晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

どこでも起きうる

2017-07-08 06:18:10 | 地域の文化や出来事
九州北部地方の災害を見聞きするたびに心が痛みます。
一瞬にして平穏な暮らしが壊されます。
戦争が人間の悪行がなせる災いであるなら、
災害は自然からの人間の業への警告・逆襲かもしれません。
そして50年に一度が多すぎます。

九州のブロ友さんの地域にも避難指示が出たと報道があって、
心配して尋ねたところご無事で安心しました。

猛烈な雨とはどんなもんでしょうか。
バケツをひっくり返したどころじゃないそうです。
まさに滝のようでしょう。
一日で7月の総雨量を超える500mm以上が降っています。

私の地区にも63年前に豪雨が襲いました。
かすれた当時の新聞によると、
三時間で200mmとあります。
入鹿池は決壊寸前に陥り下流域1,000戸に避難命令がでました。


そして濁流と山の崩壊が我が地区を襲いました。
3人が犠牲となり殆どの家屋が全半壊です。


一ヵ月前に豪雨と山崩れによる災害に備えて防災訓練をしたばかりです。
しかしあの九州と同じ雨の中でどうやって避難したらいいんだろう。
自問しても明確な答えが出ません。

63年前も地区へ通じる道路がすべて山崩れで通行不能となり、
新聞によると入鹿池をボートで救援に入ったと書かれています。

行政には通常は観光駐車場でいいからと、
ヘリの離発着や一時避難できる多目的広場の設置を今年要望したばかりです。
市議会で前向きな発言を市長からいただきました。

出来たとしても何年も先だし、
それが防災のすべてではありません。
対岸の火事でないことを肝に銘じたいと思います。

< 災害は忘れた頃起きと歴史語る >
コメント (2)
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