二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


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いいな。記録員。

2019年04月03日 02時44分18秒 | ニ言瓦版
決勝をみると、わかるかもしれない。
習志野のベンチ。



「準決勝の第1試合。1塁側、習志野のベンチの真ん中、しかもいちばん前に立って選手以上の存在感を見せている学ラン姿を見つけた。両腕を大きく使い、オーバーにも見えるジェスチャーで外野手に守備位置を指示。今にもグラウンドに飛び出しそうな勢いだ。プレッシャーがかかる場面ではバッターに対して両肩を揺らして「リラックスしろ」とメッセージ。そして、守備の伝令を終えたあとには主審に対して全力の礼。一体誰だ。

白熱する試合展開と同じくらいに気になっていたら、スコアブックもつけている…。そう、彼は記録員としてベンチ入りしている3年生の小杉秀次朗選手。

もともとは右投げのピッチャー。去年、新チームになって初めての練習試合の後だった。

「記録員をやらないか」。小林徹監督の指示だった。
最初は当然、複雑な気持ちは隠せなかった。でも…。

小杉秀次朗記録員「ベンチに入れるだけでもありがたい。自分のやれることをしっかりやろう」。腹は、固まった。

小杉記録員がベンチで自分に課している流儀がある。「気遣い」。選手は今、何を求めているか。その時々に必要なアドバイスをベストのタイミングで伝えるのだ。

エース飯塚脩人投手「『あっ、この言葉欲しかった』という言葉をかけてくれる。頼もしい存在です」。

2日の準決勝。8回、4番の櫻井亨佑選手の大会第15号のソロホームランで1点を勝ち越した時だった。喜びに沸き返るベンチ。
小杉記録員は思った。「浮かれすぎている」。

いつものようにベンチのいちばん前に立って、選手にかけた言葉はこれだった。「冷静になれ。もう1点取るぞ」。

この言葉が効いたかどうかはわからない。でもその後には習志野が2点を追加し、千葉県勢では24年ぶりの決勝進出を決めた事実が残った。

「公立高校で甲子園に行きたい」。迷わず習志野への進学を選んだ小杉記録員。願いは、かなった。

小杉秀次朗記録員「自分も緊張するし、メンバーも緊張すると思う。勝って全員で喜ぶため、いつもどおり元気よく声かけをしたい」。

決勝も、そのスタイルは変わらない」




選手より、目立つのか。みたいものだ。
テレビの中継のカメラマン、映像にするか。
みたいものだ。
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