名言、珍言。
「◆テイラー・スウィフトさん「努力することを決して恥じないで」
2022年5月、米ニューヨーク大卒業式で歌手テイラー・スウィフトさんが行った式辞要旨は以下の通り。
テイラー・スウィフト 米国出身のシンガー・ソングライター。34歳。米音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞の最優秀アルバム賞を史上最多となる4回受賞。「We Are Never Ever Getting Back Together」など数々のヒット曲があり、世界的に人気がある。今年2月の東京公演では、4日間で22万人を動員した。
私たちは誰一人として、きょう一人でここに立てているわけではありません。私たちを愛し、未来を信じてくれた人たち、共感と優しさを示してくれた人たち、聞きづらくても正しいことを言ってくれた人たちとのパッチワークで存在しています。もし彼らがこの式にいるなら、私たちを共通の目的地に導いてくれた全ての歩みと失敗に感謝の意を表してほしい。
私は普通の大学生活を送ることはできませんでした。高校まで通い、その後は空港のターミナルの床で宿題をしながら教育を終えました。子どものころ、私はいつも大学へ行くことを考え、新入生寮の壁にどんなポスターを貼るか想像していました。
私が普通の大学生活を送れなかったことに文句を言いたいのではありません。あなただって(新型コロナウイルスの)パンデミック(世界的大流行)の最中に大学に来て、基本的に寮に閉じ込められた。
あなたも私も、人生という箱の中にメニューから選んだものを全て手に入れ、運んでもらえるわけではないことを学びました。あなたは、あなたが得たものを得るのです。
いくつかのライフハックを紹介しましょう。
人生はとても重たい。
成長し新しい章に進むためにはキャッチ・アンド・リリース、
残すべきものと手放すべきものを見極めることです。ある有害な人間関係が、たくさんの素晴らしい、シンプルな喜びを凌駕(りょうが)することがある。あなたは自分の人生のための時間と余白を選べます。見極めることです。
私は物事に対する熱意を隠しません。私たちの文化の中に、熱望することはクールではないという誤ったスティグマ(否定的な意義づけ)がある。でもここでしゃべっているのは私。だから聞いてほしい。
努力することを決して恥じないで。
努力しないなんて神話。
私は12歳のときに曲を書き始めました。以来、曲は人生を導く羅針盤となり、私の人生が私の曲を導きました。私は10代で世間の注目を浴び、
若い女性のロールモデルとなりました。
でも私が失敗したらすべて私の責任になり、
私は永遠にポップスターの刑務所に入ることになる。
しかし、私の経験では失敗が人生で最高のものをもたらしました。
ノーと言われたこと、仲間に入れてもらえなかったこと、
勝てなかったこと…。
振り返れば、それらは「イエス」と言われた瞬間よりも重要だったように感じます。
今あなたは学校という組織や枠組みを離れ、
自分の道を歩みます。どの道を選べばいいか難しいときもあります。
どうアドバイスしたらいいか。私はしません。
怖いニュースですが、あなたはこれから自分自身で生きるのです。
クールなニュースとしては、あなたはもう自分自身として生きているのです。
私はこれをあなたに残します。私たちは直感、欲望、恐怖、夢に導かれます。
あなたは時々めちゃくちゃになるでしょう。私もそうです。とにかく…。
つらいことが起きる。私たちは立ち直る。
そこから学ぶ。そのおかげで私たちは成長するのです。
今日という日を共有できることを誇りに思います。
私たちは一緒です。だから踊り続けましょう、2022年卒業生として。」
いい言葉だ。