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●争点は「壊憲」: 頓挫が明確な「ドアホノミクス」の是非を問うという詐欺的手口…鎧の下の剣「壊憲」

2016年06月12日 00時00分19秒 | Weblog


東京新聞の記事【くらし・アベノミクス、安保法制、原発、憲法 4つの争点を見極める】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016061002000126.html)と、
社説【参院選へ1カ月 中傷排して政策論争を】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016061002000140.html)。

 《二〇一四年十二月の衆院選から一年半あまり。日本は変わった。「アベノミクスは結果を出している」と、安倍晋三首相は言う》。
 《日本の岐路となる重大な選挙だ。中傷合戦を排した建設的な政策論争を期待したい。…安倍氏は、成長重視の経済政策「アベノミクス」の加速か否かを参院選最大の争点と位置付ける》

   『●20XX年、再び戦争が始まった…: 
      立憲主義を否定し、クーデターで壊憲しといて、そりゃぁないでしょ
   『●争点は「壊憲」: 「ドアホノミクス」の頓挫を認めては?
      …座礁したアベドアホノ丸・船長の虚しき言い訳
   『●争点は「壊憲」:2016年7月参院選で「ネジレ」を
       取り戻さねば、アベ様は「白紙委任状」とばかりに…

 座礁したアベドアホノ丸、「ドアホノミクス」(©浜矩子さん)が失敗なのは明確であり、争点にしようもない。アベ様の脳内だけの争点。なのに、成功もしていない経済政策に期待して自公お維大地に投票すれば、2016年7月参院選後、前回同様、「白紙委任状」を得たとばかりに、アベ様は公約にも掲げない「壊憲」を推進するに決まっています。自公お維大地に投票しては危険、「眠り猫」となり棄権も危険。

 『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)に同感。そう、《安保法制の時と同じ詐欺的手口》。その記事【安倍首相の遊説でもごまかし…自民党が参院選で改憲隠し作戦を展開! 安保法制の時と同じ詐欺的手口】(http://lite-ra.com/2016/06/post-2320.html)によると、

   「ロケットが成層圏を脱するには、スピードが必要。我々もそのスピードを
    獲得して、成層圏から脱出するよう、力強い速度を得ていきたい」。
    …だいたい安倍首相は、前述した14年の総選挙が終わるなり
    「憲法改正は自民党の悲願であり、立党以来の目標だ」
    「憲法改正の必要性を訴えていく」と矢も盾もたまらない様子で宣言
    昨年、安保法制を強行採決した後も、早々に参院選で憲法改正を
    自民党の公約に掲げることを明言し、今年に入ってからも1月の
    年頭記者会見で「(憲法改正を)参院選でしっかりと訴えていく
    国民的な議論を深めていきたい」と息巻いていた」


 アベドアホノ丸の船長の認識は無茶苦茶。成層圏って…そんな無茶な。「宇宙戦艦ヤマト」か? こんなことを繰り返すアベ様を支持し、自公お維大地に投票し続ける人たちに何を期待できよう?
 アベ様の暴走を止めるポイントは、50%の「眠り猫」をどの程度目覚めさせることができるかどうか、そこにかかっている。

   『●衆院選の酷い結果: 本当に、
     「「眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている」のか?
    《東京新聞 【コラム】筆洗 …「負け犬」…「アンダードッグ効果
     …「バンドワゴン勝ち馬)効果」…▼戦後最低の投票率だった。
     馬よりも犬よりも強かったのは猫である。「眠り猫効果」というより
     ほかない。木枯らし時期の唐突な衆院解散で「大義」も見えにくかった
     かもしれないが、こたつで丸くなってしまった▼左甚五郎作といわれる
     日光東照宮の眠り猫」は眠っているように見えて実は起きている。
     敵が迫れば、敢然と戦う
そうだが、総選挙を見る限りでは、
     この国の猫はどうも怪しい。猫を起こした方がいい》


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201606/CK2016061002000126.html

くらし・アベノミクス、安保法制、原発、憲法 4つの争点を見極める
2016年6月10日 朝刊

 二〇一四年十二月の衆院選から一年半あまり。日本は変わった。「アベノミクスは結果を出している」と、安倍晋三首相は言う。確かに有効求人倍率は改善し、中小企業の倒産は減った。その一方、貧困にあえぐ子ども奨学金を返済できない若者低い賃金で働く非正規労働者貯蓄が底をつき頼る人もいない高齢者らアベノミクスの恩恵を受けない人たちの苦悩が全国から伝わってくる。

 昨年九月に成立した安全保障関連法は、他の国を守るために海外で武力を使う道を開いた。与党はこれで日米同盟が強化され、日本は安全になったと強調する。しかし本紙アンケートでも明らかなように、この法律は憲法学者の約九割が違憲と指摘し、今も国民の多くが反対している。野党が提出した廃止法案は、国会では一分の審議もされていない。廃止法案を提出した勢力である四野党は、参院選で三十二の一人区すべてに統一候補を擁立した。国会で不発だった論戦は参院選に引き継がれる。

 原発は、一年半の間に再稼働が続き、今は九州電力川内(せんだい)原発の二基が動いている。東日本大震災から五年以上たったが事故を風化させることは許されない。参院選は原点に返り原発の是非を問う機会となる。

 これらの問題を包含するのが憲法だ。憲法は国民のくらし、平和、安心を守る。そして権力の暴走を縛る立憲主義の精神が貫かれている。その憲法を安倍首相は一八年九月までの自民党総裁任期中に変えたいと考えている。改憲には衆参両院で三分の二以上の賛成で改憲原案を可決し、国民投票にかける必要がある。衆院に続き、参院で自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の「改憲勢力」が三分の二を得るか大きな焦点となる

 今回からは十八、十九歳の若い二百四十万人が有権者に加わる。「くらし・アベノミクス」「安保法制」「原発」「憲法」の四争点を中心に皆で考え、見極め、明日を選ぶ一票を投じる日はちょうど一カ月後、七月十日に来る。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016061002000140.html

【社説】
参院選へ1カ月 中傷排して政策論争を
2016年6月10日

 参院選の投開票まであと一カ月と迫った。各党党首らは全国遊説を本格化させ、事実上の選挙戦に突入している。日本の岐路となる重大な選挙だ。中傷合戦を排した建設的な政策論争を期待したい。

 参院選は二十二日に公示され、来月十日に投開票が行われる。

 安倍晋三首相が、来年四月に予定されている消費税率10%への引き上げを二〇一九年十月まで二年半、再び延期する自らの判断について「国民の信を問う」と意気込む選挙である。

 自民党はすでに選挙公約を発表し、安倍氏自身も八日、山梨県を皮切りに、党総裁としての全国遊説を本格化させた。

 安倍氏は、成長重視の経済政策「アベノミクス」の加速か否かを参院選最大の争点と位置付ける。国民の暮らしに密接にかかわる経済政策は重要な争点ではある。

 増税再延期の判断は妥当としても、増税できる経済状況をつくれなかった自らの政策の失敗を、まずは認める必要があるだろう。

 安倍氏は増税再延期で「社会保障の充実のすべてを行うことはできない」ことを認めている。ならばどの分野の施策を優先的に実施するのか。それを明確にして国民の判断を仰ぐのが筋ではないか。

 これに対して、民進、共産、社民、生活の野党四党は、選挙結果を大きく左右する三十二すべての「改選一人区」で候補者一本化を実現した。市民団体とも政策協定を結び、集団的自衛権を行使するための安全保障関連法の廃止や立憲主義の回復などを目指す

 参院選では経済政策のみならず集団的自衛権の行使を憲法違反とする、歴代内閣が踏襲してきた政府解釈を一内閣の判断で変え、安保法の成立を強行した安倍氏の政治手法も問われる。「安倍政治」そのものが重要な争点だ。

 「与党対野党統一候補」の構図となった改選一人区を中心に、すでに党首らによる激しい舌戦が展開されている。

 安倍氏は「野党はまとまった政策はないから批判、批判、批判、批判ばかりだ」と声高に叫び、民進党の岡田克也代表は「安倍政治の暴走を止めて、新しい政治の流れをつくる選挙にしなければならない」と訴える。

 接戦になればなるほど舌鋒(ぜっぽう)は鋭くならざるを得ないのだろうが、相手陣営を激しく攻撃して留飲を下げるだけでは、建設的な政策論争にはなり得ない。

 中傷合戦に陥らぬよう与野党双方に注意を促しておきたい。
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2 コメント

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ありがとう (たにむらこうせつ)
2016-06-11 19:05:19
読者登録ありがとうございますm(__)m
これからもよろしくお願いします(^-^)
返信する
どういたしまして (A.S.)
2016-06-12 12:07:42
たかむらこうせつ様、

いえ、どういたしまして。宜しくお願いいたします。

A.S.
返信する

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