風邪をひいいたときに感じる“寒気”
体温が高くなっているのに「寒い~」ってなってしまうのは何故でしょう??
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当たり前のように体温は36度で保たれていますね。
これは体温などを一定に保つ“恒常性の維持”という機能が働いているからです。
体温を調節するのは「延髄」で行われていると考えられています
(アントニオ猪木の得意技「延髄切り」で有名?ですね)
延髄では普通、体温は36度くらいと設定されています。
(この設定をセットポイントというそうです)
セットポイントより体温が高い ⇒ 熱い と感じる
セットポイントより低い ⇒ 寒い と感じる
「熱い」 と感じれば
体温を下げるため汗が出る
「寒い」 と感じれば
震えて熱を上げる
実はこのセットポイントがポイントで、
ウイルスなどが入ってくると排除をするために発熱します。
(発熱の仕組みは前のブログから「風邪、インフルエンザで関節が痛いのはなぜ?)
その時にセットポイントが上がるのです
(セットポイントはエアコンの設定温度と考えるとわかりやすいかもしれませんね)
風邪をひく ⇒ セットポイントが上がり38℃になる
⇒ 36℃だと寒く感じる〈寒気〉 ⇒ 体温を38℃に上げ免疫系を動きやすくする
ウイルスをやっけた ⇒ セットポイントが下がり36℃に戻る
⇒ 38℃だと熱く感じる ⇒ 汗をかき体温を下げる
ですから寒気を感じたら着込んだり布団をかけ体を温める〈養生する〉
熱いと汗をかくかくようならもう治りかけです!
布団を薄くし、汗をかいたらこまめに着替える。
昔からやってきたことですね~
余談ですが、マラソンなどの運動をするとセットポイントが上がります
それを下げようとして「暑い」と感じるのです
また、「解熱剤」はセットポイントを強制的に下げる薬です。
熱は下がりますが免疫の働きを弱めるため、治るのを遅らせる恐れがあります。
風邪をひいたときはビタミンC(発熱を促進する)や整腸剤を取ってしっかり熱を出して治すようにしています