晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

氷結ぎりぎりで

2020-12-05 06:17:53 | じねんじょ
我が家の作業場には大きな冷蔵庫が陣取っています。
50代に40年近く勤めた会社を早期退職して、
先ず購入したのがこの大型業務用冷蔵庫です。


あれから15年ですが毎日働き続けてくれています。
自然薯は一本ものだと100cmほどあって、
家庭用冷蔵庫では入らないし温度管理が対応しません。
その温度設定ですが自然薯を収穫し始めてからは、
この温度です。


自然薯は氷結ぎりぎりが最も長持ちするんです。
2~3℃が適温とされています。
傷がなく乾燥防止でポリ袋に入れての保存だと1年持ちます。

家庭用冷蔵庫ではそもそも一本ものでは入らなく切って入れるのだが、
精々5℃ぐらいなのでラップや新聞紙で包んで一ヵ月くらいでしょうか。
真空パックなら2カ月くらい大丈夫です。
切り口が変色するけど薄く切り離せばいいです。

じゃあ冷凍すればと思うのだが自然薯は水分が多く含まれており、
冷凍することによって芋の中の水分が凍ってしまい、
解凍した時に凍った水分が出ていくため、
スカスカの食感になってしまう のでお勧め出来ません。
すり下ろして出汁を混ぜない状態で冷凍しましょう。

すり下ろし真空パックなら半年先でも大丈夫です。
解凍は時間がかかっても自然に任せるのが一番で、
間違ってもレンジ解凍だけは止めましょう。
電子レンジに入れると火が通ってしまって食感がパサつき、
風味が劣化してしまいます。 

この冷蔵庫の片隅で忘れ物があって昨日いただきました。
栗です。

10月の初旬に天日乾燥させてから新聞紙にくるんでいたものです。
十分に美味しくいただけました。
保存方法を誤らねば美味しさは月日が経っても残るんですね。

< 薯保存多種あれど旬が一番 >
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする