文科省いじめ問題アドバイザーの2氏によるワークショップが開催。仙台市PTA協議会、宮城県PTA連合会が主催。井上敏明氏と藤崎育子氏により、それぞれ専門カウンセラーとしての豊富な事例をもとに講話。 井上氏の著書は絶版後、原価の10倍の取引価格にもなっているという。
また藤沢市の教育委員も務める藤崎氏は、18年間のカウンセリング歴から、不登校児やいじめを受けている子との接し方のポイントを解説。何気ないひと言が対象者との距離をつくってしまう。また現場の教師が自信をなくしている事。弱っている教師たちが多いことなど、実践事例の紹介はもっと時間が欲しいと思いました。
大阪市立高校での教師の体罰により自殺した生徒は何とも痛ましい事件である。強豪チームのキャプテンを自殺にまで追いやった指導とは何だ。47歳の教師の家庭と子供たちはどうなっているのか。他人の子どもを殴り続ける者は自分の子どもをどう教育しているのかマスコミのレポートを待ちたい。この教師は自分の子どもを死に至らせるまで家庭内で教育していないのか。他人の子どもの命を絶ちながら、これからも親として教師として生きていくつもりなのか。それを許容する世間は良識などない社会だ。私は憤りとともに緩過ぎる(物分かり良すぎる馬鹿な社会)社会が怖い。未来が描けない。
筋を失った社会の反映としていじめがあり、そのいじめへの対応に右往左往する学校と教師がいる、いじめられる子ども達は、背骨を失った今の社会の犠牲者なのだと思う。いじめられる者たちの悲鳴を自分の悲鳴として、誰しも皆が痛みを感じるところから、犠牲者は減っていくのだと思う。
自殺した生徒の両親に市長としてお詫びに行った橋本氏の姿を見て、彼の持ち場は地方自治体なのだとあらためて思いました。国会などより自治体の最前線の現場でこそ同氏の能力は活きるのだと思う。それは社会の利益に叶うことだと思う。