二言瓦版

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2 知らなかった

2016年12月29日 03時05分26秒 | ニ言瓦版
ヤフーのこの記事の意味が、わからなかった。
「はちま起稿」


「DeNAの「WELQ」問題をはじめ、キュレーションサイト(まとめサイト)が問題視されるなか、まとめサイト最大手の1つ「はちま起稿」を、動画配信サービスなどで知られるDMM.comが運営していたことが分かりました。


 インターネット上では以前から「はちま起稿のIPアドレスを調べるとDMM.comラボの名前と住所が出てくる」「DMM.comのサービスが落ちるとなぜかはちま起稿も落ちる」など、両者の関連を疑う声がありましたが、これがあらためて証明された形となります。DMM.comが買収していたのは2016年1月から同年10月までで、現在は株式会社インサイトに売却済みと発表されています。

 はちま起稿についてはこれまで、無断転載(著作権侵害)を筆頭に、ステルスマーケティング疑惑、偏向報道、デマ拡散など多くの問題が指摘されていました。特定の期間とは言え、こうした「問題のあるサイト」を、DMM.comという「企業」が買収し、運営していたとなると、企業としてのコンプライアンスが疑われるだけでなく、さらには組織的なステルスマーケティングの可能性も浮上してきます。また、これまでは「個人サイトだから」という理由で見逃されてきた(泣き寝入りせざるを得なかった)数々の問題の矛先が、DMM.comおよびインサイトに一気に向けられる可能性もあります。

 ねとらぼ編集部では12月上旬ごろからネット上で両者の関係について調査しており、寄せられた情報をもとに、DMM.comおよびはちま起稿、元管理人・清水鉄平氏の三者に取材を試みていました。

 以下、編集部が現在把握しているDMM.comとはちま起稿の関係と、取材に対する3者の対応、今後DMM.comが問われるであろう問題点などについてまとめます。


●はちま起稿とDMM.comの関係、その真相は

 編集部が12月上旬、以前から調査を進めていたはちま寄稿とDMM.comとの関係について情報を募ったところ、複数の人物から連絡がありました。いずれも匿名ですが、互いに事実関係のすり合わせを行い、かなり確度の高い情報であることは確認済みです。また中にはDMM.com社内からの情報提供もありました。

 寄せられた情報を整理すると次の通り。

 まず、表向き「個人サイト」とされているはちま起稿ですが、かなり前から、れっきとした「企業運営」であることが分かっています。DMM.comに買収される以前は、清水鉄平氏の父親が経営していた広告会社「KND」の兄弟会社がサイトを運営。DMM.comは2016年1月に、ここから「メディア事業」部分だけを買収した形です。買収額については恐らく1億円前後ではないかと見られています。

 DMM.comが買収していたのは2016年1月から10月までの約10カ月間。この期間中、はちま起稿の運営費、運営サーバなどはDMM.comが提供しており、広告費などの利益もDMMに入っていました。はちま起稿のサイトをIPアドレスで調べると「株式会社ドーガ(DMM.comラボの旧社名)」の社名と住所が出てくるのはこのためです。

 また、DMM.comが買収した時点で、清水鉄平氏以下、主要なスタッフはDMM.comに入社するか、外部スタッフとして活動していることが確認されています。特にコンサルティング契約を結んでいた清水氏にはかなりの報酬が支払われていたとの情報もあります。

 「清水氏にはただ『はちま起稿』を運営するだけでなく、今後DMM.comのゲーム事業全般(DMM GAMESの自社タイトルや、DMM.comがスポンサードしている各社ゲームタイトル、DMMプラットフォームにおけるゲームの配信など)にも広く関わっていってほしいという意図があったようです」と関係者。また、社内に清水氏の座席があることも確認済みです。

 その他、はちま起稿は2016年に入ってから、サイトのリニューアルや広告枠の増設、専用掲示板「はちま.ch」の開設、ニュースアプリ「はちまApp」のリリースなど、かなり意欲的にサービスを拡大していました。これらの動きについても、裏でDMM.comが全面的にサポートしていたとみられています。特に「はちまch」については、IPアドレスをたどるとやはりDMM.comラボの社名と住所が出てくるため、DMM.comがかなり深く関与していたとみて間違いなさそうです。

 加えて最近は、プレイステーション 4などの家庭用ゲームや、DMM.comが手掛けるブラウザゲームの告知や宣伝のため、代理店やゲームメーカーの広報宣伝部に、かなり意欲的にアプローチをかけていたようです。


●当初DMM.comは「分からない」――問い合わせから12日後にようやく公表

 編集部がこれらの情報をつかんだのは12月15日ごろ。この時点でほぼ「DMM.comがはちま起稿を買収している」という部分について確証は得ていましたが、万が一のことも考えて12月16日、DMM.com広報に次のような質問を送りました。

・まとめサイト「はちま起稿」をDMM.comが買収していたのは事実か
・清水鉄平氏をコンサルタントとして雇用していたのは事実か

 これに対し、DMM.comは当初「広報では分かる者がいない」と回答。その後「唯一分かる人間」として、マーケティング本部長の川端祐喜氏を担当者として紹介されます(当初は「広報のカワバタ」と名乗っており、「マーケティング本部長の川端祐喜氏」と判明したのは具体的な回答メールが届いてから)。

 しかし、川端氏の返答も「まったく把握していないので調べるのに時間がほしい」というもの。結局、問い合わせから10日後にようやく届いたメールには、「ご連絡が遅くなって申し訳御座いません。公表すべき内容があれば適宜、弊社より情報提供させて頂ければと存じます。」とだけ書かれていました。メールの日付は、12月25日(日)の13時40分でした。

 ただ、川端氏の回答には不可解な点もあります。DMM.comの座席表を見るかぎり、川端祐喜氏の座席は清水鉄平氏の左隣。この位置に座っていて、なおかつ調査に10日を費やしながら「まったく把握していない」というのは明らかに不自然です。この時点で編集部は、川端氏本人か、あるいは川端氏が問い合わせた社内の誰かが、買収の事実について隠蔽しようとしているのではないか――という疑惑を深めます。

 ちなみに前述の座席表についてですが、編集部が川端氏に問い合わせを行ったその日(12月16日)のうちに、清水鉄平氏の名前が消されたことも確認しています。

 そこで編集部では12月27日、あらためてDMM.com広報に電話し、川端氏への疑念も全て伝えたうえで、「川端氏ではなく、信頼できる広報からの公式回答が欲しい」と再度質問を送付しました。しかしDMM.com広報の回答は「この件は川端でないと分からないため川端から折り返す」というもの。またこのとき、12月28日16時までに回答がなければ、「回答なし」として記事を掲載する、とも伝えていました。

 その後については既報の通りで、DMM.comは28日16時にプレスリリースを掲載し、はちま起稿の買収および売却についてようやく公表。編集部が最初にDMM.comに問い合わせてから12日後のことでした。

 なお現時点で、いまだ川端氏およびDMM.com広報から、再質問に対する回答は戻ってきていません。


●清水鉄平氏は「プライベートなことなので答えたくない」

 ちなみに編集部では、同時期(12月中旬)に清水鉄平氏およびはちま起稿にも同様の質問を送っていました。清水鉄平氏は電話番号が分かっていたため電話にて質問(「はちまApp」配信開始時のプレスリリースに清水氏の電話番号が掲載されていた)、またはちま起稿については、サイト内に掲載されている問い合わせ用メールアドレスから質問文を送付しました。

 結果、清水氏については、「プライベートなことなので答えたくない」との回答。それは否定という意味ですか、と尋ねると「否定も肯定もしません。自分だけのことではないので、DMM.comに聞けばいいのでは」と言葉を濁しました。また、はちま起稿については回答期限までに返信がなく、同じく清水氏にもあらためてメールで詳細な質問を送りましたが、期限までに返信はありませんでした。


●何が問題点なのか――問われるDMM.comの責任

 はちま起稿をDMM.comが運営していた場合、何が問題なのか。今後DMM.comが問われるであろう責任や疑念などについて、ここで簡単にまとめておきます。

 冒頭で書いた通り、そもそもはちま起稿というサイト自体、無断転載(著作権侵害)やデマ拡散、偏向報道などの問題行為を過去に起こしてきた、いわゆる「悪質まとめサイト」の1つです。こうした「素行に問題のあるサイト」を、DMM.comという「企業」が運営していた、というコンプライアンスの問題がまず1つ。

 また、はちま起稿がこれまで数々の問題行為を起こしながら、特に大きな罪に問われなかったのは、「個人サイト」であり、「運営元がはっきりしない」という言い逃れの余地があったからとも言えます。しかし今後は、今まで謎に包まれていた「運営元」が明らかになったことで、これまでは見逃されてきた数々の問題の矛先が、全てDMM.comや、売却先のインサイトに向く可能性もあります。

 もう1つ大きなものは「ステルスマーケティング(ステマ)」問題です。DMM.comがはちま起稿を運営していたとなれば、はちま起稿を隠れみのにして、DMM.comが自社作品のステマ、あるいは他者作品のネガティブキャンペーンを行っていた可能性が出てきます。特にはちま起稿のゲーム記事は日ごろからネガティブなものが多く、ステマ(ネガキャン)を疑いはじめればキリがないほど。その一方で、DMM.comのオンラインゲーム「カオスサーガ」がわずか1日で閉鎖(他ゲームの素材流用が指摘されていた)した時の扱いは、不自然なほど小さかったという指摘もあります。

 さらに、記事単位でのステマ以前に、関連業種のメディアを買収していながら、その事実を一切公表していなかったというのは、それ自体がステマにあたる可能性もあります。そもそもこちらの質問に対し、回答するタイミングはいくらでもあったはずですが、それをしなかった時点で「明らかに隠蔽の意思があった」と解釈することもできます。


●以前から指摘されていた「はちま起稿」の問題点

 「はちまApp」リリース時に送付された資料内では、サイトについて「ネットユーザーから絶大な支持を受ける、ゲーム系エンターテイメントまとめブログ」と説明。またサイトの規模については「月間1億PV超、700万UUを誇る大人気ブログ!」とありました。

 はちま起稿がオープンしたのは2008年。当初は管理人・清水鉄平氏の個人ブログという形でしたが、やがて2ちゃんねるの「ゲーム業界、ハードウェア板(通称ゲハ)」からレスを抽出してまとめる、いわゆる「ゲハブログ」に転向。しかし、このころから過激なタイトルをつけた「煽り」や、恣意的な編集による印象操作、デマの拡散、他サイトからの無断転載などが目立つようになり、ついには2012年、当時の2ちゃんねる管理人・ひろゆき氏から名指しで「悪質なまとめサイト」の1つとして、2ちゃんねるからの転載禁止を言い渡されます。以降は他サイトからニュースの一部を引用し、それに管理人が簡単なコメントを加えるという、現在のスタイルに落ち着きました。

 また、かなり初期からステマを疑う声が絶えず、2011年には父親が経営していた広告会社「KND」とのつながりが発覚し炎上。清水氏の顔写真や住所が流出し、管理人を引退する事態にも発展しました。なお、このとき清水氏は「はちま起稿の全てを友人に渡し、自分は運営から手を引く。今後ブログを管理・更新することはないし、そこから利益を得ることもない」と謝罪文の中で発言していましたが、少なくとも今回の件を見るかぎり、引退もしておらず、サイト運営による利益も引き続き得ていたとみて間違いなさそうです。

 今回、はちま起稿の運営元がDMM.comだったことは明らかになりましたが、DMM.comがどのような判断で買収に至ったのか、なぜ短期間で売却することを決定したのか、どこまではちま起稿の運営に関わっていたのか、ステマの事実はあったのか、責任の所在はどこにあるのかなど、まだまだ不明な点は数多くあります。編集部では全ての事実が明らかになるまで、今後も引き続きDMM.comおよびはちま起稿に取材を続けていく予定です。

 また、はちま起稿だけに限らず、こうした大手まとめサイトのいくつかは「実は個人運営に見せかけた企業ニュースサイト」であるとの情報も寄せられています。これらについても引き続き情報を募集中です。」


知るの大切。
いろいろ、サイト、ブログの記事、新聞の記事が、
勝手に、紹介、サイトの新聞か。

いや、これが、現代の新聞、マスコミかもしれない。
情報は、ヤフーのサイトの新聞か、はちま起稿のように、壁新聞のような、時代がもしれない。昔の瓦版か、チラシの配り。
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