二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


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株式の名言など。

売る人材

2017年03月07日 04時19分33秒 | ニ言瓦版
東京新聞のコラムは、面白い。



「夏目漱石は本の装丁にこだわった作家である。「綺麗(きれい)な本が愉快だ」。それが高じて、「こゝろ」は「箱、表紙、見返し、扉及び奥附(おくづけ)の模様及び題字、朱印、検印ともに、悉(ことごと)く自分で考案して自分で描いた」と書いている▼「ジャケ買い」とは、どんな音楽か分からぬままレコードジャケットのデザインの良さだけで購入することだが、本にも当てはまる。本屋さんで、たまたま見かけた本の装丁がなんとなく気になり手に取った結果、大切な一冊になるという経験はどなたにもあるだろう
▼良き本の装丁は単なるデザインを超え、内容が自然と浮かび上がってくる味わい深い顔をしているのかもしれぬ。漱石が装丁にこだわった理由がなんとなく分かる
▼長年、本の装丁、雑誌の挿絵などで活躍されたグラフィックデザイナーの長友啓典さんが亡くなった。七十七歳。装丁した本は千冊を超えるそうだ
▼長くコンビを組んだ作家の伊集院静さんが書いている。「トモさんの装丁を見ていると、そこにトモさんがにじみ出ている。哀(かな)しい作品にはトモさんの哀しみが、陽気な作品にはトモさんの悦(よろこ)びが伝わってくる」。作家や作品の思いを自分の心でデザインした人である
▼本屋さんを巡回し、かかわった本が棚に差してあると、抜き出して平台に置いていたそうだ。背中だけでは不憫(ふびん)で、せっかくの良い顔を見せたかったのだろう。」


本も、売れないのは、作る想定、内容でなく、表の姿。
内容など、読んでみないと、分からない。
だが、衝動買いは、表の姿。


何か、分かるような、現実は、表が営業かもしれない。
内容より、表のが大切。

テレビのCMも、そうかもしれない。
商品を売るCMが、中の音楽、タレント、新人の女優が、話題になら、相乗効果。

物は、内容と、売り方と、その売る人材。


==========
何度見ても、いい。表、表紙である。


JR東日本のこのCMは、好きだな。
https://www.youtube.com/watch?v=3O3iuhfl0uQ
風景と、エロさと、少年の恥じらいと、滝の奇麗さ。
いい表紙だ。


後、この演奏もいい。
笛から始まる、演奏、
https://www.youtube.com/watch?v=edP6gVjXGCI

交響曲でも、庶民の中で、知られる姿。
それは、残る曲は、このような姿。

マックのCM
https://www.youtube.com/watch?v=A9Usfd0wcWw
いいな。


大塚製薬のCMはいい。
https://www.youtube.com/watch?v=A9Usfd0wcWw
商品と女優と、風景と、そして、曲。
これは、記録映画でもある。
https://www.youtube.com/watch?v=C7wRrkfO9BI


変なドラマより、昔のCMのか、いい。
物語と、記録映画と、曲とそして、成長していく、女優の姿。
CM作った制作者が、なんで、映画と、テレビドラマ、いいのができないのか。
CMを作った人材は、どこに、消えたのか。
不思議なこと。
でも、また、見るために、個人的に見るために、
つけるのだ。
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