二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


暇つぶしの記事、名言、珍言、コラムの批判。
株式の名言など。

いろいろ、追及しているのかも美。

2018年07月02日 03時29分46秒 | ニ言瓦版

面白い、生きていたら、どんなに綺麗な映画、作ったことだろう。
絵画のような。





「小津安二郎監督 伸ばした手で何を?


「東京物語」などの名作を手がけた日本映画の巨匠、小津安二郎監督が俳優の顔に手を伸ばしている写真が映画会社に残され、何をしているのか調べたところ、小津監督が独自の方法で涙や汗を表現していたことがわかりました。

「晩春」や「東京物語」などの作品で知られる小津安二郎監督は、「小津調」と呼ばれるローアングルの構図など独自の撮影手法や演出を確立し、今も国内外の映画監督に影響を与え続けている日本映画の巨匠です。

映画会社の「松竹」に残されている当時の撮影現場を写した写真の中に、小津監督が原節子さんや笠智衆さんなど俳優の目元に手を伸ばしている同じような写真が5枚あったことから、松竹が関係者に話を聞くなど調査を進めてきました。

その結果、撮影助手を務めていたカメラマンの証言などから、監督自身が綿棒を使って目元にワセリンを塗るという独自の方法で涙や汗の輝きを表現していたことがわかりました。

松竹によりますと、この方法は積極的に公にする必要がなく、撮影現場の外に広く知られることがなかったということです。

調査を担当したメディア事業部の関根美千代さんは「監督がみずから俳優にメークをしているとは想像もしていなかった。小津監督の映像に対するこだわりがよくわかる演出手法だ」と話しています。

香川京子さん「ありがたい」
小津安二郎監督の映画「東京物語」に出演した女優の香川京子さんは、NHKのインタビューで、自身も小津監督からワセリンを塗られていたことを初めて明かしました。

香川京子さんは先月23日、東京都内の映画館で、小津作品の4Kデジタル修復版の特集上映に合わせたトークショーに登壇したあと、NHKの単独インタビューに応じました。

この中で香川さんは、「東京物語」に出演した際に小津監督から目元にワセリンを塗ってもらったと明かし、そのときの状況について、「『ちょっと』と言って、綿棒で目元にワセリンを塗ってきて、私はただじっとしていました。共演していた原節子さんにも涙のあとを光らせるために目元にワセリンを塗っているのも見て、こんなことをなさるんだなと知りました」と語りました。

そのうえで、「涙のあとをつけてくださるということはありがたいなと思いました。黒澤明監督などこれまで多くの作品に出演してきましたが、ワセリンを塗ってくださるのは、ちょっとほかにはないです。私は、小津監督作品は『東京物語』の1本ですが、この作品が世界的に評価されているのは、女優として本当にありがたいという気持ちでいっぱいです」と話していました。
撮影助手「細部の演出にこだわる」
小津安二郎監督の作品に撮影助手として携わってきた川又昂さん(91)は、小津監督がワセリンを塗っていたことを今も覚えていて、松竹の調査にも協力しました。

川又さんは昭和20年に松竹に入社し、松竹大船撮影所の撮影現場で小津監督の撮影助手として働いている時に、監督の指示で綿棒とワセリンを常に持ち歩いていたといいます。

川又さんは「小津監督からの指示で綿棒とワセリンを持っていて、監督はそういう雑用は全部私にやらせていた。ワセリンを塗っているのを見て汗や涙になるなと、なるほどなと思いました」と当時の様子を振り返りました。

そのうえで、「カメラを通して見ると、ワセリンを塗ると塗らないとでは見え方が違う。小津監督は『小津調』と言われるように細部の演出にこだわるすばらしい人だったと思っています」と話していました。」




最近、綺麗な映画は、アニメぐらい、あとは、汚い、内容も、一度みれば、こりごり。
映画も、美ないと、見ない。
白黒でも、美が見える。
酷い映画は、排除できないものが。

あんなに、綺麗にとれる、カメラと、映像があるのに。
時代は、汚い内容。
老いても、映像に出る時代でも、綺麗に見せるは、努力しないと、綺麗でない。
三十過ぎ、五十過ぎた、映像で、耐えられるかと、問われるのが現実。
脇役でも、主役でも、美がないと、見れない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 異常、 | トップ | 勝てば »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ニ言瓦版」カテゴリの最新記事