勧告は、来春の人権理事会本会合で正式に採択される。

 人権理事会の勧告は、国連の総意ではなく、あくまで各国の意見表明を取りまとめたものだ。政治的な思惑を反映した発言が含まれる、との意見もある。

 それでも、勧告を聞きっぱなしにしてはならないだろう。人権問題を扱う法務省は、二〇二〇年の東京五輪に向けて「人権大国・日本」を掲げている。このスローガンに恥じないためにも、より多くの勧告に耳を傾け、改善に取り組んでほしい。
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●「ミスター通産省」と「ミスター文科省」: 「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪められた」

2017年06月03日 00時00分13秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017052602000142.html)。

 《高度経済成長を支えた官僚らの姿を活写した城山三郎さんの小説『官僚たちの夏』の主人公・風越信吾は、巧みに天下り先まで見つけて人心を握り、「ミスター通産省」と呼ばれた男だ。…「ミスター文科省」…「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪(ゆが)められた」と衝撃の告白…ぜひ、国会で真相を語っていただきたいが、自民党は国会への参考人招致を拒んでいるという。それがまっとうな政治なのか》。

   『●『官僚たちの夏』読了
    「「ミスター通産省」こと、風越信吾佐橋滋さんがモデル)。
     …《…風越は自分からは決して主計局に出向かなかったし、
     もちろん頭を下げることもしない。「予算は国の金だ。
     主計局の連中の金じゃない。…」》」

 小説の中の「ミスター通産省風越信吾は「予算は国の金だ。主計局の連中の金じゃない」と言っています。そう、アベ様やそのオトモダチ、オトモダチのオトモダチの《連中の金じゃない》。
 《「ミスター文科省」…「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪(ゆが)められた」と衝撃の告白》しました。もう十分でしょう。大見得・啖呵を有言実行すべき秋…アベ様曰く、《私や妻が関係…総理大臣も国会議員も辞める》。

   『●戦争で唯一得た平和憲法を壊憲…
     「日本は自由と民主主義を失うだけで、代わりに得るものは何もない」
    「高橋乗宣さんのコラム【日本経済一歩先の真相/失われる戦後遺産…
     9条改変でこの国は世界から孤立する】…。
     …城山三郎さん曰く、《日本は先の戦争で、ほとんどすべてを
     失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ》」

 余談ですが、「ミスター通産省」佐橋滋さんは「最後まで非武装中立を主張しつづけた」「武装をしていれば安全かという反問」「非武装平和」を語っていたそうです。99条を無視し、市民への、アベ様らの壊憲の押し付けを、佐橋滋さんや城山三郎さんが生きておられれば呆れ果てられたことでしょう。狂った世。

   『●『城山三郎の昭和』読了(2/3)
    「「城山は佐橋の徹底した平和主義にも惹かれていた…」。
     『官僚たちの夏』の”風越信吾”こと佐橋滋武装をしていれば安全か
     という反問。軍隊経験のある佐橋さんや城山さんの徹底した平和主義
     それに対して”青年将校”中曽根のタカ派志向」

   『●『創(2009年8月号)』読了(1/2)
    「佐橋滋は「パブリックマインドに溢れ」、最後まで非武装中立
     主張しつづけた。城山三郎の『官僚たちの夏』(新潮文庫)の
     主人公のモデルである佐橋は、そのため、多くの財界人から
     敬遠されたのである。それでもその旗を降ろさなかった」

   『●『ニセ札はなぜ通用しないのか?』読了
    《〝ミスター通産省〟と呼ばれた人物です。…一方で、
     通産省職員の労働組合の委員長をつとめ、官僚制の民主化を
     試みました。…官僚のトップであるにもかかわらず、佐橋は
     「非武装平和」を主張したが、対談の席で、佐橋はその思想を
     久野の平和論に学んだと言っていた》

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017052602000142.html

【コラム】
筆洗
2017年5月26日

 高度経済成長を支えた官僚らの姿を活写した城山三郎さんの小説『官僚たちの夏』の主人公・風越(かざごし)信吾は、巧みに天下り先まで見つけて人心を握り、「ミスター通産省」と呼ばれた男だ▼「おれたちは、国家に雇われている。大臣に雇われているわけじゃないんだ」と公言し、官邸の意向に歯向かい左遷されたこともある▼国会運営に行き詰まり解散総選挙に打って出ようとした首相に、紙の供給を担当する課長として「総選挙をやられるとしても、そのため必要な紙の割当は、一切いたしません」と直言した。総選挙には膨大な紙が必要だが、一内閣の延命のために学用品などに回す紙を犠牲にしてはスジが通らぬと信念を貫いたからだ▼文部科学省前次官の前川喜平氏も、今は禁じ手の天下り問題で処分されたくらい部下の面倒見がよく、「ミスター文科省」と評されたという。ただ、小説の主人公とは違い、役人としてのスジを通せなかったと悔いておられる▼安倍首相の友人が理事長を務める学校法人の獣医学部新設をめぐり、「総理のご意向」に沿う形で、「行政が歪(ゆが)められた」と衝撃の告白をしたのだ▼自身の力不足のために「まっとうな行政に戻すことができなかった」とも言っている。ぜひ、国会で真相を語っていただきたいが、自民党は国会への参考人招致を拒んでいるという。それがまっとうな政治なのか
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●戦争で唯一得た平和憲法を壊憲…「日本は自由と民主主義を失うだけで、代わりに得るものは何もない」

2017年05月26日 00時00分28秒 | Weblog

[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



日刊ゲンダイの高橋乗宣さんのコラム【日本経済一歩先の真相/失われる戦後遺産…9条改変でこの国は世界から孤立する】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/205137)。

 《核ミサイルがいつ飛んでくるかも分からないという脅威をあおって、自衛隊の存在を憲法に明記する。そうすれば、国民も「国防のためのしかるべき対処だ」と納得するだろうとの思惑が透けて見える》。

 《武力による威嚇や武力の行使を…永久に放棄した日本の役割》を破壊しようとしている。《軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割》なはずで、アベ様らは、あの戦争で唯一得られた平和憲法を破壊しようとしている愚か者。城山三郎さん曰く、《日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった唯一、得られたのは、憲法九条だけだ》。

   『●「軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、
      外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割」
   『●番犬様を諌めることもなく「海自、米空母と訓練検討」…
          「あくまでも非軍事的解決の道を探るべきである」
   『●高畑勲監督より三上智恵監督へ、
      「あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める」
   『●山内康一氏「『米国の軍事力行使を日本は支持する』
          …戦争を積極的に肯定…重大かつ危険な発言」
   『●阿部岳記者「桐生悠々は訓練よりも
     「実戦が、将来決してあってはならない」ことを訴えた…先見の明は…」
   『●「平和憲法」が風前の灯火: 壊憲の坂道を転げ落ち、
         アベ政権と与党自公は戦争へと火に油を注いでいる

   『●戦争法なんて要らない! 「武力による威嚇や武力の行使を
                …永久に放棄した日本の役割」を見失っている
   『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
                憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?


 《1項の「戦争放棄」と、2項の「戦力不保持」をそのままにして、実質的な戦力である自衛隊を憲法に書き込めば矛盾が生じる》…その「矛盾解消」のために、《まず9条に自衛隊の存在を明記し、将来的には1項と2項を抹消する。そんな政権サイドの2段構えのヨコシマな発想を疑わざるを得ない》。どこまで、悪辣なのか。

 あの悲惨な戦争で唯一得た平和憲法を壊憲する愚…《日本は自由と民主主義を失うだけで、代わりに得るものは何もない》。《改憲にしろ、共謀罪にしろ、五輪を口実にすれば何でもカンでも通ると思ったら大間違いだ。「戦時体制よ、もう一度蠢きを絶対に許してはいけない》。同感だ。《戦後の貴重な遺産》を守らねば。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/205137

高橋乗宣 エコノミスト
日本経済一歩先の真相
失われる戦後遺産…9条改変でこの国は世界から孤立する
2017年5月12日

     (唐突に「改憲宣言」(C)日刊ゲンダイ)

 せっかくの黄金週間だったのに、和やかな気持ちにはなれなかった。平和憲法の施行から70年を迎えた5月3日、安倍首相が唐突にブチ上げた「改憲宣言」のせいだ。東京五輪が開かれる2020年の「施行」を目標に憲法を書き換えるという。

 具体的には憲法9条に自衛隊の根拠規定を設けるなどの改変は、明らかに北朝鮮の挑発に便乗したものだ。核ミサイルがいつ飛んでくるかも分からないという脅威をあおって、自衛隊の存在を憲法に明記する。そうすれば、国民も「国防のためのしかるべき対処だ」と納得するだろうとの思惑が透けて見える

 それにしても納得しがたいのが、9条の1項、2項を残しつつ、3項に自衛隊を明文化するとの主張である。1項の「戦争放棄」と、2項の「戦力不保持」をそのままにして、実質的な戦力である自衛隊を憲法に書き込めば矛盾が生じる。整合性を保つには、従来以上に難しい解釈が必要となる。

 ましてや、すでに集団的自衛権の行使容認のために解釈改憲。安倍政権は自衛隊の活動範囲を飛躍的に拡大させただけに、なおさら解釈は困難である。1項と2項に並べて、9条に自衛隊の存在を置けば戦力不保持は確実に有名無実化する。まず9条に自衛隊の存在を明記し、将来的には1項と2項を抹消する。そんな政権サイドの2段構えのヨコシマな発想を疑わざるを得ない。

 9条改変の動きと、五輪のテロ対策に名を借りた共謀罪とが一体化していけば、「自由」と「民主主義」という戦後日本の活力の源が、いよいよ失われるのではないか。国民は常に監視下に置かれる一方で、戦争放棄の理念をないがしろにする9条改変は、先の大戦時を想起させる。

 改憲にしろ、共謀罪にしろ、五輪を口実にすれば何でもカンでも通ると思ったら大間違いだ。「戦時体制よ、もう一度蠢きを絶対に許してはいけない

 安倍政権は北朝鮮の脅威を散々、政治利用する腹積もりだが、お隣の韓国では対北融和派の新大統領が誕生。安倍政権は中国の習近平体制とも関係はしっくりいっていない。さらに安倍首相の頭越しにトランプと金正恩が和解に動き出せば、世界から孤立するのは日本である国外では「あの国は何を息巻いているのか」と白い目で見られ、国内では国民が権力の網に縛り上げられていく日本は自由と民主主義を失うだけで代わりに得るものは何もない

 かくなるうえは野党に頑張ってもらうしかない。遠くない将来、総選挙は必ず行われる。安倍自民党を権力の座から追い落とさなければ、もはや、この国の未来は真っ暗だ

 安倍首相の祖父・岸信介氏がA級戦犯とされるような活動をしていた時代にまで、日本を先祖返りさせていいのか。国民も戦後の貴重な遺産を守るつもりで、そろそろ立ち上がらなければいけない。
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●2016年、17年の「報道の自由度ランキング」、2年連続72位なニッポン…「社会と政治も三流」

2017年05月17日 00時00分28秒 | Weblog


月刊『創』出版の新刊紹介【同調圧力メディア メディアが三流なら社会と政治も三流なのだ/森達也著】(http://www.tsukuru.co.jp/books/2017/04/mori-02.html)。

 《「ちょっと待って」とか「やっぱりこれは変だ」などの声を、もう少し多くの人が発していたならば、こんな状況にはなっていなかったはずだ》。

   ●2016年報道の自由度ランキング72位: 
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
    《森達也監督…政治が一流だけど、メディアは三流なんて国はありません
     メディアは二流ならば社会も二流なんです。相互作用ですから。
     「国境なき記者団」が発表する「報道の自由度ランキング」でも、
     上位に位置するノルウェーデンマークスウェーデンは、僕から見れば
     確かに政治も一流だし、社会も成熟していると感じます。
      2010年に自由度11位だった日本のメディアが、2016年には72位にまで
     下落しました。ならばメディアだけではなくて政治も国民も、同じように下落
     したということです。今のこの国のレベルは途上国以下

   『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」
      「これから4年間でこの国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」
    《つまり法案はさくさくとすべて通る。ねじれ解消良かったね。
     ならば二院制の意味は何だろうと思うけれど、もう言わない。
     だって将棋でいえば詰み。チェスならチェックメイト。臨界は超えた。
     もう制御はできない》」

 2016年、17年の「報道の自由度ランキング」、2年連続72位なニッポン。《メディアが三流》なのですから、《社会と政治も三流》ということですね…。《絶望の絶対量が足りない国》…もう十分に《絶望》してますけれどもね、まだ足りないのでしょうか? この社会や政治のダメさ加減、《もう制御はできない》のか…。

   『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」
   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
      「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
                    ・・・・・・アベ様達からして?

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
      「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
    「青木理さん、「権力と距離を置かなくちゃいけないなんていうのは、
     かつてはごく当たり前の作法としてメディア内で共有されていた」」

   『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの 
           言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!
   『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
      本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」
   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
   『●沖縄差別、その究極の姿:「報道の自由」「知る権利」の破壊に
                    立ち向かわない「本土」マスコミの差別意識
   『●「戦争のためにカメラを回しません。
     戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」
   『●沈黙するマスコミ…「機動隊に加え、防衛省、自衛隊、
         そして米軍が総掛かりで住民たちを排除し、監視」
   『●記者排除: 「報道の自由、国民の知る権利の侵害を
        容認する閣議決定であり、強く抗議し、撤回を求める」
   『●「アベ様広報」…安田浩一さん「現地の人に話を聞く、
       裏取りするという取材の基本ができていない…デマ」
   『●確信犯…「ジャーナリストが極右的言動で
      活躍しはじめたことのほうが、より事態の深刻さを物語っている」
   『●「相手が権力者となると事情は異なる。
      忖度はおもねる姿勢につながり、権力暴走の歯止めを失わせる」
    「権力に忖度する新聞で良いのか? 「権力を監視」しない報道者、
     ジャーナリストで良いのか? 「報道機関・ジャーナリストは
     「闘って」いるだろうか?」
    『■城山三郎さん「戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、
     鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないとわからない
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/46cffbbda63235587e36a8f40865b28b)、
     「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
     唯一、得られたのは、憲法九条だけだ
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386)』
    『■福島菊次郎さん《安保関連法の成立を心配し『戦争なんて始まらない
     と頭のどこかで考えているだろうね。でも、もう始まるよ
     と最後まで危ぐしていた》…代表作に「ピカドン ある原爆被災者の記録」
     「戦争がはじまる」「証言と遺言」など
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5254d4afac7034e06e96deca02372701)』
    『■反骨の報道写真家・福島菊次郎さん…『証言と遺言』の最後に赤々
     と押印、「闘え」「菊」と…「問題自体が法を犯したものであれば、
     報道カメラマンは法を犯しても構わない」……すごく重い、福島さんの言葉。
     いま、報道機関・ジャーナリストは「闘って」いるだろうか?
     
http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5254d4afac7034e06e96deca02372701)』

   『●卑劣で幼稚で残虐な事件、5月「3日で30年に」…
       「異論を排除する、すさんだ言葉の横行」のその源流

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http://www.tsukuru.co.jp/books/2017/04/mori-02.html

同調圧力メディア 森達也著

  同調圧力メディア
  メディアが三流なら社会と政治も三流なのだ
  森達也
    ISBN 978-4-904795-46-0
    2017年4月19日発行
    定価 1500円+税
    四六判
    288頁

あの映画「FAKE」を世に問うた監督の極私的メディア論!「忖度(そんたく)」が横行する日本社会の元凶は、同調圧力を強いるマスメディアが元凶なのではないか!『創』連載をまとめた森達也さんのメディア論の真髄!

〔内容紹介〕
《「みんなが右に向かって歩いているのに、どうしてあなたは左に行こうとするのだ」――同調圧力。法や明文化されたルールではない。自主規制だ。全体で動くことを強要される。あるいは自ら強要されることを求めてしまう。特に日本人はこの傾向が強い。だから放送禁止歌のような意味不明なシステムが実体化して、原発安全神話のような虚構が何十年も存続する。「ちょっと待って」とか「やっぱりこれは変だ」などの声を、もう少し多くの人が発していたならば、こんな状況にはなっていなかったはずだ。》(本書より)

......前作『極私的メディア論』に続いて、映画『FAKE』から共謀罪まで、月刊『創』の連載コラムをまとめた新刊! 物事を白か黒かの二極に単純化し、そのどちらかに従うよう同調圧力が働くという日本社会を俎上に上げ、その中でマスメディアが果たしている役割に大きな疑問を投げかける!

《社会とメディアと政治は、互いに刺激し合いながら、少しずつ同じレベルでスライドする。楽なほうに。売れるほうに。票が集まるほうに。真実と虚偽。黒と白。二極化は楽だ。だって曖昧さが消える。すっきりとする。右と左。正義と邪悪。敵と味方。壁を作れ。悪は叩け。正義は勝つ。やがて集団の熱狂に身を任せながら、僕たちは同じ過ちを繰り返す。視点や解釈は無数にある。もちろん僕の視点と解釈は存在するけれど、最終的にはあなたのもの。自由でよい。でもひとつだけ思ってほしい。様々な解釈があるからこそ、この世界は自由で豊かで素晴らしいのだと。》


〔目次〕

広瀬健一からの問題集プロパガンダ展で見たプロパガンダ上書きされた刑場公開尖閣映像流出とポピュリズム空港での一時拘束/今、自分ができること/後ろめたいけれど、敢えて撮る/震災で表出した後ろめたさ/反骨で悔しいドキュメンタリー「死刑弁護人」/明らかな作為/誘導される民意/不謹慎という同調圧力/委縮の現在進行形/「報道」の優先順位/アナウンス効果の加害性/でも書かねばならない/なぜ戦争を煽るのか/「カメラを回す前」について/始まった日と終った日/瑣末な違和感/山本太郎と天皇制/メディアはどう対峙すべきか/少し考えればわかること/音楽家代作と言葉の軽さ/「美味しんぼ」と北朝鮮/中国と北朝鮮メディア考/ニュースの優先順位とミヒル君/朝日新聞「池上問題謝罪とは/サンデー・ジャポンと百田と朝日/彼らを救いたい/トドを撃つなよ/特異性と普遍性/『絶歌』に思うこと/取り返しのつかない転換/「テロに屈するな!」に屈するな/「チッソは私であった」/この国のメディア/日常に遍在するFAKE/映像表現とFAKE/公正中立の座標軸/「テロリズム」と共謀罪/米大統領選と世紀の読み違い/絶望の絶対量が足りない国/あとがき
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●「相手が権力者となると事情は異なる。忖度はおもねる姿勢につながり、権力暴走の歯止めを失わせる」

2017年04月11日 00時00分08秒 | Weblog

[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]


沖縄タイムスの【社説[新聞週間に]権力忖度せぬ姿勢貫く】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/92153)。

   『●言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議…
       もはや「見せしめ」、「卑劣」なイジメ、あざとい「狙い」
    「言いすぎを謝罪・撤回した石嶺香織宮古島市議に対して、
     もはや《見せしめ》、《卑劣》なイジメ、あざとい「狙い」を
     秘めていると詮索したくなる仕打ち。
      この「仕打ち」の背景として、自衛隊配備やミサイル基地配備による
     「住民分断」があり、さらにそれは、…。三上智恵監督の
     『標的の島 風かたか』によると…」
    「もう一点、《卑劣》なイジメだと断言する理由。「ト」な大センセ・
     百田尚樹氏による一連の差別発言・ヘイト発言が一切修正も
     撤回もされないこと。石嶺香織宮古島市議を、はるかに超える
     意識的な、確信犯な発言の連続。…センセは、自衛隊配備や
     ミサイル基地配備に大賛成して下さるので批判の対象外? 
     「本土」マスコミは、センセをどこまで批難しただろうか。
     《「米兵よりも沖縄人のレイプ犯罪率の方が高い」という中傷》は、
     石嶺香織宮古島市議と比較にならぬほど酷いデマ、中傷では
     ないのか? 自衛隊配備やミサイル基地配備に大賛成かどうかで、
     批判するかどうかを決めているのか?」

 《忖度…相手への思いやりを示す行為の一つだが、相手が権力者となると事情は異なる。忖度はおもねる姿勢につながり、権力暴走の歯止めを失わせる…問題がどこにあるかを分析し、公平で公正な視点で伝えること。国内外を問わず、社会を分断させるような動きが強まっている今こそ、新聞の役割の大きさを自覚したい》。

 壊憲沖縄破壊教育破壊、「平成の治安維持法」…。「沖縄の「戦没 新聞人の碑」…いま、新聞人が立ち上がらずに、座していていいのか?」

   『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」
   『●カラスはやっぱり「黒い」: 「アベ様のNHK」的
      「政府が白というものを黒とは言えない」で良いのか?

   『●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア
   『●「薄っぺらで反知性的なタカ派が増殖している」
                    ・・・・・・アベ様達からして?

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
      「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
    「青木理さん、「権力と距離を置かなくちゃいけないなんていうのは、
     かつてはごく当たり前の作法としてメディア内で共有されていた」」

 権力に忖度する新聞で良いのか? 「権力を監視」しない報道者、ジャーナリストで良いのか? 「報道機関・ジャーナリストは「闘って」いるだろうか?」
 訴え続けないと…。

『■城山三郎さん「戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないとわからない」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/46cffbbda63235587e36a8f40865b28b)、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386)』

『■福島菊次郎さん《安保関連法の成立を心配し『戦争なんて始まらないと頭のどこかで考えているだろうね。でも、もう始まるよ』と最後まで危ぐしていた》…代表作に「ピカドン ある原爆被災者の記録」「戦争がはじまる」「証言と遺言」など(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5254d4afac7034e06e96deca02372701)』

『■反骨の報道写真家・福島菊次郎さん…『証言と遺言』の最後に赤々と押印、「闘え」「菊」と…「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯しても構わない」……すごく重い、福島さんの言葉。いま、報道機関・ジャーナリストは「闘って」いるだろうか?http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/5254d4afac7034e06e96deca02372701)』

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/92153

社説[新聞週間に]権力忖度せぬ姿勢貫く
2017年4月7日 08:53 忖度 森友学園 新聞と権力 フェイク・ニュース ポスト真実

 「忖度(そんたく)」とは他人の心をおしはかること。相手への思いやりを示す行為の一つだが、相手が権力者となると事情は異なる。忖度はおもねる姿勢につながり、権力暴走の歯止めを失わせる

 近ごろ政治の場で忖度が注目を浴びている。森友学園を巡る国有地の大幅値下げ問題は、安倍晋三首相夫人への忖度が働いたと言われる。異論が多いなか断行された道徳の教科化は、愛国心を強調する安倍政権への文科省の忖度が疑われている。

 南スーダンに派遣されている陸自部隊の日報について、稲田朋美防衛相が「戦闘」「衝突」と言い換えた問題で、防衛省が日報を「破棄した」と(うそ)をついたことは記憶に新しい。防衛相は関与を否定しており、それが事実ならば同省の嘘も忖度の結果であろう。政治の忖度は、国民への背信に直結している。

 忖度はかつて新聞にも蔓延(まんえん)していた。

 太平洋戦争時に新聞記者として国威発揚に加担した反省から、戦後は反戦を訴え続けたジャーナリストの故むのたけじさんは、戦前戦時の新聞社は自己規制に陥っていたと明かした。

 負け戦を「勝った」と報じ続けた嘘は、時の政府に直接強要されたものではなかったという。「憲兵らが新聞社に来て取り締まったことはない。自分たちで縛っていた。(権力と)戦わずして負けていた」との言葉が重く響く。

 春の新聞週間が6日から始まった。権力への忖度があふれる今だからこそ、権力をチェックする報道や論説の重要性が増している

■    ■

 新聞報道を取り巻く社会の情勢は、前途洋々とは言えない。報道への信頼性はいまだ高いものの、新聞離れが言われて久しい。国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が発表する報道自由度ランキングで、日本は2010年11位だったのが、16年には72位に大きく下がった

 社会にはインターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)経由の真偽が定かでない情報があふれ、新聞をはじめとする既存メディアの報道を脅かす勢いだ。

 一方、報道の役割を再認識させる出来事が県内でもあった。軍隊と性暴力の関係について宮古島市議が自身のフェイスブック(FB)で投稿したことを巡り、市議会の与党会派が同市議の一般質問をボイコットし、議会が2日間空転した問題だ。FB投稿がネット上で激しい批判を浴びたことに乗じ、野党の立場をとる同市議の発言権を封じようとする行為だった。

■    ■

 これに対し本紙は、地方自治に詳しい専門家が与党会派のふるまいを疑問視する記事を掲載。新聞読者が意見を投稿するオピニオンコーナーにも、冷静な対応を求める意見が相次いで寄せられた。その後、市議会は急速に正常化した。

 問題がどこにあるかを分析し、公平で公正な視点で伝えること。国内外を問わず、社会を分断させるような動きが強まっている今こそ、新聞の役割の大きさを自覚したい。==================================================================================

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●「人殺し」に行くのはアナタ、「自分は“お国のために死ぬのはゴメンだ”と」言うヒトを支持する人って?

2016年07月16日 00時00分45秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の宮島みつや氏による記事【参院選勝利で日本会議会長が「我々は軍隊をつくる」と宣言! 安倍首相からは既に「日本人も血を流す国にする」との答え】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2417.html)。

   『●「日本最大の右派組織とされる「日本会議」」:
          「ネジレ」を取り戻すためのステップを阻むもの


 《安倍首相の最終目的は、日本国憲法の根幹である平和主義を叩き潰し、日本を文字通り“戦争ができる国”にすること》。

 2016年7月参院選、今回も「眠り猫」だった皆さん…「あとの祭り」。「人殺し」に行くのはアナタ、でも、「自分は“お国のために死ぬのはゴメンだ”と」いうようなヒトを支持する人達って、正気? 子や孫が戦場に行って、「人殺し」することに何の躊躇いも無いのでしょうね? 戦争なんて起きないって?…、オメデタイ人達だ。それにしても、本記事を読んで、頭がクラクラしてしまうよ、まったく。

   『●争点は「壊憲」:「若者は、選挙に行かず、戦争に行った」
            …本当にいいの? 「しらけ」ている場合なの?
    「福島菊次郎さんは「戦争なんて始まらないと頭のどこかで考えて
     いるだろうね。でも、もう始まるよ」と仰っていますし、また、城山三郎さんは
     「戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。
     平和の有難さは失ってみないとわからない」「日本は先の戦争で、ほとんど
     すべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ
     と仰っています。「眠り猫」のままではいけない」

   『●2016年7月参院選、今回も「眠り猫」だった皆さん…
   『●2016年7月参院選、「あとの祭り」…
      教育破壊の効果とアベノサギという「壊憲=争点」隠し
   『●2016年7月参院選、
      「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり
   『●アベノサギで違法な壊憲:
      永六輔さん曰く「「9条を守る」ことは「99条を守ることだ」」

   『●いろんな意味で疲れます・・・住民基本台帳活用と
          アイドルによる「番宣」で「果てしない夢」へGO!

   『●東京新聞・半田滋さん「「銃後の国民」も
     無関係ではいられない。たいへんな思いをするのは・・・」

   『●血税と赤紙と・・・「主権者である天皇に徴兵制に基づき血を納めた」。
                    そして、いま、アベ国王へ血税が

   『●子供たちと赤紙: 「学校保護宣言」に調印しない戦争好き、
                      侵略戦争マニアな国々はどこ??

   『●中学生を「青田買い」する自衛隊: 「体験入隊や
          防衛・防災講話」という「総合的な学習の時間」も
   『●「18歳選挙権」にさえ無関心?:  
      血税と赤紙と、そして、(経済的)徴兵制への第一歩か?
   『●高校生による壊憲法案反対デモ: 
     赤紙を受け取る側の論理、人殺しに加担させられる側の論理
   『●自民党の武藤貴也衆院議員: 
     赤紙を送る側の(非)論理、人殺しに加担させる側の(非)論理
   『●戦争法案・壊憲法案では核兵器も「弾薬」と解釈、
               つまり、何でもできる「積極的平和主義」
   『●経済的徴兵制、悪徳企業型徴兵制
       ……経団連が望む「1億総活躍社会」
   『●沖縄では自衛隊入隊の説明会依頼は無し、
      なので、住民基本台帳を閲覧して個人情報を入手
   『●「フザケたネーミング……「1億総活躍社会」」: 
     市民が「活躍」させられるのは「戦場」「人殺し」
   『●「経団連の忠誠ぶりを愛でて、安倍は
     「法人税をさらに軽減する」…」…経団連が望む「1億総活躍社会」
   『●自公お維大地を支持=「自らは安全地帯にいて
      ナショナリズムをあおる政治家が姿を消さない」ニッポン

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http://lite-ra.com/2016/07/post-2417.html

参院選勝利で日本会議会長が「我々は軍隊をつくる」と宣言! 安倍首相からは既に「日本人も血を流す国にする」との答え
安倍晋三 宮島みつや 2016.07.14

 参院選で大勝し発議に必要な3分の2議席を獲得した安倍首相は、改憲について「与党野党の区別なく国会の憲法審査会で合意をつくっていく」「落ち着いて取り組んでいきたい」などと“ひかえめ”なことを言っているが、それはあくまで表向きの話にすぎない。

 安倍首相の最終目的は日本国憲法の根幹である平和主義を叩き潰し日本を文字通り戦争ができる国にすること。その安倍首相の本音を代弁したのが、安倍政権を熱烈にささえる日本最大の右派団体日本会議」の田久保忠衛会長だ

 7月13日、田久保氏は日本外国特派員協会で記者会見したのだが、その席で参院選の結果を受けて、「(改憲の絶好のチャンスを迎えた。私が安倍さんなら、任期内に全力を挙げて実現したい」「日本会議としては、これからいろいろな運動を検討して乗り出していくんだと思います」と述べ、さらに「我々は軍隊をつくると鼻息荒く明言したのだ。

   「自衛隊のシステムを普通の国のような軍隊にして憲法に盛り込む」
    (「ハフィントンポスト」7月14日付より)

 もちろん、そのためには9条が障壁となる。マスコミは開票後の安倍首相のインタビューを鵜呑みにして“すぐに9条に着手することはない”としたり顏だが、今後の状況次第では決してそうとは言えないない。

 たとえば田久保氏は産経新聞5月30日付のオピニオン欄「正論」で、米国大統領選候補の共和党ドナルド・トランプ氏について〈日米安保条約は廃棄してもいいとの脅し〉と述べたうえで、こう結んでいる

〈戦後の日本で禁忌とされてきたのは国家における軍隊の位置づけだ。国の背骨である軍隊の存在すら憲法に明記するのを拒否してきた。自衛隊の催しに天皇陛下はお出ましにならない。そこで同盟の修正をほのめかされただけで日本は周章狼狽する。戦後のツケだ。ペリー来航、敗戦、それに続く第3の衝撃波も太平洋のかなたからやってくるのだろうか。〉

 ようするに、トランプが大統領になった暁には、日米同盟の見直しの流れに乗じて日本の軍隊創設、軍備増強の必要性を説き、そうして憲法9条「改正」に一気に持っていきましょう。そういう論理だ。日本会議の主張のことごとくを安倍政権が実現してきたことを踏まえれば、これは決して非現実的なシナリオではないだろう。

 そしてもちろん、田久保氏らのいう軍隊創設は“これまでの政府見解を踏襲した「専守防衛」を強化するにすぎない”という話では決してない。実際には、自衛隊員たちを「兵士」と再定義して血を流せ!”と強要する、そういった意思があるのは明らかだろう。

 というのも、安倍首相自身、下野時の田久保氏との対談で自慢げにこう明言していたからだ。

 その対談とは、ヘイト雑誌「ジャパニズム」(青林堂)2012年5月号所収の「尖閣に自衛隊を配備せよ!」なるタイトルの記事。田久保氏に「安倍先生には自衛隊を国軍にするような方向に持って行って欲しいのです」と切望された安倍氏は、嬉々として「自衛隊の諸君は任官するにあたって、我が身をかえりみず国民の負託にこたえるという主旨の宣誓をします。従って彼らに与えられるのは名誉であるべきです」と応答。“日本人は名誉のために血を流せ!と、勇ましげに号令をかけるのだ

   「わが国の領土と領海は私たち自身が血を流してでも護り抜くという決意を
    示さなければなりません。そのためには尖閣諸島に日本人の誰かが
    住まなければならない。誰が住むか。海上保安庁にしろ自衛隊にしろ
    誰かが住む。(中略)まず日本人が命をかけなければ
    若い米軍の兵士の命もかけてくれません」

 明らかに日中戦争を念頭においた発言だが、ようは“国民は血を流して当たり前”、それが安倍首相の感覚なのである。しかも安倍首相の他の発言も見てみると、こうした“日本人が命をかけて自国を防衛せねばならない”というマチョイズムの押し付けのみならず、能動的に“戦争”に日本人を送りこみたいという欲望がだだ漏れなのだ。

 テロ対策特別措置法(及び新テロ特措法)が失効した直後の11年、安倍氏は田久保氏、櫻井よし子氏らとの鼎談で自衛隊のインド洋における給油活動ができなくなったことを嘆き、その再開の必要性を熱弁しているのだが、そのなかで「あの活動には三つの意味がありました」としてこう述べている。

   「一番目は、テロとの戦いに日本が具体的に参加をして、
    各国から歓迎されていた。
      二番目は、日本は求められてイージス艦をインド洋に派遣できる
    という既得権を持てた。(略)いわば、あの海域の情報は日本の戦艦が
    一手に握っていたわけです。その既得権を放棄してしまった。
      そして三番目に、自衛隊員があのような重要な任務につくことで
      成長できる場を失ったということです。」

 こうした発言をみるに、安倍首相は領土領海防衛のケースだけではなく、「テロとの戦いに日本が具体的に参加」するケースでも国民が「血を流す」ことを狙っていると考えていいだろう。しかも悪質なのは、そうやって国民には命をかけろと言う一方、当の安倍首相にはそんな気はさらさらないことだ

 本サイトでも紹介したことがあるが、安倍首相は14年4月20日放送の『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)に出演した際、○×形式で質問に答えるコーナーで、「私はお国のためなら死ねる」という質問に対し、なんと「◯」ではなく△」の札をあげていたのである。

 いっておくが、これは報道番組や討論番組ではなく、『そこまで言って委員会』というネトウヨ御用達番組でのことだ。もちろん、スタジオは当然「おれたちの安倍さんなら国のために死ねると答えてくれるヨネ!」という空気で充満していたのだが、安倍首相の答えは「△」で、「これは、そんなことは軽々しく言うべきでないと思ってますが」「あの、死ぬ覚悟はできてると、いま私が言ってもですね、嘘っぽく聞こえてしまうんだなと思うんですが、あの〜」と、ダラダラと言い訳を繰り返したのである。

 ようするにこの宰相は、国民に血を流させるために改憲まで着手しておきながら自分は“お国のために死ぬのはゴメンだ”とのたまうそういう人間なのである

 繰り返すが、安倍政権を支援する日本会議の田久保会長は“改憲によって自衛隊を軍隊にする”と言い、もちろん安倍首相自身も昨年の安保法で9条を骨抜きにしただけでは飽き足らず、改憲で日本を本格的に軍事国家へ変貌させようと邁進している。

 「憲法審査会で合意をつくっていく」という言葉に騙されてはいけない。安倍首相が日本会議と手を取り合って突き進む改憲の先に、国民の尊い命が危険にさらされるということを、われわれはしっかりと認識するべきだ。

宮島みつや
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●争点は「壊憲」:「若者は、選挙に行かず、戦争に行った」…本当にいいの? 「しらけ」ている場合なの?

2016年07月09日 00時00分45秒 | Weblog


東京新聞の我那覇圭記者による記事【投票率50%割れ 識者が懸念 「関心ある」69% 04年以降最低】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201607/CK2016070802000128.html)。

 《棄権は望んでいない政治を行う政治家の思うつぼ民主主義の危機につながる。…多くの人が反対したが、安全保障関連法は成立した。有権者の政治に対する『しらけ』が進んでいる。投票率が50%を割れば、大半の民意を反映しない政治家に政策を託すことになる》。

   『●争点は「壊憲」: 
     「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない
    「asahi.comの斎藤健一郎記者による記事『投票率85%の村で聞いてみた
     「選挙行きますか?」』…。羨ましい。《投票率85%》、《95%》! 
     「尊敬」するスウェーデンでは、常に80%を超えるそうです

 「若者は、選挙に行かず、戦争に行った」…本当にいいのですか?? 「しらけ」ている場合なのでしょうかか?? なぜ「闘」わないのか、理解できない。
 50%の「眠り猫」の皆さんによって、たかだか2、3割ほどの投票者によって、「壊憲」される。「人殺し」に行かされる側に立って考えてみると、本当にこれでいいのでしょうか? 「人殺し」に行かされる子や孫に顔向けできますか?
 福島菊次郎さんは「戦争なんて始まらないと頭のどこかで考えているだろうね。でも、もう始まるよ」と仰っていますし、また、城山三郎さんは「戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないとわからない」「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と仰っています。「眠り猫」のままではいけない。2016年7月参院選に行ってほしい。

   『●争点は「壊憲」: 「ドアホノミクス」の頓挫を認めては? 
      …座礁したアベドアホノ丸・船長の虚しき言い訳
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を
       取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…
   『●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の
        是非を問うという詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選が終われば、
       自公が争点にもしない「壊憲」へ…三度目のアベノサギ
   『●「最高責任者は私」だと嘯き、違法に壊憲する
      「ボンクラ」「嘘つき」は政権から引きずり下ろすしかない
   『●争点は「壊憲」: 「選挙で勝てば一転、
     「信任を得た」とばかりに突き進む手法」=三度目のアベノサギ
    「争点は壊憲。「選挙で勝てば一転、「信任を得た」とばかりに
     突き進む手法」=アベノサギ。《特定秘密保護法安全保障関連法
     制定がその例》であり、今度で三度目のアベノサギ。自公は争点にもせず、
     選挙で訴えもしない「壊憲」を、選挙後に、進めます。引き返す、
     最後のチャンスでではないでしょうか? 
     「20XX年、再び戦争が始まった…」でいいのでしょうか…」

   『●争点は「壊憲」: アベノサギを見逃し「眠り猫」となれば、
                    「未来に向けた道」を閉ざすことに
   『●争点は「壊憲」: アベ様「マニフェストのなかに
       書いてあります」!…「いちばん最後、たったの10行」
    「自民党の候補者で「壊憲」を第一声したのは、わずか一人だそうです。
     アベ様は、自信満々に《マニフェストのなかに書いてあります》!
     と述べたそうですが、……《いちばん最後、たったの10行》という有り様。
     2016年7月参院選後、あたかも白紙委任状が得られたかのごとく、
     三度目のアベノサギするための、姑息な「アリバイ作り」にしか過ぎません。
     自公お維大地支持者と「眠り猫」の皆さんは、参院選後、
     後悔することに絶対になります。

       《若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう
                (http://list.jca.apc.org/public/cml/2016-June/043954.html

     アベ様《が隠そうとするのなら選挙当日まで、憲法改正こそが
     参院選における最大の争点なのだということを、草の根ででも徹底して
     周知させていかなくてはならないだろう》。全く同感、何度でも、
     言い続けましょう、争点は「壊憲」。」

   『●争点は「壊憲」: 
     「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない
   『●争点は「壊憲」:創価学会婦人部「ごめんよ
      憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね」
   『●争点は「壊憲」: 「投票しないということは
      『現状に不満はない』という『黙認』」「都合のいい無関心」
   『●争点は「壊憲」: 公明党と共に《(戦争への)
      「この道を。力強く、前へ。」(選挙後に壊憲)―自民党》
   『●争点は「壊憲」: 大橋巨泉さん「最後の遺言」…
         日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
         「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●争点は「壊憲」: バングラディシュ虐殺事件
      …それでも「壊憲」して「軍事国家」となってはいけない

   『●争点は「壊憲」: アベノサギの効果は絶大…
       与党・「癒(着)」党の壊憲派議員が「2/3の勢い」の怪?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201607/CK2016070802000128.html

投票率50%割れ 識者が懸念 「関心ある」69% 04年以降最低
2016年7月8日 朝刊

 十日に投開票される参院選で低投票率を懸念する声が出ている。共同通信社が参院選ごとに有権者の投票動向を探るために行っている世論調査で、「参院選に関心がある」と答えた人の割合が今回、二〇〇四年以降で最低になったからだ。投票率が50%を切る可能性があり、日本大の岩崎正洋教授(政治学)は「棄権は望んでいない政治を行う政治家の思うつぼ。民主主義の危機につながる」と指摘する。 (我那覇圭

 参院選の過去三回の投票率をみると、〇七年は58・64%、一〇年は57・92%、一三年は52・61%と低下している。前回は過去三番目に低かった。

 共同通信が参院選に合わせて行う全国電話世論調査をみると、参院選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」とした人の合計は今回、69%だった。

 過去三回では〇七年は81・7%。一〇年は80・2%、一三年は73・9%。いずれも実際の投票率より20ポイントほど高く、投票率と同じような低下傾向にある。二つの数字は連動しており、今回の投票率を予測する上で有効な指標となる。

 世論調査で有権者の関心が低くなっているのは、自民党分裂の可能性が指摘される東京都知事選、英国の欧州連合(EU)離脱問題に端を発した日本経済悪化の懸念、日本人七人が死亡したバングラデシュの飲食店襲撃テロなどで、参院選への注目が相対的に低くなっているからだ。

 今回の参院選は、高校生を含む十八歳以上から投票できる「十八歳選挙権」で注目を集める。しかし、全国で初めて十八歳以上が投票した三日の福岡県うきは市長選では十八、十九歳の投票率は38・38%と低迷。全体の投票率56・1%より17・72ポイントも低かった。

 期日前投票(選挙区)は三日までの十一日間で、六百五十六万二千二百三十九人が投票した。前回参院選の同時期と比べ、一・四三倍に伸びた。ただ、期日前投票は〇四年に導入されて以降増加しているが、投票率は低下傾向にある。

 岩崎氏は「多くの人が反対したが、安全保障関連法は成立した有権者の政治に対するしらけが進んでいる。投票率が50%を割れば、大半の民意を反映しない政治家に政策を託すことになる」と述べた。
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●争点は「壊憲」: 大橋巨泉さん「最後の遺言」…日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない

2016年07月04日 00時00分35秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の新田樹氏による記事【大橋巨泉が臨死の床で綴った“最後の遺言”「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」しかしテレビは巨泉の思いを一切報じず…】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2380.html)。

 《〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。だが今も恐ろしい事情けない事恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい最後のお願いです〉》。

   『●争点は「壊憲」: 公明党と共に《(戦争への)「この道を。
               力強く、前へ。」(選挙後に壊憲)―自民党》

 大橋巨泉さんの「最後の遺言」。その真意はマスコミではほとんど報道されなかったそうです。「日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない」ということ。
 与党・「癒(着)」党が「2/3」をとる情勢だと言われています。アベ「ドアホノミクス」=「アベドアホノ丸」の虚飾を喧伝し、選挙が終われば、公約にもしない「壊憲」を始める、すなわち、三度目のアベノサギを直ぐに始めます。選挙に行かなければ、そのリスクが異常に高まります。《7月の参院選挙、野党に投票して下さい最後のお願いです》。

   『●「平和と憲法を守る決意をもった著名人」菅原文太さん:
             「政治の役割は・・・絶対に戦争をしないこと」
    「日刊スポーツの記事『大橋巨泉、愛川さん訃報「日本にとって大マイナス」』
     (http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1463027.html)によると、
     「菅原文太さんに続いて、平和と憲法を守る決意をもった著名人が
     他界した事は、日本にとって大マイナスである。ボクも簡単には
     死ねないなと考えている」。
      「絶対に戦争をしないこと!」、この一点を死守したい。「アベ様のNHK」を
     はじめとしたマスコミの堕落、そして、「”テレ朝は今日、死んだに等しい
     と思います”」状態。何度も引用するが、俳優や芸人の矜持の無さ。

      『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)
        「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
         成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる
         ・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って
         握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね
         権力にへたへたする役者じゃ意味がない
         ・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」

      これまた、いつも引用している・・・・・・城山三郎さん「戦争待望論を
     唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。
     平和の有難さは失ってみないとわからない
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/46cffbbda63235587e36a8f40865b28b)、
     「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
     唯一、得られたのは、憲法九条だけだ
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386)。」

 記事に出てくる《桜を見る会》について、asahi.comに当時、【「桜咲くように賃上げ実現」 安倍首相、桜見る会で語る】(http://www.asahi.com/articles/ASH4L358RH4LUTFK001.html?iref=comtop_list_pol_n02)という記事に、《芸能人やスポーツ選手ら約1万5千人の招待客を前に…》とありました。成田三樹夫さん風に言えば、《いやらしいのが多すぎる…情けなくなっちまうね権力にへたへたするバカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。

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http://lite-ra.com/2016/07/post-2380.html

大橋巨泉が臨死の床で綴った“最後の遺言”「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」
しかしテレビは巨泉の思いを一切報じず
安倍晋三 新田樹 2016.07.01

     (大橋巨泉オフィシャルウェブサイトより)

 大物司会者の大橋巨泉氏が、一時意識不明状態に陥り、5月下旬より集中治療室に入っているとの報道があった。巨泉氏自身が、20年近く続けてきた「週刊現代」(講談社)の連載コラム「今週の遺言」で、明らかにしたものだ。

 巨泉氏は2005年に早期の胃がんが見つかったのを皮切りに、13年には中咽頭がんが見つかり摘出手術。また、14年にはリンパ節、15年には右肺、16年には左鼻腔内にもがんが見つかるなど、長らく闘病生活を続けてきた。連載によると、3月半ば頃から体力の落ち込みがひどく、4月には意識不明の状態に陥り、2週間ほど意識が戻らず、5月からは集中治療室に入っていたというのである。

 そのためこの「週現」の連載も、4月9日号を最後に休載となっていたが、今週発売の7月9月号をもって最終回とするという。その最終回の原稿でも、

   〈体力が戻ってこず衰えた〉
   〈何時まで生きられるかわからない〉
   〈老いた体をベッドに横たえ、たまに車椅子で外に出れば
    直ぐに高熱を出す始末である〉
   〈ボクにはこれ以上の体力も気力もありません〉

と、死をも意識する重篤な病状にあることを繰り返し綴っている。巨泉氏の豪放磊落なイメージからは想像できないほど、深刻な状態にあるようだ。この最終回の原稿も、妻と弟のサポートを受けて何とか完成までもっていけたものだという。その最終回の原稿の最後は、こんな文章で締められている。

   〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。
    だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が
    連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほど
    あるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも
    死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。
    安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に
    一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい
    最後のお願いです

 「何時まで生きられるかわからない」「ボクにはこれ以上の体力も気力もありません」と死を意識する壮絶な状況のなか、巨泉氏がまさに最後の力を振り絞って綴った、「最後の遺言」。それは、「改憲」を争点からひた隠しにして参院選を行い、着実に日本を戦争へと向かわせている安倍政権への痛烈な批判だった。

 巨泉氏の状況を思えばその言葉の重みもより増すが、もちろん巨泉氏は突然こんなことを言い出したわけではない。民主党議員だった2001年に、アメリカの同時多発テロを非難し「アメリカを支持する」との表明に民主党でたった1人反対するなど、巨泉氏は徹底して反戦を掲げ続けてきた。安倍政権に対しても、第二次政権が発足した当初より、安倍首相の危険性を訴え続けている。

   「僕は、ポピュリズムの権化のような安倍首相をまったく信用しない。
    (略)本当にやりたいのは憲法改正であり、日本を
    『戦争ができる国』に変えることでしょう。実際、ニコニコして、
    口当たりの良いフレーズを並べておきながら、国民の過半数が
    反対した特定秘密保護法を強引に通してしまった。
    法衣の下に鎧を隠しているような男の言動にだまされてはいけません」
    (「日刊ゲンダイ」/2014年5月12日)

 また、昨年4月19日には『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)にゲスト出演し、安倍首相主催の「桜を見る会」に言及。自身も招待を受けていたがそれを断ったと告白して、さらに、巨泉氏とは逆に出席する道を選んだ太田光こう批判している。

   「お前利用されてるんだよ。今日のスポーツ紙に出てたよ。
    『ああ、安倍さんって心の広い人だなあ』って(大衆に)思われちゃうんだよ」

 さらに同番組では、テレビ朝日とNHKが自民党に呼び出された一件についても「とにかく、自民党に呼ばれて行ったテレ朝とNHKはいかん。なんで一政党に呼ばれて、言論の自由を守らなければいけない放送局が出て行く? これが陰ながらの圧力なんだ」「俺は戦いたい。(略)言論の自由っていうのはね、命をかけて守るべきものなんだよ」と発言。政権に忖度して自粛を繰り返すメディアの姿勢を痛烈に批判した。

 また、同じく15年の「週刊朝日」(朝日新聞出版)9月18日号では、1934年生まれで実際に先の戦争を見てきた自身の経験を踏まえ、戦争がいかに人の命を軽んじるものであるかを痛切に訴えている

   〈何故戦争がいけないか。戦争が始まると、すべての優先順位は
    無視され、戦争に勝つことが優先される。
    昔から「人ひとり殺せば犯罪だけど、戦争で何人も殺せば英雄になる
    と言われてきた。
     特に日本国は危ない。民主主義、個人主義の発達した欧米では、
    戦争になっても生命の大事さは重視される。捕虜になって生きて帰る
    と英雄と言われる。日本では、捕虜になるくらいなら、自決しろと教わった。
    いったん戦争になったら、日本では一般の人は、人間として扱われなくなる。
     それなのに安倍政権は、この国を戦争のできる国にしようとしている。
    (中略)
     ボクらの世代は、辛うじて終戦で助かったが、実は当時の政治家や
    軍部は、ボクら少年や、母や姉らの女性たちまで動員しようとしていた
    11、12歳のボクらは実際に竹槍(たけやり)の訓練をさせられた。
    校庭にわら人形を立て、その胸に向かって竹槍(単に竹の先を斜めに
    切ったもの)で刺すのである。なかなかうまく行かないが、
    たまにうまく刺さって「ドヤ顔」をしていると、教官に怒鳴られた。
    「バカモン、刺したらすぐ引き抜かないと、肉がしまって抜けなくなるぞ!」
     どっちがバカモンだろう。上陸してくる米軍は、近代兵器で武装している。
    竹槍が届く前に、射殺されている。これは「狂気」どころか「バカ」であろう
    それでもこの愚行を本気で考え、本土決戦に備えていた政治家や軍人が
    いたのである。彼らの根底にあったのは、「生命の軽視」であったはずである〉

 このように巨泉氏は、いかなる戦争も個人の尊厳を破壊するものとして一貫して反対する姿勢を貫き、「戦争のできる国作りを画策する安倍政権に対し批判を続けてきた。その姿勢は、病に倒れた後も決して変わることはなかったのだ。

 大橋巨泉が集中治療室に入り、長らく続けられていた「週刊現代」の連載が終了したことは各テレビ局でも大きく報道された。しかし、巨泉氏が最も伝えたかった安倍晋三の野望はおそろしい〉〈選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さいというメッセージを放送した番組はひとつたりともなかった巨泉氏が危惧していたメディアの萎縮は残念なことにここでも起きてしまったのだ。

   〈書きたい事や言いたい事は山ほどある〉
   〈このままでは死んでも死にきれない〉

 と自身でも綴っているように、現在の閉塞した言論状況にあって巨泉氏は貴重なリベラル論客であり、まだまだ語ってほしいことがたくさんある。巨泉氏の「最後の遺言」を胸にきざむと同時に、なんとか回復しまた舌鋒鋭い批判を繰り出してくれる日が訪れることを祈りたい。

(新田樹)
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●争点は「壊憲」:2016年7月参院選が終われば、自公が争点にもしない「壊憲」へ…三度目のアベノサギ

2016年06月13日 00時00分39秒 | Weblog


サンデーモーニング』(2016年6月12日)の《風をよむ》、テーマは「参院選の“争点”」。冒頭の「街の声」は、「経済でしょうね」「景気」…。自公お維大地の選挙戦略に騙された、あるいは、騙されたふりをしている市民の声。「ドアホノミクス」(©浜矩子さん)がとっくに破綻し、「アベドアホノ丸」は座礁していることに気付いていないらしい。1本の藁にさえならない「アベドアホノ丸」アベ船長に、まだ縋ろうとしている…。そんなモノが争点たり得るか? 反政権派の報道機関や野党は争点を明言すべき。

   『●20XX年、再び戦争が始まった…: 
      立憲主義を否定し、クーデターで壊憲しといて、そりゃぁないでしょ
   『●争点は「壊憲」: 「ドアホノミクス」の頓挫を認めては? 
      …座礁したアベドアホノ丸・船長の虚しき言い訳
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を
       取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…
   『●2016年報道の自由度ランキング72位:
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の
        是非を問うという詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」


 《風をよむ》、テーマは「参院選の“争点”」によると…:

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■「民進党岡田克也代表 (与党が議席を)3分の2とれば 「憲法改正」はやってくる 前回は「アベノミクスこの道しかない」と 選挙が終われば「安全保障法制」の議論に熱中して経済の“け”の字もなかった

■「共産党志位和夫委員長 選挙戦を「アベノミクス」1本で戦い 選挙が終わると憲法破壊の政治を繰り返す これを2度やって来た 「3度目は通用しない」とはっきり言いたい」

■2013年7月参院選、アベ様「デフレ脱却 10年間で1人当たりの国民総所得を150万円増やしてまいります」。「経済再世」「デフレ脱却」を掲げ、自公で過半数。そしてその5カ月後、2013年12月、国会は、選挙の争点にもならず選挙公約集に記載が無かった特定秘密保護法をめぐる審議一色に。そして、成立

2014年11月衆院解散、アベ様「この解散はアベノミクス解散であります」。「消費税引き上げ先送りの是非」「景気回復」を重点に掲げ、経済をアピールして与党で3分の2の勢力を獲得。その5ヶ月後…

■2015年5月、アベ様は安保法制について、「先の総選挙に於いては、昨年7月1日の閣議決定に基づいて、平和安全法制を速やかに整備することを明確に公約として掲げ、国民のの審判を受けました」。確かに、2014年自民党政権公約集には短く安保法制は記載されていました

■2015年9月、安保関連法案を「衆参それぞれ100時間以上審議し 議論は尽くした」として、採決を強行、成立させました

■2016年6月、自民党のポスターに書かれた「この道を。力強く、前へ。 (政治は国民のもの 自民党)」の文字。「この道」とは一体どんな道なのでしょうか?

岸井成格さん、「カモフラージュという街の声…。2013年参院選と2014年総選挙の後は、特定秘密保護法と安保法制になったわけですよね。これが今回またやられると…宿願の憲法9条改正に着手する、そういうことがあり得るということ。…こう続いてくると、安倍政権のこういうやり方は一つの選挙戦略なのではないか、という気がしますね。つまり、一種の争点隠し。そういう政治そのものが問われなければならない…隠れ蓑にしている。…選挙に勝てば、信任されたと言うんですよね…」
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 「憲法」は生活に関わらず、票にならない?? 絶句。
 「壊憲」し、平和憲法・憲法9条を破壊し、戦争できる国・死の商人の国家になっても、市民の「生活」には何の影響もないのですか? 子や孫を「人殺し」に喜んで送り出す親の気持ちが分からない。「戦争の実態を伝えるために作家になった」城山三郎さんはきっと怒り心頭だと思う。《日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ》《平和憲法こそ生き残る者の夢であり、守ることが使命だ》と言い続けてきた城山三郎さんだから。

 「20XX年、再び戦争が始まった…。2016年、アベ様のあのトンデモ「壊憲」草案が現実のものになり、坂を転げるように、戦争できる国へ…。その時、ジャーナリズムは死に絶え、アベ様の広報機関となり、…。唯一引き返す最後のチャンスは2016年の参院選だった。救世主など必要なく、50%の「眠り猫」が目覚め、ネジレを取り返すことさえできていれば…」。

 「壊憲」という刃を隠すアベノサギに騙されてはいけないのです。三度も騙されてはいけない、「悪夢」から目覚めて下さい!!

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●「今、声を上げなければ」!: 「戦争の実態を伝えるために作家になった」城山三郎さんはきっと怒り心頭

2016年06月04日 00時00分21秒 | Weblog


東京新聞の吉岡潤記者による記事【9条守れ「怒るべきとき」 父・城山三郎氏の遺志継ぐ大集会】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060302000126.html)。

 《「戦争で得たものは憲法九条だけだ」-。二〇〇七年に亡くなった作家城山三郎さんが、よく口にした言葉だ》。

 《戦争の実態を伝えるために作家になった人城山三郎さん。《特攻を命じた側に常に厳しい視線を向けた作家》でもある。《平和憲法こそ生き残る者の夢であり、守ることが使命》という城山さん、きっと、いまのニッポンの姿を見て、怒り心頭だろうと思います。
 何度も引用します。城山三郎さん曰く、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」。

   『●『城山三郎の昭和』読了(2/3)
     「『大義の末』を書いた城山さんの「強い反戦意識」。
      「・・・・・・ 戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、
      鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないと
      わからない ・・・・・・ 失ってからでは、おそすぎるというのに」」

   『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(1/2)
     「城山さんは、「・・・言論の自由のない当時の時代や社会、
      そして国が強制したのだと強調・・・「九条をね。
      とんでもないことだね。だって、日本が負けて得たものは
      あれしかない、『戦争をしない』ということしかないんだから」」、
      「言論統制が一度始まれば、とめどなく拡大・・・『美化』と
      いう形での情報汚染」」

   『●「袴田事件の次は狭山事件だ」
       『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号)

     「【佐高信の新・政経外科第2回/追悼 渡辺淳一様】、
      「城山三郎さん・・・「・・・を語る時、勲章拒否
      現行憲法擁護の二点だけは外してほしくない・・・
      『戦争で得たものは憲法だけ』と口癖のように・・・
      まさに城山さんの遺言というべきでしょう」」。
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/38fef8e43cb96129b5209ba4f5be0214)」

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
    「靖国神社にある遊就館の片隅に奇妙な像がある。
     潜水服姿で頭には大きなかぶと。両手で長い棒を持ち、
     身構えている。先端に付けられているのは機雷である
     ▼・・・本土決戦を水際で食い止める「人間機雷の存在は
     ほとんど知られていないのだから
▼・・・竹ざおの先の機雷を
     突き上げて自爆する。「伏龍」と名付けられた
     水際特攻隊である▼・・・潜水具には構造的な欠陥があり、
     多くの若者が訓練中の事故で命を失った
▼当時の
     戦争指導者の愚劣さが凝縮されている人間機雷を
     考えたのは、参謀として真珠湾攻撃の作戦を
     立案した人物
だ。・・・▼戦争が長引けば伏龍の要員に
     なるはずだった人物に城山三郎さんがいる。
     特攻を命じた側に常に厳しい視線を向けた作家の原点
     だろう。「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」。
     城山さんの言葉が重く響く。」

   『●城山三郎さんと反戦  
     「▼城山さんは「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
      唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と語っていた。戦争体験と憲法が
      強く結びついた世代は減っている。憲法への思い入れの少ない若い世代
      城山さんの言葉はどう伝わるのだろうか▼あの戦争で新聞は「旗」を振り、
      国民を熱狂させ国を破滅に導いた

   『●城山三郎さん「戦争で得たものは憲法だけ」
        「平和の有難さは失ってみないとわからない」
   『●子供や弱者を守れない国:
      我国では14年連続で自殺者が3万人を越えて・・・

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016060302000126.html

9条守れ「怒るべきとき」 父・城山三郎氏の遺志継ぐ大集会
2016年6月3日 朝刊

     (井上紀子さんは「9」がつく日にJR茅ケ崎駅前に立ち
      反戦を訴えている=神奈川県茅ケ崎市で)

 「戦争で得たものは憲法九条だけだ」-。二〇〇七年に亡くなった作家城山三郎さんが、よく口にした言葉だ。その城山さんが暮らした神奈川県茅ケ崎市で四日、「9条かながわ大集会2016in湘南ちがさき」が開かれる。実行委員長を務めるのは、城山さんの次女で「九条の会・ちがさき」の井上紀子さん(57)。「怒るべきときに怒らなければいけない、と父は言っていた。今、声を上げなければ」と語る。 (吉岡潤)

 井上さんに言わせれば、「父は戦争の実態を伝えるために作家になった人」。十七歳で志願して海軍特別幹部練習生となり、十八歳の誕生日を迎える三日前に終戦を迎えた。経済小説の書き手として名をはせる一方、戦争を題材にした作品を残した。

 ただ、井上さんが父の口から戦争の話を聞くようになったのは晩年だ。「つらすぎて口にできなかったんですね」

 〇一年、城山さんは当時の小泉純一郎首相に会い、個人情報保護法案異を唱えた。井上さんが当時を振り返る。「焦燥感に包まれていた。表現や報道の自由が奪われれば、戦争に突入していったあの時代と同じになる、大変なことになると」

 〇六年六月、城山さんは「九条の会・ちがさき」の依頼に応え、メッセージを寄せた。戦争が長引いていたら相模湾で水中特攻伏龍(ふくりゅう)」隊員として命果てていたはずだ-と。伏龍は、爆雷の付いた棒を持って海底に潜み敵船を突き上げて自爆する部隊だ。そして「平和憲法こそ生き残る者の夢であり、守ることが使命だ」とつづった。同年十一月には、市内の催しに参加した九条の会のテントにも足を運んだ。

 「市民の活動を心強く思って共感していた」と井上さん。翌年三月に城山さんが亡くなると、「父の遺志を継ぎたい」と会に加わった。


 昨年九月、強行採決を経て安全保障関連法が成立した。「何をやっているのかと父に怒られそうな気がする。諦めてはいけない」。四日の集会を「今の政治をおかしいと感じ、それを選挙の投票行動につなげる契機にしたい」と話す。

   ◇

 「9条かながわ大集会」は茅ケ崎市民文化会館などで開催。午前9時半から憲法や自衛隊、教科書、原発などをテーマにした分科会。午後1時からの全体会ではルポライターの鎌田慧さん、東京大大学院教授の小森陽一さんが講演。参加費1000円。問い合わせは、実行委の後藤仁敏(まさとし)さん=電090(####)####=へ。
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●城山三郎さん「戦争で得たものは憲法だけ」「平和の有難さは失ってみないとわからない」

2015年05月23日 00時00分53秒 | Weblog


東京新聞の記事【「9条壊すな」2800人集結 安保法制反対デモ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051302000129.html

 「「戦争させない」「九条壊すな」とプラカードを掲げて声を上げ、集会後は銀座周辺をデモ行進・・・・・・ルポライターの鎌田慧さんは「愚かな戦争を二度としないよう、戦後七十年、憲法を守り抜いてきた・・・・・・」とあいさつ」。
 何度も引用します。城山三郎さん曰く、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」。

   『●『城山三郎の昭和』読了(2/3)
     「『大義の末』を書いた城山さんの「強い反戦意識」。
      「・・・・・・ 戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、
      鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないと
      わからない ・・・・・・ 失ってからでは、おそすぎるというのに」」

   『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(1/2)
     「城山さんは、「・・・言論の自由のない当時の時代や社会、
      そして国が強制したのだと強調・・・「九条をね。
      とんでもないことだね。だって、日本が負けて得たものは
      あれしかない、『戦争をしない』ということしかないんだから」」、
      「言論統制が一度始まれば、とめどなく拡大・・・『美化』と
      いう形での情報汚染」」

   『●「袴田事件の次は狭山事件だ」
       『週刊金曜日』(2014年5月23日、992号)

     「【佐高信の新・政経外科第2回/追悼 渡辺淳一様】、
      「城山三郎さん・・・「・・・を語る時、勲章拒否
      現行憲法擁護の二点だけは外してほしくない・・・
      『戦争で得たものは憲法だけ』と口癖のように・・・
      まさに城山さんの遺言というべきでしょう」」。
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/38fef8e43cb96129b5209ba4f5be0214)」

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
    「靖国神社にある遊就館の片隅に奇妙な像がある。
     潜水服姿で頭には大きなかぶと。両手で長い棒を持ち、
     身構えている。先端に付けられているのは機雷である
     ▼・・・本土決戦を水際で食い止める「間機雷の存在は
     ほとんど知られていないのだから
▼・・・竹ざおの先の機雷を
     突き上げて自爆する
「伏龍」と名付けられた
     水際特攻隊である▼・・・潜水具には構造的な欠陥があり、
     多くの若者が訓練中の事故で命を失った
▼当時の
     戦争指導者の愚劣さが凝縮されている人間機雷を
     考えたのは、参謀として真珠湾攻撃の作戦を
     立案した人物
。・・・▼戦争が長引けば伏龍の要員に
     なるはずだった人物に城山三郎さんがいる。
     特攻を命じた側に常に厳しい視線を向けた作家の原点
     だろう。「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」。
     城山さんの言葉が重く響く。」

   『●城山三郎さんと反戦』  
     「▼城山さんは「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
      唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と語っていた。戦争体験と憲法が
      強く結びついた世代は減っている。憲法への思い入れの少ない若い世代
      城山さんの言葉はどう伝わるのだろうか▼あの戦争で新聞は「旗」を振り、
      国民を熱狂させ国を破滅に導いた

 愚かな戦争行為など、御免だ。「人殺し」をさせてはいけない。しかも、それがアベ様ら自己愛バリバリの死の商人」・「真の意味での非国民」・「ニセ右翼似非ウヨクに命じられたのではたまらない。

   『●戦争、環境破壊の最たるもの
      「二十世紀の初めごろ、デンマークの陸軍大将が、こんな法律があれば、
       戦争をなくせると考えて起草した法案がある。題して
       「戦争絶滅受合(うけあい)法案」▼戦争の開始から十時間以内に、
       敵の砲火が飛ぶ最前線に一兵卒を送り込む。順序はまず国家元首、
       次にその親族の男性、三番目は総理、国務大臣、各省の次官、
       そして国会議員(戦争に反対した議員を除く)、戦争に反対しなかった
       宗教界の指導者…▼妻や娘は従軍看護師として招集し、最前線
       野戦病院で働く。権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは
       安全地帯にいてナショナリズムをあおる政治家は姿を消すだろう


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015051302000129.html

9条壊すな」2800人集結 安保法制反対デモ
2015年5月13日 朝刊

     (安全保障法制に反対する集会で「戦争させない」の
      プラカードを掲げる参加者=12日夜、東京都千代田区の
      日比谷野外音楽堂で)

 集団的自衛権を行使できるようにする新しい安全保障法制への反対集会が十二日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた。参加者約二千八百人(主催者発表)が「戦争させない」「九条壊すな」とプラカードを掲げて声を上げ、集会後は銀座周辺をデモ行進した。

 主催したのは、憲法学者や作家らが呼び掛け人の「戦争をさせない1000人委員会」、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」など三つの市民団体。

 著名人や野党の国会議員らが壇上で次々とスピーチし、ルポライターの鎌田慧さんは「愚かな戦争を二度としないよう、戦後七十年、憲法を守り抜いてきた。平和な日本を残すため、最後まで頑張り抜こう」とあいさつ。埼玉大名誉教授の暉峻淑子(てるおかいつこ)さんは「心の底から戦争に反対する強い自分の考えを持つことが大事だ」と訴えた。

 また日本弁護士連合会の憲法問題対策本部長代行、山岸良太さんは「人と人が殺し合う戦争は、最大の人権侵害だ」と述べた。

 客席は高齢者や若者、労働組合のメンバーらさまざまな参加者で埋まった。東京都小金井市の野村昌弘さん(68)は「議論が不十分なまま、安倍政権が重大な法案を通そうとしている。今、声を上げないと」と話した。
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●「平和と憲法を守る決意をもった著名人」菅原文太さん: 「政治の役割は・・・絶対に戦争をしないこと」

2015年05月07日 00時00分50秒 | Weblog


asahi.comの記事【菅原文太さんとは「同志的連帯」 妻が語る辺野古問題】(http://www.asahi.com/articles/ASH515TW1H51UTIL046.html?iref=comtop_list_nat_n04)。

 「辺野古移設を阻止するため4月に作られた「辺野古基金」に、全国から1億1900万円を超える寄付が寄せられた。その共同代表の一人が、昨年11月に81歳で亡くなった俳優菅原文太さんの妻、文子さん(73)。「現政権への不服従を示すため」に代表を引き受けた思いと、文太さんと平和について語った日々を振り返った」。
 「政治の役割はふたつあります。ひとつは、国民を飢えさせないこと。もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」

   『●まだ「積極的平和主義」を言うか!? ダメだこりゃ
          ・・・・・・「薔薇の花束」を理解できないアベ様!

     「昨年、亡くなった俳優の菅原文太さんは、沖縄知事選に
      立候補した翁長(おなが)雄志候補の集会で、
      こう訴えました。「政治の役割はふたつあります。
      ひとつは、国民を飢えさせないこと。もう一つは、
      これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」。
      聴衆は割れるような拍手で賛成しました。
       残念ながら、菅原さんの訴えは、与党政治家には
      受け入れ難いようにみえます」

 日刊スポーツの記事『大橋巨泉、愛川さん訃報「日本にとって大マイナス」』(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1463027.html)によると、「菅原文太さんに続いて、平和と憲法を守る決意をもった著名人が他界した事は、日本にとって大マイナスである。ボクも簡単には死ねないなと考えている」。
 「絶対に戦争をしないこと!」、この一点を死守したい。「アベ様のNHK」をはじめとしたマスコミの堕落、そして、「”テレ朝は今日、死んだに等しいと思います”」状態。何度も引用するが、俳優や芸人の矜持の無さ。

   『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)
     「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
      成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる
      ・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って
      握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね
      権力にへたへたする役者じゃ意味がない
      ・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」

 これまた、いつも引用している・・・・・・城山三郎さん「戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないとわからない」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/46cffbbda63235587e36a8f40865b28b)、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386)。

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http://www.asahi.com/articles/ASH515TW1H51UTIL046.html?iref=comtop_list_nat_n04

菅原文太さんとは「同志的連帯」 妻が語る辺野古問題
聞き手・今村優莉 2015年5月4日17時45分

     (「辺野古基金への関心が高まって欲しい」と
       話す菅原文子さん=山本和生撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古(同県名護市)移設を阻止するため4月に作られた「辺野古基金」に、全国から1億1900万円を超える寄付が寄せられた。その共同代表の一人が、昨年11月に81歳で亡くなった俳優菅原文太さんの妻、文子(ふみこ)さん(73)。「現政権への不服従を示すため」に代表を引き受けた思いと、文太さんと平和について語った日々を振り返った。

     ◇

 初めて辺野古に行ったのは約5年前です。以来、菅原と一緒に沖縄に行くたび足を運びました。白い砂浜に突き刺さる鉄条網に強い違和感を持ちました。

 昨年11月、菅原は沖縄県知事選で翁長雄志知事の応援演説をし、こう訴えました。

   〈政治の役割は二つあります。
     一つは国民を飢えさせないこと、
      安全な食べ物を食べさせること。
       もう一つは、
        これが最も大事です。
         絶対に戦争をしないこと

 結婚生活47年。菅原とは「同志的連帯」みたいな感じで、仕事を選ぶ時も社会にとって良いことか、ということで選んできました。私が彼から教わったのはジャズとボクシングと格闘技の知識くらい(笑)。忙しい彼に代わり、新聞や本を読んで気づいたことを「いまこんな事が問題みたい」と伝えると、彼は「おお、そうだな」と。そんなふうに2人でやってきました。・・・・・・・・・。
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●上野英信さんは「「侵略する側」にいた過去に戦後、どう向き合った」のか?

2014年10月07日 00時00分47秒 | Weblog


asahi.comの記事【筑豊に生きた作家の生きざま描く 戦前を切り口に出版】(http://www.asahi.com/articles/ASG9D5K0JG9DTIPE01P.html?iref=comtop_list_cul_n04)。

 「筑豊よ 日本を根底から 変革するエネルギーの ルツボであれ 火床であれ 上野英信」。上野英信さんについて、「「侵略する側」にいた過去に戦後、どう向き合ったかを切り口にして」の伝記が出版されたそうです。

   『
●『上野英信の肖像』読了(1/2)
   『●『上野英信の肖像』読了(2/2)
   『●『キジバトの記』読了(1/3)
   『●『追われゆく坑夫たち』読了(1/3)
   『●『追われゆく坑夫たち』読了(2/3)
   『●『追われゆく坑夫たち』読了(3/3)
   『●『石原莞爾/その虚飾』読了 (2/2)
   『●『蕨の家 ~上野英信と晴子~』読了(1/3)

   『●山本作兵衛翁の作品がユネスコ世界記憶遺産に!!
   『●記憶遺産その後 ~山本作兵衛翁のスケッチブック見つかる~
   『●筑豊の炭鉱記録画家山本作兵衛翁の記憶遺産、ユネスコが展示打診
   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●追われゆく坑夫と脇に追いやられた原発人災

   『●「筑豊よ 日本を根底から 変革するエネルギーの
               ルツボであれ 火床であれ 上野英信」


 例えば、中曽根康弘氏や瀬島龍三氏はどうだったでしょうか?

   『●『城山三郎の昭和』読了(2/3)

   『●『沈黙のファイル ― 「瀬島龍三」とは何だったのか ―』読了(1/5)
   『●『沈黙のファイル ― 「瀬島龍三」とは何だったのか ―』読了(2/5)
   『●『沈黙のファイル ― 「瀬島龍三」とは何だったのか ―』読了(3/5)
   『●『沈黙のファイル ― 「瀬島龍三」とは何だったのか ―』読了(4/5)
   『●『沈黙のファイル ― 「瀬島龍三」とは何だったのか ―』読了(5/5)

   『●(侵略)「軍の正体」と「不戦の誓い」:
        先の戦争でもそれが身に染みていない人々
   『●『朝日新聞』が「アベ様の犬HK」化しないことを望む:
             相対的に「大変にマシな報道機関」はどこか?


 城山三郎さんは?

   『●城山三郎さんと反戦』  
   「▼城山さんは「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
    唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と語っていた。戦争体験と憲法が
    強く結びついた世代は減っている。憲法への思い入れの少ない若い世代
    城山さんの言葉はどう伝わるのだろうか▼あの戦争で新聞は「旗」を振り、
    国民を熱狂させ国を破滅に導いた


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http://www.asahi.com/articles/ASG9D5K0JG9DTIPE01P.html?iref=comtop_list_cul_n04

筑豊に生きた作家の生きざま描く 戦前を切り口に出版
宮崎健二 2014年9月19日07時55分

写真・図版

(↑ブログ主注: すいません、勝手にコピペさせて頂きました
 [http://www.asahi.com/articles/photo/AS20140918001829.html

 反権力の立場から、福岡県・筑豊の炭鉱に身を投じて坑夫の過酷な生活を記録した作家、上野英信さん(1923~87)の生きざまを描いた本を、ジャーナリストの河内(こうち)美穂さん(55)=東京都国立市=が出版した。上野さんは戦前、中国東北部の満州国で、リーダーを養成する国立大の学生として軍事訓練などを受け、兵隊だった時期もある。本では、「侵略する側にいた過去に戦後、どう向き合ったかを切り口にしている。

 本のタイトルは「上野英信・萬人一人坑(ばんにんいちにんこう)」。河内さんが7年をかけて取材し、書き上げた労作だ。

 上野さんは戦後、京都大に入ったが、中退して筑豊の炭鉱の坑夫に。石炭が国を支えた時代、低い賃金で危険の多い過酷な現場で働かされ、炭鉱が閉山するとヤマを追われた坑夫の声を記録し続けた。彼らの貧しい生活をすぐ傍らで見つめ、肉声に耳を澄ませた
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●「積極的平和主義」の本性、つまり「死の商人」「そういうビジネス」

2014年04月12日 00時00分17秒 | Weblog


東京新聞の社説【集団的自衛権 「限定容認」という詭弁】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014040502000148.html)と、
コラム【筆洗』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014040502000114.html)。

 「限定的なら認められる、というのは詭弁(きべん)ではないのか。集団的自衛権の行使の「限定容認論」である。政府の憲法解釈は長年の議論の積み重ねだ。一内閣の意向で勝手に変更することは許されない」・・・・・・暴走する自公政権は聞く耳持たず。それにしても、「平和を愛する公明党」が聞いて呆れる。それに同調する翼賛野党。『集団的自衛権 「限定容認」という詭弁』。

   『●「与党公明党」: 平和を願っているらしい
                「学会さん」も「テロリスト」と呼ばれる日がいつか
   『●ブレーキは無く、二つの「アクセル」な自公政権


 「日本も世界の兵器市場に打って出るという。長年の信条だった「武器輸出の原則禁止」をやめると政府が決めた。政府開発援助(ODA)をからめた武器輸出の促進も考えているともいう▼NATOに加盟し米国製兵器のお得意さまとなった東欧諸国は、イラク戦争に出兵し、血を流すことになった。そのイラク戦争で兵器産業の巨人たちは、また大いに潤った。武器輸出というのは、そういうビジネスである」・・・・・・「積極的平和主義」の本性とは、つまり「死の商人」になって火に油を注ぎ、「人殺し」で「おカネ儲け」しましょう、ということ。「そういうビジネス」。自公に騙されること、無関心・無視でいいのか? 

   『●「平和憲法」が泣いている
   『●「(積極)平和主義」「不戦の誓い」が聞いて呆れる、
                            「死の商人主義」「外交破壊主義」
   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
   『●城山三郎さんと反戦  

    「▼城山さんは「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
     唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と語っていた。戦争体験と憲法が
     強く結びついた世代は減っている。憲法への思い入れの少ない若い世代
     城山さんの言葉はどう伝わるのだろうか▼あの戦争で新聞は「旗」を振り、
     国民を熱狂させ国を破滅に導いた

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014040502000148.html

【社説】
集団的自衛権 「限定容認」という詭弁
2014年4月5日

 限定的なら認められる、というのは詭弁(きべん)ではないのか。集団的自衛権の行使の「限定容認論」である。政府の憲法解釈は長年の議論の積み重ねだ。一内閣の意向で勝手に変更することは許されない。

 限定容認論とは、集団的自衛権の行使を「日本近海を警戒中の米艦船が攻撃を受け、自衛隊が防護する場合」など事例を限定して認めようというものだ。自民党の高村正彦副総裁が主張した。

 高村氏のよりどころは、米軍駐留の合憲性などが争われた最高裁による一九五九年の「砂川判決」である。

 日本の自衛権について「わが国が、存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは国家固有の権能の行使として当然」との判断を示した。

 高村氏はこれを論拠に「国の存立を全うする必要最小限度(の実力行使)には、集団的自衛権の範疇(はんちゅう)に入るものはある」として、米艦船の防護などは「必要最小限度に当たる」と主張している。

 政府の憲法解釈で違憲としてきた集団的自衛権の行使を、一内閣の判断で合憲とすることには公明党や自民党の一部に根強い慎重論がある。限定容認論は説き伏せる便法として出てきたのだろう。

 しかし、いかにも無理がある。

 個別的自衛権を有するかどうかが議論されていた時代の判決を、集団的自衛権の行使の一部を認める根拠にするのは「論理の飛躍」(公明党幹部)にほかならない。

 公明党の山口那津男代表は高村氏との会談で、個別的自衛権で対応できないか、まず検討すべきだと、限定容認論に慎重姿勢を示したという。当然だろう。

 集団的自衛権をめぐる議論の本質は、日本が直接攻撃されていないにもかかわらず、他国のために武力行使することが妥当か、長年の議論に耐えてきた政府の憲法解釈を、一内閣の意向で変えていいのか、という点にある。

 たとえ限定的だったとしても、政府の憲法解釈を根本的に変えることにほかならない。

 このやり方がいったん認められれば、憲法の条文や立法趣旨に関係なく、政府の勝手な解釈で何でもできる憲法が空文化し、権力が憲法を順守する立憲主義は形骸化する。イラク戦争のような誤った戦争に巻き込まれることも現実味を帯びてくる。

 限定容認なら大丈夫と高をくくってはいけない。立憲主義の危機にあることを、すべての国会議員が自覚すべきである。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2014040502000114.html

筆洗
2014年4月5日

 米国のロッキード・マーティン社は、軍需での売上高が世界一とされる兵器産業の雄だ。日本の本年度の防衛予算四兆八千億円余にほぼ匹敵する売り上げを誇ると言えば、巨人ぶりが分かるだろう▼その実態を描いた『ロッキード・マーティン 巨大軍需企業の内幕』(草思社)を読めば、この巨人がいかに米政府に影響力を行使し、外交の舞台裏で動いてきたかが分かる▼冷戦が終わってから、米国は北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を進めた。東欧の民主化支援が旗印に掲げられたが、ロシアとの関係悪化を危ぶむ声もあった。だがロ社は異論を抑えるため巨額の政治献金も使って、猛烈な働き掛けをした▼東欧諸国がNATOに入れば、ソ連製兵器を買い替えることになる。東方拡大は米軍需産業にとっては、市場拡大。米政府に兵器の購入費を援助させることまでして、市場を獲得していったというのだ▼日本も世界の兵器市場に打って出るという長年の信条だった「武器輸出の原則禁止」をやめると政府が決めた。政府開発援助(ODA)をからめた武器輸出の促進も考えているともいう▼NATOに加盟し米国製兵器のお得意さまとなった東欧諸国は、イラク戦争に出兵し、血を流すことになった。そのイラク戦争で兵器産業の巨人たちは、また大いに潤った。武器輸出というのは、そういうビジネスである。
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●「平和憲法」が泣いている

2014年02月01日 00時00分20秒 | Weblog


東京新聞の二つの記事【首相、集団的自衛権に意欲 中国を名指し批判、施政方針演説】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014012401001732.html)と、
【「維新分裂あり得る」 石原氏、自民合流に含み】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014012402000136.html)。

 「安倍晋三首相は衆院本会議で施政方針演説を行った。集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈変更に意欲を示し、自衛隊の海外展開を念頭に、世界の平和と安定に貢献するとうたう「積極的平和主義」の意義を強調」・・・・・・世も末だ、憲法が泣いている。戦争出来る国へ変えて「積極平和主義」だってさ。

   『●「(積極)平和主義」「不戦の誓い」が聞いて呆れる、
                            「死の商人主義」「外交破壊主義」

 城山三郎さん曰く「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」というのに。

   『●「人道なんてなかった」頃の「戦争できる国」の現実
   『●城山三郎さんと反戦
  
    「▼城山さんは「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
     唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」と語っていた。戦争体験と憲法が
     強く結びついた世代は減っている。憲法への思い入れの少ない若い世代
     城山さんの言葉はどう伝わるのだろうか▼あの戦争で新聞は「旗」を振り、
     国民を熱狂させ国を破滅に導いた

 さて、最後の記事。元東京「ト」知事殿がまたしてもご乱心。「将来的な自民党との合流について「否定しない」と発言。集団的自衛権の行使容認に慎重な公明党に代わり自民党と連立する可能性にも言及」したそうです。笑ってしまいます (横田一さん「維新とたちあがれ日本は〝水と油〟/石原氏の一本釣りを狙う橋下氏」、http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/71419ddb7021e63dfe3fab319d28f60f)。いっそのこと、自公と維新全員で合体したら? 

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014012401001732.html

首相、集団的自衛権に意欲 中国を名指し批判、施政方針演説
2014年1月24日 14時41分

 第186通常国会が24日召集され、安倍晋三首相は衆院本会議で施政方針演説を行った。集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈変更に意欲を示し、自衛隊の海外展開を念頭に、世界の平和と安定に貢献するとうたう「積極的平和主義」の意義を強調した。東シナ海上空への防空識別圏設定や海洋進出など権益拡大を図る中国を名指しで批判。4月の消費税増税対策に全力を挙げるとともに、経済の好循環実現に決意を示した。

 2012年12月の第2次内閣発足後初めて国会演説で集団的自衛権に明確に言及。

(共同)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014012402000136.html

「維新分裂あり得る」 石原氏、自民合流に含み
2014年1月24日 朝刊

 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は二十三日、共同通信のインタビューに応じ、野党再編や政策をめぐる路線対立により党分裂もあり得るとの認識を示した。その上で将来的な自民党との合流について「否定しない」と発言。集団的自衛権の行使容認に慎重な公明党に代わり自民党と連立する可能性にも言及した。

 日本維新で結いの党や民主党との野党再編をにらむ大阪系議員は、原発政策などをめぐり推進派の石原氏らと溝がある。

 石原氏は党内対立に関し「決定的なものだったら党を割ってもいい」と明言。結いの党について「護憲政党で何の共通項もない」と指摘し、今月から始まった政策協議に不快感を重ねて表明した。

 同時に「野党を再編する必要はない」として、自民党に対抗できる二大政党を目指す野党再編に否定的な見解を示した。
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