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●「裏金議員に送る言葉は「汚れた手で憲法にさわるな」」…戦争法や軍事費倍増、軍事国家化の前に「戦争絶滅受合法案」の制定を、と本気で思う

2024年05月05日 00時00分53秒 | Weblog

[※ ↑「世界を照らす日本国憲法次世代につなげる願い」「裏金議員に送る言葉は汚れた手で憲法にさわるな」」(週刊金曜日 1470号、2024年4月26日・05月03月合併号)](https://twitter.com/ActSludge/status/1783821873312411852


(2024年05月03日[金])
憲法記念日。「現行憲法の三原則」を「汚れた手」で触るな。カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、お維コミに違憲に壊憲などさせてはいけない。

   『●「脱税」党「離党勧告」塩谷立氏と世耕弘成氏、「党員の資格停止」下村
     博文氏と西村康稔氏と高木毅氏、「党の役職停止」松野博一氏と萩生田光一氏
   『●《現行の政治資金規正法…そのような法律は法の体を成していないと言わ
     ざるを得ない。これは「ザル法」だとか「抜け穴」だとか以前の問題だ》

 「裏金議員に送る言葉は汚れた手で憲法にさわるな」」 ➙  閣議決定で違憲に壊憲するキシダメ独裁政権。敵基地攻撃能戦闘機の輸出解禁兵器ローンの激増…。「戦雲」に覆いつくされるニッポン。戦争法軍事費倍増軍事国家化の前に「戦争絶滅受合法案」の制定を、と本気で思う。自公お維コミ議員に対する「戦争絶滅受合法案」の制定を。

   『●軍事費《43兆円ではやっぱり足りない?》…「減らせっ!」言うとるのに、
       FMSなど湯水のようにドブガネしてさらなる軍事費増、軍事国家化
   『●「軍事費倍増せざるを得ない理由」…アベ様の置き土産・巨大な負の遺産、
      「対外有償軍事援助FMS」(兵器ローン、後年度負担)の巨大なツケ
   『●《米側の言い値で兵器などを買わざるを得ない…現代の不平等条約》
     「対外有償軍事援助」による兵器ローン激増の現実を知っているのか?

 「あたらしい憲法のはなし」。
 東京新聞の記事【こちら特報部/77年前に路上でもらった「もう戦争しない」 91歳男性が大切にする憲法冊子 9条は亡くなった人の魂」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/324672)。《「中学3年のときに街を歩いてたら、もらいました」。4月下旬、東京都府中市の平和集会で富山大空襲の体験を語った奥田史郎さん(91)=同市=が、セピアに色あせた冊子を掲げた。憲法が施行された1947年5月3日に発行された「新しい憲法 明るい生活」だ。(橋本誠))》。

   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
      「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
    《それは、自民党の憲法改正草案とはずばり「国民主権、平和主義、
     基本的人権の尊重」の3つをことごとく否定する中身だからだ
      先日発売された自民党改憲草案の批判本『あたらしい憲法草案のはなし』
     (太郎次郎社エディタス)は、〈憲法草案、すなわちあたらしい憲法の三原則〉
     について、その本質をこう指摘している。
      〈一、国民主権の縮小
       一、戦争放棄の放棄
       一、基本的人権の制限〉》

   『●「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…
      「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」

 《「あたらしい憲法草案のはなし」…草案の根底にある考え方痛烈な皮肉を交えて分かりやすく解きほぐしている現行憲法の三原則…を、「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」という新たな三原則に改めると解説》(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d54ee8022de693ea10f1304b2fe150ff)。
 「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」、さらには、緊急事態条項の創設…あ~あ。カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、お維コミに投票できる方々は、本当にオメデタイ。対案を出せ? 「現行憲法の三原則」で良いじゃない、何が御不満なの? アベ様亡き後の今も、またしても、押し付け憲法論ですか? ウンザリ。自らは安全地帯で肥え太り、他人を「人殺し」に行かせたいものかね? キシダメ首相殿も「強く美しい国」ですか、呆れる。

《<あたらしい憲法のはなし> 1947年5月3日の日本国憲法施行から3カ月後の8月2日、文部省(現文部科学省)が発行した中学1年生の教科書。平和主義や基本的人権の尊重など、新しい憲法の意義を挿絵入りで説いた》(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/d54ee8022de693ea10f1304b2fe150ff)。
 ↓


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https://www.tokyo-np.co.jp/article/324672

こちら特報部
77年前に路上でもらった「もう戦争しない」 91歳男性が大切にする憲法冊子 9条は「亡くなった人の魂」
2024年5月2日 06時00分

     (「新しい憲法 明るい生活」を聴衆に示す
      奥田史郎さん=4月、東京都府中市で)

 「中学3年のときに街を歩いてたら、もらいました」。4月下旬、東京都府中市の平和集会で富山大空襲の体験を語った奥田史郎さん(91)=同市=が、セピアに色あせた冊子を掲げた。憲法が施行された1947年5月3日に発行された「新しい憲法 明るい生活」だ。(橋本誠


◆終戦直前の空襲で母が犠牲に

 米軍が目標面積の99.5%を焼き尽くした45年8月2日の富山大空襲。奥田さんは集会で「熱い風が吹き、空は真っ赤」「妹たちが『お母さんが死んだ』と叫んでいた。ざくろみたいに頭が破れて血だらけに」「トラックで運ばれた死体を見つけ、石油で焼いた」と語った。同15日には、負けたことより戦争が終わった方にショックを受けたという。「子どもの頃から、天然現象のように未来永劫(えいごう)続くと思っていた。母が帰るわけでもなく、ちっともうれしくなかった」

     (武器をごみ箱に捨てるイラスト)


◆「20歳まで生きられないと言われていた」

 「新しい憲法―」は国会議員らでつくる「憲法普及会」編。家庭向けの解説書で、全国に2000万部も配られた。「もう戦争はしないと武器をゴミバケツに捨てるイラストが描かれ、同年8月発行の中学生向け教材「あたらしい憲法のはなし」を思い起こさせる内容。富山県高岡市の路上で受け取った奥田さんは取材に「うれしかった。男の子だから戦争が続いてたら行く。20歳まで生きられないと言われていたから」と振り返った。

 母親の形見の帯の生地などとともに77年、保管してきたという。「憲法9条は戦争で殺された人たちの魂。世界中でどのくらいの人が死に、周りに家族や縁者がいたか、思いをいたしてほしい。悼む心が憲法をつくらせたと思います」


【関連記事】「武力で平和はつくれない」10回目の憲法大集会、5月3日に 江東区・東京臨海広域防災公園で
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●《対馬丸撃沈79年》《いったん始まってしまえば非戦闘員であろうが、避難の最中であろうが、惨禍を免れることはできない…「戦争の実相」》

2023年10月01日 00時00分29秒 | Weblog

//// (2023年08月27日[日])
あまりにもアホすぎるド「アホウ節」な、台湾での《「戦う覚悟」発言》。

   『●「戦う覚悟」…何度目かの《あまりにもアホすぎる》ド「アホウ節」――
     戦争法や軍事費倍増、軍事国家化の前に「戦争絶滅受合法案」の制定を
   『●台湾での《「戦う覚悟」発言》…《あまりにもアホすぎる》ド「アホウ
     節」はキシダメ首相と《打ち合わせた“政府の代弁”》だったとは…
   『●《「戦争絶滅受合法案」…権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは
     安全地帯にいてナショナリズムをあおる政治家は姿を消すだろう》

 それは、キシダメ首相と打ち合わせた“政府の代弁”》だったとは…呆れてしまう。アホウ氏もキシダメ氏も《法衣の下に鎧を隠しているような男》(=アベ様)。

   『●「平和と憲法を守る決意をもった著名人」菅原文太さん:
             「政治の役割は・・・絶対に戦争をしないこと」
    「日刊スポーツの記事『大橋巨泉、愛川さん訃報「日本にとって大マイナス」』
     (http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1463027.html)によると、
     「菅原文太さんに続いて、平和と憲法を守る決意をもった著名人が
     他界した事は、日本にとって大マイナスである。ボクも簡単には
     死ねないなと考えている」。
      「絶対に戦争をしないこと!」、この一点を死守したい。「アベ様のNHK」を
     はじめとしたマスコミの堕落、そして、「”テレ朝は今日、死んだに等しい
     と思います”」状態。何度も引用するが、俳優や芸人の矜持の無さ。

   『●争点は「壊憲」: 大橋巨泉さん「最後の遺言」
       …日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない
    「僕は、ポピュリズムの権化のような安倍首相をまったく信用しない。
     (略)本当にやりたいのは憲法改正であり、日本を
     『戦争ができる国』に変えることでしょう。実際、ニコニコして、
     口当たりの良いフレーズを並べておきながら、国民の過半数が
     反対した特定秘密保護法を強引に通してしまった。
     法衣の下に鎧を隠しているような男の言動にだまされてはいけません」
     (「日刊ゲンダイ」/2014年5月12日)

   『●《自民党は殺傷能力のある武器の輸出解禁を目指しています》…アノ
     戦争法の強行採決以降暴走を加速、敵基地攻撃能力の保有や軍事費倍増
   『●森村誠一氏「秘密保護法…作成、強行成立の過程が杜撰…こういう法律が
     できたことを国民が忘れず、廃止に向け声を上げ続けることが大切だ」
   『●アベ様が《集団的自衛権の行使容認を閣議決定…このタイミングで自衛官
     募集のダイレクトメールが届けられた…「赤紙が来た」「召集令状だ」》
   『●ダースレイダーさん《愛国心から「日本の国土である尖閣諸島や竹島は大事」
      と言う人は多い。ならば、どうして辺野古は大事じゃないんだろう》?

 米潜水艦魚雷攻撃で沈没した学童疎開船対馬丸生存者・平良啓子さん「あの戦争が頭から離れないもう二度とごめんだ」…体験通し戦争否定貫く。《「戦時下になれば安全な場所はないという教訓》。《いったん始まってしまえば非戦闘員であろうが、避難の最中であろうが、惨禍を免れることはできないという「戦争の実相」を伝え》続けなければ。
 沖縄タイムスの【[社説]対馬丸撃沈から79年 重なる住民保護の教訓】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1208479)。《今年は対馬丸の「語り部」として多くの場に立ってきた平良啓子さんも急逝した。「戦争だけは絶対に許さない」と繰り返してきた平良さん。強い言葉には、いったん始まってしまえば非戦闘員であろうが、避難の最中であろうが、惨禍を免れることはできないという「戦争の実相」を伝えたい思いが込められていた。後世に生きる私たちは直視せねばならない》。
 琉球新報の【<社説>対馬丸撃沈79年 学童の犠牲繰り返さない】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1770302.html)。《平良さんは1984年の著書「海鳴りのレクイエム」の中で「海よ、沈黙するな。せめて、私の海よ語れ。海底に眠る幼き魂のさけびを。平和のことばを!」と記した。私たちは犠牲者の声なき声に耳をすまし、平和の言葉で戦争につながる動きに抵抗しなければならない。これを対馬丸撃沈79年の誓いとしたい》。

   『●対馬丸事件…《戦争でどれだけ多くの命が海に消えたか。辺野古…大浦湾
        …多くの戦没者が眠る海を破壊して、新たな軍事基地》を建設中
    《他の平和ミュージアムにはない対馬丸記念館の特徴は、
     子どもたちの中に平和の文化を根付かせる取り組みを重視している
     点だ。2012年に「つしま丸児童合唱団」を結成。20年には
     幼い子どもたちが犠牲になった宮森小学校米軍ジェット機墜落事故
     写真展を対馬丸記念館で開いた。》

   『●琉球新報社説《対馬丸撃沈と宮森小墜落事故は、戦争中の子どもの犠牲
     と、戦後の米軍統治下の子どもの犠牲を象徴する最も痛ましい事例である》
   『●「対馬丸」生存者…「あの戦争が頭から離れない。
      もう二度とごめんだ」…「九条の碑」早期建立を呼び掛け
   『●トランプ氏により《安倍政権が「戦争のできる国」への大転換を行い》、
      バイデン氏により《岸田政権は「軍事国家」へ大転換》(琉球新報)
   『●米潜水艦魚雷攻撃で沈没した学童疎開船対馬丸生存者・平良啓子さん「あの
      戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」…体験通し戦争否定貫く
   『●軍事費倍増、軍事国家化して《標的の島》々へ…「対馬丸」生存者・
      平良啓子さん「あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1208479

[社説]対馬丸撃沈から79年 重なる住民保護の教訓
2023年8月22日 5:01

 学童や一般人ら1788人を乗せた疎開船「対馬丸」が、米潜水艦に撃沈されてからきょうで79年になる。

 犠牲者は名前が判明しただけで学童784人を含む1484人に上る。しかし、日本軍は撃沈事件を軍事機密としてかん口令を敷き、いまだに被害の全容は明らかになっていない

 対馬丸による疎開が決まったのは、サイパン島が米軍の手に落ち沖縄への米軍進攻が現実味を帯びたころだった。

 学童らが乗船する約1カ月前。沖縄の近海はすでに、日本軍の補給路を断とうとする米軍の潜水艦で戦場となっていた。

 不穏な情勢を察知したり、島を離れることに不安を持ち、疎開命令にもかかわらず乗船しなかった住民もいる。そうした中の学童疎開で、安全性を考え軍艦での移送を要望する学校長もいた。

 対馬丸は、他の疎開船2隻と、護衛艦2隻の計4隻とともに那覇港を出て長崎へ向かった。

 米潜水艦の魚雷に撃沈されたのは出港の翌日のことだ。他の4隻は無事で、対馬丸だけが攻撃の的となった理由は今も判明していない

 はっきりしているのは「戦時下になれば安全な場所はないという教訓だ。

 戦時国際法非戦闘員への攻撃を禁じている民間人が乗った船舶への攻撃は、国際法違反のはずだった

 それでも去る大戦では、航行中に戦没した住民が後を絶たなかったのである。

■    ■

 戦時中、米軍に攻撃されて沈没した沖縄関係の船舶は他にもある。

 1942年から45年にかけて26隻が犠牲になった。沈没地点は南西諸島周辺だけでなく、旧南洋群島など幅広い海域に及び、死者数は少なくとも4579人(うち県出身者3427人)に上る。

 米軍が慶良間諸島に上陸したのは45年3月。しかしその数年前から、海上は戦場となっていた。

 あれから80年近くたった。

 県は今年3月、他国からの武力攻撃を想定した住民避難の図上訓練を初めて実施した。訓練には先島の市町村担当者のほか、国の省庁関係者や自衛隊など約100人が参加した。

 武力攻撃が起きる直前に離島住民の避難を想定した住民保護の訓練という。

 だが、直前の避難で間に合うのか。避難先での生活の見通しは立つのか。そもそも現代の武器を前に避難で命を守ることはできるのか

 過去の疎開経験と比較した時いくつもの疑念が浮かぶ。

■    ■

 戦争体験者の老いは急速に進んでいる。

 今年は対馬丸の「語り部」として多くの場に立ってきた平良啓子さんも急逝した。

 「戦争だけは絶対に許さない」と繰り返してきた平良さん。強い言葉には、いったん始まってしまえば非戦闘員であろうが、避難の最中であろうが、惨禍を免れることはできないという「戦争の実相」を伝えたい思いが込められていた。

 後世に生きる私たちは直視せねばならない。
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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1770302.html

<社説>対馬丸撃沈79年 学童の犠牲繰り返さない
2023年8月22日 05:00

 疎開学童らを乗せて那覇から九州に向かっていた対馬丸が米潜水艦の魚雷攻撃で沈められて79年を迎えた。

 乗船していた学童の9割以上が命を奪われた。戦争遂行を最優先する軍の論理が強いた犠牲である。この悲劇を繰り返してはならない。

 「絶対国防圏」の一角にあったサイパン島の日本軍が壊滅した1944年7月7日、政府は南西諸島の女性やお年寄り、子どもたち約10万人を九州や台湾へ疎開させる決定をした。軍の足手まといとなる県民を戦場から立ち退かせ、食料を確保することが疎開の目的だった

 学童疎開も同様であった。44年7月19日に県が国民学校長らに発した「学童集団疎開準備ニ関スル件」は、学童疎開を「国土防衛態勢確立」の一翼を担うものと位置付けた上で、「県内食糧事情ノ調節」を図ると記し、食料確保の意図を示していた。

 将来の戦力温存という狙いもあったとされる。44年7月18日の臨時校長会で県内政部長は「(国民学校)初等科3年以上の男子は将来の大事な人的資源である。集団的に安全なる地に先生が連れて疎開させる」と発言した。兵舎となる教室を接収するため学童疎開を急いだともされる。

 学童疎開は軍や政府の意向に沿ったものだった。しかも沖縄近海の制海権は失われていた。軍の論理が優先され、疎開児童を乗せた対馬丸は危険な海域を航行しなければならなかった撃沈の事実はかん口令によって伏せられた

 疎開学童の犠牲と向き合い、国の責任を問い続けていたのが、対馬丸体験の語り部で、7月29日に88歳で他界した平良啓子さんであった。平良さんは生前、「皇民化教育で洗脳され、国のために死んでいった。疎開も子どものためと言いながら、本当は口減らしだった」と学童疎開を推し進めた国の責任を厳しく指摘してきた。

 撃沈後、6日間の漂流の末、奇跡的に生還した平良さんは19歳で小学校臨時教員になった時から自身の体験を子どもたちに伝えてきた国の犠牲となった子どもたちを悼み銃を持ってはいけない戦争に加担してはいけないという決意からだった。

 近年、「台湾有事」が喧伝(けんでん)され、沖縄の島々で軍備増強が急速に進んだ。戦争準備のような空気の中で県民の命は顧みられているだろうか。軍の論理がよみがえり、横行するような事態を繰り返してはならない。そのためにも対馬丸の悲劇を語り継がなければならない

 平良さんは1984年の著書「海鳴りのレクイエム」の中で「海よ、沈黙するな。せめて、私の海よ語れ。海底に眠る幼き魂のさけびを。平和のことばを!」と記した。

 私たちは犠牲者の声なき声に耳をすまし、平和の言葉で戦争につながる動きに抵抗しなければならない。これを対馬丸撃沈79年の誓いとしたい。
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●埼玉県知事選、「3/4」が選挙に行かないとは…。(神保哲生さん)《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》

2023年09月23日 00時00分53秒 | Weblog

(2023年08月19日[土])
(随分と日が経ってしまいましたが)2023年8月の埼玉県知事選、「3/4」が選挙に行かないとは…。(神保哲生さん)《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》。
 まずは、《内田樹人は、自分を「見下している」人間から何か「善きもの」を教わることはできない」》、上西充子さん《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を閉ざす「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》。

   『●《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を
     閉ざす。「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》

 その上で、《民主主義の根幹を成す選挙にはそれだけ価値がある…1票は重い。責任ある行動が求められる》…選挙に行く以外に《悪政は拒否できない》。カルトとヅボヅボな自民党やお維、宗教政党・公明は投票率が上がることは一切やらない。ひたすら低投票率を願っている。まんまと彼/彼女らの策略に乗せらている、「選挙に行ってもどうせ何も変わらない」(内心、「どうせ自公だろう?」「どうせお維だろ?」という諦観、諦め)と。でも、そうではなく、(神保哲生さん)《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》。行けば変わる。畠山理仁さん《すべての人が選挙「運動」というスポーツイベントの参加費を払っているのに、半分近い人が権利を捨ててしまっているようなものだ》。

 再度の引用、AERAの記事一票の価値「174万円」でも投票率低い現実 選挙を「自分事」にする魔法の言葉/畠山理仁】によると、《4月に行われた統一地方選では市町村議員選挙と町村長選挙で過去最低の投票率だった。四半世紀近く国内外の選挙の現場を取材するライターが思う、選挙を自分事化する方法とは。》

 宮畑譲記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/投票4人に1人以下…暑い埼玉、冷え切った投票率 知事選で全国史上最低 その理由を知事の地元で探ってみた】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/268856?rct=tokuhou)。《6日に投開票された埼玉県知事選の投票率は23.76%で、全国の知事選挙で過去最低となった。今回だけでなく、知事選の低投票率ワースト5のうち、埼玉県は実に三つを占める。この事態を県民はどう感じているのか。再選された大野元裕知事の出身地、川口市で聞いてみた。(宮畑譲)》。さらに、《畠山理仁さん…「4年間で県民1人当たり相当な税金を納める。知事選はそのお金の使い道を決める人を決める選挙。無投票は、その使い道を誰かにお任せすることになる。そんなコスト意識を持っても、投票しなくていいと思うだろうか」》。
 《今回は、現職大野氏に主要政党が相乗りした》…情けないなぁ。《共産党新人候補が対抗したものの、大野氏が圧倒的有利とみられていた。争点も乏しかった》…ホントかねぇ?

   『●当該選挙民が責任を持って原発推進議員に落とし前を
    《駅前で、何人かの市民に話を聞いてみたが「ピンとこない」
     「難しい」と、関心は薄い。しかし全国で一票の格差訴訟を
     起こしている升永英俊弁護士は「住んでいる場所で
     一票の価値が違うのは、一票の住所差別だ」と強調する》

   『●争点は「壊憲」: 「投票しないということは
     『現状に不満はない』という『黙認』」「都合のいい無関心」
    《例えば「自分が1票を投じただけでは何も変わらない、意味がない
     と思っている読者の疑問に、こう答えている。「現在の
     小選挙区制度は、一票の価値ってとても大きいんです。…」
     …その上で、投票にいかないことがどんな意味をもつか
     についても、丁寧に解説していく。「投票しないということは
     『現状に不満はない』という『黙認』を意味します。…」》

   『●《民主主義の根幹を成す選挙にはそれだけ価値がある…1票は重い。
     責任ある行動が求められる》…選挙に行く以外に《悪政は拒否できない》
   『●(Change.org)《選挙で自分の意思を示さなければ、政治家は
     世論を無視して国政を運営する。低投票率は民主主義の危機だ》
    「西日本新聞の記事【低投票率、余った用紙どうなる? 
     「もったいない」コスト調査】」
    《投票しないことで直接的に無駄になるものは、投票用紙以外には
     見当たらない。ただ市町の交付金に含まれる投票所入場券の印刷
     などは、選挙の啓発になり得るが、投票に行かない場合は結果的に
     無駄になるとも言える。衆院選の県内の費用を県の選挙人の数で
     割った。1人当たり約750円になる。「選挙にお金がかかりすぎて
     いないか」という視点ももちろん必要だが、民主主義の根幹を成す
     選挙にはそれだけ価値があるということか。1票は重い
     責任ある行動が求められる。(中国新聞・高本友子)》

   『●《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を
     閉ざす。「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》
    《内田樹人は、自分を「見下している」人間から何か「善きもの」を
     教わることはできない」》、上西充子さん《人は、バカにされている、
     決めつけられている、と思ったら心を閉ざす「無関心」と言われて
     「関心を持たなければ」とは思わない

   『●《すべての人が選挙「運動」というスポーツイベントの参加費を払って
       いるのに、半分近い人が権利を捨ててしまっているようなものだ》
    「その上で、《民主主義の根幹を成す選挙にはそれだけ価値がある
     …1票は重い。責任ある行動が求められる》…選挙に行く以外に
     《悪政は拒否できない》。カルトとヅボヅボな自民党やお維、
     宗教政党・公明は投票率が上がることは一切やらない。ひたすら
     低投票率を願っている。まんまと彼/彼女らの策略に乗せらている、
     「選挙に行ってもどうせ何も変わらない」(内心、「どうせ自公
     だろう?」「どうせお維だろ?」という諦観、諦め)と。でも、
     そうではなく、(神保哲生さん)
     《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》。
     行けば変わる。畠山理仁さん《すべての人が選挙「運動」という
     スポーツイベントの参加費を払っているのに、半分近い人が権利を
     捨ててしまっているようなものだ》。」

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/268856?rct=tokuhou

こちら特報部
投票4人に1人以下…暑い埼玉、冷え切った投票率 知事選で全国史上最低 その理由を知事の地元で探ってみた
2023年8月9日 12時00分

 6日に投開票された埼玉県知事選の投票率は23.76%で、全国の知事選挙で過去最低となった。今回だけでなく、知事選の低投票率ワースト5のうち、埼玉県は実に三つを占める。この事態を県民はどう感じているのか。再選された大野元裕知事の出身地、川口市で聞いてみた。(宮畑譲


◆変えられない「真夏の選挙」

     (選挙後の大野元裕知事の事務所。
      片付けをするスタッフの姿が見られた)

 このところ、最高気温35度超が常態化している埼玉県南部。その一角の川口市は8日も暑かった。

 昼ごろ、JR川口駅前の広場に人影はまばら。建物の陰で子どもと連れだっていた30代主婦は今回、所用で投票に行けなかったという。「子育て中の私たちは夏休みだとずっと子どもの面倒を見ないといけない。投票に行くにも、小さい子を連れていくのは大変」

 埼玉県知事選は、土屋義彦元知事の辞職に伴う2003年の選挙以降、11年を除きずっと8月に実施されてきた。しかし、帰省や旅行で家を離れる人が多い時期。最近では猛暑のため、不要不急の外出自粛の警告を政府が出す日もめずらしくない。いっそ、実施時期を変えられないのか。

 県選管に取材すると「現在、知事の任期満了日は8月30日。法令上、満了日前30日以内に選挙を行わなければならない。暑さや夏休みが投票率に影響しているかもしれないが、現職の突発的な辞職などがない限り、時期は変えられない」とのことだった。


◆現職「圧倒的有利」の構図

     (埼玉県庁)

 4年前の前回知事選で大野氏は、自公が推薦した青島健太・現参院議員との新人同士の事実上の一騎打ちを制した。投票率は32.31%で今回より8.55ポイント高かった。

 今回は、現職大野氏に主要政党が相乗りした。共産党新人候補が対抗したものの、大野氏が圧倒的有利とみられていた。争点も乏しかった

 50代の男性医師は今回投票しなかった。「余程のことがなければ勝敗は自明だと思った。今回はいいかなと。熱くなれというほうが難しい」と渋い顔で語った。

 「他県の出身で、最近住み始めた人が多いからでは」というのは千葉出身の男性会社員(49)。自身は投票したが「地元意識が薄いのが低投票率に影響しているのかも」と話す。

 川口はかつて町工場のイメージが強かったが、東京からの通いやすさが評価され、近年は民間の住みやすい町ランキングの上位に入るようになっている。

 その影響もあるのか、川口市は大野氏の出身地だが、市の投票率は県全体を下回る19.8%で、有権者のうち投票したのは5人中1人に届かなかった


◆「無投票は、税金の使い道を誰かにお任せすること」

 これほど、投票率が下がってくると選挙として成立していると言えるのか。総務省に問い合わせると「投票率が低いからといって選挙が成立しないという規定はない」という。

 選挙に詳しいフリーライター畠山理仁さんは埼玉県知事選の投票率が低い傾向にある理由として、「よく言われるように、東京に通勤している人が多く、県民意識が薄いのだろう。そうした背景もあり、政治的不満を選挙で解消しようという人が少ないのかもしれない」と分析する。一方で、「選挙は候補者が多いほうが盛り上がる。(供託金の規定などで)立候補のハードルが高いのは問題だが、多くの人が立候補してほしい」と話す。

 選挙は民主主義の根幹であり、政治への関心のバロメーターの一つと言える投票率が低い状況は歓迎すべき事態ではない。畠山さんは、こんな表現で投票の棄権を戒める。

 「4年間で県民1人当たり相当な税金を納める。知事選はそのお金の使い道を決める人を決める選挙。無投票は、その使い道を誰かにお任せすることになる。そんなコスト意識を持っても、投票しなくていいと思うだろうか


【関連記事】再選の大野元裕さん 2期目「ワンチームで、できる限りの仕事を」
【関連記事】このまま続くと有権者にリスクが… 知事選の低投票率、研究者はどう見た?
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 やはり、選挙に行ってほしいです。投票率を上げたいです。前述の通り、自公お維コミはひたすら低投票率を望んでいます。無党派層の皆さんに政治に興味を持ってほしくない、また、自公お維コミの非支持者に選挙に行ってほしくない、と思っています。

――――――― 矢崎泰久さん【発言2013】、《腰を抜かすほど驚いて、「君の一票の棄権は、バカの一票が倍になることだ…」…民主主義の大敵は投票に行かないことだ…。…とにかく投票に行く。このことによってしか、悪政は拒否できない…棄権は危険だ!》

――――――― (狙撃兵)《歴然としているのは、選挙に行かないこの5割の有権者こそが今日の政治状況を変えうる最大勢力であるという点だ。そのうち2~3割が動いて投票率が70~80%の選挙が展開されるだけでも局面はガラリと変わることになる》。#投票倍増委員会会員として、いつも通り、当然に、#わたしも投票します

――――――― (金口木舌)《▼県民の諦めやため息を都合よく解釈し「これが民意だ」と断じるのは早合点ではないか政治に失望し、それでも一票に未来を託した民に政治の方が近づくべき時である。民意を論ずるのは、その後でいい》

――――――― (神保哲生さん)《ほとんど政治に変革が期待できない日本でも、選挙の投票率が先進国の平均レベルに達した瞬間に、大きな変革が起きているのです。つまり、どうせ政治に変革なんて期待できないから投票に行っても意味がない、のではなく、投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです。そして、この低い投票率が、決してメディア報道とは無関係ではないことを…》

―――――――(東京新聞社説)《政治に変化を迫り、国民のための政治を実現するには、有権者が「票の力」を突き付けるしかない一人一人が投票所に足を運ぶことが、民主主義の危機を脱する最大にして唯一の力になる

――――――― 岸本聡子さんの希望溢れるメッセージ。「有権者には力があるんです」「普段選挙に行かない人が選挙に行くと結果が変わる」。やはり、すごい。杉並区が羨ましい。《眠り猫》ではいけない。「投票率が上がれば結果が変わる」

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●《すべての人が選挙「運動」というスポーツイベントの参加費を払っているのに、半分近い人が権利を捨ててしまっているようなものだ》

2023年06月11日 00時00分20秒 | Weblog

(2023年05月24日[水])
まずは、《内田樹人は、自分を「見下している」人間から何か「善きもの」を教わることはできない」》、上西充子さん《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を閉ざす「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》。

   『●《人は、バカにされている、決めつけられている、と思ったら心を
     閉ざす。「無関心」と言われて「関心を持たなければ」とは思わない》

 その上で、《民主主義の根幹を成す選挙にはそれだけ価値がある…1票は重い。責任ある行動が求められる》…選挙に行く以外に《悪政は拒否できない》。カルトとヅボヅボな自民党やお維、宗教政党・公明は投票率が上がることは一切やらない。ひたすら低投票率を願っている。まんまと彼/彼女らの策略に乗せらている、「選挙に行ってもどうせ何も変わらない」(内心、「どうせ自公だろう?」「どうせお維だろ?」という諦観、諦め)と。でも、そうではなく、(神保哲生さん)《投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです》。行けば変わる。畠山理仁さん《すべての人が選挙「運動」というスポーツイベントの参加費を払っているのに、半分近い人が権利を捨ててしまっているようなものだ》。
 AERAの記事【一票の価値「174万円」でも投票率低い現実 選挙を「自分事」にする魔法の言葉/畠山理仁】(https://dot.asahi.com/aera/2023052300019.html)によると、《4月に行われた統一地方選では市町村議員選挙と町村長選挙で過去最低の投票率だった。四半世紀近く国内外の選挙の現場を取材するライターが思う、選挙を自分事化する方法とは。》

   『●当該選挙民が責任を持って原発推進議員に落とし前を
    《駅前で、何人かの市民に話を聞いてみたが「ピンとこない」
     「難しい」と、関心は薄い。しかし全国で一票の格差訴訟を
     起こしている升永英俊弁護士は「住んでいる場所で
     一票の価値が違うのは、一票の住所差別だ」と強調する》

   『●争点は「壊憲」: 「投票しないということは
     『現状に不満はない』という『黙認』」「都合のいい無関心」
    《例えば「自分が1票を投じただけでは何も変わらない、意味がない
     と思っている読者の疑問に、こう答えている。「現在の
     小選挙区制度は、一票の価値ってとても大きいんです。…」
     …その上で、投票にいかないことがどんな意味をもつか
     についても、丁寧に解説していく。「投票しないということは
     『現状に不満はない』という『黙認』を意味します。…」》

   『●《民主主義の根幹を成す選挙にはそれだけ価値がある…1票は重い。
     責任ある行動が求められる》…選挙に行く以外に《悪政は拒否できない》
   『●(Change.org)《選挙で自分の意思を示さなければ、政治家は
     世論を無視して国政を運営する。低投票率は民主主義の危機だ》
    「西日本新聞の記事【低投票率、余った用紙どうなる? 
     「もったいない」コスト調査】」
    《投票しないことで直接的に無駄になるものは、投票用紙以外には
     見当たらない。ただ市町の交付金に含まれる投票所入場券の印刷
     などは、選挙の啓発になり得るが、投票に行かない場合は結果的に
     無駄になるとも言える。衆院選の県内の費用を県の選挙人の数で
     割った。1人当たり約750円になる。「選挙にお金がかかりすぎて
     いないか」という視点ももちろん必要だが、民主主義の根幹を成す
     選挙にはそれだけ価値があるということか。1票は重い
     責任ある行動が求められる。(中国新聞・高本友子)》

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https://dot.asahi.com/aera/2023052300019.html

一票の価値「174万円」でも投票率低い現実 選挙を「自分事」にする魔法の言葉
2023/05/24 07:30
畠山理仁

     (69人が立候補した杉並区議選。投票率は39.47%だった
      前回から4.19ポイントアップ。新人15人が当選し、現職
      12人が落選した。区議会の構成は半数以上が女性となった

 4月に行われた統一地方選では市町村議員選挙と町村長選挙で過去最低の投票率だった。四半世紀近く国内外の選挙の現場を取材するライターが思う、選挙を自分事化する方法とは。AERA 2023年5月29日号の記事を紹介する。

*  *  *

 多くの人は意識していないかもしれないが、今、私たち日本人は所得の47.5%を税金や社会保障費として負担している。2022年に行われた参議院議員選挙の経費は604億円だが、その原資は税金だ。つまり、私たちは選挙の度に発生する経費をあらかじめ負担している。

 それなのに投票率は低い。総務省のまとめによると、今年4月に行われた統一地方選挙後半戦のうち、280の市議会議員選挙は44.26%、250の町村議会議員選挙が55.49%と、いずれも過去最低の投票率を記録した。すべての人が選挙「運動」というスポーツイベントの参加費を払っているのに、半分近い人が権利を捨ててしまっているようなものだ。

 競技人口が少ないスポーツはレベルが上がらない。多くの人が参加してルールを知り、ファンの目が厳しくなれば、競技全体のレベルも上がる。ルールを知れば、自分自身が金メダリストになったり、新たな選手を育てたりすることもできる。

 もちろん有権者が自分の一票を捨てるのも自由だが、その前に知っておいてほしいことが一つある。それは「一票の価値」を把握するための計算式だ。

    「一票の価値」=予算×任期÷有権者数

 私の住む杉並区の場合、23年度の一般会計予算は2107億円。これに区議会議員の任期4年をかけて有権者数(48万5358人)で割ると「一票の価値」が174万円だとわかる。昨年の参議院議員選挙では607万円決して安くはない

 私は選挙を「自分事」にする魔法の言葉を知っている。そして、誰かに会うたび、挨拶代わりにこう言っている。

「ぜひ、あなたも選挙に立候補してくれませんか」

 もちろん実際に立候補しなくてもいい。しかし、人生で一度は「もし、自分が立候補したら」と真剣に考えてみてほしいその経験を積むことで、選挙に対する見方がガラリと変わる

 おそらく、多くの人は実際に立候補することの難しさを痛感するはずだ。その結果、実際に立候補している人への敬意が生まれる。これまでポスターや選挙公報だけでしか知らなかった人たちの輪郭が浮かび上がる。立候補している人がいるからこそ、私たち有権者は投票で選択できるということがわかる。

 今回の統一地方選挙の前半戦では、41道府県議選の定数2260人のうち、565人が無投票当選だった。後半戦の町村議選では3割が無投票で、20の町村で定員割れとなった。有権者が選択すらできなかった選挙がいくつもある。もはや「選挙に行こう」ではなく、「選挙に出よう」と呼びかけなければならない時代になっている。

 自分が選挙に出ることが無理ならば、せめて一度は候補者を自分の目で見てほしい。できれば候補者と直接話して自分の意見を伝えてほしい民主主義が始まるのは、そこからだ。(フリーランスライター・畠山理仁

※AERA 2023年5月29日号より抜粋
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 やはり、選挙に行ってほしいです。投票率を上げたいです。前述の通り、自公お維コミはひたすら低投票率を望んでいます。無党派層の皆さんに政治に興味を持ってほしくない、また、自公お維コミの非支持者に選挙に行ってほしくない、と思っています。

――――――― 矢崎泰久さん【発言2013】、《腰を抜かすほど驚いて、「君の一票の棄権は、バカの一票が倍になることだ…」…民主主義の大敵は投票に行かないことだ。…とにかく投票に行く。このことによってしか、悪政は拒否できない…棄権は危険だ!》

――――――― (狙撃兵)《歴然としているのは、選挙に行かないこの5割の有権者こそが今日の政治状況を変えうる最大勢力であるという点だ。そのうち2~3割が動いて投票率が70~80%の選挙が展開されるだけでも局面はガラリと変わることになる》。#投票倍増委員会会員として、いつも通り、当然に、#わたしも投票します

――――――― (金口木舌)《▼県民の諦めやため息を都合よく解釈し「これが民意だ」と断じるのは早合点ではないか政治に失望し、それでも一票に未来を託した民に政治の方が近づくべき時である。民意を論ずるのは、その後でいい》

――――――― (神保哲生さん)《ほとんど政治に変革が期待できない日本でも、選挙の投票率が先進国の平均レベルに達した瞬間に、大きな変革が起きているのです。つまり、どうせ政治に変革なんて期待できないから投票に行っても意味がない、のではなく、投票に行かないから政治が変わらないだけのことだったのです。そして、この低い投票率が、決してメディア報道とは無関係ではないことを…》

―――――――(東京新聞社説)《政治に変化を迫り、国民のための政治を実現するには、有権者が「票の力」を突き付けるしかない一人一人が投票所に足を運ぶことが、民主主義の危機を脱する最大にして唯一の力になる

――――――― 岸本聡子さんの希望溢れるメッセージ。「有権者には力があるんです」「普段選挙に行かない人が選挙に行くと結果が変わる」。やはり、すごい。杉並区が羨ましい。《眠り猫》ではいけない。「投票率が上がれば結果が変わる」

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●あとの祭り…《故人の過大評価、美化・神格化…「安倍元首相の悲願は憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だった」》の垂れ流し…

2022年07月15日 00時00分37秒 | Weblog

[※↑ 映画『テレビで会えない芸人』(tv-aenai-geinin.jp)]


 (20220710[])
2022年7月参院選、本当にこんな結果で良かったのでしょうか? 《投票に同情を持ち込んではいけない「安倍氏の遺志」を引き継ぐ謂れなど、有権者にはまったくないのである》…はずだったのに。

   『●《想定できないから免責されるという論法なら「地震大国」の日本で
     原発は稼働させてはならない…原発政策を推進してきた国の結果責任》
   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟…どうするの」と
     ヤジり返して、アベ様にそれらの真偽を確認してもらうべきだった

 リテラの記事【「憲法改正は安倍元首相の悲願」という煽りに流されるな! 参院選後に自民党と維新が進める「改憲」の危険すぎる中身】(https://lite-ra.com/2022/07/post-6209.html)によると、《安倍晋三・元首相が街頭演説中に銃撃され死亡するという事件を受け、テレビは「志半ばで凶弾に倒れた悲劇」としてセンセーショナルに報じ、安倍氏一色の状態となっている。しかも、参院選の投開票を明日に控えたなかで、本来ならば円安と物価高が進むいまこそその是非が検証されるべきアベノミクスを「功績」として取り上げるなど故人の過大評価、美化・神格化がはじまっている。さらに、この報道の洪水のなかで繰り返されているのが、安倍元首相の悲願は憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だったといったフレーズだ》。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」 
          「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?
   『●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない
      日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない
   『●《「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の
     事故の1カ月後…学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を…》

 無《責任政党》の「ト」な自民党改憲草案を進める理由は、キシダメ氏が政権を維持したいがためであり、アベ様支持議員や正気とは思えない自民党政調会長に媚を売り、狂気のホシュ・ウヨクの票が欲しいがため。そんな自公お維コミに投票し、選挙に行かないことで間接的に自公お維を支持する、「1/4」と「2/4」のオメデタイ国民。
 《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項の創設。一体全体、これのどこら辺が国民のため? 憲法は権力者の暴走・独裁を許さないためのもの。この壊憲は、人治主義国家・旧アベ様王国の国王の自己満足《憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したい》《改憲を断行したという記念碑的目標》のためであり、壊憲することが目的の壊憲で、「裸の王様」を支える取巻き連中や癒党議員、壊憲志向の組織広報機関が躍起になって立憲主義を破壊し、平和憲法を破壊し、ニッポンを破壊してきた…もう後戻りできないほどの焼け野原だ。
 アベ様の御「趣味」で壊憲され、キシダメ氏の政権維持のために壊憲…「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」され、さらには、緊急事態条項の創設をされたのでは、タマッタものではない。どうやら、《安倍元首相の悲願は憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だったといったフレーズ》の下、そして、政権を維持するためには手段を選ばぬ、戦争被曝国のその広島選出にもかかわらず、キシダメ氏は、平和憲法を壊憲して、「我が軍」を復活し、大日本帝国憲法への回帰を志向しているらしい。無残だ。

   『●琉球新報《核兵器禁止条約の第1回締約国会議…オブザーバー参加を
     見送った日本政府の不在が際立った会議だった…不参加は歴史的過ち》

 今のような自公政権やお維、コミが幅を利かす世の中では…。まず、そこから変えていかないと。《戦争絶滅受合法案》の制定を切に願う。


   『●戦争、環境破壊の最たるもの
    《二十世紀の初めごろ、デンマークの陸軍大将が、こんな法律があれば、
     戦争をなくせると考えて起草した法案がある。題して
     「戦争絶滅受合(うけあい)法案」▼戦争の開始から十時間以内に、
     敵の砲火が飛ぶ最前線に一兵卒を送り込む。順序はまず国家元首、
     次にその親族の男性、三番目は総理、国務大臣、各省の次官、
     そして国会議員(戦争に反対した議員を除く)、戦争に反対しなかった
     宗教界の指導者…▼妻や娘は従軍看護師として招集し、最前線
     野戦病院で働く。権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは
     安全地帯にいてナショナリズムをあおる政治家は姿を消すだろう


   『●教育破壊: 「「ボンクラ」「嘘つき」」につける薬なし、
              そして、「戦争絶滅受合法案」の制定を!


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https://lite-ra.com/2022/07/post-6209.html

「憲法改正は安倍元首相の悲願」という煽りに流されるな! 参院選後に自民党と維新が進める「改憲」の危険すぎる中身
2022.07.09 11:37

     (今年5月23日「新憲法制定議員同盟」大会で挨拶する
      安倍元首相(自民党HPより))

 安倍晋三・元首相が街頭演説中に銃撃され死亡するという事件を受け、テレビは「志半ばで凶弾に倒れた悲劇」としてセンセーショナルに報じ、安倍氏一色の状態となっている。しかも、参院選の投開票を明日に控えたなかで、本来ならば円安と物価高が進むいまこそその是非が検証されるべきアベノミクスを「功績」として取り上げるなど、故人の過大評価、美化・神格化がはじまっている

 さらに、この報道の洪水のなかで繰り返されているのが、安倍元首相の悲願は憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だったといったフレーズだ。

 たしかに改憲が安倍氏の悲願であり夢だったことは事実だ。しかし、参院選の投開票を目前に控えたなかで、その中身について伝えることもなく、センセーショナルに「安倍氏の悲願は憲法改正」と報じるとは──。報道が自民党への「弔い票」の誘い水になっているだけではなく、憲法改正までもが“同情を寄せる先”になりつつあるのだ

 無論、安倍応援団やネトウヨのみならず、自民党議員もさっそく安倍氏の訃報を改憲の機運の醸成として利用している。“ヒゲの隊長”こと佐藤正久・自民党外交部会長は、安倍氏の訃報を受けて〈政治家、安倍晋三氏の目標は、憲法改正含め道半ばだったはず。我々がやらねば〉とツイートし、選挙戦最終日となった本日8日には、複数の自民党議員および候補者が「安倍元総理の遺志を継いで憲法改正を成し遂げねばならない」と訴えた。

 言わずもがな、安倍氏の事件と参院選の投票行動は切り離して考えられなければならない事柄だ。にもかかわらず、テレビは「憲法改正は安倍氏の悲願」と情緒的な報道で同情を煽り、自民党は「安倍氏の遺志を引き継ぐ」と連呼して憲法改正の機運を高めようとしているのである。

 そして、これらが有権者に与える影響は、けっして小さくはないだろう。実際、自民党関係者は「安倍さんの遺志を継ぐ形で改憲論議が進むのではないか」と語り(時事通信9日付)、田原総一朗氏も「この事件が起きたことで、参院選で自民の議席は増えるだろう。憲法改正もしやすくなる」(毎日新聞8日付)とコメントしている。

 つまり、今回の安倍氏の事件を受けた参院選の結果によって、憲法改正が一気に推し進められる可能性が非常に高まっているのだ。

 憲法改正は、同情によって進めていいような問題ではなく、いわんや国民に安倍氏の遺志を引き継ぐ理由などどこにもない。いや、そもそも安倍氏が訴えてきた憲法改正の中身は、この国を「戦争できる国」に変え、さらには国民の権利を奪おうという、とんでもない内容だ

 参院選投票日を控えて、そのことを改めて具体的に指摘しておきたい。


■参院選で自民維新など改憲勢力が「83議席」以上とれば、確実に改憲の発議へ

 まず、自民党は改憲4項目として「自衛隊の明記」「緊急事態対応」「合区解消」「教育の充実」を挙げ、とりわけ安倍氏は亡くなる直前まで、ロシアのウクライナ侵略を引き合いに出して「戦い抜く人たちには誇りが必要だ。自衛隊の違憲論争に終止符を打つ」などと語り、憲法9条への自衛隊明記を訴えていた。

 言っておくが、すでに日本政府は自衛隊を合憲の存在としており、「違憲か合憲か」などと国民的議論が起こっているわけではまったくない。しかも、憲法に自衛隊を明記しなければただちに安全が脅かされるというような問題でもまるでない。では、なぜこれほどまでに安倍氏が9条への自衛隊明記にこだわっていたかと言えば、その実態はたんなる明記ではなく、現行憲法の平和主義の息の根を止めるものだからだ。

 実際、自民党が2018年3月に提示した改憲4項目の「条文イメージ」(たたき台素案)では、現行の9条1項2項のあとに、「第九条の二」として、以下の条文が付け足されている。

〈前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。
② 自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。〉

 見てのとおり、これは現行9条第1項および2項の“例外規定”であって、永久放棄が謳われている国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使も、否認されている国の交戦権、この「第九条その二」の挿入により死文化し、「必要な自衛措置」の名の下で認められることになるのである。

 さらに、この条文では「自衛の措置」について、政府が「国及び国民の安全を保つために必要」と判断すれば、いかなる軍事行動も可能となりうる。「第九条その二」の第2項は、自衛隊の行動について「国会の承認」がなくとも「その他の統制」によって決定されると解釈できるからだ。第二次安倍政権はそれまでの歴代政府解釈をひっくり返して集団的自衛権を行使可能とした。時の政治権力が「自衛の措置」の内容を恣意的に決めるということは、他ならぬ安倍氏が体現してきたことだ。つまり、「自衛隊の明記」というのは、9条を死文化させる戦争改憲と呼ぶべきシロモノなのだ


■参院戦で自民維新など改憲勢力が「83議席」以上とれば、確実に改憲の発議へ

 もちろん、同様に危険なのが「緊急事態条項」の創設だ。

 自民党は、緊急事態条項について〈大規模自然災害の発生や外国からの武力攻撃、テロ・内乱、感染症のまん延等によって、国家が危機にさらされた時、速やかに危機を克服し、国民の生命と財産を守るため、平時とは異なる仕組み(政府権限の一時的な強化等)をあらかじめ定めておくもの〉と説明しているが、本サイトで繰り返し指摘してきたように、これは大規模災害の発生や新型コロナのような感染症が蔓延した際、内閣の独断で、人権の制約や政府批判の禁止などといった制限を、法律ではなく政令によって好き勝手にでき、議員の任期も延長できるというフリーハンドを可能にするものだ

 言うまでもないが、今回の参院選において多くの有権者は「憲法改正」を争点だとは考えていない。事実、共同通信社が6月26〜28日におこなった全国電話世論調査の「この選挙で何を最も重視して投票するか」という質問で、41.8%を集めてトップとなったのは「物価高対策・経済政策」。対して「憲法改正」は3.3%にすぎない。にもかかわらず、ロシアのウクライナ侵略をダシにして、安倍氏を筆頭とする自民党、さらには日本維新の会や国民民主党は憲法改正を公約に掲げ、あたかも喫緊の重要テーマであるかのように扱ってきた挙げ句、自民党は今回の安倍氏の事件を契機に、改憲の機運を高めようとさえしているのだ

 今回の参院選では、自民・公明の与党と維新・国民民主による「改憲勢力」が83議席以上を得ると、憲法改正の発議に必要な3分の2(166議席)以上を維持することになる。しかも、安倍氏の死の前におこなわれた参院選の情勢分析でも、与党が70議席台に乗る可能性が指摘されていた。安倍氏の事件にかんするセンセーショナルな報道によってさらに自民が上積みし、同時に維新の躍進などを許せば、危険な憲法改正に向けて大きな一歩を踏み出すことになるだろう

 だからこそ、いま一度繰り返したい。投票に同情を持ち込んではいけない「安倍氏の遺志」を引き継ぐ謂れなど、有権者にはまったくないのである

(編集部)
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●あとの祭り…「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらには緊急事態条項の創設…誰がそんな壊憲を望んでいるのかね?

2022年07月11日 00時00分18秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]


(20220702[])
長周新聞の記事【改憲に向けた審議が過去最多に 与野党が結託し武力行使容認を具体化 参院選で問われるべき争点に】(https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/23823)。

 《通常国会が15日に閉会したが、衆参両院の憲法審査会では過去最多となる計23回(衆院16回、参院7回)の審議をおこなった。衆院は2月以後、毎週のように憲法審を開催。審議時間は合計23時間34分に達した。「改憲」に意欲を見せる自民党、日本維新の会、国民民主党に加え、「九条改正ありきの議論には反対」と主張する立憲民主党や共産党も審査会に出席し、「丁寧な審議」の実績作りに協力している。憲法審ではすでに「緊急事態条項創設」や「九条改定」の審議を本格化させており、参院選(7月10日投開票)で改憲問題は国の命運を左右する重要な争点になる》。

 憲法を一切遵守しない国会議員って一体? 違憲に壊憲する、デタラメ過ぎる。まともな野党の力ではどうしようもないまでに酷い国会にしてしまって…。
 「国民主権の縮小戦争放棄の放棄基本的人権の制限」、さらには緊急事態条項の創設…誰がそんな壊憲を望んでいるのかね? あとの祭りにしていいのですか? 「1/4」の自公お維コミに投票した〝非国民〟と「2/4」の選挙に行かないことで間接的に自公お維コミを支持してしまった〝マヌケ〟のおかげで、トンだ迷惑だ。ブログ主の渡した税金を軍隊や戦争、殺人兵器に使わないでほしい。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」 
          「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?
   『●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない
      日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない
   『●《「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の
     事故の1カ月後…学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を…》

 無《責任政党》の「ト」な自民党改憲草案を進める理由は、キシダメ氏が政権を維持したいがためであり、アベ様や正気とは思えない自民党政調会長に媚を売り、狂気のホシュ・ウヨクの票が欲しいがため。そんな自公お維コミに投票し、選挙に行かないことで間接的に自公お維を支持するオメデタイ国民。
 《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項の創設。一体全体、これのどこら辺が国民のため? この壊憲は、人治主義国家・旧アベ様王国の国王の自己満足《憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したい》《改憲を断行したという記念碑的目標》のためであり、壊憲することが目的の壊憲で、「裸の王様」を支える取巻き連中や癒党議員、壊憲志向の組織広報機関が躍起になって立憲主義を破壊し、平和憲法を破壊し、ニッポンを破壊してきた…もう後戻りできないほどの焼け野原だ。
 アベ様の御「趣味」で壊憲され、キシダメ氏の政権維持のために壊憲…「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」され、さらには、緊急事態条項の創設をされたのでは、タマッタものではない。どうやら、アベ様は、そして、政権を維持するためには手段を選ばぬ、戦争被曝国のその広島選出にもかかわらず、キシダメ氏は、平和憲法を壊憲して、「我が軍」を復活し、大日本帝国憲法への回帰を志向しているらしい。無残だ。

   ●琉球新報《核兵器禁止条約の第1回締約国会議…オブザーバー参加を
     見送った日本政府の不在が際立った会議だった…不参加は歴史的過ち》

 今のような自公政権やお維、コミが幅を利かす世の中では…。まず、そこから変えていかないと。《戦争絶滅受合法案》の制定を切に願う。


   『●戦争、環境破壊の最たるもの
    《二十世紀の初めごろ、デンマークの陸軍大将が、こんな法律があれば、
     戦争をなくせると考えて起草した法案がある。題して
     「戦争絶滅受合(うけあい)法案」▼戦争の開始から十時間以内に、
     敵の砲火が飛ぶ最前線に一兵卒を送り込む。順序はまず国家元首、
     次にその親族の男性、三番目は総理、国務大臣、各省の次官、
     そして国会議員(戦争に反対した議員を除く)、戦争に反対しなかった
     宗教界の指導者…▼妻や娘は従軍看護師として招集し、最前線
     野戦病院で働く。権力を持つ者から犠牲になるなら、自らは
     安全地帯にいてナショナリズムをあおる政治家は姿を消すだろう


   『●教育破壊: 「「ボンクラ」「嘘つき」」につける薬なし、
              そして、「戦争絶滅受合法案」の制定を!


=====================================================
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/23823

改憲に向けた審議が過去最多に 与野党が結託し武力行使容認を具体化 参院選で問われるべき争点に
2022年6月23日

 通常国会が15日に閉会したが、衆参両院の憲法審査会では過去最多となる計23回(衆院16回、参院7回)の審議をおこなった。衆院は2月以後、毎週のように憲法審を開催。審議時間は合計23時間34分に達した。「改憲」に意欲を見せる自民党、日本維新の会、国民民主党に加え、「九条改正ありきの議論には反対」と主張する立憲民主党や共産党も審査会に出席し、「丁寧な審議」の実績作りに協力している。憲法審ではすでに「緊急事態条項創設」や「九条改定」の審議を本格化させており、参院選(7月10日投開票)で改憲問題は国の命運を左右する重要な争点になる。

     (憲法審査会に参加する与野党の国会議員(2日))

 自民党は「予算案審議中には開催しない」「新年度予算の成立を最優先する」という慣例を破って2月10日、今国会初となる衆院憲法審の自由討議を開催した。当初は「新型コロナウイルスの感染拡大対策が必要」「緊急事態のオンライン国会審議の可否が喫緊の検討課題だ」と主張した。

 ところが3月24日の第6回衆院憲法審からは「オンライン国会の審議」から緊急事態条項をめぐる論議へ移っていった。第六回会合で自民党幹事は「まず整理すべきは対象となる事態の範囲だ。自民党の条文イメージたたき台素案では大地震とその他の異常且つ大規模な災害のみを提示した。しかし緊急事態は大規模自然災害事態、感染症の大規模蔓延事態、テロ・内乱事態、現在渦中にあるウクライナへの侵略行為といった国家有事の際の安全保障事態、こうした四類型がある。これは緊急事態の対処範囲として合意できる」と一方的に宣言。そして「緊急事態が発生した際、国民の生命、安全、財産を保護するため、政府に一定の権限を集中させ、迅速かつ適切な行動をとれるようにしておく必要がある。ロシアの侵略を受けたウクライナ国会は有事体制に切り替えて動いている。わが国も緊急事態が発生した場合、国家機能を維持するために必要な法制度を準備しているのか危惧する」と訴えた。

 さらに5月12日の第12回衆院憲法審では、改憲の本丸といえる九条改定の討議にも踏み込んだ。自民党幹事は冒頭、「本日は国を形成するもっとも根幹の問題でありながら憲法に規定のない国防規定について意見をのべる。国の最大の責務は国民の生命と財産、領土や主権を守ることだ。そのもっとも根幹的な国防規定について議論し、憲法に反映させることは、緊急事態条項の整備と合わせ最優先でとりくむべき課題だ。国の防衛は国際平和秩序にのみ頼るのではなく、自分の国は自分で守るという基本をないがしろにしてはならない」と主張し、九条改定の必要性に言及した。加えて「ロシアによるウクライナ侵略は対岸の火事ではなく、国の防衛体制の充実は喫緊の課題だ。このような変化に対応するため平和安全法制を整備し集団的自衛権の限定行使を可能にした。しかし自衛隊は憲法に位置付けられておらず、国防に関する規定が憲法にないのは不自然だ。これまで一度もおこなっていない憲法改正を何としても実現させなければならない」と呼びかけた。

 この方向に公明党、維新の会、国民民主党など改憲勢力がこぞって賛意を表明した。立憲や共産は「九条改正に反対」といいながら「論議には応じる」姿勢に転換し憲法審査会に参加。そこで選挙時に「与党とは違う」と宣伝するための批判パフォーマンスに終始するだけで、実際は改憲発議時に「民主的な審議をしたか」の判断基準となる審議時間を増やすことに協力した。

 こうして既存与野党が結託して「改憲」の具体化を進めた結果、今通常国会では、過去10年間で見ても極めて異常な憲法審開催回数になった。2013年は民主党からの政権交代で自民党・第二次安倍政府が登場し、改憲を目指す暴走に拍車をかけた。そのときでも憲法審査会の開催回数は19回(衆院13回、参院6回)だった。ところがそれに続く9年間の動向を見てみると、

【2014年】15回(衆院6、参院9)
【2015年】10回(衆院5、参院5)
【2016年】3回(衆院1、参院2)
【2017年】10回(衆院9、参院1)
【2018年】6回(衆院3、参院3)
【2019年】5回(衆院4、参院1)
【2020年】3回(衆院2、参院1)
【2021年】10回(衆院4、参院6)
【2022年】23回(衆院16、参院7)

 となった。これは安倍政府をも上回る暴走姿勢を示している。


戦争放棄の覆しが狙い

 なお、衆院憲法審で改定論議に着手した現在の憲法九条は「日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と規定している。痛ましい戦争体験に根ざした「戦争放棄」「戦力不保持」「交戦権の否認」が最大の柱だ

 自民党が2018年に決定した「条文イメージ」は、この憲法九条の後に「前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する」と追加し、現憲法九条の「戦争放棄」や「交戦権否認」規定をかき消し、「国防」と称して「武力参戦」を容認する方向である。参院選の選挙公約はこの基本方向を具体化しただけである。

 こうした改憲を実現するために自民、公明、維新、国民民主等、与野党を含めた改憲勢力が目先を誤魔化しながら参院選で勢力拡大・維持を狙っている。改憲勢力が参院選で改憲に必要な議席を確保すれば、首相が衆院を解散しない限り次の参院選(2025年夏)まで「国政選挙のない3年」となる。この3年間のあいだに衆参両院での議論を進め、「改憲項目の絞り込み」「憲法改正原案の作成」「国会での憲法改正発議」まで突き進むことを狙っており、参院選で問わなければならない争点となっている。


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●シンキロウ「元首相…現職時の2000年総選挙で「無党派層は寝ていてほしい」」…《眠り猫》は間接的に自公お維を支持することに

2021年05月02日 00時00分33秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(2021年04月25日[日])
琉球新報のコラム【<金口木舌>「寝てはいけない、黙ってもおれない」】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1309053.html)。

 《25日投開票の参院広島選挙区の再選挙で広島県選管が掲げた「だまっとれん。」というキャッチコピーが話題となっている。おっかないが、有権者感情を巧みにすくい取っている…▼「だまっとれん。」の対局にあるのが「寝る」。》

   『●衆院選の酷い結果: 本当に、「「眠り猫」は眠っているように
                     見えて実は起きている」のか?
    《▼戦後最低の投票率だった。よりも犬よりも強かったのはである。
     「眠り猫効果」というよりほかない》
    「「勝ち馬効果」、「負け犬効果」、いや「眠り猫効果」だそうです……
     次回こそ、《君の一票の棄権は、バカの一票が倍になることだ……
     民主主義の大敵は投票に行かないことだ》、とならないようにして
     ほしいもの。《「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている
     ことを信じたい》」

 「老醜老残サメ脳 シンキロウ「元首相…現職時の2000年総選挙で「無党派層は寝ていてほしい」」…《眠り猫》は間接的に自公お維を支持することに。それでいいの?

   『●争点は「壊憲」: 若者の皆さん、「もしあなたが
        投票に行かないと日本はどうなってしまうのか?」
    「WP『100% Go Vote!(全員、選挙に行こう!)』は、
     コチラです ⇒ 【http://www.japanteam.net/100vote/index.html】…
       少しでも投票率が100%に近づくことを願っています。
     大袈裟なことではなく、「20XX年、再び戦争が始まった…
     とならないために」

   『●争点は「壊憲」: 
     「若者よ、戦争に行かず、選挙に行こう」…1票でしか変わらない
    「asahi.comの斎藤健一郎記者による記事『投票率85%の村で聞いてみた
     「選挙行きますか?」』…。羨ましい。《投票率85%》、《95%》! 
     「尊敬」するスウェーデンでは、常に80%を超えるそうです

   『●争点は「壊憲」:「若者は、選挙に行かず、戦争に行った」… 
                 本当にいいの? 「しらけ」ている場合なの?
   『●石川真澄さんを思い出す: 小選挙区制、そして、低投票率
   『●小選挙区制という幻想: 「死票が7割も出る制度」
    「神保哲生さんのvideonews.comの記事
     (http://www.videonews.com/on-demand/601610/002622.php)。
     …「死票が7割も出る制度」なんてお話にならんでしょ。当初、
     二大政党制になり、死票が最高5割と言っていたはずなのに、
     大いなる幻想だった訳。いまや、一大政党制の体たらく。
     怖い世の中だ。これも選挙民が選んだものとはいえ、
     『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」
     の愚痴の一つも言いたくなる。
       小選挙区制が導入される直前、石川真澄記者は「守旧派」として
     批判されたが、小選挙区制を支持した当時の政治家やマスコミ記者連の
     目は節穴か、確信犯だったようだ」
    《マル激トーク・オン・ディマンド 第610回(2012年12月22日)
     われわれが選んだもの、選ばなかったもの
     ゲスト:小林良彰氏(慶応大学法学部客員教授)》

   『●自民党の長期「党勢の低迷」…それでも絶対得票率1/4で
              3/4の議席を占める小選挙区制という欠陥制度
   『●全く民意を正しく反映していない「勝者総取り」…
        絶対得票率1/4で3/4の議席を占める欠陥制度
   『●「勝者総取り」という「特異な民主主義」…得票率1/4で
           3/4の議席を占めるスゴイ「民主主義」的選挙

 《勝者総取り》という《特異な民主主義》。「2/4は選挙にも行かず、絶対得票率1/4で3/4の議席を占める」というスゴイ「民主主義」的選挙制度。
 《寝てはいけないし、黙っているわけにもいかない》!

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1309053.html

<金口木舌>「寝てはいけない、黙ってもおれない」
2021年4月22日 05:00
投開票 選挙 金口木舌

 25日投開票の参院広島選挙区の再選挙で広島県選管が掲げた「だまっとれん。」というキャッチコピーが話題となっている。おっかないが、有権者感情を巧みにすくい取っている

▼メディアをにぎわせた公選法違反事件で、有罪判決が確定した河井案里氏の当選無効に伴う再選挙だ。確かに広島県民は黙ってはおれまい。キャッチコピーの後押しで投票場に足を運ぶ人もいよう

▼「だまっとれん。」の対局にあるのが「寝る」。取材で出入りする選挙事務所で耳にした。選挙運動を支える政党や労組の動きが鈍かったり、運動を放棄したりしていることを指す。事務所だけで流布する隠語の類いだ

▼それを有権者向けに言い放った人がいた。先日、女性蔑視発言で五輪組織委員会会長を辞めた森喜朗元首相である。現職時の2000年総選挙で「無党派層は寝ていてほしい」とやった

▼「寝てはおれん」と有権者が怒ったかどうか。与党は安定多数を確保したが自民は後退した。森氏には「日本は天皇中心の神の国」の失言もある。政治家の軽薄な言葉がひんしゅくを買うようになったのは、このころから

▼県内でも25日にうるま市長選がある。衆院が任期満了となる10月までには総選挙がやってくる。政治家が発する言葉の真価が問われる時だ。コロナ禍対策など課題は山積。寝てはいけないし、黙っているわけにもいかない
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●《「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後…学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を…》

2020年08月20日 00時00分11秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>基地被害の不平等】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1171318.html)。

 《「人のいない所に持って行ったという素晴らしい功績があった」。2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の後、当時のトーマス・ワスコー在日米軍司令官操縦士を称賛した ▼町村信孝外相(当時)も「操縦士が上手だったこともあって重大な被害が出なかった」と述べた。しかし墜落したヘリは、複数の職員がいた沖国大の本館に激突して炎上していた。隣接する図書館などには学生もいた危険性を矮小(わいしょう)化し、命を軽視する発言は県民の怒りを買った》。

 沖縄では、同じことが何回繰り返されるのか?

   『●翁長雄志前沖縄県知事急逝から1年: イジメられている沖縄側に
              辺野古破壊阻止の道筋を《見通せ》というのか?

 琉球新報の【<社説>翁長氏死去から2年 分断を乗り越える時だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1171320.html)によると、《前知事の翁長雄志氏が享年67で死去して2年たった。彼が残した遺志や言葉をいま一度思い起こす必要がある。一層響く現状があるからだ。中でも県民が一つになってこそ沖縄の困難は乗り越えられるという信念は重要である。翁長氏は「イデオロギー(政治思想)よりもアイデンティティー(自己同一性)」と述べ、県民の結束を呼び掛けた。沖縄は今、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設が政府によって強行されている。それに加え、新型コロナウイルスの感染拡大が命や健康を脅かし、経済は危機的状況で、米軍基地由来の感染も脅威となっている。今こそ県民が一つになって危機を乗り越える時だ》。
 辺野古破壊を止めよ! 番犬様が震源地化し、最悪なことに最低な愚策GoToが追い打ち。アベ様による人災は、特に、沖縄では明白だ。

   『●あの島尻安伊子氏の下、《内閣府副大臣として沖縄を
      担当していた人物》松本文明氏の眼には何にも見えて…
    「リテラの記事【松本内閣府副大臣スピード辞任はただの選挙目当て!
     沖縄米軍機事故に「何人死んだんだ!」卑劣ヤジは安倍自民の本音だ】
     …《辞任の理由は「不適切発言」だ…松本副大臣はあろうことか、
     第3次安倍第1次改造内閣では島尻安伊子・沖縄及び北方対策担当大臣
     の下、内閣府副大臣として沖縄を担当していた人物だ》」
    「沖縄タイムスの【社説[日米「不適切発言」]苦しむ県民に追い打ち】
     …によると、《04年8月、米軍ヘリが沖縄国際大構内に墜落炎上した
     ときは、ワスコー在日米軍司令官が「ベストな対応」だと言い放った。
     これらはすべて「軍の論理」である…内閣府の松本文明副大臣は25日、
     共産党の志位和夫委員長が衆院本会議の代表質問で米軍機事故などに
     触れた際、「それで何人死んだんだ」とヤジを飛ばした。開いた口が
     塞がらないまるで問題を起こした米軍よりも県民を責めるような
     口ぶりである》。
      《子どもたちの日常にある「異常」を放置しているのはだれなのか》?」

 沖縄の皆さんには大迷惑です。アベ様はご自身を番犬様に守ってほしいのでしょうから、番犬様は首相官邸の上空で訓練したらどうか。安全・安心なんでしょ?

   『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件
   『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
            ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散
   『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
        「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中
   『●「日米安保の根幹を成す地位協定の不平等性を
        そのままにしておいて、もう一方の9条だけをいじり…」
   『●高江ヘリ「墜落」、何時もの如く「見え透いた
      “茶番劇”が再び繰り返されるようなら、事故はまた起きる」
   『●「在日米軍特権」…《事故の検証すらできない日本は
         むしろ、法的従属を“放置”した国家》<金口木舌>
   『●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、
       警察は蚊帳の外。被害者のための救急車は一番最後に…」
    《▼墜落前に脱出し、傷一つない米兵救出のためだけ自衛隊ヘリは出動した。
     米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外被害者のための救急車は
     一番最後に来たという石川・宮森小沖国大安部墜落であらわに
     なった不条理さと変わらない》。
    「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
       「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
     《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
     今もなお、何も変わらない」

   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」
         (高野孟さん)と、いまも続く沖縄での不条理の連鎖
   『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
                     アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる
    《頻発するヘリの墜落に、突如、凶器と化した落下物が子どもたちの頭上に
     降って落ちてくる恐怖。2016年には米軍属による強かん殺人事件
     起こった。それでも平然と、自分たちの植民地であるかのように横柄な
     態度をとりつづける米軍──この暴力を許しているのは、言うまでもなく
     日本政府、安倍政権だ

   『●「米軍機接近による児童の避難は…39日間に合計242回」、
                   「最も多い日は一日に29回」…異常な現実

 《「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後に開かれた宜野湾市民大会で、学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を述べていた》そうだ。
 無《責任政党》の「ト」な自民党改憲草案は、沖縄では、既に実現している模様。
 《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項の創設。一体全体、これのどこら辺が国民のため? この壊憲は、人治主義国家・アベ様王国の国王の自己満足《憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したい》《改憲を断行したという記念碑的目標》のためであり、壊憲することが目的の壊憲で、「裸の王様」を支える取巻き連中や癒党議員、壊憲志向の組織広報機関が躍起になって立憲主義を破壊し、平和憲法を破壊し、ニッポンを破壊している。
 アベ様の御「趣味」で壊憲され、「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」され、さらには、緊急事態条項の創設をされたのでは、タマッタものではない。どうやら、アベ様は、平和憲法を壊憲して、「我が軍」を復活し、大日本帝国憲法への回帰を志向しているらしい。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」 
          「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?
   『●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない
      日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1171318.html

<金口木舌>基地被害の不平等
2020年8月10日 06:00
金口木舌 米軍ヘリ沖国大墜落事故 F15戦闘機 基本的人権

 「人のいない所に持って行ったという素晴らしい功績があった」。2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の後、当時のトーマス・ワスコー在日米軍司令官操縦士を称賛した

町村信孝外相(当時)も「操縦士が上手だったこともあって重大な被害が出なかった」と述べた。しかし墜落したヘリは、複数の職員がいた沖国大の本館に激突して炎上していた。隣接する図書館などには学生もいた危険性を矮小(わいしょう)化し、命を軽視する発言は県民の怒りを買った

嘉手納基地で4日、訓練していたF15戦闘機が3・6キロの部品を落下させた。地元市町村に連絡があったのは落下から半日後。F15は部品落下翌日も、何事もなかったかのように離着陸している

日本国憲法は基本的人権を保障する。国民はあらゆる社会的関係によって差別されてはならない。しかし沖縄県民、基地周辺住民の命は他地域には存在しない脅威にさらされ続ける不平等を軽視しては解決につながらない

▼「私たちの権利はこれほどまで簡単に踏みにじられる」。沖国大の事故の1カ月後に開かれた宜野湾市民大会で、学生が事故を目の当たりにした恐怖感や屈辱感を述べていた

▼13日で事故から16年米軍機の墜落、部品落下は繰り返されている命を守るという最低限の人権保障を求める声を、日米両政府が聞き届けるのはいつになるのだろうか
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●アベ様は《時間や任期が有限である事実から目を背け、ひたすら無限を渇望…。歯止めを失って暴走する権力という車輪は、どこに…》

2020年05月15日 00時00分52秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



阿部岳さんによる、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]任期という歯止め】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/569622)。

 《▼ただ公明党がその前、選挙の延期を知事らに求めていたことは見過ごせない。党利党略とまでは言えなくても、1党の事情で全県議の任期を延ばし、全有権者の投票権を棚上げにするところだった ▼任期は、権力の歯止めである。不逮捕をはじめとする国会議員の特権も任期が来ればなくなる。改めて当選しなければただの人。その事実が権力者を謙虚にさせる …▼安倍晋三首相自身、連続2期6年までだった自民党総裁の任期を3期9年に延長し、その座にとどまっている時間や任期が有限である事実から目を背け、ひたすら無限を渇望するようにも見える。歯止めを失って暴走する権力という車輪は、どこに行き着くのだろう。(阿部岳)》。

   『●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の是非を問う
                  という詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」
    《これらの問題を包含するのが憲法だ。憲法は国民のくらし、平和、
     安心を守る。そして権力の暴走を縛る立憲主義の精神が貫かれている
     その憲法を安倍首相は一八年九月までの自民党総裁任期中に変えたい
     と考えている。改憲には衆参両院で三分の二以上の賛成で改憲原案を
     可決し、国民投票にかける必要がある》

 《憲法を安倍首相は一八年九月までの自民党総裁任期中に変えたい》…それが出来ずに、いま、COVID19ドサクサに紛れての壊憲。沖縄では、辺野古の破壊「損」はいまも継続中。《歯止めを失って暴走する権力》…与党自公や癒着党お維の皆さんや、それらの直接的・間接的支持者の皆さんもようやく気付いたでしょ、歯止めをかけておくべきだったということ?

   『●《「憲法の議論をする政党か否か」が参院選の争点》…
          アベ様の「壊憲」=「■■■食え」 ⇒ 《「嫌だ」でOK》
   『●《行動は自粛しても批判は自粛しちゃだめだ。緊急事態宣言の発令を
            歓迎している場合じゃない。ひるまず「マジか!」を続けよう》
   『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
     社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》
   『●ドサクサ壊憲…《殺し合いを強いられる側が狂った火事場泥棒のシナリオ
       に乗ってしまったら、取り返しのつかないことに》(斎藤貴男さん)
   『●大量検査・隔離・追跡、さらに、地域のサンプリング検査が必要
     …アベ様や小池「ト」知事は、この数カ月、一体何をやってきたのか?
   『●アベノカビマスク…《予算は466億円…残り1社と差額はどうなって
        いるのか…パニックに乗じてカネを懐に入れた悪党がいたなら…》
   『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
     驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》
   『●憲法の日に違憲に壊憲したいと言う…松元ヒロさん「私たちがこう言えば
      いいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』」
   『●アベ様により報道・メディアは統制され、私権のみがますます制限
     …この期に及んでも、お預けした税金は市民のためには満足に使われず
   『●森ゆう子議員「本気度が足りない」…アベ様は《国民がどれくらい
     コロナに苦しんでいるかの数字ぐらい連日頭に入れておく》べきなのに…
   『●青木理さん「たかが検査なんですよね…検査がこれだけ増えない 
     というのは…明らかに政府が無能だからだと思いますよ」と一刀両断!
   『●アベ様は《「不安な気持ちが他の人々への差別や誰かを排斥しよう
     とする行動につながることを強く恐れます」と述べたが、説得力は皆無》

 この期に及んでも、お預けした税金は市民のためには満足に使われず。アベ様は違憲に壊憲して「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」し、さらに、「緊急事態条項」の導入をしたいらしい…。アベ様自身の独裁的政治〝生命〟の維持には全力、一方、市民の生命や生活には全く興味なし。無能、無為無策なアベ様の「政」、その不作為は最早犯罪的であり、人災。
 【ここがおかしい 小林節が斬る!/日本政府が招いた人災…憲法は正当な補償を義務付けている】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/272890)によると、《わが国に限って言えば、初動対応を誤った政府が招いた人災の側面も大きい。その結果、今、全国民は、首相が公示した緊急事態宣言の下で知事が発した要請・指示(事実上の強制)によりさまざまな不自由を強いられている。公的権力による営業自粛要請の下で閉店を余儀なくされた経営者は、憲法で保障された職業遂行の自由(22条)と財産活用の自由(29条)を制約されている。その結果、その店の従業員も職業遂行の自由と勤労の権利を奪われ、両者は収入の道を断たれてしまった。…もちろん、現実には財源の問題もあるだろう。しかし、その限られた財源を前提に「和牛券」「旅行券」などと言い合っている感覚がおかしい。政府にも大いに責任のある今回のコロナ禍で困窮し始めている国民に、政府はその損失を正当に補償する義務がある》。

 《任期は、権力の歯止め》…内閣による恣意的な検察官人事にも言えること。海渡雄一さんらが呼びかけた「 #検察庁法改正案に抗議します 」「 #検察庁法改正法案に抗議します 」は〝ネットデモ〟となり、400万を超えるツイートが。

   『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに据えたい
          訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》
    「【本音のコラム 「検察人事の私物化」 前川喜平】…《検察も教育行政も
     政治的中立性が不可欠な分野だ。検察が政権に私物化されれば、
     首相の犯罪は決して暴かれることがないだろう》」

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https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b4b236be600e2d92c678972e8d9d9921

[大弦小弦]任期という歯止め
2020年5月11日 09:25

 公明党が県議選の候補者を4人から2人に絞り、政界に衝撃が走った。自民党も寝耳に水。理由は新型コロナウイルスの感染防止だった

▼支持母体の創価学会は猛烈な選挙運動で知られる。自粛を決めても外に飛び出してしまうかもしれないから候補者を減らす。「命を守る決断」だという。一つの見識ではある

▼ただ公明党がその前、選挙の延期を知事らに求めていたことは見過ごせない。党利党略とまでは言えなくても、1党の事情で全県議の任期を延ばし、全有権者の投票権を棚上げにするところだった

任期は、権力の歯止めである。不逮捕をはじめとする国会議員の特権も任期が来ればなくなる。改めて当選しなければただの人。その事実が権力者を謙虚にさせる

▼別の面から権力者を牽制(けんせい)してきたのが、起訴権限をほぼ独占する検察だ。内部では厳格な定年制を採ってきた。ところが、国会審議が始まった検察庁法改正案は、政権の意に沿う検察官だけは定年後も幹部職に残れるようにする。露骨な懐柔策だ

▼安倍晋三首相自身、連続2期6年までだった自民党総裁の任期を3期9年に延長し、その座にとどまっている時間や任期が有限である事実から目を背け、ひたすら無限を渇望するようにも見える。歯止めを失って暴走する権力という車輪は、どこに行き着くのだろう。(阿部岳
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●前川喜平さん《社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに税金を使う仕組みを作らなければいけない》…逆行するアベ様政権

2020年03月28日 00時00分00秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【前川喜平氏(元文科次官)あれから3年、いま話せること】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269520)。

 《公開前から話題を集めた映画「子どもたちをよろしく」が2月29日に封切られた。“ミスター文部省”寺脇研氏が企画・統括プロデューサーを担い、元文科事務次官の前川喜平氏も企画に加わった。前川氏は2017年1月に天下り問題で次官を引責辞任。政権を揺るがす加計学園問題で「加計ありきを証言し、渦中の人となった。新宿・歌舞伎町の出会い系バー通いを報じられ、個人攻撃にさらされたこともあった》。



【【教育特報】映画『子どもたちをよろしく』】
 (https://youtu.be/fEttyJh8w6k


 まず、前川さんについて、官邸リークのデマを下足番紙が広報。「新聞」の看板を掲げた広報紙による、官邸リークのデマを広報。いまも、SNS上ではデマ・中傷・《個人攻撃》が続いていますが、下足番紙やその他の広報紙・誌は、アベ様のお得意でない「エビデンス」に基づく、前川さんが「非難されるべきこと」を報じて下さいましたか?

   『●〝前川喜平になるな佐川宣寿になれ〟!?
      「官邸べったり」藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事
    「「前川喜平になるな佐川宣寿になれ」ってこと!?  つまり、
     《政権・官邸の意向に服従しろ》。文部科学省内で《安倍首相が力を入れる
     教育の国家主義化、愛国主義化の強化》してくれそうな、《官邸べったり》
     《官邸のイエスマン》藤原誠官房長の文科事務次官への昇格人事。
     こんな好き勝手な人事、《ロコツな“官邸人事”》で各省がズタズタに…。
      それでも少しはましな「人物」ならまだしもね…。下足番紙にデマを
     リークした官邸の意を受け、《和泉洋人首相補佐官の代理人として前川氏を
     黙らせるために暗躍》。それに、続・大惨事アベ様内閣の文科相が
     アレですものねぇ」

   『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに
     据えたい訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》

 さて、「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会」の推進」・「子育ての党」を詐称する与党・自公。癒着党・お維もハタやウタの推進が大好きだ。「教育再生」という名の下で、教育破壊してきた皆さんに投票し、支持している「1/4」の皆さんや、投票にか行かないことで間接的に自公お維を支持しておられる「2/4」の皆さんの気が知れません。

   『●犬がワンと鳴き、飼い主が喝采する、というお話
   『●音圧計でも持ち出しそうな勢い、
       たかがウタに「口パク」禁止令・監視命令…アホらしい
   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                 そして自民党も同じ穴のムジナ
   『●争点は「壊憲」:創価学会婦人部「ごめんよ
      憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね」
   『●アベ様の《積極的平和主義》を愛し、「子育ての党」を
           詐称する公明はとっくの昔に一線を越えている
   『●非「地方創生」、「僕」(アベ様)が地方「僕」滅…
        沖縄の民意無視し、しかも再び八百長なその「手」で…
    「そして、な~にが「平和の党」「子育ての党」だ。沖縄県本部は「本土」の
     党本部に、そんな詐欺な看板を、少なくとも沖縄では、下ろすように
     言うべきではないのか?」

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいる
     バーで1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
    「教育無償化なんて口先だけなことがよく分かる。どこぞの与党が
     「子育ての党」を詐称するのも噴飯ものだが、自民党
     「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会」の推進」
     なんて云うのも、御笑いだ」

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)

 《子供は社会全体で支えるもの》。現実に政治の歪みは家庭に及んでいます》《子どもの中に大きな格差が生まれている。《社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに税金を使う仕組みを作らなければいけない》。《作品タイトル…子どもたちを社会全体で支えてくださいというメッセージが込められています彼らが生きられるようにして欲しいとの思いを込めているんですね》。

   『●『人はなぜ学歴にこだわるのか。』読了
   『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」
                   …アベ様のニッポン、病んでいないか?
   『●どちらの国に生まれた子どもが幸せだろうか?
   『●子どもたちが「キチンとした教育」を受けることができ、
                        平和に暮らせる世の中に

   『●「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」
               (『カナエール福岡応援ページ』)

     「番組を見て、そして、そのWPの一つのフレーズ
      「生まれた環境に縛られる、子どもたちの夢」を見て、
      小田嶋隆さんの本の言葉を思い出しました……
      「子供の学力は、低年齢であればあるほど、
      親の教育水準および経済状態をストレートに反映
      学歴における機会均等なんてものは、もはや建前でさえない…」
      (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/2a1cb2eb9e660199cf4fcdc12a4a8d1f)」

   『●石坂啓さん「道徳心とか愛国心とかが
      コドモたちにとって安全かどうか、なぜ疑ってかからない」

   『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの? 
       「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??
   『●「子供たちの未来が家庭の経済事情によって
      左右されることのないよう」な社会を目指すその先に・・・
   『●《フィンランド…親の経済力にかかわらずすべての子どもたちが
              大学まで行ける…。老後も…》(鈴木穣記者)

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269520

前川喜平氏(元文科次官)あれから3年、いま話せること
2020/02/29 06:00

■映画には歌舞伎町の出会い系バーの彼女たちが投影されています

 公開前から話題を集めた映画「子どもたちをよろしく」が2月29日に封切られた。“ミスター文部省”寺脇研氏が企画・統括プロデューサーを担い、元文科事務次官の前川喜平氏も企画に加わった。前川氏は2017年1月に天下り問題で次官を引責辞任。政権を揺るがす加計学園問題で「加計ありき」を証言し、渦中の人となった。新宿・歌舞伎町の出会い系バー通いを報じられ、個人攻撃にさらされたこともあった。あれから3年、思うところを聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 ――映画は貧困、虐待、いじめに苦しむ中学生を主人公に子どもたちをめぐる問題を浮き彫りにした重い作品です。企画に参加したきっかけは?

 先輩の寺脇さんに声をかけられたから加わった、に尽きますね。現実を見ると、社会の歪みが最も弱い子どもたちに過酷な形で押し寄せている。苦しんでいる子どもたちをどうすれば助けられるのか。寺脇さんもそうですが、僕も教育行政官としてずっと気にかけてきた課題でした。文科省は学校に対しては指導ができますが、家庭にはなかなか手が届かない。いじめや自殺といった問題を根本的に解決するにはどうしたらいいか。社会全体で子どもたちを支えるように、社会のあり方を変えなければならない時にきていると思います。

 ――映画は北関東で暮らす2家族を中心にストーリーが展開し、中心人物のひとりが義父から性的虐待を受けながらデリヘル嬢として働く優樹菜(鎌滝えり)です。前川さんの経験も反映されているんですか。

 優樹菜はひどい状況の中でも、自分らしく生きたいという気持ちを持っている。歌舞伎町で出会った女性の中には、ここまでしっかりしてはいないものの、生い立ちがよく似ている女性がいました。ものすごく生きづらい中で生きている女性がたくさんいた。かれこれ3年ほど通いましたが、何回か顔を合わせるうちに、10人以上から個人的なことを聞く機会がありました。彼女たちのイメージはある程度は優樹菜に投影されていますね。

 ――どんな話を聞いたんですか。

 家庭の事情のために風俗で働いているとか、子どものころに性的虐待を受けたとか。明治大学に合格したんだけれども、進学をあきらめて風俗に入ったという子もいました。母子家庭で母親が精神を病んでいて、その病院代や生活費も彼女が工面しなければならなかったんですね。2人の子持ちでキャバクラで働いている女性もいた。中学時代にレイプされ、17、18歳で結婚。20歳で子どもを2人抱え、21歳で離婚したという。いわゆる普通の生活を送っている人たちにすれば、全く違う世界の話に聞こえるかもしれませんですが、同じ社会で暮らし、同じ空気を吸っている人たちです。彼女らの問題を自分たちの社会の問題だと考えてもらいたいですね。


■和泉補佐官とあの時会っていれば…使える人間、切れ者です

 ――天下り問題で文科事務次官を引責辞任した3カ月後、読売新聞に新宿・歌舞伎町の出会い系バー通いを報じられました。

 ものすごく不愉快でしたね。読売に書かれたのは2017年5月22日。その半年ほど前、現役次官だった時期に杉田和博官房副長官に官邸に呼ばれ、「立場上、こういうところには出入りしない方がいい」。役所の車で行っているわけではないし、役所の身分で行っているわけでもない。個人的な興味関心で行っていただけで、完全に個人行動。それをなぜ知っているのか不思議ではありましたが、能天気にも善意の忠告だと受け止めていたんです。ところが実際は、何らかの警告だった。当時、加計問題も天下り問題も顕在化していませんでした。僕が安保法制反対デモに加わったり、部下に「安保法制は違憲だ」と言っていたのが伝わったのかもしれません。デモ参加を官邸がリアルタイムで把握していたら、次官になっていませんからね。

 ――危険人物だとみなし、行動確認された。

 文科省を辞めて1カ月ほど経った17年3月ごろ、杉田副長官から携帯に電話がかかってきたんです。「君の例の新宿のバー通いを週刊誌が書こうとしているから気をつけたまえ」と。その頃、僕は加計問題でNHKなどのメディアと接触していた。それが官邸に伝わって余計な真似をすると書かせるぞ、とクギを刺すつもりだったのか。そう想像するわけです。

 ――読売報道3日後に「加計ありき」を告発。内閣府から「総理のご意向」と言われたなどと記録した文科省文書の存在を認め、会見を開いた。

 読売報道の前日、後輩の藤原誠初等中等教育局長(現文科次官)からショートメールがあり、「和泉(洋人首相)補佐官が会いたいと言ったら対応するつもりはありますか」と聞かれた。時間稼ぎのつもりで「ちょっと考えさせて」と返信したら、翌日あの記事が出た。これも想像ですが、あの時、和泉補佐官に会っていたら「読売を抑えてやる代わりに加計の話をするな」「これまで話したことは嘘だと言え」と取引を持ち掛けられたかもしれない。ICレコーダーを持って会いに行った方が良かったんじゃないか。そう思っています。

 ――和泉補佐官といえば、厚労省の大坪寛子大臣官房審議官との公金不倫疑惑が浮上しています。

 和泉補佐官は切れ者ですよ。謀略家と言ってもいい。この7年間、政権にダメージを与えそうな厄介事をうまく解決している。上に立つ人からすると、使える人間。白紙に戻った国立競技場建設をめぐり、建築家の隈研吾さんと大成建設でまとめたのも和泉補佐官。上の意向を踏まえ、形にする能力に非常にたけている。構造改革特区で15回もはねられた加計学園の獣医学部新設を、国家戦略特区で実現する知恵を出したのは和泉補佐官だと思います。


■政権は家庭に押し付けるが、子供は社会全体で支えるもの

 ――現役官僚時代は非公開だったツイッターを公開し、政権批判をかなり書き込んでいます。

 安倍政権は弱肉強食の新自由主義的発想で、敗者は自己責任。労働法制の改悪で非正規労働者をどんどん増やしている。企画参加した映画「子どもたちをよろしく」の主人公の中学生・洋一(椿三期)は、父親・貞夫(川瀬陽太)と2人暮らし。ギャンブル依存症の貞夫はデリヘルドライバーで、給料を前借りしてはパチンコですってしまう。ネグレクトされている洋一は、ガスが止められた自宅アパートで袋麺をそのままかじる極貧生活です。同級生には「ゴミオ」と呼ばれていじめられ、どこにも居場所がない

 ――フィクションなのに、児童福祉関係者から「リアルすぎる」との声が上がっています。

 この作品に登場する大人はみな病気で、弱い人間ばかり。どうしてこんな家庭が放置されているのか、と思うかもしれません。しかし、現実に政治の歪みは家庭に及んでいます。学校があえて描かれていないのもポイントなんです。いじめや自殺といった問題が起きると、「学校は何をしていたんだ」と追及の矛先を向けがちですが、問題の構造は単純なものではない。学校は要因のひとつで、家庭の中に問題がある場合がある。同級生にいじめられても、自分を認めてしっかりと受け止めてくれる人がいて、ここでなら生きていけるという場所があれば救われる。子どもたちに関わる大人のあり方を意図的に再構築しなければいけないと思うんですよね。

 ――どうすれば?

 社会全体が子どもたちを支えられるように、子どもたちに税金を使う仕組みを作らなければいけないお金をかけて子どもたちに関わる大人を確保しなければならない。安倍政権の考え方は「家庭の問題は家庭で解決しろ」でしょう。自民党の憲法改正案にまで〈家族は、互いに助け合わなければならない〉と書き込んでいる。政権を支える日本会議もそうですが、戦前回帰を志向し、かつての家制度にこだわり、家庭に責任を押し付けようとする。かつて家庭が持っていた機能はどんどん失われています。大家族で暮らしている家庭はずいぶん減りましたし、2世代同居も少なくなり、ひとり親家庭が増えている。子どもたちにとって苦しいのがひとり親で、養育能力のない大人と暮らしているケースもある。

 ――少子化で子どもの数は減り相対的に大人の数は増えています。

 それなのに、子どもの中に大きな格差が生まれている。作品タイトルは寺脇研さんが考えたものですが、子どもたちを社会全体で支えてくださいというメッセージが込められています彼らが生きられるようにして欲しいとの思いを込めているんですね。しんどい映画です。見終わった後、非常に重い気持ちになりますが、見た人で話をしてほしいですね。

(聞き手=坂本千晶/日刊ゲンダイ)


▽まえかわ・きへい=現代教育行政研究会代表。元文部科学事務次官。1955年、奈良県生まれ。自主夜間中学のスタッフとしても活動。“ミスター文部省”寺脇研氏との共同企画映画「子どもたちをよろしく」(隅田靖監督)が2月29日から全国順次公開。
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●ベアテさん《九条の平和条項について『世界のモデルであり、変えるなんてとんでもない、世界に広げるべきだ』》

2020年01月01日 00時00分59秒 | Weblog


安藤美由紀大杉はるか両記者による、東京新聞のインタビュー記事【憲法 変えるのではなく世界に広げて 24条草案者の長女ニコルさんに聞く】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201908/CK2019082902000139.html)。

 《日本国憲法の成立過程で男女平等などの条項の草案を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさん(一九二三~二〇一二年)の長女ニコルさん(64)…「母はいつも、二四条の家庭での個人の尊厳と男女平等、九条の平和条項について世界のモデルであり、変えるなんてとんでもない、世界に広げるべきだと話していた。憲法の制定過程では、日本人は戦争の悲惨さを経験して九条への反対は全くなかったと聞いています。反対があったのは男女平等の条項で、合衆国憲法にもない条文です。母が各国の憲法を読み込んで最善のものを書き込んだ、まさに贈り物なのです」》。

   『●「韓と恨」と日本人/『週刊金曜日』
     (2013年1月25日、928号)、927号についてのつぶやき
    「平井康嗣氏選「本箱」の一つ、『僕たちの時代』青木理久田将義=著、
     毎日新聞社。中嶋啓明さん「長官銃撃国賠判決
    司法制度の根幹ゆるがす低劣なメディア」。投書のいくつかは、
    亡くなったベアテ・シロタ・ゴードンさんについてなど」

   『●宮崎駿監督「憲法を変えるなどもってのほか」
    《多くの国民が危機感を抱いているからだろう。日本在住の米国人、
     ジャン・ユンカーマン監督が撮影し、05年に公開された
     「映画 日本国憲法」(製作・シグロ)に注目が集まっている。
     首都圏を中心に全国で再上映されているのだ。
       「アメリカの押し付け」「1週間で作られた」と批判される
     現憲法は、民主主義の「世界の理想」を反映したものだ。
     映画では、草案に関わった故ベアテ・シロタ・ゴードン氏らの
     そんな証言も盛り込まれている》

   『●「戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が
       繰り返されてきた…九条は世界で必要とされている」
    《ガーナからの出席者は「アフリカでも九条の精神を解釈し、
     紛争と戦争に終止符を打てれば貧困を終わらせることができる」
     と期待。連合国軍総司令部(GHQ)で日本国憲法の草案づくりに
     携わったベアテ・シロタ・ゴードンさん(故人)は、改憲しないで
     他国に伝えれば「いろんな国のモデルになる」と話した》

 《日本国憲法の成立過程で男女平等などの条項の草案を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさん》は《改憲しないで他国に伝えればいろんな国のモデルになる》と仰っていたようです。《九条の平和条項について世界のモデルであり、変えるなんてとんでもない、世界に広げるべきだと話していた》。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」 
          「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?
   『●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない
      日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない

 アベ様の壊憲の「ト」な新三原則。《何を変えてはいけないか》の判断はとても容易だ。「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限である。この三点の《変えるか、変えてはいけないか》の判断は自明だ。日本は、十分に《歴史に学んだ》はずではないか。加えて、緊急事態条項追加をしたいニッポンの腐った政権・与党、日本会議に代表されるアベ様信者や支持者…、彼・彼女らに絶対に変えさせてはならないし、ベアテさんの《贈り物》を壊憲させてはならないはずだ。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201908/CK2019082902000139.html

憲法 変えるのではなく世界に広げて 24条草案者の長女ニコルさんに聞く
2019年8月29日

 日本国憲法の成立過程で男女平等などの条項の草案を書いたベアテ・シロタ・ゴードンさん(一九二三~二〇一二年)の長女ニコルさん(64)が、本紙のインタビューで、母から受け継いだ男女平等や平和への思いを語った。 (安藤美由紀大杉はるか

 -母のベアテさんが日本の憲法に深い影響を与えたことは知っていたか。

 「私と弟は子どものころから、両親が日本の憲法に携わったことを何となく分かっていました。後に母が果たした役割が公になりましたが、ちょうど十代のころで親に対する反発心もあり、その価値をあまり理解していませんでした。法科大学院で法律を学ぶ過程で理解を深めましたが、本当にその価値が分かったのは母の死後。日本や米国で開かれたしのぶ会で、多くの人が母を愛し、その仕事を高く評価し、尊敬していることに気付いたからです」

 -どんな母親だったか。

 「子どもに高い期待を寄せてはいたが、こうしなさいといった細かい指示はなかった。仕事をしていたので、子どもにそこまで関心がなかったのかも。ただ(連合国軍総司令部=GHQ=民政局員で日本語通訳だった)父は母の仕事を常に支えており、女性でも仕事と家庭を両立させることは当たり前の雰囲気でした。私の夫も献身的です。社会正義の仕事をしたいと思い、弁護士を選びました」

 -法律家の立場から見た日本国憲法の価値は。

 「母はいつも、二四条の家庭での個人の尊厳と男女平等、九条の平和条項について世界のモデルであり、変えるなんてとんでもない、世界に広げるべきだと話していた。憲法の制定過程では、日本人は戦争の悲惨さを経験して九条への反対は全くなかったと聞いています。反対があったのは男女平等の条項で、合衆国憲法にもない条文です。母が各国の憲法を読み込んで最善のものを書き込んだ、まさに贈り物なのです」

 -二四条は結婚を両性の合意のみに基づくと定めるが、同性婚は想定していると思うか。

 「(先の大戦が終わった)一九四五年当時は誰の頭にも同性婚はなかった。でも、母は亡くなる直前のインタビューで、(個人の尊厳を定める)条文の原理原則からすると、どのジェンダー・アイデンティティー(性自認)の人にも当てはまると話していた」

 -世界の現状は、個人の多様性を認めているか。

 「最近は、人との違いを際立たせて、少数の人を切る政策が世界中で起きている。あちこちの国で攻撃的な人がリーダーに選ばれている。とても悲しい」


◆日本国憲法第24条
(1)婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

(2)配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。


◆ベアテさん資料 女性教育会館に
 ベアテ・シロタ・ゴードンさん=写真=は一九二三年、ウクライナ系ユダヤ人の著名ピアニスト、レオ・シロタの娘としてウィーンで生まれた。五歳から約十年間、日本で育ち、親の承諾がなければ結婚できないなど、日本女性の地位の低さを知った。

 四五年にGHQ民政局の通訳の仕事を得て再来日。日本国憲法草案の策定では各国憲法を集め、二四条などの人権分野の草稿を書いたほか、日本側との折衝で通訳を務めた。二〇一二年に八十九歳で死去。一九五四年に生まれた長女ニコルさんは現在、弁護士。

 ベアテさんの資料の大半は米国の母校へ寄贈されたが、憲法草案作成や日本での講演活動に関する資料は、埼玉県嵐山町の独立行政法人「国立女性教育会館」へ寄贈された。

 これを記念して同館では、二十九日午後一時十五分から、ニコルさんと明治大学法科大学院の辻村みよ子教授による特別講演が行われる。九月三十日までは、ベアテさんの足跡をたどる展示を行う。いずれも入場無料。
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●アベ様お得意の《政治の私物化》の極致…《「桜を見る会」…公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用》

2019年10月18日 00時00分57秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの記事【安倍首相が「桜を見る会」で税金使って地元後援者を大量招待! 公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用】(https://lite-ra.com/2019/10/post-5020.html)。

 《森友・加計学園問題で露呈した安倍首相による「政治の私物化」だが、またしても信じがたい事実が発覚した。毎年おこなわれている首相主催の「桜を見る会」で、安倍事務所が地元・山口から後援会員を大量に招待し、“おもてなしツアーとして利用していたことがわかったからだ》。

 いろいろな意味で酷過ぎる。《「桜を見る会」…ジャパンライフは招待状と安倍首相の顔写真を宣伝チラシに載せ大々的にアピール》…もう止めたら?
 《首相主催の「桜を見る会」の来年度予算が今年度の3倍になることに批判が集まっている。安倍首相のシンパ囲い込みのための数時間の花見に、5700万円もの血税が使われるのだ。ニンジンの皮まで食べて消費増税に備えている納税者が怒るのも無理もない》。《愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で中止となった企画展「表現の不自由展・その後」》へ《文化庁の補助金7800万円全額》不交付の一方で、アベ様の私的文化的?な《安倍総理のサクラになる会》(©小田嶋隆さん、https://twitter.com/tako_ashi/status/1178523901380317184)には《予算3倍…5700万円もの血税》が飲み代・私的接待へとドブガネ。そんなことばかりにドブガネせずに、災害対応や防災に少しでも回したら? こうやってサクラがどんどんと再生産される社会なんてまっぴらだ。

   『●災害の度にこれほど批判される政権も珍しい…《台風…が
      列島を直撃して被害が次々と発生…“のんびり休養”状態》

 言っちゃぁ悪いが、のこのこ出かける人たちの気が知れないね。《百田尚樹有本香ケント・ギルバート竹田恒泰上念司などといったネトウヨ安倍応援団》に羞恥心を求めてもしょうがないが、その他の皆さんの御心や如何に?
 成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。《どんどん図にの》っている馬さんや鹿さんは、どうやら《役者》や芸能人だけでなく、《安倍首相のシンパ囲い込みのための数時間の花見》という私的行事に血税がドブガネされても《怒る》ことのない方々も含まれそうだ。

   『●争点は「壊憲」: 大橋巨泉さん「最後の遺言」…
         日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない
   『●「政治家にしてはいけないレベルの人材をチヤホヤして
        勘違いさせ、党を挙げて見抜けない「節穴責任」」
   『●東京電力核発電人災下の福島でも荒稼ぎしたゲス・ヒトデナシな
               詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達
   『●《福島県での相談が最も多かった》…福島を食い物にする
          ゲス・ヒトデナシぶり、それに手を貸すアベ様ら
    「《「桜を見る会」…ジャパンライフは招待状と安倍首相の顔写真を
     宣伝チラシに載せ大々的にアピール…安倍首相もまた“広告塔
     としての役割》を果たしていた訳です。その他、片棒を担いだ
     議員達は? アベ様も含めて、
     《ゲス・ヒトデナシな詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達》、
     彼ら自身もゲス・ヒトデナシ。《福島県での相談が最も多かった
     …福島を食い物に。」

   『●《恥を知》らない《日本新悲劇の座長》(星田英利さん)な
          裸のアベ様…予算委員会のための時間が無いらしい
   『●映画『新聞記者』…《現在進行形の政治事件をモデル…。
     官邸が巧妙に仕掛ける同調圧力によって社会全体が萎縮》
   『●醜悪な、《なぜ安倍首相に心酔する》ファナティックな女性記者
       (広報屋)や政治屋が…? 一方、〝忖度〟しない者には…
   『●萩生田光一文科相《テロ予告や脅迫で「表現の不自由展」を
     中止させた勢力に加担する行為…表現の自由を圧殺する暴挙》

 「桜を見る会」前夜祭という立派な政治資金パーティーについて、《政治資金規正法違反の疑い》だそうですよ。あぁ、でも《自民党の最近のルールは「返せば問題ない」と、なかったことにできるというもの》でしたねぇ。あれぇ~、もし「資料は破棄した」といったことになると、「返し」ようもないですよね…。

   『●核発電は「金のなる巨大木」…《自民党の最近のルールは
      「返せば問題ない」と、なかったことにできるというもの》

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https://lite-ra.com/2019/10/post-5020.html

安倍首相が「桜を見る会」で税金使って地元後援者を大量招待! 公的イベントを支援者接待と政治資金集めに利用
2019.10.11 10:53

     (2019年の「桜を見る会」(首相官邸HPより))

 森友・加計学園問題で露呈した安倍首相による「政治の私物化」だが、またしても信じがたい事実が発覚した。毎年おこなわれている首相主催の「桜を見る会」で、安倍事務所が地元・山口から後援会員を大量に招待し、“おもてなしツアーとして利用していたことがわかったからだ。

 そもそも、「桜を見る会」というのは各界の功労者を総理大臣がねぎらうイベントだが、第二次安倍政権下では安倍首相の私物化が目に余るとして問題になってきた。たとえば、毎年のように多くの芸能人やアスリートらが招待され、そうした人気者たちと仲よさげに写真におさまることで安倍首相は自分のPRの場として活用してきたが、今年4月に開かれた会では、なんとあのネトウヨ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)の出演陣である百田尚樹有本香ケント・ギルバート竹田恒泰上念司などといったネトウヨ安倍応援団をこぞって招待したのだった。

 しかも、問題はその「おもてなし」の費用だ。会の予算額は、2014年度以降は約1767万円で固定されていたのだが、同年度の支出は予算を大きく上回る3005万円に。支出は年々増えていき、今年2019年度は5519万円にものぼった

 なぜ予算を3倍も超えるほどの金がかかっているのか。その原因のひとつと考えられているのが、第二次安倍政権下での招待客の増加だ。招待者の人数の目安は1万人とされているのに対し、今年招待された人は1万5400人、参加者は1万8200人にもなっている。

 しかし、「どうして招待客が増えたのか」という国会での追及に対して、政府は「各府省庁からの意見を踏まえ幅広く招待」と述べるばかり。「どこの省が増えたのか」と訊いても、「資料は破棄した」の一点張りだった。

 ところが、ここにきて、冒頭でもふれたように、「桜を見る会」が安倍首相の支持者のためのおもてなしツアーにも使われていたことがわかったのだ。

 この問題をスクープしたのは、「しんぶん赤旗日曜版」10月13日号。その記事では、安倍首相の地元・山口の後援会関係者や後援会員らが、こんな証言をおこなっているのだ。

「桜を見る会には毎年参加している。地元の後援会員が数百人規模で上京し、みんなで首相と記念写真をとっている。安倍事務所の恒例行事だよ」
「下関の安倍事務所から参加確認があり、希望すれば、内閣府から招待状が送られてくる」

 つまり、本来は「各界の功労者をねぎらう」会であるはずなのに、安倍首相はそこに自分の支持者を大量に招待していたというのである。

 証言者によると、「旅費は自分持ち」だと言うが、飛行機や宿泊先のホテル、貸し切りバスなどはすべて安倍事務所が手配しかも、都内観光もセットになっているほか、「桜を見る会」では安倍首相との写真撮影にくわえ、芸能人やスポーツ選手に会え、無料で飲み食いでき、お土産までついてくる。その上、「桜を見る会」の一般招待客は手荷物検査を受けるが、後援会員の場合はそれもなく、「バスの駐車場がある“裏口”から入るのが恒例」だという。まさに至れり尽くせりの接待ツアーではないか。


■安倍首相後援会の「桜を見る会」ツアー参加人数は数百人規模!「昭恵氏」枠まで

 さらに驚かされるのが、その参加人数だ。この「桜を見る会」ツアーに参加した山口県在住の女性はこう話している。

「集合場所のホテルニューオータニから大型バスで会場の新宿御苑に行きました。私が乗ったのは十数台目。号車や時間は安倍事務所の指定でした。バスは17台と聞きました」

 単純計算で、もしこのバスが定員40人として満員だった場合、参加者人数は680人にものぼることになるのだ。

 しかも、記事ではこうした安倍首相の地元後援会だけでなく、“「昭恵」枠”も存在するのではないかと示唆。というのも、昭恵氏が名誉会会長を務めたスキーイベントの実行委員や、昭恵氏の農業仲間、昭恵氏と日本酒をつくる女性のグループなどが「桜を見る会」に招待されているからだ。実際、ある男性は、とあるイベントで昭恵氏と名刺交換して以降、「会の招待状が届くようになった」と言い、「僕は政治家の知り合いがいないし、自民党支持者でもない。“昭恵夫人枠”としか考えられない」と証言している。

 ようするに、安倍首相は「各界の功労者」をねぎらうための公的イベントに、数百人規模にもなる自分の後援会員や、自分の妻のお友だちたちを招待し税金で手厚くもてなしているというのである。

 これらの事実だけでも、いかに安倍首相と昭恵氏によってこの国が食い物にされているかがよくわかるが、「しんぶん赤旗日曜版」の記事では、さらに重大な問題が取り上げられている。

 じつは、「桜を見る会」の前日の夜には、「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」なる催しが開催されており、ここに安倍首相も参加している。現に、今年は「桜を見る会」は4月13日におこなわれたが、前日12日の首相動静を確認すると、〈午後6時33分、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ着。同ホテル内の宴会場「鶴の間」で昭恵夫人とともに安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭に出席〉とある。


■「安倍晋三後援会 桜を見る会前夜祭」に政治資金規正法違反の疑いも!

 そして、この「前夜祭」参加者によると、会は立食式のパーティで、安倍首相や昭恵氏と記念写真をおこなったり、歌手が登場するなどの盛大なものであるらしい。実際、今年、出演した歌手はブログで〈シャンソン、ラテンに交えてオリジナル新曲も歌わせていただきました〉〈1000人程のお客様〉〈ハードスケジュールの中お一人おひとりに笑顔で丁寧に握手をされる安倍首相と昭恵夫人のお姿に感動致しました〉と、安倍首相と昭恵氏とのスリーショット写真付きで報告している。

 だが、問題なのは、この「前夜祭」では複数の参加者が「5000円の会費を払った」と証言していることだ。政治資金規正法では「対価を徴収して行われる催物」は政治資金パーティーと規定されており、その収入や経費などは収支報告書に記載しなければならない。だが、〈安倍首相が代表の政党支部や関係する政治団体の収支報告書には、前夜祭の収支の記載がありません〉というのである。つまり、政治資金規正法違反の疑いがあるのだ。

 「桜を見る会」という公的イベントを私物化し、税金を使って自分や妻の支持者やお友だちを接待する一方、「桜を見る会」を利用するかたちで開催した政治資金パーティーには違法の疑いまで──。まったく腐りきっているとしか言いようがない。

 しかも、信じられないことに、2020年度予算の概算要求では、内閣府は安倍首相が私物化するこの「桜を見る会」の関連経費として、本年2019年度の3倍を超える5729万円を計上。前述したように、これまで会の予算額が1767万円なのに対し2019年度は5519万円もかかったが、それが問題になったことで無駄遣いを見直すのではなく、逆に予算額を増やしてきたのだ。完全に国民を舐めているとしか思えない態度ではないか。

 国民が汗水垂らしておさめた税金が、安倍首相の応援団や後援会員、昭恵氏のお友だちたちを接待するために浪費されてゆく……。はっきり言って、そんな「桜を見る会」など廃止するべきだが、そのためにも、この安倍首相の公的イベントの私物化、税金の無駄遣いについて徹底的した追及がおこなわれることに期待したい。

(編集部)
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●アベ様のおかげで《自衛隊が名実ともに米軍の傭兵に》…9条壊憲と緊急事態条項で《米国の「グルカ兵」》が完成

2019年07月22日 00時00分40秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊ゲンダイの二つのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/“片務性”に意義あり…トランプの安保見直し発言の裏を読む】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257403)と、
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「金正恩委員長と向き合って」壊れた機械みたいな安倍首相】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257571)。

 《片務的どころか、米国の軍隊のために維持されているといって差し支えないほど悲しく、恥ずかしいのが、私たちの国なのである。これ以上を求められれば、自衛隊が名実ともに米軍の傭兵になるしかない。その姿は最強の後ろ盾の下で戦争国家を構築したい安倍首相の望むところでもあるはずだ》。
 《この局面で、またその言葉を出してくるのね。壊れた機械みたいだわ。…韓国の文大統領…議長国である安倍さんは完全に無視。それを安倍応援メディアがヨイショした》。

   『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
      「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」
   『●平和憲法・専守防衛の下で、愚かしい過剰な「思いやり」や
        在日米軍特権を差し出してまで…そんな「不公平」は不要

 戦争国家…3年前の参院選「争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…」…と思っていたら、予想通りの酷~い3年間でした。
 数ヶ月にわたって予算委員会から逃げておいて、2019年7月参院選では、アベ様は「壊憲について議論できる党か、あるいは、議論できない党かが争点」だそうですよ。どこまで姑息なのか。
 このままでは、9条壊憲と緊急事態条項で《米国の「グルカ兵」》完成…という悪夢が待っています。《自衛隊が名実ともに米軍の傭兵に》。

 アベ様曰く「最後は金正恩委員長と向き合って解決しなければいけない」…恥かし過ぎるし、哀し過ぎる。哀れ過ぎる。スッカリ壊れた、子供じみた外交音痴な「害交のアベ様」。もう勘弁してほしい。

   『●あのオモテナシ《ご機嫌取りの接待漬け》は「交」渉だったのか? 
                     「害遊・害〝行〟のアベ様」がイラン訪問?

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257403

斎藤貴男
二極化・格差社会の真相
“片務性”に意義あり…トランプの安保見直し発言の裏を読む
2019/07/03 06:00

     (自衛隊が名実ともに米軍の傭兵に(C)共同通信社)

 トランプ大統領が6月29日、G20サミット閉幕後の記者会見で日米安保条約への不満を表明し、過去6カ月にわたり安倍首相に見直しを求めてきたと語った。特に注目されるのは、「日本が攻撃されたら米国は日本のために戦わなくてはならないが、日本は米国が攻撃されても戦わなくていい。不公平だ」というくだり。

 いわゆる“片務性”の議論らしい。安保のあり方に米国大統領が疑義を唱えることは異例で、そのせいか報道の多くは、参院選後の日米貿易交渉を有利に運ぶためのカード、とみているようだ。

 そういう側面もあるだろう。が、それだけか。

 菅官房長官も強調したそうだが、安保条約は決して片務的などではない。米国に対日防衛義務を課す一方で、在日米軍が武力攻撃された場合は日本にも「共通の危険に対処するよう行動する」ことと定めている

 2016年に施行された安保法制では、集団的自衛権の行使が容認された。一定の条件付きで、の建前がなくはないものの、米国の有事には日本も参戦しないとおかしい形が整えられている

 さらには駐留米軍に対する世界一の負担。何よりも、米国の覇権不沈空母としての日本列島なくしてあり得ない。東西冷戦終結後に進められた日米安保再定義で固められた構図だ。片務的どころか米国の軍隊のために維持されているといって差し支えないほど悲しく、恥ずかしいのが、私たちの国なのである。

 これ以上を求められれば、自衛隊が名実ともに米軍の傭兵になるしかない。その姿は最強の後ろ盾の下で戦争国家を構築したい安倍首相の望むところでもあるはずだ。

 彼は参院選に臨んで、憲法改正を争点とするよう呼びかけた。焦点の9条については、現行の条文をそのまま残し、内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊の保持を明記するという。単なる現状追認に見えて、その実、9条2項の交戦権否認の規定を空文化させる効果を伴う一切の歯止めがなくなる

 米国の中国学者オーエン・ラティモアは、1949年に著した「アジアの情勢」で、「よく訓練された日本人」は、いずれ米国の「グルカ兵」になってくれるだろうと期待されている、と述べていた。グルカ兵とは英国軍やインド軍に属するネパール山岳民族の傭兵部隊。勇猛さで知られ、セポイの反乱で名を馳せた。現在も存在する。

 トランプ発言と安倍氏の動きには、最大限の警戒が必要だ。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257571

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
「金正恩委員長と向き合って」壊れた機械みたいな安倍首相
2019/07/05 06:00

     (トランプ米大統領(央)には袖にされ、文韓国大統領(右)が
      橋渡し役。“外交”の安倍首相は…/(C)ロイター)

最後は金正恩委員長と向き合って解決しなければいけない、そう思っております」(安倍晋三首相)

 これは30日の夜に行われた「ニコニコ生放送」党首討論での安倍首相の発言。この局面で、またその言葉を出してくるのね壊れた機械みたいだわ

 思い出した安倍発言を書いてみる。2013年「拉致問題の解決なくして北朝鮮の未来はない」2016年「拉致問題は安倍内閣で解決するとの立場にいささかも変わりはない」2017年「拉致問題は最重要課題だ」「必要なのは対話ではない。圧力なのです」~ほんでもってここ北朝鮮がミサイル実験するたびJアラートばんばん鳴らし、国民の不安を利用し選挙に突入。「国難突破解散」とかいってたな

 2018年に安倍首相は韓国を訪問し、日韓米、力を合わせようということになった。しかし、徴用工裁判問題がおきる。2019年ついこの間のサミットでは、韓国の文大統領が日韓首脳会談に意欲を見せたのに、議長国である安倍さんは完全に無視。それを安倍応援メディアがヨイショした。

 28日、日米首脳会談後に安倍さんはこんなこともいってた。

日米の立場は完全に一致している。拉致問題の一日も早い解決に向け、次は私自身が条件をつけずに金正恩朝鮮労働党委員長と会い、率直に虚心坦懐に話をしたい。トランプ大統領からも『全面的に支持する』『あらゆる支援を惜しまない』との力強い支持をいただいた」

 で、今回の米朝会談。トランプさんには袖にされ、文大統領が橋渡し役。日本は完全に蚊帳の外だわ。外務省も取材に対し、「事前にアメリカ側から連絡はなく、情報の確認に追われている」と答えておったしな。

 G20で文大統領が孤立と嗤(わら)った「安倍応援団」メディアはどした? 孤立していたのはやっぱ安倍さん、そう書かないの
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●サディスティックな《この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す「悪魔のような政権」》

2019年06月22日 00時00分26秒 | Weblog


日刊スポーツの二つのコラム【政界地獄耳/その場しのぎ、内閣の隠蔽体質】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906140000144.html)と、
【政界地獄耳/子育てに優しい国造りできる】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906130000106.html)。

 《世の中でこの内閣だけが年金は100年安心で不安もないと考えているようで、政府と内閣でも考えが違うようだ。 ★もっと面白いのはその議論をしようと予算委員会開催を要求する野党に自民党国対委員長・森山裕は「この報告書はもうなくなっているなかったことにしようとしている…首相が「あの悪夢のような民主党政権」というのならば、この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す悪魔のような政権と断じざるを得ない》。
 《母親になりたくとも、国は子供を育てることにそれほど甘くない。税制、環境、教育と子育ての夢を阻むさまざまなハードルがある。子育ての間、就労できない時期の生活はどうなるのか、経済的な不安も絶えない。子供は欲しいがあきらめざるを得ないという家庭も多いかもしれない。彼らは既にこの社会では成人まで責任をもって育て上げられないと感じている》。

   『●《その責任者は政府・国家の責任者の首相》であり、
      《部下のミスの責任を取るのが首相の仕事》である
    《自民党大会という身内の会合で「あの悪夢のような民主党政権
     というのはいい。だがだめ押しするように予算委員会で言うのは
     言論の自由などではなく首相としての品格が問われる
     ★公文書改ざん、信じているだけなのか勘違いが続いているのか、
     繰り返されるウソと虚偽答弁

 アベ様はしばしば「あの悪夢のような民主党政権」と言いますが、最悪の《悪夢》なアベ様政権に言われては、ねぇ? 

   『●アベ様曰く「悪夢のような旧民主党政権に戻すわけ…」…
            最悪の《悪夢》なアベ様政権に言われては、ねぇ?

 コラム【政界地獄耳】は《この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す悪魔のような政権」と断じざるを得ない》と言います。全く仰る通り。

   『●《事実が記録として残されない…
      オーウェルの『1984年』さながらのディストピア小説のような現実が…》
   『●《米国や韓国、中国や北朝鮮、ロシアの防衛担当たちは
            このお粗末さとずさんをどう分析するのだろうか》
   『●さながらディストピア状態…年金自助努力問題
     《不正確で誤解を与えたのは麻生の態度と発言》(政界地獄耳)
    「さながらディストピア状態…。室井佑月さん、《もうこの国では、一部の人たち
     しか長生きを喜べないそんな国は衰退していく運命なのかもしれない》」

 また、《彼らは既にこの社会では成人まで責任をもって育て上げられないと感じている》…とも。
 どこぞの公党も《子育ての党》を詐称していました。さらに、自民党が「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会」の推進」なんて言うのは噴飯もの。

   『●争点は「壊憲」:創価学会婦人部「ごめんよ
      憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね」
   『●アベ様の《積極的平和主義》を愛し、「子育ての党」を
           詐称する公明はとっくの昔に一線を越えている
   『●非「地方創生」、「僕」(アベ様)が地方「僕」滅…
        沖縄の民意無視し、しかも再び八百長なその「手」で…
    「そして、な~にが「平和の党」「子育ての党」だ。沖縄県本部は「本土」の
     党本部に、そんな詐欺な看板を、少なくとも沖縄では、下ろすように
     言うべきではないのか?」

   『●「「愛人」だと報じられた女性がいる
     バーで1回約180万円の支出を政治活動費で賄っている」財務相
    「教育無償化なんて口先だけなことがよく分かる。どこぞの与党が
     「子育ての党」を詐称するのも噴飯ものだが、自民党
     「子育て支援など社会保障の充実を据える1億総活躍社会の推進」
     なんて云うのも、御笑いだ」

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)

 年金自助努力問題の酷い対応も然り。老人にも厳しく、未来にも投資しない…。人殺しのオモチャや美ら海破壊にドブガネし、F35Aイージス・アショアのデタラメ、元癒党お維国会議員の「戦争しないとどうしようもなくないですか?」発言、そして、アベ様は壊憲したくてしょうがないパラノイア。

   『●《事実が記録として残されない…オーウェルの
        『1984年』さながらのディストピア小説のような現実が…》
   『●マスコミはアベ様独裁に味方し、「1/4と2/4」の皆さんは 
               アベ様に躾けられ…そして現実の社会は…?
   『●自由民主《党が首相ユーゲント化》し、
     ニッポン《国民に「やってる感」を植え付け》、アベ様は国政を私物化
    「アベ様の究極的な野望は壊憲。斎藤貴男さんは、
     《要は戦争ができる国にできればいい。それが傭兵としての役割になろうと、
     彼にとって、そんなことは二の次なのである》。狂っています」

 アベ様やウルトラ差別主義者最低の官房長官というサディストよる《サディスティックな政治》。それを支持する「1/4と2/4」。〝マゾヒスティックな信者〟達…飼い慣らされしつけられている1/4の支持者と選挙に行きもしない2/4の眠り猫な皆さんには、《まるで戦前に回帰するように、次々と悪法を強行採決して国会を壊し、官邸圧力でメディアを萎縮させ、言論を壊している》(金子勝さん)アベ様独裁という最悪の《悪夢に気づいていないらしい。この「1/4と2/4」と「1/4」の構図を少しでも打ち壊さないとニッポンに未来はない。
 与党自公・癒党お維を支える「1/4と2/4」の皆さん、野党「1/4」側へ投票を!

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906130000106.html

コラム
政界地獄耳
2019年6月14日8時35分
その場しのぎ、内閣の隠蔽体質

★国民も薄々年金だけで暮らせないことは気づいている。そのための自己防衛のための情報も民間にあふれている。厚労省や金融庁の資料もそれを示している。ところが副総理兼財務相・金融相・麻生太郎は「政府の政策スタンスと異なる」として金融庁の報告書を受け取らない意向を示した。世の中でこの内閣だけが年金は100年安心で不安もないと考えているようで、政府と内閣でも考えが違うようだ。

★もっと面白いのはその議論をしようと予算委員会開催を要求する野党に自民党国対委員長・森山裕は「この報告書はもうなくなっているなかったことにしようとしている。国民の将来がかかる年金制度への不信は募るばかりだし、この報告書を隠したとしても参院選後もこの議論は避けて通れない。内閣が「年金は大丈夫だ」と言えば言うほど国民の内閣への信用は下がるばかりだ。つまり、年金崩壊を認め、正面から見つめなおさなければこの内閣に信頼など生まれない。資料がないから議論はできない、はい解決ではないのだ。

★首相・安倍晋三らは消費税についても「リーマン・ショックほどのことがない限り予定通り」と繰り返してきたが、国民の受け止めとショック度はリーマン・ショック以上だろう。それも年金崩壊という現実よりも、相変わらずごまかしたり隠したりしようとする、その場しのぎを繰り返す内閣の隠蔽(いんぺい)体質にだ。増して消費税とは元来、年金制度や社会保障を充実させ、国民全体から広く浅く取っていき、年金の破綻を防ぐことを目的としていなかったか。その意味でも、財源すら不透明なこんにち、首相が「あの悪夢のような民主党政権」というのならば、この政権はその場しのぎの隠蔽を繰り返し民主主義を壊す悪魔のような政権と断じざるを得ない。(K)※敬称略
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201906130000106.html

コラム
政界地獄耳
2019年6月13日8時5分
子育てに優しい国造りできる

★昨年5月、自民党細田派の衆院議員・加藤寛治は派閥の会合で「必ず新郎新婦に3人以上の子どもを産み育てていただきたいとお願いする」と発言。のちに撤回、陳謝に追い込まれた。同党前五輪相・桜田義孝が「子供を3人くらい産むようお願いしてもらいたい」などと述べたことに対し与野党のみならず世論も一斉に反発した。桜田発言のあと、桜田と同じ二階派の元官房長官・河村建夫は同派会合で「桜田先生の気持ちはよくわかる。婚礼の席に行くと、激励の意味を込めてそういうことは我々もよく口にする。1回口から出ると覆水盆に返らずで影響がある。しっかり考えた上で発言してほしい」とした。

★自民党議員たちはこれだけ批判を受けても、結婚式や若いカップルを見るとこう言いたくなるらしい。ひとつは子供を産み家族を育み、立派に育て上げて欲しいという純粋な気持ちだろう。だが母親になりたくとも、国は子供を育てることにそれほど甘くない税制、環境、教育と子育ての夢を阻むさまざまなハードルがある子育ての間、就労できない時期の生活はどうなるのか、経済的な不安も絶えない子供は欲しいがあきらめざるを得ないという家庭も多いかもしれない彼らは既にこの社会では成人まで責任をもって育て上げられないと感じている

★「子供を3人ぐらい産んで欲しい」と政治家が言うのならば、「子育てしやすい社会にして欲しい」「そういう社会を作ってから言え」が本音だろう。しかし、その一言がすっぽり抜け落ちる。社会保障制度にしても、これからの日本を考えても、右肩上がりな国家が期待できないのはわかる。だが、子供を育てることに国家も社会も優しい国造りはできるはずだ子供は家族の宝だけでなく国の宝ではないのか。意識と言葉の足りない政治家のおかげでどれほどの家庭が子供を産むことを断念したか考えるべきだ。(K)※敬称略
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●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない

2019年04月19日 00時00分15秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊ゲンダイの書評【週末オススメ本ミシュラン/「ハッキリ言わせていただきます!」前川喜平谷口真由美著/集英社】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/250857)。

 《…選者・佐高信》。

   『●自公支持者を「嗤う」、あれで「採決」「可決」!?:
        自公支持者も「听う」ことが出来なくなる日は近い
    《全日本おばちゃん党の谷口真由美氏は民意の視点から
     「これを契機に日本人は口うるさい有権者にならないといけない」と語った》

 本のサブタイトルは「黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題」。表紙の帯には、「政治、教育、社会…おかしなことが多すぎませんか? 大阪のおばちゃんと奈良のおっちゃんが激アツトークでツッコミ入れます!」。

 山口敬之氏が反訴したそうだ。神経を疑う。最「低」裁を頂点とした司法も頼れず…。警察や検察がアベ様に忖度したように、司法も、今回も正しく「司法判断」することなく、何時もの「政治判断」だろうか。絶望的な国。

 レイプ事件に加えて、前川喜平さんのアベ様やアメリカ政府、トランプ氏への視点、「1/4と2/4」の人々は共有しているのだろうか? そして、壊憲。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」
           「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?

 「ト」な新三原則。《何を変えてはいけないか》の判断はとても容易だ。「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限である。この三点の《変えるか、変えてはいけないか》の判断は自明だ。日本は、十分に《歴史に学んだ》はずではないか。加えて、緊急事態条項追加をしたいニッポンの腐った政権・与党、日本会議に代表されるアベ様信者や支持者…、彼・彼女らに絶対に変えさせてはならないし、壊憲させてはならないはずだ。

 「1/4の自公お維キト支持者2/4の選挙にも行かない眠り猫な有権者」の皆さん、このままでいいのですか? 「1/4と2/4」のままでは、何も変わらない。アベ様に「しつけ」られてはいけない。「1/4と2/4」の皆さんに、如何に選挙に足を運んでもらい、野党候補者に投票してもらうか…アベ様独裁から解放される道はそこにしかない。

   『●1/4の支持者と2/4の眠り猫な皆さんが作りだす…
          《弁舌で聴衆を引きつける能力がない》アベ様独裁

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/250857

週末オススメ本ミシュラン
「ハッキリ言わせていただきます!」前川喜平谷口真由美著/集英社
2019/03/31 06:00

 「いい学校」から「いい会社」へのレールに乗って、いわゆる一流銀行に入ったのに、1年でやめた人のことが忘れられない。彼は母親に1週間も泣かれたという。その後、司法試験を受けて弁護士になるのだが、封建的な日本の企業に勤めていたからだろうか、改めて開いた日本国憲法の一条一条がとても新鮮に映ったと語っていた。

 この本は、その憲法をわかりやすく、そして身近な例で説く谷口と、この国の最後の希望の星のような元文部科学事務次官、前川のハッキリ対談である。

 TBSワシントン支局長だった山口敬之がジャーナリスト志望の女性をレイプした事件について、「あれはひどい」と怒る前川は「総理の友達で、総理をヨイショする本を書いている人間だからって、犯罪も見逃されちゃうのはおかしいと指弾し、さらに「それを、官邸官僚だった警察官僚が命じたわけですね。中村格という警視庁の刑事部長をやって、もともと菅義偉内閣官房長官の秘書官だった男ですね。それが、レイプ犯を逮捕するなと命令を出した。それだけじゃなくて、検察も起訴しませんでしたからね」と憤る。

 退官して言いたいことを言えるようになった前川は、アメリカについてもズバリと言う。

私はアメリカという国をもともとあまり信用していませんトンキン湾事件ベトナム戦争を始めたり、大量破壊兵器があると言ってイラク戦争を始めたり。嘘から戦争を始めた国でしょう。日本は74年間戦争をしてないけどアメリカってあちこちで戦争をして、あちこちの国の主権を侵害し、武力介入なんかやりたい放題やっている。そういう国と同盟関係にあるわけで、それはきわめて危険な国と同盟を結んでいるんだという自覚を持たなきゃいけないと思うんですね」

 この国の首相はアメリカの大統領のトランプと親しいことを自慢するが、それは逆に恥ずべきことではないのか。

 前川は、広島の弁護士の楾大樹が書いた「檻の中のライオン」(かもがわ出版)をすすめる。放っておくと暴れるライオンの国家権力を憲法という檻が制御するのである。とりわけトランプにはライオンの比喩はぴったりだろう。それに卑屈なライオンの安倍晋三がくっついている。自民党の改憲草案にある緊急事態条項は、ライオンに檻を内側から開けられる鍵を渡すようなものだという説明は、まさにその通りだろう。

★★半(選者・佐高信


ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題
前川 喜平/谷口 真由美 集英社 2019年02月05日
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